2006年08月22日

残り少ない夏休み(2)4

52278b06.JPG 前回、『残り少ない夏休み』に、コメントを複数いただき、わたしはいろいろと触発された。ありがたかった。


 まず七星さん。
 「外は異常に暑いため、子ども達は必然的に室内へと追いやられ、〜。」とある。

 なるほど。そういう面もありますね。
 わたしは以前、『酷暑のなかの授業』という記事を書いたが、酷暑は、子どもの家庭生活にも影響を与えているのですね。


 夏休みにおける家庭教育が、うまくいかない要因があるとすれば、このことも付け加えたいと思う。


 次に、namiママさん。

「大人も日常を楽しんで過ごす姿勢が、子どもにも伝わるかもしれない〜。」とある。

 これについては、話が急に大きくなり、なお、かつ、飛躍して、大変恐縮だが、ある女性評論家の話をのせたい。

 
 それは、

 この方は、わたしより10歳以上ご年配の方だが、「少子化は若い女性の静かなストライキであり,背景の1つに男性のいくじなし(育児無し)がある」とし,「男性の育児参加がないと、この少子化には歯止めがかからないのではないか。」とおっしゃる。


 しかし、その一方で、自らの世代に対しての反省も忘れない。こんなこともおっしゃっていた。

「今の少子化の問題については、わたしたちの世代にも、責任の一端があるように思うのです。わたしたちは、子育ての時期、どう過ごしてきたでしょうか。
 
 結婚生活の魅力や子育ての充実感を、次世代に、行動で示してきたでしょうか。
次世代が、結婚生活にあこがれるような、そんな生活をしてきたでしょうか。
 なんか、結婚生活に幻滅を感じさせてしまうような、そんな生活をしてきたということはなかったでしょうか。
 
 ちょうど高度経済成長期でした。猛烈社員のパパと、それを愚痴ってばかりのママとという構図は、なかったでしょうか。
 
 『結婚したっていいことはないわ。』若い世代にそう思わせてしまったとしたら、その責任の一端は、一部、わたしたちの世代にも、あるのではないかと思うのです。」


 わたしは、この評論家の話は、namiママさんのおっしゃるbeingの幸せ論と、軌を一にするところがあるなと思った。

 
 夏休み。子どもが、『ただそこにいることの幸せ』を感じるには、やはり基本は、家族とともに過ごすことの幸せ、家族がいることの幸せを感じさせることが出発点であろう。

 いや。『感じさせる。』というのは変だね。

 夫婦が幸せに暮らしていれば、『子どもは自然に感じてしまう。』というのが正しいのだろう。


 これは、純然たる家庭の問題のように見える。

 それはそうだが、学校とて、無関係ではない。低学年の生活科と高学年の家庭科において、ちゃんと学習内容に盛り込まれている。

 
 学校は、家族の役割、お手伝いなど。そればかり指導している傾向はないか。Beingの幸せも、大事な学習内容としたいものだ。


 なお、生活科におけるbeingの幸せの学習内容については、かつて、わたし、ホームページに書いたことがある。お時間があれば、お読みいただければ、ありがたい。


 最後に、takepさん。

 takepさんはおっしゃっている。『何もせず無為に過ごしてしまったと思うか、ふだんなかなか家にいられない者同士が、たっぷり一緒に過ごすことができた喜びをかみしめるか、それは、心の問題なのですね。』
 今からでも、一週間以上あるのだから(あるかな?)、ふれ合いの会話がたっぷりできるといいなと思った。


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夫婦があまりに仲がよくて、子どもにとって居心地がよすぎると、子どもは、『ああ。あんな理想的なお父さん、お母さんのような人とめぐり会うのは、とうてい無理なのではないか。』と思い、縁遠くなることもあるようです。
 
 ほどほどがよいのでしょうか。

 うち? うちですか。うちは、ほどほどなので、おかげさまで、娘2人とも結婚しました。
 
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rve83253 at 20:08│Comments(10)TrackBack(0)自己啓発 | 教育風土

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この記事へのコメント

1. Posted by namiママ   2006年08月22日 20:22
2日にわたって
コメントまで取り上げてもらって光栄です。

さて、ゆうに聞いてみました。
「結婚したい?」「うん」
「パパとママは仲良し?」「仲は良さそうだけど…」
「もっとラブラブ夫婦になりたいの?」「うん!」

とりあえず合格のようです…
家族と過ごす時間はそれぞれがそれぞれなのですが
ご飯だけはおいしく楽しく…と努めています。
ムリをしないで、自分の好きなように過ごせる空間に…と思ってますが
最低限のきまりやお互いの思いやりあってのことですよね。
2. Posted by toshi   2006年08月22日 20:30
うわあ。早い。びっくりしました。
 すぐのコメント、ありがとうございます。あまり仲がよすぎるのもね。namiママさんは、今がちょうどよいのかも。いや。いや。これはもう、大変失礼しました。

 ちょっと付け足した部分もあります。すみません。入稿直後の付け足しで。
 女性評論家の話と、教育ブログのバナーの下の2カ所です。

 食事時の家族団らんが、一番真価を問われるひとときのような気がします。

 でも、自然体ですよね。自然体が一番。
3. Posted by POOHママ   2006年08月22日 23:45
お久しぶりです。
 toshi先生、このたびはご愁傷さまでした、
 すこしか落ち着きましたか?

昨日から2学期が始まり、
学校に活気が戻りました。

さて、家族のあり方と少子化について
気になったので。。。

今の若者は、現在の日本では、
結婚して、独立した家庭生活を営むのは
難しいのではないでしょうか?
当然、少子化を食いとめるのはもっと。

先日、福井県が出生率アップしたことに関する
TV番組がありました。
世界的にも出生率が高いのはデンマーク。
どちらも、共通するのは、
大人が明るく生きる姿がありました。
育児の楽しみも責任も負担も、
複数で担っていました。
そこにヒントがあるのでは?

子どもの未来を明るくするのは、
今の大人が明るい生き方を見せることだと
思いますが、いかがでしょうか。
4. Posted by takep   2006年08月22日 23:48
ありがとうございます。
おかげさまで、家族との会話はたっぷりできたことがこの夏の何よりの収穫だったということに気づきました。

ほどほどですか…うちはどうだろう?
娘が小さいときの会話。
「父さんと母さんはダブダブだね。」
「おいおい、それをいうならラブラブだろう。」
(確かに最近お腹が…)
おっと、失礼しました。

「生活科の成長単元」拝読しました。今後の実践の中で大事にしたい視点をいただきました。家庭との連携、私たちの側にこういったスタンスがあれば少しでも前進するはずですよね。2学期のスタートから保護者に思いが感じてもらえるようなメッセージを発信していきたいと思います。
5. Posted by 通りすがり   2006年08月23日 04:46
toshi先生へ
いつも興味深く読ませていただいています。
遅くなりましたが妹様のご冥福を心からお祈り申し上げます。

さて、今回の記事で気になったことがありましたのでひと言だけ。
わたしが精神科の先生から伺ったことですが、夫婦仲はよくないと子供は自立できないということです。ほどほどではなく良ければ良いほどいいそうです。特に男の子は、「お母さんはお父さんのもの」という認識の下、母親離れをしていく。そして父親を手本とすることで男らしさを学ぶ。そうやって自立するそうです。あくまで一人の先生のご意見としてご参考までに。
6. Posted by toshi   2006年08月23日 23:50
POOHママさん
 ありがとうございます。おかげさまで、ふだんの生活に戻りつつあります。
 
もう、学校が始まっているという地域は、案外あるのですね。テレビ報道で知りました。
 これも、学力低下論、授業日数の問題などの影響でしょうか。授業日数を増やすことが子どもの成長に欠かせないと言うのなら納得ですが、どうも、子どもより大人の気持ちが優先してしまっているところが気になります。

 少子化の問題については、もう、おっしゃる通りだと思いました。やはり大人の生き方が問われるところですね。
7. Posted by toshi   2006年08月23日 23:57
takepさん
 ラブラブとのこと。子どもにそれが感じられているのがいいですね。
 子どもも親から愛されていると、感じているのでしょう。それが一番ですね。
 ほどほどというのについては、通りすがりさんのおっしゃる通りだと思います。お気になさいませんように。

 成長単元についてのHP,お読みいただきありがとうございました。現代という時代の教員として大切なことを書かせていただいたつもりです。
8. Posted by toshi   2006年08月24日 00:50
通りすがりさん
 もうおっしゃるとおりと思います。
 わたしが申した、『あまり仲がよすぎるのも』は、例外に属するでしょうね。
 そんな留意点もありますよくらいに受け止めていただければと思います。
9. Posted by POOHママ   2006年08月25日 07:39
北海道や青森など、厳寒地域は、昔から、夏休みが短く、冬休みが長いです。
冬には、暖房費がかかることと、大雪による臨時休業の可能性も高いので、登校日数を減らしたい。その分を8月にもってきたわけです。
3学期の始業式は1月20日あたりが多いです。
ということで、学力低下論とは関係ないです。
10. Posted by toshi   2006年08月26日 08:27
POOHママさん
 厳寒地のことはよく承知しています。むかしは農繁期の休みもありましたね。
 ただ、今の長期休業の取り方を全国的視野で見た場合、テレビ報道の通り、授業日数を増やすという視点がありそうです。

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