2005年12月14日

ホームページの紹介

e17327dd.JPG わたしは、今夏、今の仕事を生かし、初任者のためのホームページを開設した。  『小学校初任者のホームページ』と称する。パソコン教室に通いながらの仕事(?)なので、なかなか思うようにいかないめんもあったが、だんだんなれるに連れ、おもしろさが増してきた。
 
 すると、欲が出るもので、初任者向けだけでなく、広く、教育について、皆さんと語り合いたいという気持ちになった。
 
 それで、このたび、ブログを開設した次第である。

 開設してみると、コメントを入れてくださる方が連日あり、興奮するような気分になった。ありがたい。そして、うれしい。

 すると、また欲が出るもので、わたしのホームページにしても、初任者だけでなく、広く教員、保護者、市民の皆さんに読んでいただけたらありがたいという気持ちになった。

 そこで、今回は、『小学校初任者のホームページ』に掲載したなかから、一文を選んで掲載する。

 もうすでにご覧いただいた方には恐縮だが、勘弁してほしい。




 わたしたち、初任研担当指導教員は、月一回集まって、情報交換したり、研修を積んだりしている。
 
 6月のある日、一人の指導教員が、全体会で、次のような発言をした。
「わたしたち指導教員は、初任者の学級で、初任者に見せるための授業を、ときどきやることになっていますね。もちろんそれは、初任者にとっては勉強になることですし、意味のあることで、むだとは思わないのですが、問題はけっこうあるように思うのです。
 それは、初任者に比べれば、やっぱりわたしたちの方が、経験や研修をつんだだけ、いい授業をやりますよね。子どもはのるし、手もよく上がります。でも、それでいいのでしょうか。なんか初任者にとっては、じゃまというか、けむったいというか、そういう存在のように思えて仕方ありません。
 と言いますのは、わたしが授業をすると、子どもたちが寄ってきて、『先生。もっと授業やってよ。担任の先生の授業はつまらない。』って言うのです。それが悩みです。」
とのことだった。
 
 それを聞いて、わたしは自分の場合を考えた。
 
 確かにわたしが授業をやると、子どもたちはのっているように見える。手もよく上がるようだ。
 初任者がこう言ったことがある。
「わたしの学級なのに、toshi先生が授業をすると、何で子どもたちはあんなに手を上げるのでしょう。張り切っているし、楽しそうだし、すごいなあと思います。」
 わたし自身もそれは感じていた。でも、わたしは、子どもから、『先生。もっと授業やってよ。』と言われたことはない。
 
 休み時間、わたしのそばに子どもは寄って来るが、担任のそばにも同じくらい寄っていく。そして、それは固定することなく、その時々の気分で、わたしにも担任にも、寄っていくのである。
 
 担任が、
「今日の○時間目は、toshi先生が授業をやってくれます。」
と言うと、子どもは、『やったあ。』とか、『ばんざあい。』とか言ってくれる。が、同時に、
「A先生(担任のこと)は、どっか行っちゃうの。」「いないの。」と聞く。
「先生はいるわよ。教室の後ろで、toshi先生とみんなの授業を見ているの。」
そうすると、子どもたちは、
「ああ。よかった。」「いないのかと思った。」
と、胸をなでおろすしぐさをする。
 
 そうだ。子どもたちは、どちらの先生にもいてほしいのだ。授業のうまい、下手はあったって、そんなのは関係ない。好きなものは好きなのだ。それが子どもではないか。
 
 だから、上記、『先生、もっと授業やってよ。』は、初任者と子どもとの人間関係に問題があるのではないかと思われる。

 上記、研修会で、その後、話題となったのは、わたしたち指導教員の職務についてである。

 わたしたち指導教員が子どもと信頼関係で結ばれたって、仕方ない。初任者と子ども、保護者が信頼関係で結ばれてこそ、わたしたちは職責を果たしたことになる。したがって、上記のように、『先生。もっと授業やってよ。』と言われたとき、どう指導教員が担任に対応しているかが問われなければいけない。そんな話し合いをした。

 わたしは、前述の通り、この職務についていて、子どもから、『先生。もっと授業やってよ。』と言われたことはない。
 
 しかし、もし、言われたら、どう対応しようか。

 やっぱり、担任と子どもが信頼関係で結ばれるように、努力しよう。
 
 わたしが現職のとき、そうした初任者がいなかったわけではないので、それを思い出しながら、以下、述べて見る。

 彼女の場合、自分の思いが先行しすぎた。子どもとはこうあるべきという自分自身の考えにとらわれすぎていた。それがたとえ善意によるものであっても、子どもの実態がそれに合わない場合は、考え直すべきであった。
 
 もう少し具体的にいうと、学級の児童の実態からすれば、学級のルールを厳しく決めすぎたのだ。
 
 今の指導教員の立場なら、こう言おう。
「先生の学級目標が、子どもの実態に合わないようだ。ちょっと高望みしすぎる。もう少し、子どもの実態に合った、子どもがちょっと努力すれば達成可能な、そんな目標にしようよ。それが、信頼関係構築の鍵になると思うよ。」



 
 以上で、ホームページからの引用は終わりである。


 横入りで大変恐縮だが、Princip先生の『小学校長のお仕事』のブログで、Hidekiさんから、『考える技術を学ぶ授業 学ぶ楽しさのある授業』を紹介してという要望が出されていた。

 手前味噌でまたまた恐縮だが、わたしのこのホームページでも、授業を紹介しているので、ご覧いただけたら幸いである。

  



rve83253 at 23:23│Comments(0)TrackBack(0)ブログ、ネット 

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