2006年07月08日

環境教育の大切さ4

69aa4420.JPG 総合的な学習の時間の学びについて、中学校、高校については、わたしの思うところをすでに述べた。

 7月1日  橋本龍太郎氏の訃報に接し、
 7月5日  中、高の学びの姿は、

 今日は、小学校も含めた内容で、述べてみたいと思う。


 ある日、出勤すると、初任者が言った。

『toshi先生。今日、理科をやる予定にしていたのですけれど、あいにく曇ってきてしまって、・・・。』
と残念そうだ。

 4年生の理科。今の時期、光電池(太陽電池)をとり上げている学校は多いはずだ。日差しさえあれば、教材の羽根車は、音を立てて勢いよく回るに違いない。

 そうしたら、中休みになって、教室に薄日が差してきた。
「あっ。先生。光電池の羽を回してもいいですか。」
と、子どもたち。

 さっそく当ててみる。しかし、弱い弱い光だから、かすかにしか回らなかった。それでも、子どもたちはうれしそうだった。

 けっきょく、この日は、二度と日が差すことはなかった。



 さて、話は大きく変わり、恐縮してしまうが、わたしは、今もときどき、大学時代の友人数人と会っている。

 わたしは、教員養成系の大学出身ではないので、この友人はみんな会社員である。もっとも、彼らももう全員退職したはずだ。


 彼等に、こんな質問をしたことがある。

 太陽光発電、風力発電、電気自動車の開発など、環境保全のための産業を大いに育成させるべきだという話題になったときだ。

 「これらは、わたしたちの学生時代から言われていたことではないか。それなのに、これだけ、環境問題が騒がれているのにも関わらず、ちっとも技術開発が進んでいないね。
 相変わらずコスト高だし、石油に頼っている。

 わたしは、こうした技術のことは分からないが、やはり開発は無理なのだろうか。

 分からないわたしがこういうことを言うのはおかしいが、我々が若かったころ、アメリカでマスキー法が成立した。それで排気ガス規制の研究が始まったと思う。

 当時、アメリカ政府の言う排気ガス規制は無理だと、どのメーカーも言っていたが、いざ、東洋工業、ホンダが真っ先に開発すると、遅れてはならじと、もう次から次へと、各自動車メーカーが、技術開発した。

 そうした歴史をふり返ると、環境問題解決のために、風力発電や、太陽光発電、それに電気自動車など、本気になって技術開発に取り組めば、クリヤーできるのはないかと思うのだが。」

 そうしたら、一人の友人が言った。

「まだ、人類に、環境問題について、そこまでの危機感がないからだよ。」

 その一言でわたしは納得した。

「そうか。分かった。分かった。・・・。やっぱり、本気になればできるのだな。」



 さあ、話を元へ戻す。

 総合的な学習の時間のテーマとして、環境問題は、人類共通の課題として格好のものだろう。

 以上のような内容だと、小学校では無理だろうが、しかし、小学校でできる環境問題は、いろいろあるはずだ。そして、実際、全国各地の小学校で、取り組まれているに違いない。

 上記、光電池に絡んで、実践することも可能だろう。

 たとえば、ということで、子ども同士の会話を想定してみる。

「大きな光電池を自動車につければ、自動車は動くのではないの。」
「おもちゃの自動車でやってみようよ。」

「どうして、光電池の自動車が開発されないのだろう。」
「それは無理だよ。曇りや雨の日は、動かないのだもの。」
「そんなことはないよ。電気はためることができるから、動かせるよ。」
「でも、馬力が出ないのだと思うよ。」

 そんなことを契機として学習に入ることは可能だろう。


 それ以外にも、熱帯雨林の大量伐採の問題、巨大氷河がどんどん後退している問題など、小学校でも、取り組めると思われる。

 ぜひ、子どもの思い、こだわりを大切にして、問題解決的に取り組んでほしいものである。


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rve83253 at 23:54│Comments(2)TrackBack(0)環境教育 | 理科指導

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この記事へのコメント

1. Posted by 中   2009年05月25日 14:18
今では総合学習のおかげで、
学校ごとに、さまざまな取り組みをするのは自由にできるのでしょうか?
我が子の学年はは、総合学習で米作りを体験し、
11月中旬に、そのお米を炊いて、おにぎりを作って食べます。

また、企業の研究所が周辺に多いこともあってなのか、最新ロボットを見せてもらうとか、環境についても高学年では、やっているようです。

ですが、授業の中でとなると、時間に限りがありますよね。
校舎に緑のカーテンを作ったり、ビオトープを管理したり、ボランティアとか親の仕事になっているようなことを、子供にも、させてやりたいなあと思います。
子供達の委員会では、しているのかもしれませんが、情報がないのでわかりません。

塾やお稽古より、ずっと長くいる学校だからこそ、
色々な経験をしてきて欲しいです。



2. Posted by toshi   2009年05月26日 05:14
中さん
 はい。総合的な学習の時間については、国は、学習指導要領で、この時間の理念とか、学び方とか、そういうことを示しているだけで、何を学ぶかについては、学校にゆだねています。学校は、子どもの実態、興味・関心などを勘案しながら、計画を立てることになります。
《授業の中でとなると、時間に限りがありますよね。》
 はい。これも、おっしゃるとおり。従来、週3時間あったのが、ゆとり教育批判のあおりを受けて、今後は、2時間となりました。従来、充実した総合的な学習の時間を創り上げていた学校ほど、被害は甚大なものがあります。

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