2007年01月06日

発達段階に応じて4

72fef9c5.JPGお正月。長女夫婦、次女夫婦が、孫を連れて来てくれた。ふだんは、われら夫婦2人と愛犬だけだから、大変なにぎやかさとなる。

 よく、『お孫さん、かわいいでしょう。』と言われる。・・・。そう。孫は特別な存在である。今、4歳が1人と、2歳が2人。3人とも男の子だ。

 我が子と違い、孫に対しては、子育ての義務(?)がない。かわいがりたいときだけかわいがっていれば、用が済む。それがかわいい一辺倒でいられる要因だろう。


 そして、はたと思った。

 これって、今のわたしの仕事と似ていないか。

 毎日、初任者の学級に入っているわけだが、学級経営の義務(?)はない。初任者の授業や、子どもへの接し方を見ているが、作文を書いたり、テストをやったりしているときは、これはもう、教室を抜け出してしまうこともある。
 (そうか。この点においては違うな。別に、娘夫婦の子育てをじっくり見ているわけではないものな。まったく見ていないわけでもないが。)

 まあ、長女夫婦も、次女夫婦も、よくやっていると思う。孫3人とも、自然体で、順調に育っている。喜びも怒りも悲しみも楽しみも全身で表現する。思いやり、やさしさの心も、逆に、いじわるな心も、豊かに感じ取れる。


 さて、ここでちょっと、孫の話題からはなれ、教室のなかの、ある光景を描写してみよう。

 今、多くのクラスに、すぐきれる子がいると思う。わたしの担当する初任者のクラスにもいる。物を投げたり、奇声を発したり、後ろにひっくり返ったりする。
 そして、元の平静な状態に戻るのも、早い。簡単に戻る。しかも突然戻るのだ。
 こういう子の中には、機嫌がいいときは、甘え心が生じるのだろう。中学年であっても、『えんぴちゅ』など、幼児語がとび出す子もいる。

 こういう子は、むかしっから、いただろうか。自分の学級担任時代を思い浮かべても、あまり記憶がないのだ。どうも、近年の傾向でないかと思う。


 すみません。また、孫の話題に戻ることにする。

 正月、我が家を訪れた孫のなかに、上記、すぐきれる子とまったく同じ状況を見た。何と、そのきれるときの表情、しぐさまでもが、上記の小学生とそっくりだった。
 父母は、あわてて、その辺にあるものをどけながら、『だめでしょう。投げちゃだめ。ほら。おじいちゃんに当たりそうになったでしょう。ごめんなさいしなさい。』

 そうすると、孫は、わたしに対し、ぴょこんと頭を下げる。そのしぐさがまたかわいいのだが、わたしは、上記の表情、しぐさから、学級の子どものことを思い浮かべ、ドキッとしてしまった。
 しばらくしてから、我に返り、『あっ。ごめんなさいができたね。ようし。いいよう。もう投げないでね。』と言ったが、『ドキッ』は、しばらく止まらなかった。


 さて、本日の結論である。

 しかし、これは、たぶんに、客観性はない。客観的に述べるには、あまりにも材料が少ない。だから、わたしがふと思ったことを書くに過ぎないが、お許し願いたい。

 わたしたち夫婦は、娘2人しか育てたことがないので、男の子のことはよく分からないのだが、また、幼児教育は専門でないので、自信がないのだが、こういうきれる状態というのは、2・3歳の幼児なら、よくあることなのではないだろうか。
 多くの子(?)が、この段階を通過する。そして、両親の愛により、成長するにつれ、ふつうに理性を養う。

 しかし、どうなのだろう。上記の小学生は、幼児期に、この段階を通過できなかったのではないか。きれようにもきらせてもらえない。その心、つまり欲求が満たされないままで大きくなってしまった。その結果、許されると見た学校という場で、行動に移してしまっているのではないか。

 子どもには、そのとき、そのときに、発達段階に応じた、行動パターンといったものがあるのだ。それをしっかり歩ませてやりたいものである。


 どうだろう。そのように一応結論づけたのだが、納得していただけるかな。


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 発達段階に応じた行動パターンは、小学校入学後もあると思います。学習場面においても、それは言えるでしょう。
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rve83253 at 00:00│Comments(2)TrackBack(1)子ども | 保護者

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1. 子どもの才能を最大限に開花させる!  [ 子育て育児総合情報バンキング ]   2007年01月06日 09:59
子どもの才能を伸ばすことって結構簡単なのかも知れません

この記事へのコメント

1. Posted by Hideki   2007年01月06日 20:41
今回のキレる子とはちょっと違うことかもしれませんが、私らの頃は「反抗期」というのが、2回あるとよく言われていました(今もいうのかな?)。3〜4歳の頃の第一次反抗期、そして13〜14歳の第二次反抗期。その頃に、反抗して苦しんで、そして自ら答えを見つけることが大切だと。何を隠そう、私も中2の頃はやたら親や教師に反抗しました。

変にその反抗期を抑え込んでしまうと、それが後々に吹き出てくるといわれてました。

やんちゃな時期って、必ずありますよね。

そんなやんちゃを封じ込めてしまうのではなく、やんちゃを通して成長していくことが大切なのではないかと思うのです
2. Posted by toshi   2007年01月07日 01:30
Hidekiさん
 ありがとうございました。ほぼ、わたしの主張と同一と見てよいのでしょうね。

 ただ今回、年齢は大変違うのにもかかわらず、表情やしぐさがあまりにも似ていたものですから、強い印象を受けてしまいました。

 そう言えば、亡母のつけていたわたしの育児日記にも、『食事等を荒らし始める。』とありましたっけ。

 やはりふつうは、やんちゃを通して成長していくのでしょうね。

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