2006年07月12日

教頭先生のお仕事(2)4

bef01b18.JPG 本記事の前に、これまで掲載した教頭の仕事に関わる記事をリンクする。上2つは、子どもとのふれあいについても、言及している。ご覧いただけたらありがたい。

   12月 6日   子どもと管理職と 
    6月 1日  『落とし物』について  
    6月24日   教頭先生のお仕事(1)
 

 校舎内外の施設等の維持管理については、校務分掌があり、各教職員に仕事は割り振られているが、やはり、毎日の保守点検等は、教頭の仕事になるだろう。

 毎日、朝の出勤時、放課後などに、校舎内外を保守点検する業務は、多く教頭がやっていることと思う。

 わたしは、教頭時代、万歩計をつけていた時期があった。
 多ければ、一日、12,000歩。少なくとも、7,000歩にはなった。もっとも、階段などは、一段一段が歩数に計上されるだろうから、正確な距離は分からない。

 早朝の、校舎内外のゴミ拾いは欠かせなかった。ある下町の学校のときは、毎日、スーパーのポリ袋2、3枚分のゴミがあった。お菓子の袋がほとんどだが、放課後遊びに来る子たちのものだった。
 大部分は、小学生のゴミではない。もっと大きな子。
 見かければ、ちゃんと持ち帰るよう声をかけるが、だいたいはむなしい努力だったようだ。

 ときには、いかがわしい雑誌の写真なども、落ちている。これらは、子どもの登校前に、拾っておかなければならない。

 また、変ないたずらをされたこともあった。ある学校は、傘立てが校舎外に設置されていたのだが、ある日、子どもの置き傘がすべて開かれ、校庭中央にきれいに並べられていた。そこの学校名を書くように並べられていたのには、思わず苦笑いだ。ユーモアのあるいたずらだった。

 なぜこんなことをしたのだろう。このときは、自分だけではとうてい間に合わず、早く登校した子や教職員が手伝ってくれた。

 プランターをひっくり返されるいたずらを聞いたことがあるが、幸い、わたしの勤務校では、そういうことは一回もなかった。

 今ごろの時期、欠かせないのは、廊下の窓開けだ。上に行くほど、蒸し暑さは残っている。
子どもの登校前に、開けておいてあげたかった。教室の窓は担任にやってもらうにしても、廊下の窓は全部開けて回った。


 こんなことでも、子どもとのふれあいはある。

 サッカー、バスケ、それに合唱団などの早朝練習があるときだ。

 校庭のゴミ拾いや校舎の窓あけをしている最中に、もう子どもたちは登校してくる。

 すると、だんだん子どもたちが手伝ってくれるようになるのだ。

「教頭先生。大変だね。」
「はい。ごみ。ぼくも拾うよ。」
「ええ。いいよ。手がよごれるでしょう。」
「大丈夫だよ。すぐ洗うから。」
「それはありがとう。でも、早朝練習に遅れないようにしてね。」
「はあい。」

 ある日、ある階の廊下の窓が、全部開いていた。ある教室には、体育着に着替えている子どもたちがいた。

「ねえ。みんなが、窓を開けてくれたの。」
「はい。今日はみんなで、『教頭先生が来る前に全部開けちゃおうな。』って言いながら、登校してきたの。」
と言いながら、うれしそう。
「ほんとう。大変だったね。窓が高いから、届かない子もいたのではないかな。」
「うん。Aちゃんはぴょんぴょん跳びながら、開けていたよ。」
大笑いだ。
「そうか。そりゃあ、大変だ。ありがとう。助かったよ。」

 こういうことは、必ず担任に報告する。担任からもほめてもらう。あるいは、感謝してもらう。そういう声かけを期待するのだ。

 冒頭のゴミ捨てなどで、明らかに小学生のゴミと思えるものもある。そういう場合は、逆に注意してもらうために、教員に言ったこともあった。

 ああ。書き出したら、きりがなくなっちゃった。また、続きは、次回へ。


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(3)へ続く。


rve83253 at 00:05│Comments(6)TrackBack(0)子どもと管理職と | 学校経営

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この記事へのコメント

1. Posted by ココロ   2006年07月13日 23:22
5 題名にひかれどんなブログかと興味をわき遊びにこさせていただきましたとても素晴らしい先生だったのでしょうねココロも、toshi先生の授業に参加したいと思うほどでした。とても信頼があるのでしょうね。そのほかも読ませていただきましたが勉強になることが、たくさんありましたほほえましくもおもいます。ココロのまわりの子育て真っ最中の友達にも読ませてあげたいなと思いましたぜひ紹介しときますね。ココロも、こうやって毎日読みたくなるようなブログ作りをがんばりたいと思いました応援して帰りますね!また遊びにきます〜
2. Posted by toshi   2006年07月14日 14:43
ココロさん
 コメント、ありがとうございました。
 大変身にあまるお言葉をいただき、恐縮しています。お友達にも、すすめてくださるとのこと。ほんとうにありがとうございます。
 ココロさんのブログも読ませていただきました。「感謝」の思いでいれば、人間関係は大丈夫。すべてうまくいく。」ということ。本当にその通り。特に今のむずかしい学校経営には、これしかないと思いました。
 すべての人に贈りたい言葉です。
 これからも、どうぞ、よろしくお願いしますね。
3. Posted by くるみ   2006年07月14日 23:44
教頭先生って、学校のお母さんみたいだなあと感じました。縁の下の力持ちですよね。

昨年来、子ども達の授業中に活動する学校ボランティアのとき、関わりが深い教頭先生。

その影の力に支えてもらっていることを知り、感謝し、また、その気持ちを子ども達に伝えるのも保護者の役目かな、なんて感じました。

間接的に先生と子ども達のつながりを深めていく事も大切なのだと改めて思いました。

続き、楽しみにしています。

4. Posted by toshi   2006年07月15日 00:10
くるみさん
 くるみさんに、この先のわたしの記事を見通されてしまったように思いました。
 実は、わたし、このシリーズものの最後は、『母親』をキーワードにしようと思っていたのです。
 すごいですね。そして、ありがたい気持ちとうれしさが交錯しました。なんか、クイズの答えをあてられてしまったような感じです。
 もう、教頭の仕事は、何でも屋というところがあります。ですから、このシリーズは当分終わりそうもありません。
 楽しみにしてくださることにも、感謝します。どうぞ、よろしく。
5. Posted by くるみ   2006年07月15日 01:23
toshi先生
お返事拝読して、どきっとしました。申し訳ない気持ちです。

ん・・・複雑な気持ちなんです。

実は、熱い?気持ちをぐっとこらえてクールに考えたコメントでした。

toshi先生と子ども達のように、こんな心のふれあいが日常的にしている学校に少しでも近づけたい、そんな想いです。

まずは、知ること、理解すること。

がんばります。

6. Posted by toshi   2006年07月16日 21:16
くるみさん
 少しネタをばらしてしまいますね。
 わが地域に、野口英世博士の碑があり、そこには、「人類の母として、この地に永遠にある。」と刻まれています。
 たぶん、男女ということではなく、男女ともにある、「母性」を指しているのだと思います。
 すみません。それ以上は、後日記事にさせていただきますね。
 よろしくお願いします。

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