2009年04月20日

明日は全国学力調査だが、心、感性を育むことはどうでもいいの!?3

0bcb3ff4.JPG つくづく、日本人て、おもしろいなあと思う。

 わたしも日本人の一人だから、今日は、申し訳ないが、自虐的に皮肉を込め、書かせていただこう。(『子どもの前での皮肉は厳禁だ。』と、日ごろ、わたしは言っていますが、ごめんなさい。)


 ひところ、いじめ自殺事件が相次いだときは、マスコミ報道等、『いじめ・いじめ』の大合唱だった。学校の隠蔽体質、心を育む教育の欠如、仲間意識の薄さなどを指摘していた。

 ところが、今は、ほとんどそうした報道はなく、点数アップ、学力競争、調査結果の開示問題など、そういった報道ばかりだ。


 いじめ問題はなくなり、子どもの心は豊かになったのであろう。仲間意識は盛り上がり、よく協調し合い、連携もとれるようになったのであろう。

 学校の隠蔽体質も改善されたと思われる。いじめには機敏に対応し、未然に防ぐ手立てが十分とられるようになったのであろう。

 そして、みんな仲良し、学校は盛り上がり、保護者もそういう状況を喜んでいるからこそ、今度は、学力調査の点数アップにまい進していると、

 まあ、こういうわけだ。


 ああ。ごめんなさい。わたしらしくもない皮肉はこのくらいにしておいて、ここからは、まじめに論じたいと思うが、


 このいじめをなくす指導と、点数アップの指導は、両立するものであろうか。


 今朝の朝日新聞によると、ある中学校の事例が写真つきで紹介されている。

 県教委が始めた『学力向上戦略支援事業』により、『学力向上推進計画』を提出した学校には、定数より多い教員の配置が認められるという。そして、ここでいう『学力』とは、数値目標が科目ごとに設定されている例もあり、そのまま点数を意味することは間違いないとある。

 ある市教委は、
「目安がないと、目標が、学校や保護者に明確にならない。」
「点数競争が目的ではない。」

 しかし、ある教員は、
「学力調査の日までは、新学年の教科書より、当日点数が上がる復習に重点をおく。〜。授業がおもしろいはずもなく、子どもは疲れた表情です。」


 確かに、表向き、『点数競争が目的です。』などという地域、学校はないだろうが、これはもう、誰が見ても、県教委は、点数競争を仕かけているよね。だって、調査の点数のみが目標とされ、それが、定数増、補助金と直結しているのだもの。


 そして、先日の拙ブログ記事では、テスト実施時のテストアレルギーと言っていい実例を紹介させていただいたが、ここでは、調査実施前から、『疲れた子どもの表情』とある。

 実施前から疲れているのでは、調査の日はいったいどうなってしまうのだろう。


 ああ。同記事で紹介させていただいたが、教育委員が、『目的のためには手段を選ばず。』などと言っている地域では、いったいどうなっているのだろう。


 しかも、そうした風潮を多くの市民は支持していて、学力テストの点数にこだわる首長の支持率は、一様に高い。


 ある県知事は、
「税金を使って得た情報を教育関係者が独占するのは許されない。」
と言ったとのこと。

 ああ。いい言葉だねえ。支持率は高くなるわけだ。

 ごめんなさい。皮肉はもう言わないはずだったのに、また、言ってしまった。

 ちょっとお付き合いくださいね。


 税金を使って得た情報なのだから、調査の点数の公開は当然。また、学力調査の結果を地域で共有し、学力向上を目指す地域には、それだけ点数アップにがんばったのだから、補助金を出すのも当然。

 それによって、学校現場が、いい評価を得ようとばかり、目先の点数にこだわる授業を展開し、その結果、子どもを暗い表情に追い込み、ストレスをためさせ、いじめが横行するようになるのだとしても、それは、我々の関知するところではない。

 それは、ただただ学校が悪いのだ。学校の努力不足の結果なのだ。


 ああ。ほんとうに、この国の子どもたちはかわいそうだなあ。大人の、変な学力信仰(?)の犠牲になっている。


 そんなに学校が悪いのか。


 違う。

 一部地方行政府の為政者がよくない。

 教育に関する先見の明がない。その結果、子どもを犠牲にしている。それは間違いない。

 しかし、それはそうなのだが、もっと学校や教育行政府も努力すべきであった。そういう意味では、学校も反省すべきだ。自戒の念をこめて言わせていただこう。


 どういう反省があるかというと、

 いじめ自殺が多発したとき、学校や教育行政府の隠蔽体質が問われたことは、記憶に新しい。

 情報公開、説明責任が求められる時代、学校も機敏に社会の変化に対応し、変革を遂げるべきであった。それを怠り、旧体質のままできてしまった地域、学校。

 やはり、こうしたもののツケが今まわってきたと言えなくもなかろう。


 しかし、このような、子どもがかわいそうな地域、学校は一部に過ぎないこともご案内の通り。

 大部分は、公表騒ぎもなく、落ち着いた状況で、明日を迎えると思う。  

 
 ここで、我が地域のことをとり上げさせていただこう。

 前記事に我が勤務校のことを書かせていただいたが、目の前の全国学力調査など、どこ吹く風。ふつうにある学校行事の一つに過ぎない。

 点数アップの努力(?)など何もないし、正常な学校運営が、日々なされている。


 そうだよね。無理しての点数アップなど図ったら、それは、つけやきばに過ぎないし、またすぐ抜けてしまうだろうから、子どもの真の学力であるはずもなく、それでは、何が身につき、何が定着していないのかなどの実態が不明になってしまうではないか。

 学力調査などというものは、ふだんの力を診るものだ。

 それでこそ、明日の指導に生かせるというものだ。


 もう一つ。学力とは何か。

 まさかテストの点数ではあるまい。いや。それだけではあるまい。

 それこそ、前記事に書かせていただいたような、子どもの感性も大事な学力だ。

 前記事をごらんでない方は、ぜひごらんいただきたい。

 わたしの主張する子どもの感性を養う指導。それを具体的に書かせていただいた。


 どうだろう。

 これで、テストの点数は上がるだろうか。

 あがるようなことは何も主張していない。


 それでは、この学習、この授業は無価値か。定数増にも、補助金にも結びつかない、意味のない授業か。(もっとも、我が地域には、こんな教育施策はないですがね。)


 その判断は読者の皆さんにゆだねよう。


 ただし、わたしは、この学校が、『子どもたちの感性を養う』ことを大切にしていることを、誇りに思う。

 真の意味の学力を養っている。明日の日本を背負って立つ子ども。自ら考え、自ら感じ、自ら人間性の豊かさを目指す、そんな子どもを育てている。

 こんな時代だけに、よけい、感動すら覚える。


 ここで、一つの過去記事を紹介させていただきたい。

    障害者との共生を!  ある講演記録から(3)

 この記事のバナーの下、末尾に書かせていただいた、日浦美智江先生の主張である。大事なことなので、再掲させていただく。

 それでは、どうぞ。



20世紀は科学と戦争の世紀。

 人間には「知」と「情」があります。出来る事はよい事だと「知」は「情」より上位にあるものだと進んできた20世紀が、人間を大切にした素晴らしい世紀と思っている人がどれだけいるでしょうか。

 朋(本記事で紹介させていただいた知的障害者のための通所更生施設)の人達は心で生きています。「情」の世界の人達です。この人達が音楽を媒体に見せる人と人との温かい心の交流の場面を見ながら、この世界こそ今私たちが取り戻さないといけないものだと感じています。

 そして21世紀を本当の意味での人間の世紀にしなくてはと思うのです。


 引用は終わり。



 ああ。

 冒頭の、『いじめをなくす指導と、点数アップの指導は、両立するものであろうか。』に戻ろう。

 もう、自明の理と言ってもいいようなものだね。

 決して両立しない。

 一方は、暗い表情となり、ストレスをため、いつかの記事によれば、パニックにもなりかねない子どもたち。

 一方は、感性を磨き、美しさにあこがれ、友達の思いや感じ方に共感し、心豊かに育つ子どもたち。

 もう、多くを語る必要はなさそうだ。


 日本が、戦争への道をたどっているのでなければ幸いだ。


にほんブログ村 教育ブログへ

ninki



 もう何度も書かせていただいているので、誤解はないと思いますが、わたしは、全国学力調査そのものに反対しているわけではありません。

 ただし、現状では、あまりにも活用がでたらめで、

 今日の朝日の見出しにもありますが、『学力調査、揺らぐ目的』という実態があり、

 調査本来の、日ごろの指導の反省をし、明日の指導に役立てるという目的は果たされず、

 また、そういう地域の報道ばかりがなされるので、

 緊急避難的に、『全国一斉』は、やめたらどうかと主張しています。


 最後に、

 今日は、皮肉ばかりが多くなり、申し訳ありませんでした。

rve83253 at 12:58│Comments(24)TrackBack(0)教育観 | 教育制度・政策

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by りえパンダ   2009年04月20日 14:50
5 毎回楽しみにしております。
大変勉強になります。

私は今年度より特別支援学級担任になり、試行錯誤の日々です。
教育とは何か、彼らに何を教えられるのか、生きる力とは何か。
一方で保護者の期待要望。
先生とぜひお話したい限りです。
学力テスト、我がクラスもどこ吹く風です。
そんな補助金などという話は初めて聞きました。
本当に、子供たちの未来が明るくなりますよう、頑張りたいです。
(今日は代休です)
2. Posted by toshi   2009年04月20日 18:35
りえパンダさん
 せっかくの代休に、コメントを賜り、ありがとうございました。
 何回も記事にさせていただいておりますが、試行錯誤こそ大事と思います。そのなかで、子どもの姿が見えてくるのではないでしょうか。逆に言えば、子どもに寄り添う教員は試行錯誤にならざるを得ないと思います。
《学力テスト、我がクラスもどこ吹く風です。》
 よかった。全国的にみれば、そういうまともな地域の方が、圧倒的に多いことでしょう。
《そんな補助金などという話は初めて聞きました。》
 以前、学力調査の結果のいいところには補助金を出すと言う教育委員会があって物議をかもし、けっきょくそれは沙汰やみとなったのですが、別なかたちで点数を競わせる地域があるとは、わたしも今朝の新聞で初めて知りました。ほんとうに驚きました。
3. Posted by 中田   2009年04月20日 21:32
学力テストというと橋本知事の発言を思い出してしまうのですが、
日本の子供たちの学力を国が把握したいのか、
なんなのか良くわからないのですけれど、
全国一斉に同じテストを受けさせて結果を出したところで、
どこまで、その分析に信憑性があるのかと思いますね。

地域によって、テスト対策に必死になるところがあるとのことですが、
誰のためのテストなんだか分からないですね…

地域、学校によって結果の内容は様々ではないでしょうか。
受験盛んな地域ならば、お尻を叩かなくても、そこそこ点は取れるでしょうし、
公立小と私立小が混在している地域では、学校で点数の格差が出ても当然。

息子の小学校では毎回、高得点らしいです。
でもそれは、学校で対策があるわけではなく、
子供たちの大多数が小さな頃から、塾などに通っているからであって、学校の努力とは必ずしも言えません。

得点がとれないから、学校が悪いとか、地域が悪いなんて、一概に言えないと思いますし。
高得点をとれる学校だから、何の問題もない場所なのかと言われたら、それも一概に言えません。

親としては、学力の目安にはなるかもしれませんが…
純粋に、子供たちの力試しテストなら、いいのですけれど。








4. Posted by たけや   2009年04月20日 22:18
 6年担任なので、明日は午前中ほぼ学力テストで終わりです。意味がないとは言いませんが、これだけの子どもと大人の労力と、60億円近くの予算をつぎ込んでやるほどのものではないと思います。
 上の方も書いておられるように、純粋に学校に依拠する要因のみで点数が左右されるものではないのですから、個別の学校すべての結果を出して比較することには意味がないどころか間違った方針を生み出す原因になってしまいます。国立教育政策研究所あたりで、学力調査の結果と学校外の要因との相関関係を調査・研究したらおもしろいと思うのですが。(いや、冗談です。)
 どうしても必要ならば抽出調査にして、削った予算は教育環境の充実に回すようにした方が、よほど有効だろうと思います。せめて、点数が一人歩きしない、1点、2点に右往左往しないような結果の扱いを工夫してほしいと思います。
5. Posted by しょう   2009年04月20日 22:35
 しょうです。こんばんは。

 最近の記事(「子どもの感性を育む指導」、「給食、食べ残しの指導」、「toshiはふつうと反対のことを言う」など)も読ませていただいていますが、大切なことをしっかり具体的に述べておられますね。
 それこそ本にでもまとめて発行していただくといいのではないか、と思いました。

 さて、学力テストは現場が主体的に活用できればプラスにもなしうるというのがあなたの見解だったと思いますが、マイナスにしてしまうような風潮や社会的な圧力(例えば首長による政治的圧力)を憂慮しておられるのだと思います。

 このようなマイナスを軽減していくためには、上記記事でも述べておられるような教育の原点・大切な点を共有していくような連携(現場・保護者・地域の)を創っていくことだと思います。

http://plaza.rakuten.co.jp/shchan3/diary/200812140000/

 私も子どもが通う小学校のPTA執行部を受けることにしましたが、原点を大切にするような教育をともに創っていくために微力を尽くしたいと考えています。
6. Posted by toshi   2009年04月20日 23:14
中田さん
 表向きは、学力を把握して、明日の指導に役立ててもらうと、国は言っていますが、やはり、学力競争させてテストの力を高め、PISA調査でもっと上位に入ってほしいというのが、本音でしょう。
 ところが、一部の地方行政府となると、もっと上位にと単純に思っているのではないでしょか。
 それも、国が都道府県別の調査結果を公表しているからですよね。
《得点がとれないから、学校が悪いとか、地域が悪いなんて、一概に言えないと思いますし。高得点をとれる学校だから、何の問題もない場所なのかと言われたら、それも一概に言えません。》
 もうおっしゃる通りです。そして、それは誰もが分かっているのだと思うのですけれどね。でも、一部地方行政府は、教育の成否を学力調査結果に限定し、学校のせいにしたいのでしょうね。

 
7. Posted by toshi   2009年04月20日 23:26
たけやさん
 明日はご苦労様です。
 それにしても、60億円という金額は、尋常ではありません。一昨年計算しましたが、我が地域の学力調査の費用だったら、3000万人受けることのできる費用です。小6と中3だけなのに、何でこんなにかかるのでしょう。ここでも利権構造があるとしか、考えられないですね。
 これ、税金でなく、保護者から徴収すると言ったら、保護者は何と答えるでしょう。
 わたしは、抽出というのには、賛成ではありません。上が抽出するということだからです。わたしは、活用の仕方によっては、明日の教育改革に役立つと思っていますので、そういう意味での調査への参加は、あってしかるべきと思うのです。
 要するに、もっと各地方行政府、教育行政府が主体性を持ち、ほんとうに価値、意味があるものか、吟味、検討すべきだと思うのです。
8. Posted by まい   2009年04月20日 23:37
私は全くの教育門外漢なのですが、頼まれて1回だけ県の教育委員会を傍聴しました。ちょうど学力テスト1回目の総括?をしているところで、全国平均と比べて正答率の低い分野はココとココとココです、などと役所の担当者が説明していました。でも、いちおう理系出身の私からみるとごくわずかなパーセンテージの差で「有意差ないのでは??」と思ってしまいました。その時は1月だったのですが、「年度末までに各校に学力向上計画を提出させます」と言っていて、先生方の多忙さは聞き及んでいたので、そういうことでまた現場がたいへんになるのかと思わずためいきが出ました。やはり数字として出ると、それが一人歩きしてしまうように思います。上の方も書いておられるように、費用対効果を考え、そして副作用を最小にするためにはせめて抽出テストにした方が良いのではないのでしょうか。でもtoshiさんの学校や地域のように、冷静な反応をしているところも多そうで少し安心しました☆
9. Posted by toshi   2009年04月20日 23:40
しょうさん
 拙ブログをご愛読賜り、ありがとうございます。
 出版のお誘い。ありがたく感謝しますが、申し訳ないことに、今のところ、本にする気はありません。こうしてコメントのやり取りができますし、ブログは、出版以上に価値があるものと思っております。それに、ありがたいことに、ただですしね。
《学力テストは現場が主体的に活用できればプラスにもなしうるというのがあなたの見解だったと思いますが、マイナスにしてしまうような風潮や社会的な圧力(例えば首長による政治的圧力)を憂慮しておられるのだと思います。》
 これについては、もう、おっしゃるとおりです。現状では、子どものためになっていないと思います。
《私も子どもが通う小学校のPTA執行部を受けることにしました》
 すごい。高校の先生が、小学校のPTAをやられるとは。驚きました。でも、ありがたいことです。きっと、教育を異なる観点から見つめ、成果を上げられることと存じます。期待しています。
10. Posted by まい   2009年04月20日 23:42
連続コメントで申し訳ありません。送信した直後にすぐ上のtoshiさんのコメントを読んで、抽出調査の盲点もあることを納得しました。科学論文のように無作為抽出はいかがでしょうか?一番いいのは、toshiさんがおっしゃるように、緊急避難的な中止でしょうね。
11. Posted by toshi   2009年04月21日 00:04
まいさん
 コメントが錯綜してしまい、申し訳ありませんでした。
 教育委員会の傍聴をされたとは、すごいですね。わたしは、まだ、そのようなことはしたことがないので、単純にびっくりしてしまいました。
 ほんとうに大部分は有意差のないところに収まっているのでしょうね。でも、一人ひとりを見ると、これは、二極分化が進行しているのではないかと想像しています。
《「年度末までに各校に学力向上計画を提出させます」と言っていて、先生方の多忙さは聞き及んでいたので、そういうことでまた現場がたいへんになるのかと思わずためいきが出ました。》
 うわあ。ここでも、学力向上計画ですか。もちろんこれはテストの点数のことですよね。
 わたし、教員の多忙を理由にしてはいけないと思っていますが、これがまた現場を追い込み、現場は子どもを追い込んでしまうのですね。ですから、もう、こういう教育行政は百害あって一利なしです。
《toshiさんの学校や地域のように、冷静な反応をしているところも多そうで少し安心しました。》
 マスコミ等がセンセーショナルに騒ぎますから、問題ある事例ばかりが目立ちますが、大部分は、冷静だろうと思っています。
《無作為抽出はいかがでしょうか。》
 わたしが反対する一つの理由ですが、愛知県犬山市は、今度学力調査に初めて参加することになりました。わたしは、好感をもってこれをみています。そして、いいなと思うのは、全市一斉に答案をコピーの上、自分たちでも採点し、すぐ明日からの指導に役立てようとしています。こういう活用の仕方がいいと思うのですね。すぐ子どもの学力向上につながるでしょう。ですから、有効な活用ができるのであれば、ぜひ皆さん参加されればいいと思うのです。
 逆に、地方行政府の首長が越権行為で、上からの公表をさせようとしている地域では、地域あげて不参加すればいいのにと思うのです。

12. Posted by 社会人   2009年04月21日 00:08
テストは子供に還元されていないと思います

フィードバックするなら子供の得手や不得手を
掴める様な分析結果を的確に出して欲しいです

また結果を保護者や子供本人へ知らせる義務があると思います

別に
学校の格付けを
目的としてる訳では無いはずです
(現実として、学校は学力調査の結果を凄く気にしているけど・・・)

何だか指導している教諭の指導力や学校の管理能力を試し、知る為の全国学力調査の様に受け取るのは自分だけでしょうか?
この莫大な試験費用を
学校の耐震補強に使ったら良いのに・・・

と思ってしまいました
13. Posted by toshi   2009年04月21日 06:51
社会人さん
《テストは子供に還元されていないと思います。》
 そうですね。還元されていると思われる例を、かつて記事にしたことがあります。それは、『全国学力検査の結果公表で、(2)その使い方は、』
http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/1170760.html
ですが、こういう例は少なくて、さらに、本記事中の一部地域においては、論外と思われます。
《フィードバックするなら子供の得手や不得手を掴める様な分析結果を的確に出して欲しいです。》
 これも、昨年度、6年生の先生から見せていただきましたが、ただ、数値のようなものがあっただけだと記憶しています。ただこの辺は、自信がありませんので、今年度も注視したいと思います。
《結果を保護者や子供本人へ知らせる義務があると思います。》
 これは知らせていますね。
《学校の格付けを目的としてる訳では無いはずです。》
 その通りです。そして、記事中の一部地域においても、表面上はそのように言っていますが、事実上はね。もう、おっしゃるとおりです。

 教員の指導力アップに関しては、それが正しく行われれば、成果が子どもに還元されるわけだし、いいことだと思います。しかし、現状はそうならずお寒い限りです。

 莫大な費用は、これはもう、疑いようがありません。むだづかいでしょう。


14. Posted by KG   2009年04月21日 09:16
久しぶりに書きこみします。

悉皆か抽出かという話しで言えば、やはり抽出で行うべきでしょう。(無作為抽出)
PISA調査も同じようにやっていますしね。

悉皆調査の最大の欠点は、本来長所であるはずの「データ量」が、そのまま欠点になっています。広くを重視すると、その分浅い調査しかできません。
「粗いデータの質」ではどれだけ量があっても意味がありませんよね。

例えて言うなら「体力」を調査するのに身長と体重しか測定せず、身長と体重だけで果たしてその子の「体力」を測定できたか?という事です。

全国学力調査の恐ろしいところは、身長と体重だけの調査で、全国の子供の「体力」がわかったような気になるところが最大の弊害かと思われます。


15. Posted by toshi   2009年04月21日 20:44
KGさん
 お久しぶりです。
 申し訳ありませんが、今回の回答はちょっと保留にさせてください。
 といいますのは、わたしも原則的には無作為抽出に賛成なのですが、この調査に関する限り、それを問題視するのは、授業改善につながる良問が多いと思っているからです。
 そこで、今回の調査問題の分析をさせていただき、そのなかで論じたいと思います。
 よろしくお願いします。 

16. Posted by KG   2009年04月22日 09:38
toshi先生がこだわる「授業改善」については、「全国」の学力調査という枠組みにこだわる必要はないのではないでしょうか?

多くの学校では保護者から別途お金を徴収して、業者テストによる学力診断を行っていますよね?
国が多くの問題セット&分析ガイドをストックし、希望する教育委員会、学校に原則無償で問題セットを提供すれば良いと思います。
17. Posted by 今日   2009年04月22日 10:51


学力テストに真正面ら向き合ってお書きになられていますこのブログ、敬意を表します。

特に下記の点、気になっているところです。


<・・・・・ところが、今は、ほとんどそうした報道はなく、点数アップ、学力競争、調査結果の開示問題など、そういった報道ばかりだ。・・・・>

このことに対しては、貴ブログのように、真摯の書くことが、マスコミへの訴えになるのでしょうね。


僕も連日、少しずつ書いてきました。その最後のを下記に記載させて戴きます。


2009.04.21

子どもの力を引きだす仕掛け(1)学力テスト

http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200904210000/




18. Posted by とびうお   2009年04月23日 21:06
学力テストは「良問は多いが、どこか押し付けがましい」ように思います。
千円札の長辺の長さなどは「いいねぇ」と思えるのですが、

「四角形は2つの三角形に分かれる。三角形の内角の和を用いて四角形の内角の和を求める式を書け」

と言われるとヒネクレモノの私は

「四角形⇒三角形は二つに限らないじゃないか」

と思ってしまうし、

「ただし答えは要らない」

などと言われた日には「だったら最初から聞かないでくれ」と思ってしまいます。
数学的な考え方ができているかを見ようという意思は伝わりますが、児童の実態からすると、「答えを出す達成感」を奪っている気がします。

あと、「なんで人が測ってる分度器を自分が読むんだ?」という気がします。
(最初から自分で分度器を用いて測らせた方が早い。色々面倒なんでしょうけども…)
19. Posted by とびうお   2009年04月23日 21:28
同じことは活用問題にも言えて、「ゆうじさんと同じ考え方で」と言われると、

「いや、ゆうじさんの考えには拍手するけども、自分なりに考えさせてくれよ」

と思ってしまうんです。「答えは合っているけど、ゆうじのやり方(書き方)じゃないからダメ」ってのは児童の意欲にプラスでしょうか?

天秤の問題も、児童が「比べたら分かるぞ」という気持ちになるのを待たずに勝手に実験を始めて、「すると、図,里茲Δ砲覆蠅泙靴拭廚覆匹隼囲発されるので、子どもはこれを見ても「お前何をやっとんじゃ?」と思うのではないかと。
出題者の意図は分かりますが、クラスで言えば非常にKYな実験者です。そういう子に合わせるのが学力なのかと。

長方形のカードのあき子さんもなんか鼻につく児童です。私ならこのセリフは先生役に言わせます。授業であればあき子さんには「ヒント出せる?」と水を向けて「面積」というヒントを広めますね。

じゃなきゃ、あき子さんが不親切な子になってしまいます(笑)
それと、博物館のおみやげは500円じゃ安すぎです。前回のドア問題は許せましたが(笑)
20. Posted by とびうお   2009年04月23日 21:37
問題は上記URLから調べました。

「人のことを考える」「他人の考えを認める」ことの重要性は認識しています。
しかしその前に「自分なりに考える」「自分なりの方法で問題解決する」ことがあるのではないか。

学力テストにはそこがすっぽり落ちている気がしてなりません。

蛇足ですが、この路線が行き着く先は「人の顔色をうかがう」人間だとか「自分の感情など二の次で、出題者の意図(正解)を探す」人間になるのではないかと危惧しております。
テストの世界では、「出題者の意図=正解」ですから。
21. Posted by とびうお   2009年04月24日 06:52
朝起きて見てみるとところどころおかしなところがありました。

>あと、「なんで人が測ってる分度器を自分が読むんだ?」という気がします。

これは撤回します。問題として不自然なことはありません(ひっかけっぽいな、とは思いましたが)

他にも言い方がおかしいところがありますが、要は

「ヒントのつもりが答えにくくなっていないか」
「人の考えが優先され、自分で考える余地が少ないのではないか」

ということです。
22. Posted by toshi   2009年04月25日 08:20
KGさん
 わたしは、授業改善にはこだわりますが、全国学力調査の有用性については、別にそれほどこだわっているわけではないのです。
 ごめんなさい。調査問題の分析記事がちょっと遅れています。次回は書かせていただきたいと思っています。
 よろしくお願いします。
23. Posted by toshi   2009年04月25日 08:24
今日さん
 いつも、URLのご紹介をいただき、ありがとうございます。また、拙ブログに大変な評価をいただき、感謝しております。
 マスコミ等への訴えも書かせていただいております。ともに、がんばりましょう。
24. Posted by toshi   2009年04月25日 08:27
とびうおさん
 思わず、ニヤニヤしてしまいました。調査問題を見てそのように批判できる子どもを育てることもわたしたちの使命の一つと言えましょう。
 具体的には、調査問題の分析記事を近々書かせていただこうと思いますので、そこで、とびうおさんの問題提起にもふれさせていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字