2011年09月19日

今日は敬老の日

PAP_0027 今日は敬老の日。お年寄りの皆さんのご長寿をお祝い申し上げるとともに、ご健康とお幸せを心から祈念します。

 さて、かく申すわたしにしても、人からは『まだまだお若い。』と言われるが、そろそろ老境に入ったかと感じざるを得ないことがいろいろ起きる。
 そこで今回は、敬老にまつわる出来事・思い出や感慨などを思いつくままに書かせていただこう。

 すみません。とりとめのない記事になってしまいますが、よろしければご覧ください。

 人間はだれもが、自分はまだまだ若いと思いがちだろう。わたしも同じである。『敬老の日はお祝いするものだ。』と今も思っている。しかし、だんだんそうとばかりは言っておれず、『自分はお祝いされる方になってしまったか。』と認識させられることがいろいろ起きる。

 ・まず、バスのなかで席を譲られたことが一回だけある。数年前のことだ。これはショックだった。人生初めての経験だったもの。その方に失礼があってはいけないから気持ちよく感謝しすわらせていただいたが、その方は多分目が悪かったのだろうと自分を納得させたものだった。

 ・今年度、孫3人がいずれも小学生になったことはすでに過去記事に書かせていただいた。一昨日は長女夫婦の方の孫2人の運動会におじゃました。ここにはなんと、巨大なテント3張りが敬老席のために用意されていた。自分が現職のときもやっていたことではあるが、小学生の孫がいれば当然敬老の対象になるのだということをあらためて思い知らされた。
 だいたい意地をはってそこにはいかず立って見ていたが、やはりこの強烈な日差しには勝てず疲れも増すようなので、時々はすわらせてもらうことにした。孫は2人とも大健闘。おどりにかけっこに張り切っていた。
孫の運動会 

 ・体の方はいうまでもない。いろいろなところが老いつつあるのは自覚している。
  耳鳴りがひどいのでよく聞き間違いは起こすし、
  視力は減退し、またそろそろ新しい眼鏡をつくらなければいけないかと思っているし、
  何という症状なのだろう。鼻がかわきそれがのどの痛みに直結するように感じることもある。だから、わたしにとって、むし暑い陽気はけっこう快調なのだ。
  なお、あとは今のところ大丈夫。特に足は、仕事で毎日2階、3階へ何往復もしているから問題ない。

 ・さて、次はなつかしい思い出を。

  もう10年前になってしまった。当時我が勤務校の体育館では、敬老の日となると地域主催の『敬老の集い』が開催された。わたしも来賓として毎年出席させていただいた。
  アトラクションで特に印象に残っているのは、その学校の卒業生で当時まだ20代だと思ったが、毎年、ギターの弾き語りをされる方がいらした。
 芸能人はだしといっていい。とても上手なので地域のお年寄りは皆さん、これを楽しみにしていらっしゃった。

 わたしはこの学校に5年勤務したのだが、最初の年、この弾き語りを聴いたときはただただ感動だった。地域の方から、
「toshi校長先生も、彼のギターで一曲歌っていただけませんか。」
と誘われたが、とても太刀打ちできない思いで丁重にお断りした。

 しかし5年目ともなると、もうこの学校も長くはないなと思ったし、一回くらいは歌わせていただこうかと思うようになった。それで今度はこちらから申し入れると、地域の方は大変喜んでくださった。曲は1年目のとき感動した青年の歌ったなかから、一曲選ばせていただいた。

 さて当日、青年の弾き語りも佳境に入ったころ、
「今年は、すばらしいゲストをお迎えすることができました。それは本校の校長先生です。曲は〜。」
名司会に促されて舞台に立つ。敬老の方々の多くとは特になじみというわけでもないが、皆さん、大変喜んでくださり盛大な拍手をいただいた。
 歌い出すと、お手伝いに集まっていた本校保護者の皆さん、それに、たまたま学校へ来ていた少年野球、ミニバスなどの子どもたちまで大勢集まってしまった。夢のようなひとときはあっという間に過ぎた。考えてみれば、あんな大勢の前で歌ったのは初めてだった。
運動会日暈
 あとで、子どもたちから、
「校長先生。歌、うまいね。」
「体育館にひびいていたよ。すごかったよ。」
お世辞(?)の言葉をもらった。

 後日、地域の方から、このVTRをいただいた。今も大事にとってある。そして翌春、予期した通りわたしは異動となってしまった。
 この青年、今日もきっとお年寄りの皆さんの前で、すばらしい歌声を披露していることだろう。

 さて、ちょっとまじめな話。

 あとで思ったが、こうなるのだったら1年目誘われたときからしっかり歌えばよかった。歌のうまいへたではないものね。こんなことでも地域の皆さんは大変喜んでくださるし、地域と学校のあいだもより親和的雰囲気が深まるというものだ。保護者だけでなく、地域の方からもより積極的なご支援をいただければ、それだけ学校教育も盛り上がっていく。

・最後は、我が居住地の話。
登校風景
 地域の方は、我々のような教員上がりをねらっているようだ。退職の年までちゃんと知っていて、退職してすぐ町内会役員などへのお誘いをいただいた。地域には『学援隊』といって、お年寄りによる子どもの登下校見守り活動などもあり、やってもいいなという思いもあったけれど、やっぱり初任者指導という仕事に携わるということで、これも丁重にお断りさせていただいた。
 この仕事もおしまいとなったあかつきには、町内会の仕事をさせていただこうかと思っている。


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 さて、『敬老の集い』でわたしが歌った曲ですが、それはyoutubeにリンクしますので、よろしかったらご覧ください。ああ。リンク先は、もちろん有名歌手のものですよ。

     『敬老の集い』で歌った歌

 すばらしいお天気になりました。全国各地でこうした集いが開かれていることでしょう。あらためて、お年寄りの皆さんのご健康とご長寿をお祈りします。

 また、被災地のお年寄りの皆さん、
 我が祖母は90歳過ぎて阪神淡路大震災に遭遇し、めっきり体を悪くしましたが100歳過ぎまで生きることができました。

 この祖母に送った言葉を今、被災地に生きるお年寄りの皆さんにお送りさせていただきたいと思います。
 「おばあちゃん。迷惑をかけているなんて思うことはないよ。お互い様なのだから。
 それよりも、おばあちゃんのような高齢者が生きていることで、どれだけの被災者に生きる勇気と力を与えていることか。だから、みんなおばあちゃんに感謝していると思うよ。」
 どうぞ、いろいろ大変でしょうが、お元気にお過ごしください。

 なお、このことは過去記事に書かせていただきました。それにもリンクさせていただきましょう。
     学校だよりへの想い(6)   
 

rve83253 at 10:56│Comments(4)TrackBack(0)むかし | エッセイ

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この記事へのコメント

1. Posted by 伊藤   2011年09月20日 18:58
ついに教育実習が終わりましたので、また機会あればコメントさせていただきます。
ご指導ありがとうございました。

敬老の日ということですが、私の出身中学では毎年祖父母に感謝する会をやっています。昔は、文化祭の一つでしたが、独立してこの時期にやっています。生徒の祖父母だけでなく、地域にお住まいの65歳以上のお年寄り全員に声をかけてバスを出したり、来てくれた方に粗茶やおまんじゅう、マッサージに囲碁、将棋などを一緒にしたり、出し物をしたりします。3年生は強制参加ですが、お年寄り感謝されるとこの会を続けてよかったと思いますし、中学創立以来の伝統行事ですので、今も続いています。

昔は関係ないことでもよく怒られたりもしましたし、挨拶もしてましたが、なかなか世知辛い世の中に変わっていくと難しいですよね。
2. Posted by 宮崎   2011年09月21日 01:16
採用試験終わりました。2次試験まで進みましたが今回はあと1歩のところで不合格でした。また来年がんばります。

いろいろと地域での行事が催されるんですね。自分が教員になったときはぜひ参加してみたいです。
3. Posted by toshi   2011年09月22日 06:26
伊藤さん
 教育実習、ご苦労様でした。いろいろ成果も上がったことでしょう。教育的財産を得たということになったのではないでしょうか。
《私の出身中学では毎年祖父母に感謝する会をやっています。》
 うわあ。中学校がこうしたことをやるというのはすばらしいですね。伝統となっているのですね。しかも、お年寄りと子どもとが幅の広い交流をされていて、会話もいろいろはずむことでしょう。
 小学校でも、多くの学校がやっていると思いますが、やはり、学年が進みますから、それだけ奥の深い交流ができるのではないかと思いました。
4. Posted by toshi   2011年09月22日 06:34
宮崎さん
 そうでしたか。おしかったですね。でも、再起を期してがんばられるとのこと。ご奮闘を祈念しています。
 毎年、この時期になると、あくまでブログ、メールのうえでのお付き合いですが、うれしい報告をしてくれる方が多いです。でも、こうして宮崎さんのように、残念な結果の報告をしてくださるということ、胸にジーンと迫るものがあります。そして、こういう方こそ、いい結果になってほしいと思います。
 休みの日の行事に積極的に参加したいというお気持ちは、うれしくなりました。わたしの場合、こうした行事の内容、成果など、よく教職員に話しました。そうすると、こちらから頼まなくても、積極的に参加してくださる教職員がふえていきました。

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