2008年07月26日

テレビ報道番組から、(2)3

6239ac18.JPG 本シリーズでは、テレビ報道番組『バンキシャ』がとり上げる、現在の学校教育の諸問題を考察する。今日は、その3回目である。

 ありがたいことに、テレビで報道した画像が、下記リンク先にあるので、読者の皆さんには、それを見ながら拙ブログ記事を読んでいただくことができる。

 そのリンク先は、『真相報道 バンキシャ! 子どものための「教師再生を」』である。そして、今回の記事にかかわる画像は、同リンク先の左側サイドバー『過去の放送』欄の『教師が恐れる“品流し”…その実情は?』である。




 それでは、本論に入る前に、これまでの本シリーズにも、リンクさせていただきたい。

   壮大な実験!?

   テレビ報道番組から、



 それでは、画像を追いながら、考察を加えていくことにしよう。



1.学校選択制は、格差や序列をうめうるか。


 冒頭の品川区教育長の言葉。

 わたしが『バカ』なせいか、この理屈が分からない。なぜうめることができるのだろう。

 一年くらい前だったか、品川区ではないが、学校選択制をとり入れている地域の諸問題を、テレビが報道していた。

〇多くの住民から選択される学校とそうでない学校とで、子どもたちのモチベーションは、ものすごく違う場合がある。

『真相報道 バンキシャ! 子どものための「教師再生を」』ブログを読んでも、印象的なことがある。

 5月9日付記事に寄せられた品川区在住のMK氏のコメントだ。

『〜。毎日、朝、出勤時に、登校する小学生たちを見かけますが、ほとんどの子ども達が、下を向いて、元気なく、登校していきます。その姿を見ると、とても心が痛むのですが、なぜだろうとずっと疑問に思っていました。〜。』とある。

 それに対し、5月29日付の記事で、テレビ取材班は、『私たちが取材している品川の小学校の子どもたちは皆、明るく元気です。取材ディレクターにもまつわりついてきて、とても可愛らしく、生き生きとしています。』と言う。

 この違いは、上記、『モチベーション』の違いを示しているように思った。

〇上記テレビ報道(品川区ではない方)で言われていたが、住民が学校を選択する観点は恣意的であることが多く、多くは学校の実相を反映していない。熱意のある学校、成果を上げている学校が、多く選択されているとは限らない。

〇我が地域では選択制をとり入れていない。しかし、地域住民の学校評価の声は、よく伝わってくる。それで感じるのだが、その声は何年も前の学校の実相を反映していることが多い。だから、上記テレビ報道はよく理解できた。

〇わたしの退職直前は、品川区が学校選択制をとり入れたばかりのころであった。そのころ、わたしは、同区の校長に聞いたことがある。そうしたら、通学距離、交友・兄弟関係、部活動の有無、近隣の家々の動向、そうしたものによる選択がほとんどで、学校の努力と選択とは、ほとんど無関係とのことだった。

〇以上のことからして、モチベーションの低い学校を高くするための格段の施策があるのなら話は別だが、そのようなものは、今回の画像からはうかがい見ることができなかった。
 『格差や序列は厳然として存在していた。』それは一応認めよう。でも、やはり拡大の方向性をもつとしか言えないのではないか。

〇以上のことからして、学校選択制で、学校間の格差、序列をうめることはできない。それが結論だ。

 また、『バカ教員』と言われてしまうかな。



2.成果と評価による学校改革は、


 『バンキシャ』で報道された、品川区の学校改革を見ると、タイムカードの導入、市民科の設置、教科担任制の導入、学校公開日の設定、学校評価のアンケート。人事考課制度となるだろうか。


〇タイムカードの導入に、さほどの意味は見いだせない。これは問題にするほどのことでもなかろう。

〇『市民科』。これは、総合的な学習の時間や道徳を統合した、区教育長肝入りのカリキュラムと言う。

 これははっきり言って、わたしは反対だ。

 カリキュラム編成権は、学校にある。子どもや地域の実態をふまえて、学校としての願いをもち、それを反映させたカリキュラムを学校が作成する。それについては、教育長といえども、立ち入ることはできない。

 推奨するくらいならいい。

 しかし、番組全体の調子から言って、品川区の場合は、『推奨』にとどまるものではなさそう。おそらく、品川区の学校はすべて、市民科なのであろう。

 だからだね。テレビの画像からは、およそ、子どもの自主的、主体的な学習、考える力を育む学習活動という、本来の姿は見られなかった。

 わたしは、こうした面での改革なら、ほんの一例だが、保護者、地域住民と学校が連携した上で、その意向を大事にしたカリキュラム作りを推奨する。

 たとえば、かつて記事にしたことがあるが、

 学校だよりへの想い(12) 教育再生会議 第二次報告から(2) 地域の教育力への感謝

に書かせていただいたような、もともとある地域の教育力を総合的な学習の時間に生かす。そんな取組を期待したい。

〇教科担任制の導入

 これは、保護者の要望にけっこう沿っているようだ。

 しかし、わたしは、これも反対である。つい最近、記事にしたばかりだ。

 TOSSのような授業なら、教科担任制の方がいいかな。教員の持つ専門性を大事にし、発問の質を高めることができる。

 しかし、A元校長先生の授業を紹介させていただいた記事のように、ほんとうに子ども一人ひとりの実態や思いを重視し、子どもが主体的に生きる授業を目指すなら、教科担任制などは考えられない。


 放送で、区教育長は、『教科担任制にすることによって、一人ひとりの教員は、自分の指導の質的向上を図らざるを得なくなる。』と言っていたが、そうかな。

 そのようなことは一概に言えないのではないかな。

 困難点の指摘だが、国語の教員と算数の教員というように専門化していったら、どうやって指導法改善を話し合えるのだろう。

(もともと、中学校は、そういった課題をずっと抱えてきている。これは、前記事において、亀@渋研Xさんの指摘として掲載している。わたしも同感である。)

それなのに、小学校までそうしてしまうのだろうか。


 むしろ、真の意味の指導力向上策は、学級担任制という前提のもと、

 研究授業等を活発に行い、

 子ども一人ひとりをしっかり把握する手だてや、

 それをいかに授業に生かすかの方策などを、切磋琢磨し研究し合うことしかないように思う。


 わたしは、かつて、教員の資質を高めるための方策を記事にしたことがある。少なくとも、教科担任制の導入ではなかった。よろしければ、ご覧いただきたい。

   教員の資質を高めるために、

〇学校公開日の設定、学校評価のアンケート、人事考課制度

 これらは、今の日本では、ほとんどの学校が行っているのではないか。そういう意味では、格段のことはない。

 ただ、驚いたことがある。

 それは、人事考課において設定する目標の特異性である。

 テストの点数だったり、読む本の冊数だったりするようだった。

 正直、『何だ!これは!』と、あぜんとするくらいの驚きだった。このようなものが目標たりうるのか。数値目標と言ったって、その数値がこんなものであるとは。

 はあ。こんなことによって、教員の給料が査定されるのか。かなわないなあ。

 もう少し、教員にふさわしい、価値のある人事考課をしてくれよ。そう思わずにはいられなかった。


 これも、過去に、記事にさせていただいた。

   教員査定の問題(3)

 ただ、あまりにリンクが増えそうなので、ここでは、概略記述もしよう。

 わたしたちの地域の査定は・・・、いや、日本の多くがそうだと思うが、

・教育観、指導観は問わない。たとえば、TOSSによる指導だからダメなどという評価はしない。

・具体的な目標設定とする。『愛情をもって子どもに接している。』というようなあいまいなものではダメということだ。『子どもの思いをくみ取る努力をしている。』さらには、『子どもの思いを生かして学習を進めている。』などというように、具体的に観察可能なものにする。


 同区教育長は、『のびのび、いきいきなど、抽象的でわけが分からない、測定不能な教育がこれまで幅を利かせていた。』と言う。

 それでいけないことは認める。

 しかし、『のびのび、いきいき』を具体的に見ようとすると、どういう観点が生まれるか、それをしっかり検討すればいいではないか。


 人事考課は、評価する側の資質も問われるはずだ。授業観察などは欠かせないだろう。そして、学習指導の評価できる点、課題などを具体的に指摘してやる必要に迫られるはずだ。

 ある意味、品川区の管理職は楽でいいなとも思った。テストの点数、読んだ本の冊数なら、授業を見る必要もないし、評価に頭を悩ます必要もない。誰でも評価者になれそうだ。

 同区では、授業改善、教材研究の努力、子どもからの信頼度などは、問わないのかな。抽象性が高いものね。無理か。


 わたしは、成果と評価主義に必ずしも反対しない。が、あくまで、その内容が問われるということだ。



3.校長間の連携は、


 わたしは、今回のテレビに限らず、『バンキシャ』を見続けて感じたことがある。

 品川区においては、校長間の連携はどうなっているのだろう。もしかしたら、かなり弱いのではないか。一人ひとりばらばらで、情報の共有もあまりできていないのではないか。

 あまりに教育長の言いなりになっていやしないか。校長同士連携して、『そんなのおかしいよ。』とばかり、はねつけたということはないのか。


 そう言えば、本シリーズの前回、記事にさせていただいたが、東京都三鷹市のある高校の校長も、孤軍奮闘のようだった。

 孤軍奮闘では、つらいものがあるよね。


 こういうのは風土もあるし、歴史的経過もあるから、急にはできないだろうが、でも、このあたり、子どものためなのだもの。がんばってほしい。



4.同区教育長の言葉、


 最後に、同区教育長の言葉が流れた。今、再録しよう。

「もっと子どもと接する時間がほしい(という教員の声が聞こえてくる。)。その通りだ。そのためには、人がいる。その人が足りない。でも、それは国家の責任。つらいだろうね。つらいだろうね。でも、つらくない改革なんてない。」

 この言葉は多くの欺瞞に満ちている。

・話の初めは、人が足りないつらさではないか。それを受けて、『つらくない改革なんてない。』ということは、『人はたりないままでいい。仕方ない。』ということだよね。

・でも、人を増やしている取組がある。

 同番組では、以前、犬山市の改革も取材していた。同市では、給食民営化により浮いた予算で非常勤講師を大量に採用し、TTなどの充実に努めた。このように地方のアイデアで、教員増を図るところは全国各地にあるはずだ。

 もちろん、国の責任はある。何しろ先進国のなかで、教育にかける予算は最低と言うものね。

・だからと言って、教育行政の直接の責任者が、犬山市のような努力をしないで、ただ、「つらいだろうね。」でいいものだろうか。

・この、「つらいだろうね。」も、にわかには信じられない。『バカ学者』とか、『品流しなどと言うものは、品川区へ来てもらわなくてけっこう。』とか、『〜のようなものは、教員を辞めてもらいたい。』などという高飛車な言葉がポンポン口に出る教育長だ。

 心から、「つらいだろうね。」と思っているのなら、当然、違う言葉が出てしかるべきだろう。

・何はともあれ、教員と子どもとの心のふれ合いより、テストの点数重視ということは、今回の放送でよく分かった。 

・「つらくない改革はない。」それは理解できる。しかし、その『つらさ』の中身が吟味されなければならない。指導法の改善、児童理解のあり方、教材研究に没頭するための資質の向上策。そのためのつらさだったら、ほとんどの教員がのめりこんでいくのではないか。



5.ことは人間観の問題か。


 かつて、『壮大な実験』と称し、記事にさせていただいた。

 愛知県犬山市と、東京都品川区の教育行政を対比させ、考察した。

 双方の教育長の言葉が象徴的である。

・『教員を信頼し、教員に責任と権限を与える。そして、君たちの好きなようにやってよろしいと言ったら、教員は燃えますよ。燃えてやる仕事に多忙感はないはずだ。』

・『いきいき、のびのびとした教育。そのような美名の下で、教員は自分のことしか考えなくなった。子どもの学力をあげることに情熱を燃やさない教員は去ってほしい。』

 なにやら、性善説と性悪説を思わせる。『人間は自由にすれば燃える。』と、『人間は自由にしたらなまける。』の人間観の対立だ。

 どちらも人間の姿の一面を言っているのであり、そういう意味では、どちらも正しい。

 問題は、どちらがより成果を上げうるかということだ。

 もちろん、テストの点数だけではないよね。学力全般、子どもの心の育み。それらすべてを加味しての成果だよね。『壮大な実験』の記事では、『もうすでに結論は出ている。』と書かせていただいた。


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 テレビを見ていて、『へえっ。』と思ったのは、品川区では、教育委員会のなかに、学校担当者がいるのですね。これは、さしづめ、教育長と学校との間の中間管理職のようでした。
『ああ。こうやって、各学校をしめつけて(いや。失礼しました。『指導して』)いるのか。』と、えらく感心してしまいました。

 我が地域にも、地域を細分化し、その細分化された地域担当の指導主事はいます。しかし、教育長個人の意向を押し付けられたことはないし、逆に、わたしたちの思いを伝えてもらったり、学校経営の困難な点があれば、それを支えてくれたりする存在でした。たよりにさせてもらったのですよ。

 いずれにしても、これだけ、あるがままをさらけ出してくださったという意味では、品川区に対し、また、取材された皆様のご労苦に対しても感謝したいと思います。

 ありがとうございました。

   『テレビ報道番組から(3) 家庭と学校と』に続く。 


rve83253 at 11:32│Comments(7)TrackBack(0)教育観 | 教育制度・政策

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この記事へのコメント

1. Posted by ドラゴン   2008年07月28日 18:10
いつも勉強させていただいております。
ずっと以前、大阪のある市で小学校に教科担任制を導入して成果を上げた地域がありました。それも報道されたのですが、解説の尾木直樹さんのコメントが秀逸でした。
「教科担任で成績が上がるのであれば、中学校はとっくによくなっている。
この学校を見ると、放課後に、それぞれの教師、担任がいっしょになって情報交換をしている。あの子はこんな発言をしたとか、この子はここで躓いたとか。そのような教師が一人一人の子どもを見て、一人一人に対応したから、その成果が出たのだ。」
確かに番組では、担任がそれぞれの子どもについて、それぞれの教科の先生に一生懸命質問していました。それが成果となって表れたということです。
2. Posted by ドラゴン   2008年07月28日 18:22
学校選択制にしても、すでに高校で導入されています。その結果は、みなさんお分かりでしょう。格差が解消されたということはありません。
進学校とそうで無い学校では、明らかです。
モチベーションにしても、いわゆる名門校とそうでない学校ではどうでしょうか。
新しいと言われる教育制度自体は、実はすでにほとんどがやられていると思います。そして結果も出ています。それも日本で。
私は、教育は実験、試行錯誤の場にしてはいけないと思うのです。失敗したら、その子はどうするのでしょうか。
3. Posted by toshi   2008年07月29日 17:44
ドラゴンさん
 すごい。
 教科担任制にしても、学校選択制にしても、わたしのように回りくどく言う必要はなかったですね。ドラゴンさんがおっしゃるように、単純明快なことでした。
《放課後に、それぞれの教師、担任がいっしょになって情報交換をしている。》
 テレビに写った品川区の小学校でも、これはやっていました。
4. Posted by くるみ   2008年08月06日 16:59
遅ればせながら、稚拙なコメントですが、失礼します。

教育における一番の問題は、「大人のコミュニケーション不足」です。
教員同士、保護者同士、教員と保護者が互いの批判をし合ってできた溝に子どもが落っこちると様々な問題が出来てきます。

息子の学校で、ここ数年起きた問題は相変わらず起こっていますが、大事になっていません。大人同士がつながりはじめた、という実感があります。

結局は、大人たち次第なのだなあと改めて感じています。
5. Posted by toshi   2008年08月06日 23:17
くるみさん
 おっしゃること、よく分かります。
《息子の学校で、ここ数年起きた問題は相変わらず起こっていますが、大事になっていません。大人同士がつながりはじめた、という実感があります。》
 わたしが最終に勤務した学校においても、たぶん似ていると思いますが、そうした事例はありました。
 一人の子どもの行動をめぐって、臨時の学級懇談会を開催し、そこにはわたしも出席したのですが、その子の母親が、涙ながらに語った言葉に対し、『みんなおんなじよ。子どものことで悩みのない親なんていないわ。一緒にがんばっていきましょうよ。』と、何人もの親がおっしゃってくださって、分かり合えたからでしょう。いい方向に向かったことがありました。
 校長として、ほんとうに学級の皆さんに感謝しました。
6. Posted by もも   2008年09月23日 00:24
品川区では 教員を区独自採用すると公表していました。それ以前から、教育にかける予算としては ダントツと聞いています
特別支援教育に関しても 区採用の講師の配置など 人材の確保をし、区長が特別支援教育を公約にしているので、行政内の具体的な連携に向けて会議も発足し、来年度からの実施に向けて検討が行われています。

品川区の教育改革は本当は「教育再生」を目的としていると聞きました。
品川区はもともと「教員の組合」が「複数」あり、これがよどみの大元凶と聞いたことがあります。
品流しという言葉以前から、嫌われる要素があったと聞きました。
どうしようもない教育を どうにかするためには子どもたちを教育するための市民科を 教員に「履修」して頂き、教育を活性化する=「教員の皆様に一般社会の常識を理解して頂くため・再教育をするため」つくられたものと聞いたことがあります。

現在、小中一貫校の1校目の学校は 「学力偏重主義」「圧政」に傾き、生徒の笑顔までも消えそう・・・という噂を耳にしました。
3年目にして、早くも どこにでもある平凡な学校に変化していく運命なのかもしれません。

こう聞くと・・・学校は どんなシステムや制度を行政が創ろうとも、学校を経営する『学校長の資質で決まる』というのが 本当なのではないでしょうか・・・。

何にしても 生の現場を見て評価するのがよろしいようです。

普通の保護者の小耳に入った情報なので、全てに自信は無いのですが・・・ご参考になればと思いました。


7. Posted by toshi   2008年09月23日 02:33
ももさん
 品川区にお住まいの方かとお見受けしました。区教育予算のこと、区内の組合のことなどは、新たに知ったことです。情報をありがとうございました。

 わたしは品川区の校長と話したこともありますし、品川区ではないが、23区内の学校へは、数校お邪魔したこともあります。それと、テレビで分かったこと、他ブログを拝見しての思いなども、参考にさせていただきました。
 教員の区独自採用については、先日テレビのニュースでもやっていました。5年間で30名の採用予定とのことでした。
 また、区内小中一貫校については、先日のバンキシャでも、報道していましたね。入学式の様子でしたが、なんか自分の経験にないくらいの荒れた様子に、驚いてしまいました。

 学校は学校長の資質で決まるとのことですが、品川区の場合は、教育長が経営するという要素がものすごく大きいように思いました。校長は単なる支店長(?)のようでした。

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