2009年09月09日

民主党政権下で、全国学力調査は?4

8e313f8e.JPG 民主党のマニフェストには、全国学力調査についての記述がない。

 しかし、報道によれば、

 マニフェスト作成時点では検討中であったが、今は、方針を決定したようだ。次のような文言があった。


 2011年度から一部の学校に絞る「抽出方式」へ大幅縮小する方向で見直す方針を固めた。学校、地域間の競争激化や序列化につながりかねないと懸念する教育現場の声を取り入れる。

 見直しが間に合わない来年度については中止も含め検討する。


 とのこと。



 これを読み、わたしは、心中、複雑である。


 とりあえず、ホッとした面は、確かにある。


 これで、一部地域で繰り広げられた学力狂騒は収まるだろう。そういう地域では、落ち着きをとり戻すと思われる。正常な教育がとり戻せるという意味では、喜ばしい。

 『目的のためには手段を選ぶな。』(今日さんのブログにリンクさせていただきます。)と言った地域があったが、その『目的』たるものがはずされるのであるから、痛快ですらある。

 また、この学力調査騒動をめぐっては、過去記事に何回も書かせていただいた。今、そのなかの一つにリンクさせていただこう。

    全国学力検査の結果公表で(4) 大人の狂奏曲(2)


 しかし、しかしだ。



 わたしは、『民主党マニフェスト教育編』シリーズにおいて、民主党の教育改革に賛意を表しながらも、さらに、『学校教育の復権を!』なる記事では、教員の意識改革、指導力アップが急務である旨も述べてきた。

 わたしは、それには、この学力調査の継続が必要と考えている。本日の記事では、それを強く主張させていただきたいと思う。



 さて、肝心の民主党は、教職員の意識改革、指導力アップについて、どういう主張をしているか。同党マニフェストを見てみよう。


 教員の質(養成課程を6年制に)と数の充実

とある。

 そして、以下、

・教員が職責を全うできるように、教員免許制度を抜本的に見直します。

・教員数を拡充するとともに、教員の養成課程は6年制(修士)とし、養成と研修の充実を図ります。

・教員が子どもと向き合う時間を確保し、教育に集中できる環境をつくるため、経済協力開発機構(OECD)加盟の先進国平均水準並みの教員配置(教員一人あたり生徒16.2人)を目指し、少人数学級を推進します。

と続く。


 いかがだろう。

 ここでは、この検討がメーンのテーマではないので、簡単にふれさせていただくが、

 わたしは、教員免許制度の見直し、少人数学級の推進には賛成する。(『教員の養成課程の6年制』は、保留させてください。)確かに、成果は上がるだろう。それはそれでぜひやってほしい。

 そうは思うが、しかし、これで、教員の意識改革、指導力アップが約束されるとはとうてい思えない。なるかもしれないし、ならないかもしれないといった程度の政策だ。

 隔靴掻痒の感を免れない。


 もっと、確実性のある、教員の意識改革、指導力アップ策がほしい。

 そうでないと、せっかくの、学校理事会、学習指導要領の大綱化も、『絵に描いたもち』になりかねず、学校教育への信頼も薄れてしまうのではないか。


 そのあたりのことを、ドラゴンさんが指摘されているのだと思う。

 ドラゴンさんは、拙ブログ記事、『民主党マニフェスト教育編(2) 学習指導要領の大綱化』に、コメントをくださった。8番である。

 今、再掲させていただく。


 toshi先生の基本的なご主張は、学校の裁量の拡大ですね。
 基本的には、私も賛成です。

 ただ、学校の裁量が認められた例として、「総合的な学習の時間」 があります。
「総合〜」の登場は、まさに指導要領の大綱化でもあり、学校の裁量が最も活かされる場面でした。しかし、その結果はどうなったでしょうか。
一部では、すばらしい実践がなされていますが、補習になったり、クラブ活動のようになったりということもあるようです。

 大綱化は、先生のような上を目指した実践には足枷がはずれてとても良いのですが、逆に下を向いた実践も認められるので、そういう熱心な先生(学校)とやる気が無い先生(学校)、方向が違った先生(学校)で差が出てしまうこともあるでしょう。

 結局は、「人」次第になってしまうかと思います。

 〜。」


 わたしも、ドラゴンさんとほぼ同じ認識だ。

 現状の教育環境のまま、学校理事会制度、学習指導要領の大綱化だけを進めれば、ドラゴンさんの指摘される心配は当たってしまうかもしれない。

 わたしは、このシリーズ、(1)(2)で述べた、学校理事会、学習指導要領の大綱化、それから、上記、予算措置を講じての少人数学級の推進などで、かなり、教育環境は変わって、ドラゴンさんが心配されることは薄れるとは思うけれど、

 しかし、それだけでは、根本的解決策とはとうてい言えない。



 それでは、どうするか。

 すでに述べたように、わたしは、全国学力調査の『B・活用』が、教員の意識改革、指導力アップに、大変役立つと思っている。


 なぜか。

 これまでも、ずいぶん記事にしてきた。


 ちょっと過去記事を紹介させていただこう。

    全国学力・学習状況調査実施(3−1)国語編

    全国学力・学習状況調査実施(3−2)算数編

    全国学力・学習状況調査実施(3−3)明日の授業に生かすために
    
    全国学力調査に現れた授業改善の課題は?


 これら、4つの記事では、同調査の多くの問題をとり上げ、それを、どう、授業改善に役立たせるかを述べてきた。

 なにしろ、子どもが受ける調査問題なのだから、どういう指導がなされなければならないかを、これほど明確に示すものは、他にないように思う。


 これら記事を通し、次のことを指摘させていただいた。

〇1番目の『国語編』では、
・国語とは言いながら、社会科、理科、さらには、特別活動など、『教科横断の総合的な学習を指向しての出題』と言える問題がある。これは、こうした学習の大切さを教員に訴えていると言えよう。
・さらに言えば、
『どの教科領域にしろ、日ごろの子どもの生活を大切にし、その生活場面において、子どもが抱くであろう疑問や問題意識を大切にしなければいけないよ。』と主張しているように思える。
・また、PISA調査と類似した問題があるのは、問題解決的な授業を進めることの大切さを訴えているように感じる。

〇2番目の『算数編』では、
・『日ごろから、子どもが、生活場面において、算数の知識・技能を駆使して問題解決することを大切にし、それを通して数学的な思考力を養う授業を展開しなければいけないよ。』と主張しているようだ。
・また、『答えを出すことよりも、問題解決過程、問題追求過程を大切にした授業を展開しなければいけないよ。』とも言っている。
・言い換えれば、『答えは一つだが、その解決過程は、いろいろあるのだよ。』ということを子どもに実感させる授業をすることが大切だよ。』ということでもある。

〇3番目の『明日の授業に生かすために』では、
・『これからは、せまい日本の学力観にたつことよりも、地球規模の学力観を考えて授業を進める必要があるよ。』と主張しているように思う。
 
〇4番目の『授業改善の課題は、』では、
・算数においては、『およその概念』を大切にした指導をしないといけないよ。そして、それは、子どもの生活を大切にすることにつながるのだよ。』
・『日々、単に公式に当てはめて解くような授業を展開していたのでは、子どもの考える力は養われないのだよ。』と主張しているように思える。


 以上、授業改善につながる同調査の役割を訴えてきた。しかし、これらは、ややうわっつらをなぞった記事であったようにも思う。

 そこで、ここでは、一つの問題をとり上げ、それをどう授業改善に結びつけるか。具体的に述べていきたいと思う。


 問題は、『明日の授業に生かすために』でもふれさせていただいたが、

 同調査 2009年度 国語 B・活用の1番をとり上げる。


 これは、国語の問題だが、この問題文に書かれた活動を、実際、学級で授業として行うとなると、総合的な学習の時間がふさわしいのではないか。

 問題文の流れは、
『山中さんというひとりの子どもが、子どもの体力低下に問題意識をもち、それがきっかけとなって、資料等を集めたり、時には先生やクラスの友達の協力を得たりして、調べ、それを表などにまとめて、考察した。』という流れになっている。

 さて、この問題文の流れは、そのまま、我らが標榜する問題解決学習そのものとなっている。問題文は、ひとりの子どもの問題解決の過程を書いているが、これを総合的な学習の時間において、学級として行うとなれば、

 まず、自分たちの体力がむかしと比べて低下しているのではないかという、危機感をいだき、(問題発見)

 次に、何を調べたらいいか、また、調べ方はどのようにしたらいいかを考え、(資料収集)

 全国の記録の平均は分かった。でも、それは、自分たちの学校でもいえることなのかと、追求意欲をさらに深化させ、(追求の連続性・問題の深化)

 途中挫折もあるが、その際は、別な解決法はないかを考える。(視点の変更)


 こんな流れだよね。


 このことを通し、何が言いたいか。

 この問題は、明日の授業のあり方を示している。

 上記に書いた以外にも、粘り強く問題追求する力、科学的、合理的に、問題に対処しようとする力なども養おうとしている。


 同調査の、活用問題は、正答が分かればいいという、従来の日本の伝統的な問題とははっきり一線を画している。

 PISA調査に通じる学力観で貫かれている。

 ゆとり教育の象徴だった、『生きる力』『学ぶ力』にも通じるものをもっている。


 こうした問題は、つめ込み教育によって、解けるようなものではない。

 受身の姿勢で学ばせておいて、解けるようなものでもない。

 やはり、日ごろから、子ども主体の、子どもが主人公の、子どもの思いによって学習がすすんでいくような、そんな授業をやっていて初めて解ける問題である。


 もう一言言わせていただくと、受験問題にもこの種の問題はなじまないのではあるまいか。


 したがって、心ある教員なら、こうした力を養う授業とはどういう授業なのか、真剣に考えるであろう。


 もう一つ。わたしは、上記リンク先記事に、同調査の『B・活用』問題は、『学力観の黒船』と書かせてもらった。

 そう。この調査は、悉皆であることによって、日本の全教員に、意識改革を迫るくらいの迫力をもつのである。
 

 いかがだっただろう。

 再度、上記、ドラゴンさんのコメントに、戻らせていただこう。


〇同氏ご指摘の、総合的な学習の時間の授業のあり方が見えてくる。

〇そして、学習指導要領の大綱化にも通じる側面をもつ。全国学力調査の問題に現れた、問題追求の姿勢は、がんじがらめの学習指導要領のもとでは、培うことが困難である。

〇『下を向いた実践』『やる気が無い先生(学校)』『方向が違った先生(学校)』にとっては、この問題が、それこそ、足かせとなる。
 なにしろ、自分のクラスの子どもたちが受ける問題なのであるから、切実であるし、おまけに、授業改造への道筋が見えるわけだから、これにまさる、意識改革の手だては、他にないように思う。

 

 もとより、現状では、同問題に全幅の信頼をおいているわけではない。

 リンク先記事でも述べたように、

〇親切すぎる出題はダメだし、

〇問題追求過程では、指導者側は何を子どもに与え、何を考えさせるか、もっとよく吟味しないといけないし、

〇上記、考察を加えた、『子どもの体力低下』をとり上げた問題では、さんざん調べた結果の考察が、あまりにもなさけない。同調査問題が、授業改善に役立つという見方をした場合、『なんだ。この程度の考察でいいのか。』と、授業者に思わせたのでは、問題解決学習も軽くお粗末なものになってしまうだろう。

 このあたりのことは、『全国学力・学習状況調査実施(3−3)明日の授業に生かすために』の後半部『提言2』のなかの、『これは、国語にも言える。』からに、具体的に書いている。

〇子どもの身になり、子どもが切実感をもって解くような、子どもの思考の流れをもっと重視した問題になるよう、研究してほしいし、

〇また、世界に通じる学力観、社会に出て生きてはたらく学力観からすれば、知識・技能問題は要らないと思うし、


 だから、まだまだ、同調査問題には、改善の余地が残されている。


 
 また、わたしは、『全国学力調査を悉皆でやれば、自動的に、授業改造ができる。』と言いたいわけではない。


 活用問題は、これまで述べてきたように、授業改造によって、意味をもつようになるのであり、この種の問題の反復練習を子どもにさせたのでは意味がない。

 だから、繰り返しになるが、『同調査問題を、どう日ごろの授業に生かすか。』についての研修をしっかり行わないと、意識改革、指導力アップにはつながらないと言える。

 
 以上、るる述べてきたが、そんなわけで、

 今後とも、この調査を続けてもらいたい。


 わたしは、上記リンク先記事に、『このような狂騒を繰り広げるのなら、とりあえず、同調査は中止した方がいい。』と書かせてもらった。

 しかし、もう中止する必要はない。

 だって、同調査を実施したとしても、民主党中心の政権が、都道府県別ランキングを発表するとはとうてい思えないもの。おそらく市町村ごとの集約もしないだろう。公表は、全国の平均点くらいか。

 あと、あるのは、一人ひとりの子どもの結果のみ。たぶんそうなるであろう。


 だから、すみません。しつっこく繰り返す。

 民主党を中心とした政権へ。教員の意識改革、授業改造、指導力アップのための、一番いい方策として、この調査を活用すべく、ぜひ、続けて実施してもらったらいいなあと思う。 
 

 ああ。しかし、わたしのような考えは少数派だろうなあ。



 最後に、 

 しょうさんのコメントにもふれさせていただきたい。リンク先コメントの10番からである。

 しょうさんのおっしゃる、教員増などの教育条件整備は、確かに必要である。


 そして、同党マニフェストには、このことは、繰り返しかかれている。

・『日本国教育基本法案』の項には、
 『教育予算の安定的確保のため、教育財政支出について国内総生産(GDP)に対する比率を指標とする。』とあるし、

・『教育の責任の明確化』の項には、
 『国は、義務教育における財政責任を負う。』とあるし、

・『中央教育委員会の設置』の項には、
 『教育に対する財政支出の基準を定め、国の予算の確保に責任を持つ。』とあるし、

・『教育予算の充実』の項には、
 『先進国中、著しく低いわが国の教育への公財政支出(GDP(国内総生産)比3.4%)を、先進国の平均的水準以上を目標(同5.0%以上)として引き上げていきます。学校教育に関連する公財政支出については、国内総生産に対する比率を指標として、予算の確保・充実の目標を定めなければならないとした規定を盛り込んだ「学校教育環境整備法案」が参議院で可決されました。引き続き同法案の成立を目指します。』とある。

 さらに、

・『教員の質(養成課程を6年制に)と数の充実』の項には、前述のとおり、

 教員が子どもと向き合う時間を確保し、教育に集中できる環境をつくるため、経済協力開発機構(OECD)加盟の先進国平均水準並みの教員配置(教員一人あたり生徒16.2人)を目指し、少人数学級を推進します。

とある。

 まだまだ、教育条件整備にかかわる記述はあるが、このくらいにしておこう。

  
 とにかく、これだけマニフェストで、繰り返し、教育への投資を述べている民主党だ。民主党政権は、かなりの教育条件整備を整えてくれるのではないかと期待している。 


 ただし、上でもふれたが、

 『教員の指導力アップに、教育条件整備が不可欠』を、基本的には理解するが、教育条件整備がなされれば、即、教員の指導力アップになるとは、必ずしもいえない。

 また、わたしの経験で言わせていただければ、教育条件整備とは無関係に、子どもの育つ姿を喜びとして研究研修に励んできたわけで、両者は、その程度の因果関係ではある。


 次、しょうさんはふれていないが、『全国学力調査はムダ』と、民主党は位置づけたようだ。

 しかし、わたしに言わせれば、ムダの意味が違う。

 これまで、さんざん述べてきたように、同調査そのものがムダなわけではない。

 すでに記事に書かせていただいたが、我が地域で長年実施されてきた標準学力診断検査とくらべると、一人当たり実に10倍以上の費用をかけている。なぜ、こんなにお金がかかるのか。そこに利権構造はないのか。

 したがって、同調査を実施したとしても、ムダ金は相当出てくると思われる。そういう意味での精査をお願いしたい。


 
 以上、本日の結論は、

 これまでのような、学力狂騒は絶対起こさせない。この学力狂騒が、いかに、同調査の本質を見誤らせ、宝物をゴミのようにしてしまったことを、教育行政の当事者は、強く反省しなければならない。

 そのうえで、同調査は、真に教員の指導力アップに役立つものであることを、強く訴えたい。現状では、これにまさる策はないように思う。だから、同調査を、引き続き実施するよう、強く訴えたい。

 このような意見は、少数とは承知している。なにしろ、本質がかくされてしまったのだからね。

 しかし、衷心よりお願いしたいと思う。


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 次回は、『現行の教育委員会制度の抜本的な見直し』にふれさせていただきます。わたしは、これにも反対したいと思います。

 わたしから見ると、これは、『学校理事会』『学習指導要領の大綱化』と矛盾し合うとしか思えないのです。

    (4)へ続く。

rve83253 at 07:00│Comments(10)TrackBack(0)教育制度・政策 | 全国学力調査

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この記事へのコメント

1. Posted by トム   2009年09月09日 09:32
教育自体がデタラメであるのに、学力テストは意味ありません。
必要なのは、学校教育の評価です。教員の指導力、校長の経営力の評価が先です。
「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望著 日新報道)を読めば、それがハッキリ分かります。
2. Posted by toshi   2009年09月10日 04:49
トムさん
 教育自体がデタラメなら、そのような中で行う学校教育の評価も、教員の指導力の評価も、校長の経営力の評価もデタラメになるのではないですか。
 政権が変わりました。
 デタラメでない方向を模索しています。これからの学力調査は、デタラメを改善する方向にいくと思いますよ。
3. Posted by しれとこまま   2009年09月10日 09:12
偶然にも、昨日長男の学力調査の結果が返ってきました。
個人の成績・問題・解答がついています。
これを見るのは、長女の小6と2回目。弱い部分がはっきりとしています(わかってはいたけど)。
しかし、これを見て、親はどうしたらいいのでしょう?弱い部分を徹底的に勉強させればいいのでしょうか?やっぱり塾か?と思ってしまう。
問題は、やはり本を読まないことでしょうか。
そうそう、ある教育機関の調査で成績がいい子の傾向というのが発表になってましたが、その中に「親が絵本の読み聞かせをやっていた」というのがありました。寝る前ではなかったですが、やはり根強いですね。
4. Posted by しょう   2009年09月10日 18:09
 できることなら、調査の「宝」の部分をプラスにに活用したい、この点でtoshiさんの考えは一貫していますね。

 ただ、以下の点では疑問があります。
1、政権が変わったら「狂騒」には終止符が打たれるのか?
2、抽出調査では「宝」の部分は活かせないのか?

>同調査を実施したとしても、民主党中心の政権が、都道府県別ランキングを発表するとはとうてい思えないもの。おそらく市町村ごとの集約もしないだろう。公表は、全国の平均点くらいか。

 ここで、「当然発表すべきではないか」「地域ごとの課題・学校ごとの課題をつかむためにも集約して開示すべきだ」と言った主張がどんどん展開されれば、教育の改善とは無縁の「狂騒」が再燃しないでしょうか?
5. Posted by しょう   2009年09月10日 18:10
>教員の意識改革、授業改造、指導力アップのための、一番いい方策として、この調査を活用すべく、ぜひ、続けて実施してもらったらいいなあと思う。

 形態が抽出調査であったとしても、その結果をきちんと分析して、問題作成の意図・日本における子どもたちの学力向上の課題、その課題に答えていくための授業のイメージやモデルを全ての学校に提示していくことはできるでしょう。

 さらに、求められる「指導力」をつけていくための「校内外の研修」の奨励・条件整備など、抽出調査に基づいて教育行政ができることは少なくないと思います。また、現状の課題や求められる授業や指導力について今よりも冷静の論議できるように考えるのですが、いかがなものでしょうか。
6. Posted by toshi   2009年09月11日 00:19
しれとこままさん
《これを見て、親はどうしたらいいのでしょう?》
 やはり、基本的には、学校が学校の責任で、善後策を講じなければいけないですよね。
《成績がいい子の傾向というのが発表になってました》
 まあ、傾向というくらいなら、《親が絵本の読み聞かせをやっていた》ということは言えるでしょう。でも、それはあくまで、『傾向』に過ぎません。
 わたしは、『国語の授業がおかしくなっている・・・かな!?』シリーズで、今の授業がおかしくなっていることにふれました。しかし、読書好きな子にするための指導は、前より大事にされているはずで、ですから、もし読書しない子が多いのだとすれば、それは学校の指導に何らかの問題があるのだと思います。
 
7. Posted by toshi   2009年09月11日 00:45
しょうさん
《調査の「宝」の部分をプラスにに活用したい、この点でtoshiさんの考えは一貫していますね。》
 はい。教員の指導力アップの方策として、大切なのは、やはり、現場における努力しかないと思うのです。そして、広く全国的な規模でこれを成し遂げるには、他にいい方法が思いつきません。

《ここで、「当然発表すべきではないか」「地域ごとの課題・学校ごとの課題をつかむためにも集約して開示すべきだ」と言った主張がどんどん展開されれば、教育の改善とは無縁の「狂騒」が再燃しないでしょうか?》
 ううん。こまりました。再燃しないとは言い切れないですね。
 
8. Posted by toshi   2009年09月11日 00:45
でも、どうなのでしょう。
 資料があってそれを開示しないので、開示請求裁判に負けたのではないかと思うのです。資料がなければ、問題にならないように思うのです。
 でも、これも分かりません。一度ならず三度まで資料を作ってしまったのですから、むずかしいかな。
 ここはやはり、
・調査の目的を具体的に述べて、理解してもらう努力をすること。それしかないかな。
 でも、今までそうした努力をしたという話は聞いたことがありません。『過度な競争を招く。』だけでは弱いですよね。もっと子どもが犠牲になっていることを具体的に強調しないといけないと思います。

9. Posted by toshi   2009年09月11日 00:46
《抽出調査では「宝」の部分は活かせないのか?》
 真に全国的に、教員の意識改革、指導力アップを狙うなら、抽出は弱いと思います。一人ひとりの教員に、切実感が湧き上がらないだろうと思います。
 でも、やらないよりはやったほうがいいと思いますから、次善の策としては、抽出で満足するしかないですね。
 その場合は、しょうさんご提案のようにやるのが条件となるでしょうね。そうでないと、教育行政を考えるとか、子どもの学力の傾向を知るとか、その程度なら、抽出で十分ということになってしまいますものね。
《現状の課題や求められる授業や指導力について今よりも冷静の論議できるように考えるのですが、いかがなものでしょうか。》
 ほんとうに冷静な議論が大事ですね。点数などというたいして意味のないことで、大人がカッカし過ぎですものね。
10. Posted by トム   2009年09月17日 08:26
愚民化教育を行ってきた封建政党の終焉、そして民主政権誕生。きわめて痛快です。
知識社会で国民に最も必要なものは、教育です
新政権には、教育改革を強く希望しています。
20万の不登校退学者、60万のニート、多くの自殺者を作る教育を、すぐに止めさせるべきです。デタラメになった教育システムを、根本から立て直す必要があると思います。
校長や教員は、石や泥を投げつけられる前に、自分たちの手で、「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を改革するべきです。
官僚主義的教育から民主教育に立ち返る必要があります。国民や子供たちへの責任を果たし、信頼を取り戻さなければなりません。
「『おバカ教育』の構造」は、すべての教育者、すべての日本人が読むべき本です。
腐敗した教育の実態を知り、子供たちを助けるために、新政権と共に国民も立ち上がらなければなりません。
子供たちの不幸、悲痛な叫びを無視していけない。

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