2008年05月19日

PTAと学校(10) うれしい話2題4

a654972d.JPG 先に、アンケートの問題点なる記事を掲載したところ、この記事に掲載させていただいたPTA役員(ごめんなさい。ほんとうは、会長さんです。)さんから、再度、メールをいただいた。

 とてもうれしくなる内容だった。


 一つ目は、先に引き続いてのアンケートの話題。

 二つ目は、これはもう、驚いた。わたしも経験がない。新しい時代の幕開けを感じさせた。

 

その1


 まずは、いただいたメールからご紹介させていただこう。


 ブログ拝見しております。ありがとうございます。

 まだ、原案の段階ですが、校長先生と協議の上、『戦略的アンケート』なるものを実施することになりました。これが、toshi先生のおっしゃる、『切実な思いをもっている方の声を引き出すアンケート』にあたるのではないかと思います。

 つまり、行事開催の是非を問うのではなく、いかに一人でも多くの保護者に意識をもってもらうか。意見を出してもらうかのアンケートを行うこととなりました。

 たとえば、

 今回はこのような行事内容でしたが、ご意見がありますか?
 また、どのような行事内容であれば参加したいと思いますか?

そのようなアンケートの内容にしたいと思います。また、ご報告させていただきます。



 いただいたメールは以上である。


 拝見して、うれしくなってしまった。

 第一、言葉がいい。『戦略的アンケート』

 心打たれてしまった。



〇アンケート自体が、ある一つの方向性をもっている。『このPTA行事をどう盛り上げていったらよいか。』そこに、焦点を定めている。だから、アンケートをとることが、単なる意向調査、意識調査ではなくて、アイデア募集というか、建設的、前向きな意見を募ることになる。

〇このようにすると、アンケートがアンケートの目的を越えて、PTA行事への参加意欲を盛り上げる役割ももつことになるだろう。一人ひとりが主体的に参加することも期待できる。もしかしたら、『どちらでもいいのだけれど、しいて言えば、こっちかな。』という意識だった者の参加意欲を盛り上げるという、そのような役割を果たすかもしれない。

 『戦略的』と言えるのは、まさにその点にあるのではないか。



 ただし、留意点はある。

 この会長さんのメールを読ませていただくと、PTA行事に参加した方々の声はおおむね良好だった。
 役員さんの期待通り、父親の参加が多かった。そして、参加した皆さんがこの行事を大変喜んでくださった。

 だから、このアンケートを通して、次年度の更なる盛り上がりが期待できる。

 そう思えることが、この種のアンケートを可能にする。


 もしだ。もし、行事への参加に負担感をもたれたり、行事の意義を疑問視する方が一定数いると思われたら、問題視されてしまうだろう。

 別な言い方をすれば、

 この行事開催前に、少数ながら、反対する方がいらしたという。その方が、このアンケートを見たとき、『どうして、行事開催の是非を問わないで、開催を前提としたアンケートをとるの。』とばかり、違和感なり、不快感をもたれたとしたら、やはり、このアンケートの是非が問われてしまうのではないかと思われる。

 
 この戦略的アンケートが、会員の皆さんの参加意欲をますます盛り上げるものとなるよう、祈念している。



その2


 再度、いただいたメールを紹介させていただこう。わたしが驚いた内容だ。


 今日は、男性2名が委員長・副委員長を務める委員会の第1回目の集まりでした。PTAが何たるかも知らなかった男性2名が、短期間に勉強して、保護者へ説明するのですから、大変なことだったと思います。

 でも、一所懸命がんばっていました!

 〜。

 昼過ぎに、仕事を休んで参加した副委員長とランチをしましたが、残業月120
時間の中、PTAを口実に仕事を休んでいるけれども、学校の様子、平日の地域の様子がわかって、はじめて自分の中でバランスとれていると実感している。また、職場でも、『PTA委員をやってみればと言っているんだよ。』ということでした。

 確かに、仕事人間は、学校も、平日の地域の状況も知ることは難しいことですの
で、ある意味、新鮮なのかもしれません。


 メールは以上である。

 

 時代は変わりつつあるなあと、もう、驚いてしまった。ほんとうはこういうことに驚いてはいけないのだけれどね。

 でも、やはり、驚いてしまう。

 少なくとも、男性2名がPTA委員会の正副委員長というのは、わたしは、そういう学校に勤めた経験がない。それどころか、聞いたこともない。

 次、

 自営業の方ならともかく、猛烈サラリーマンが会社を休んでPTAの会合に参加するという、こういうことも、わたしの頭のなかでは考えられなかった。

 しかも、『自分のなかで、バランスがとれている。』と実感するという、この言葉には感動すら覚えてしまった。

 客観的にみれば、この方の仕事量(この場合PTAの活動も含めて)は、大変なことになるだろう。

 わたしは、先の、『壮大な実験!?』の記事の犬山市教育長の言葉、『自発的に行う仕事に多忙感はないはずだ。』を思い出してしまった。

 しかし、そうは言っても、やはり、この方の、物理的仕事量を思い、『無理のないように。』と、祈らずにはいられなかった。


 もう一つ。

 このケースの場合、『会社の理解も進んでいるな。』と感じた。

 そう。

 これは、大きい。これが、日本の会社の意識改革につながっているのなら、『これからの日本は明るい。』と感じさせてもらった。

 少子高齢化解消にも、つながるのではないか。



 今、全国のPTAは、会員の方々の参加意識という意味で、変革期を迎えている。

 一口で言えば、PTAが参加を強制されるものであったり、マンネリ感ただようものであったりすれば、地域差、時期の差はあるものの、拒否反応がだんだん強くなっていくであろう。



 振り返ってみれば、、本シリーズを始めたきっかけは、

 PTAというものに大きな問題性を感じながら、PTA役員を務められているという、作家の川端裕人氏(拙ブログにリンクさせていただいています。『リヴァイアさん、日々のわざ』がそれです。そして、同氏ブログの左上サイドバーに、『みんなのPTAを探して』という別ブログがリンクされています。)からいただいたメールだった。

 同氏の『みんなのPTAを探して』を愛読させていただいたり、今回、一PTA会長さんとメールのやり取りをさせていただいたりするなかで、

 わたしにも、だんだん、PTAの未来像が見えてきた。

 近いうちに記事にさせていただこうと思う。


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ninki



 わたしが勤務した学校の教員から、今も年賀状をいただきます。

 今年の年賀状には、驚き、感動した一枚がありました。これも、先ほど同様、本来は、驚いたり、感動したりしてはいけないのですよね。それが、ふつうでなければなりません。


 何かと言うと、ある男性の教員です。

 この教員の結婚式には、わたしも出席させていただきました。大変幸せそうだったその晴れ姿が、今もよみがえってきます。

 奥様も教員です。

 この教員にお子さんが生まれたことは、わたしも風のたよりで承知していました。


 今年の年賀状。

「今、育児休業をもらっています。我が子の子育てを通し、新たな目でこれからの教員生活を考えることができそうです。」


 わたしたち、シニア世代からみると、時代は確実に変化、進化していると思わせるに十分でした。


 それでは、記事のなかの、猛烈サラリーマンに、また、育児休業中の男性職員にエールを贈る意味もこめて、上記バナーに1クリックいただければ幸いです。

『PTA任意加入』論についてのtoshi的考察 に続く。

rve83253 at 12:47│Comments(1)TrackBack(0)PTA | 教育風土

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この記事へのコメント

1. Posted by ミツカルサイトブログランキング運営事務局   2008年05月20日 10:10
このたび、「ミツカルサイト」がブログランキングをオープン致しました。
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