2007年01月03日

初  夢4

281aa6d8.JPG 201X年、日本国憲法は改正され、120年余続いた国会(議会制民主主義)は、ついにその幕を閉じることとなった。三権分立は、二権分立となる。国会廃止は、他国にその例を見ない、画期的なものだ。そういう意味では、世界中の注目を浴びている。日本の民主主義は、新たな段階に入ることとなった。
 
 A首相談話が発表された。
「本日、国会がその役目を終えたことにより、日本の民主主義は、新たな段階を迎えることとなりました。国民一人ひとりの国政に果たす役割は、今後大きくなるものと予想されます。これからは、国政の責任は国会に対してではなく、直接国民に対して、果たしていくこととなります。民主主義はますますその真価を発揮することが期待されます。
 国民各位におかれましては、そのことを自覚され、よりよい明日の日本の建設のために、それぞれの職域、学校などにおいて、よくその責任を果たすよう希望します。
 なお、これに伴い、来月○△日に、初の首相公選制が実施されますが、わたしはそれに立候補することを表明します。〜。」


 こうなったについては、日本のネット社会化が急速に進んだことが大きい。

 誰もが、学校時代に学習したであろう。民主主義には、直接民主主義と間接民主主義があることを。

 わたしが子どものころの教科書には、スイスの直接民主主義を紹介する写真が掲載されていた。町の広場に市民が集まり、さまざまなことを話し合い、決定していくという、その様子を写した写真である。
 
 近代、国政の重要性が増してくると、直接民主主義は物理的に不可能となった。世界各国は、議会制民主主義(間接民主主義)をとり入れ、国民は、自分たちが選んだ議員に、国政にかかわる権利を委託することとなった。

 しかし、近年、ネット化が進むと、国会の存在意義は相対的に低下することとなった。何も議員を選出しなくても、国民が直接国政に参加し、議決すればよいではないか。そういう世論が強まったのである。

 国会議員の不祥事などが相変わらず続いたことも、この世論を強める結果となった。


1. 議員の数が多すぎるという声がむかしからあったが、近年その声はますます強まった。

2. 二院制でなくてもいいではないかという声も多かった。一院制への移行がはかばかしく進まないとなると、二院制を批判する声は、一気に国会不要論へと突き進むことになった。

3. 小泉内閣による郵政解散以来、憲政の常道を無視しての国会運営が目立つようになり、国会運営は、スムースにいかず、停滞するようになった。それが政治の空白を招くこともふえた。

4. また、国は、国民の声を気にする傾向が強まった。朝令暮改がふえ、無定見のそしりを受けるようになった。それなら、国会はいらないではないかという声が強まった。

5. これが一番大きな理由と思われるが、国会議員の、利権にこだわる傾向、官庁との癒着構造はますます強まり、国会があることによる弊害意識が急速に強まった。これではだめだ。国民一人ひとりが直接政治にかかわった方がいいという声が強まった。



 新しい民主主義は、俗称としては『ネット民主主義』、教科書では、『通信民主主義』と呼ばれる。もちろん、直接民主主義の復活である。
 国政レベルでは、前述の通り、人類の歴史上初めてのことである。


1. 国会は廃止されても、政党は存続することとなる。ただし、政党の役割は大きく変わる。これまでは国会において、論議するとともに、各法案等の議決にかかわったわけだが、これからは、各法案等のよい点、問題点などを、国民へ説明する役割が主となる。議決については、国民が直接行うので、政党がこれにかかわることはない。

2. 国民には、各政党の討論番組等を一定回数視聴することが義務付けられる。視聴しない者は、議決権を失う。議決権を得た国民は、あらかじめ決められた期間内に、自分の所持するパソコンのクリック等により、賛否を投票する。

3. 新聞の役割は低下すると予想される。新聞では、読んだかどうかの確認ができないからだ。テレビ、ネットだってそれは同じではないかという声もあったが、そこは、つけたり開いたりする行為によって、視聴したこととみなすことになった。しかし、今後の検討課題である。

4. 国民の政治参加は、これまでとは比較にならないくらい活発になるだろう。すでに、国会廃止が決まった昨年から、新聞の投書欄、ネットのブログなどで、国民が直接、賛否を表明したり、討論したりする気運が盛り上がっている。

5. 議決の安定性を保つことは、今後の大きな課題である。やってみないとわからないが、これまでも、2006年末の教育基本法改定に伴い、国の教育への関与が強まると思いきや、その後、国民の教育への関心はますます強まり、学校評議員制など、国民が直接教育にかかわろうとする気運が強まったことから、政治は迷走状態となっていた。今後は、明快な国政運営が望まれることとなろう。


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 どうでしょう。こんなふうにはならないですね。あくまで、お正月の初夢です。

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rve83253 at 23:25│Comments(0)TrackBack(0)エッセイ | ブログ、ネット

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