2006年10月17日

いじめの問題(5)3

ba5a24c9.JPG 昨日は大変失礼しました。ちょっと記事にまとめることができませんでした。

 でも、一日たって、少しは、思いがまとまりました。今回の問題について書いてみます。


 
 その前に一つ、お断りしておきたい。

 わたしはマスコミ等の報道については、すぐ報道内容をうのみにしないよう、気をつけていきたいという思いがある。
 
 と言うのは、数年前、我が地域において、当初は『いじめ』と新聞報道されたが、結局そうではない可能性が強まり、学校は最後までいじめを認めなかったし、新聞もなしくずし的にさたやみにした経過があったからだ。


 でも、今回の件は、わたしも、やはり、いじめがあったし、教員もそれに関わったと思わざるを得ない。

 正直のところ、あってはならないことがあったということに対し、『信じられない。』という思いだ。

 『信じられないというのは、』以前、『同窓会の幹事で』で、今の教員のことを記事にしたことがあるからだ。


 テレビのニュースで、ある教員が、『(子どもの自殺の原因としての)いじめの報告が0というのは、学校がごまかそうとしていることで、これは学校のシステムに問題があるからだ。』と言っていた。

 しかし、わたしは、この見方に反対したい。

 わたし自身、自分が校長だったとき、『いじめ』の報告はきちんとしている。
そして、いじめにどうたち向かっていくか、担任との連携を深めたり、全校の教職員で共通の問題意識をもつことに努めたりして、解決に努力した。
 保護者にはきちんと説明責任を果たすようにした。幸い、すべて、(9年間、3校で3件)きちんと解決したと思っている。

 だから、わたしとしては、これは、システムの問題ではなく、その学校の、風土の問題と思わざるをえない。
 教職員のまとまり、協調体制などは、どうなのだろうか。


 この学校の場合、校長の話が二転三転している。(教育委員会が言わせているという説もある。)
これが一番よくない。不信感はましてしまうだろう。ごまかそうとしていると、感じさせてしまう。


 今は、ネット社会が進行中。また内部告発もあり、第一、情報開示、説明責任を果たさなければいけない時代。ごまかそうとしてもごまかせる時代ではない。そのことを肝に銘じなければいけない。
 (いくらネット社会と言っても、本事件に関わる教員のプライバシーに踏み込むものがあるらしい。これは断じて許せない。何とかならないものか。)

 さて、何回でも言うが、いじめは撲滅しなければならない。どうすればいいのだろう。

 かつて、わたしは、3回にわたり記事にしているので、それもお読みいただければありがたい。

  いじめの問題 (1)  (2)  (3)

 わたしは、校長は、いじめのあるなしにかかわらず、日ごろから心を耕すような言葉(思いやり、やさしさ、協力、自己表現などなど、)を、頻繁に、真剣に、訴えかけるように、話しかけるべきだと思う。 
 子ども向け、教職員向け、保護者向け、地域向け、あらゆる場で、具体的に話す。

 今は何かというと、『学力、学力』と言われるが、それも大切だが、何よりも、このことを訴えていきたい。

 そして、教職員を大切にし、信じ、働きやすい場をつくることにより、前向きで、まとまりのある教職員集団をつくり出すことに努める。

 そうすることによって、ことあるときでも、かくさず、迅速に対応することができるだろう。


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 亡くなられた中学生のご冥福をお祈りするとともに、当該教諭の猛反省と再起を願いますし、生徒に対しては、教職員が一丸となって、人間性の豊かさを育む指導を行うよう、切に願います。

rve83253 at 23:20│Comments(8)TrackBack(0)いじめ | 学校経営

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この記事へのコメント

1. Posted by tamasige   2006年10月18日 05:03
先生がお心を痛められるのはすごく伝わります。少しずつ過去の文を見せていただいておりますが、職員室の雰囲気、教職員の連携、羨ましい限りです。
長男が、中学の時の学校は私の目から異様でした。
教師同士が、よく言えば、他のクラスに首を突っ込まない。担任を尊重する。悪く言えば、知らんぷり。
私には、理解できないことでした。担任と話しても下を向くばかりで・・・力がないと思わせるものでした。どんなに子どもがいじめを訴えても、「思い過ごし」だと言うばかりで堪忍袋の緒が切れて対応を校長に求めましたが、・・・もっと上へ上へ行かねば子どもは守れなかったと反省しています。長男のことは、当時教育長に2回も質問状を出しましたが無視されています。
2. Posted by tamasuge   2006年10月18日 05:04
報道にも問題はありますが、公にしないと動かないものがありますので、命まで失ってしまうともう失うものはないので、報道してもらいたいと思うはず・・・先生には想像もできないでしょうが、そんな校長や教育委員会、学校があるのも事実です。
いじめの内容は、沢山あるのですが、印象的なものを少し、
・習字道具箱の大筆の先が折られていて毛の部分がなかった。
・給食が少ししかつがれないスパゲティーが5本のみ
・机の上にバカ、死ねと掘られていた
・給食当番で、容器を運んでいると「やめい、腐るが・・・」と引き取られた
・ペンケースがカッターのようなもので裂かれた
・座って靴ひもを結んでいると後ろから蹴られ、振り返っても皆が笑っていてやった人が解らない
・帰りに靴が下駄箱から消えていた
などなどでした。
3. Posted by フーテンの科学寅   2006年10月18日 13:37
4 よくぞ書いてくださいました。
どうして、この問題に対して、教職員の方々から、自由な意見が出ないんだろうと、それ自体も不審に思っておりました。
ありがとうございます。
 私の身の回りにおられる先生方も、こちらが肩が凝るくらいに、一生懸命に取り組んでおられます。問題の学校だって、そうに違いないと思うのです。ところが組織としては、こういう問題が出てしまうところに、根の深さを感じます。
 教職員の意識改革に待つというのは、逆に先生方にとって辛いことだと思います。システムに手をつけないと解決しないと思います。
4. Posted by toshi   2006年10月18日 21:47
tamasugeさん
 こうしてブログをやらせていただいて、数多くのコメントをいただきます。そのなかには、今回のtamasugeさん同様、公立学校の悲しむべき実態を赤裸々につづったものが、少なからずあります。
 そのたびに、申し訳ない思いでいっぱいになります。学校の教職員が、一匹狼と言うか、連携がとれないのですね。
 ほんとうに申し訳ないことです。
 ごめんなさい。ブログの世界では、これしか、申し上げようもありません。
 せいぜい、どうすればよいかの提言をさせていただくことで、意のあるところをおくみ取りいただければと、切なる思いです。
 そういう意味では、がんばらせていただきたいと思います。
5. Posted by toshi   2006年10月18日 21:57
フーテンの科学寅さん
 コメント、ありがとうございました。
 貴ブログを少しのぞかせていただきました。
 すばらしい活動をなさっているのですね。敬服しました。
 わたしの現職最終校も、こうした活動が盛んでした。土曜塾と称し、地域の方が大勢子どものためにかかわってくださいました。
 子どもたちは公教育だけで育っていくわけではないので、寅さんのような活動は、子どもの健全育成、知的好奇心の涵養という意味で、すばらしいものがあると思いました。

 わたしのブログへのコメントについてですが、これは、ごめんなさい。ちょっと思いが違う部分があります。

  
6. Posted by toshi   2006年10月18日 22:14
むかしから、『教育は人なり』という言葉があります。
 また、えらく飛躍した話で恐縮ですが、
 封建時代も、資本主義や共産主義のもとでも、政治家などの汚職はたえないわけです。
 わたしは人の心の問題とは、こういうことだと思うのです。
 ただ言えること。強い権力がある時代は、こういうことはかなり減りますね。

 さあ、でも、そんなことばかり言っていないで、わたしとしてできる範囲で、がんばりたいと思います。末永くよろしくお願いします。
7. Posted by tamasige   2006年10月19日 06:15
toshi先生
ごめんなさい。先生に私の愚痴を言ってもせんないことでした。反省しています。
先生の温かいお心が心地よくつい甘えてしまいました。ごめんなさい。ますます、お心を痛めさせてしまいました。
8. Posted by toshi   2006年10月20日 05:53
tamasigeさん
 そんなことはありません。どうぞ、気になさらないでください。
 わたしとしましても、情報がたくさん入るということは、ありがたいことです。
 今は、緊急なかたちで、いじめシリーズとも言うべき記事を掲載していますので、どうぞ、よろしくお願いします。
 無事解決することが何より大切ですね。

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