2007年01月08日

愛犬が元気に!4

04535448.JPG 我が家が犬を飼い出したのは、8年くらいも前になるか。そのころは、まだ娘2人も独身で、同居していた。

 わたしは犬が苦手で、いや、むしろ、嫌いだった。
 これは、小学校低学年だったか、もっと小さかったころか、隣りのうちの愛犬に追いかけられ、泣きながら、猛烈に走って家に駆け込んだことが影響している。

 「走って逃げるからいけないのだよ。そうすると、犬は追いかける。じっとしていれば、大丈夫だよ。」
母にそう言われたが、『だって、こわいのだもの。じっとなんかしていられないよ。』という思いで、よけいこわくなったのを覚えている。


 だから、もう、いい大人になっていたとはいえ、妻と、娘2人に、
「ねえ。お父さん、犬を飼いたいな。いいでしょう。」
と言われても、わたしはなかなか承知しなかった。

 何度か交渉したが、話し合いは平行線。そして、強行採決(?)。多数決で敗れた。


 でも、飼いだしたとき、子犬だったのが幸いした。特に、苦手とか、嫌いとかいうこともなく、いや、飼いだせばかわいいもので、最初からわたしにもなついてくれた。

 そんないきさつもあって、犬の面倒を見るのは、もっぱら、妻と娘2人だった。そして、娘がどちらも嫁いでからは、もう、妻専門となる。

 それでも、わたしが帰宅すれば、必ず寄ってきて跳びつくし(最近は高齢になったからか、跳びつくにも勢いがなくなった感じ。)、寝床は、わたしの布団の上と決まっていた。


 
 さて、まえおきはこのくらいにして、

 その愛犬、モモが、この正月、おかしくなった。飼いだして初めてだ。
 食べた物を吐き出したり、下痢したりを繰り返すようになった。獣医さんに診てもらったら、『ストレスでしょう。』と言われたとか。


 ストレスと言われれば、心当たりは大ありだ。

 タイへ旅行中の5日間は、ペットホテルにあずけた。これまでも何度かあずけたことはあるが、その間は、ほとんど食べなくなってしまう。一度、げっそりとやせてしまったこともあった。そのときは、哀れを誘った。
 今回は、それほどではなかったが、やはりほとんど食べなかったようだ。

 家へ戻ったら、お正月。今度は、すでに書いたように、娘夫婦と孫3人がやってきて、一泊する。モモにとってはご難続きとなった。

 孫3人は、モモをかわいがっているつもりだが、ふだん、ないほどの騒々しさだし、かまい方がまた乱暴だから、・・・、いや、乱暴なときもあるから、・・・、ときには、モモの逆襲も見られるが、・・・、まあ、ストレスがたまってしまったと見える。


 また、別な要因もありそうだ。

 夜は、わたしの布団で寝る。必ず、わたしの足元にうずくまるから、わたしは、斜めに寝るのがくせになってしまったが、この日は、わたしが布団に入ると落ち着かず、あっちに行ったりこっちに行ったりした。『なんだろう。どうしたのだろう。』と思ったら、そのうち、変な声を出した。『ああ。吐いたな。』と分かった。

 始末をしてやったが、畳の上でも布団でもなく、板の間に吐いたのが、ほっとすると同時に、なんか、哀れを誘った。

 翌日、妻に言う。
「そうなのよ。その点はおりこうさんで、お風呂をあけておけば、お風呂場で吐いたと思うわ。」
「そうか。それはすごいな。・・・。でも、それほど、気を遣うから、ストレスがたまるとも言えるな。」

 わたしは以前から、そう思っているのだが、人間が犬を飼う環境というのは、犬にとっては迷惑なことも多いのではないか。

 4年国語の教科書の『白いぼうし』ではないが、家のなかというのは、『四角いものばかり』だ。


 さて、ここまで書いて、衝撃的なことが思い浮かぶ。

 現在の子どもがおかれている状況も、この、モモと似たところがないか。

 本来の子どもが育つにいい環境とはほど遠いところで、子どもが生活している。好ましい自然、遊び場は限られ、都会では、思いっきり走り回ることもできない。近所の遊び友達も、限られてしまっている。いないケースだってありそうだ。

 わたしが子どものころは、この地もまだよかった。紙芝居のおじさんにくっついて隣りの町まで行ってしまい、家へ帰る道が分からなくなってしまったこともあった。近所の、遊び仲間と、路地ではあるが、暗くなるまでゴロベースをした。『ほら。Toshi。いつまで遊んでいるの。夕飯だよ。』家へ帰ると泥だらけの手をごしごしと洗う。
 ああ。『三丁目の夕日』の世界だね。

 情けない結論だが、せいぜい今の環境のなかで、子どもが子どもらしく生きられるように、モモはモモらしく生きられるように、最大の配慮をしていきたいものと思う。

 おかげで、今は、健康を取り戻し、元気になった。


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 モモは、ついこの前、わたしが帰宅したのに、いつものお出迎えがなく、ただわたしを見つめているだけということがありました。

 また、わたしは、先日、生涯で初めて、若いお嬢さんから、バスのなかで席を譲られました。ショックだったです。でも、せっかくの好意。『ありがとうございます。』と言って、平然とした態度で、すわらせてもらいました。
 でも、ショックでした。

 『いや。ショックに思うのはやめよう。その方の目が悪かったのだ。』そう思うことにしました。だって、もう、これから、何年も、こんなことはないだろうという確信(?)があるからです。

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1. 北海道の大自然を家庭で満喫!【赤ちゃん本舗みたいに役に立つ!子育て育児総合情報バンキング! 】  [ 赤ちゃん本舗みたいに役に立つ!子育て育児総合情報バンキング! ]   2007年01月08日 11:11
お子さんと自然を分かち合っていますか?子どもはやっぱり自然とのふれあいが大切だと思います。北海道の大自然をご家族で・・・

この記事へのコメント

1. Posted by ダディ三鷹   2007年01月08日 04:57
いつも興味深く拝読しております。最近は「温故知新」シリーズを読みつつ、OECDのPISA評価やここ数年の教育改革に思いをはせたりも。

モモちゃん、元気になってよかったですね。
そもそもの生活の場がペットはおろか子どもたちにとってストレス源になっていないかというご指摘には胸を突かれました。
我が家には中学生と小学生の娘が、そして屋内飼いのネコが一匹いるのです。
「屋内飼い」という言い方は今思いついたもので、ポピュラーな表現は別にあるのかもしれませんが、いわゆる「外に出さない」という飼い方です。納得してやっているわけではなく、やむを得ずなのですが。
しかし、ウチの子どもたちも「屋内飼い」にしちゃってないか。いや、外には出ていますけど……うまく言えません(><)
2. Posted by ダディ三鷹   2007年01月08日 04:58
話変わりますが、私の父は昨年満80歳を迎えました。数えなら一昨年で傘寿でしょうか。幸い、一病息災という感じで大きな病もせずに穏退生活を送っております。
電車で席を譲られたりすると、10歳も下の後添いさんに席を譲ろうとするので一悶着起きます。本人は抵抗しているわけではなく、単にレディファーストのつもりのようですけれども、義母にしてみれば「譲られたのは私じゃないわよ」「私はまだそんな歳じゃないわよ」ということらしいです。
悩ましいような微笑ましいような(^^)
とりあえずは、譲り譲られる光景が、まだふつうの日常であることを喜んでおります。

他愛ない話を長々と失礼しました。
これからも更新を楽しみにしております。
3. Posted by rusie   2007年01月08日 08:10
家にも犬がいますが,私は家の中で飼うのは好まないので,そとの犬小屋で暮らしています。娘たちは最近の寒さで,とても気になるようで,いろいろ暖かくする工夫をしてやっています。犬にとってどんな暮らしがいいのか,考えてやるってけっこう難しいことですね。
そこから,子どもの環境についてもtoshi先生はさすが・・と思いました。そして,子どもたちの環境はまさに大変な環境なのかもしれませんね。わがクラスの子どもたちもけっこう気を使う子が多いです。よけいな気を使っている,という感じですが。2年生なのになあ。ストレスありそうですよ。
4. Posted by toshi   2007年01月08日 11:54
ダディ三鷹さん
 いつもお世話になっております。
 『温故知新』シリーズもよろしくお願いします。
 
 犬を飼うことになったとき、わたしは当然屋外だと思っていました。しかし、これも、当時は子犬だったせいでしょう。我が家の女性軍に押し切られました。
 妻には内緒ですが、・・・、いや、内緒にはできないのですが、・・・、やはり戸外が正解なのではないかなあと思っています。でも、一度、中で飼い出せば、もう、外というのは無理ですよね。

 お嬢さんたちは、これはもう、純真な気持ちから、中で飼いたいのでしょうね。むずかしいですね。
5. Posted by toshi   2007年01月08日 12:04
お父さん、お元気で何よりですね。
 80歳と70歳ですか。わたしなど、さらに、10近く若い62歳(もうすぐ)ですから、やっぱり席を譲られる年ではないのですがね。

 お年寄りは頑固な方が多い(ダディ三鷹さんのところは違うようですが、)から、一悶着も二悶着もありますね。
 よくそういう光景を目にします。それで、『さっと感謝して、さっと坐っちゃえばいいのに。』と、よく思っていました。譲った方の立場がないといった感じになることがありますよね。
 まあ、ほんとう。お元気なことが何よりですね。
6. Posted by toshi   2007年01月08日 13:23
rusieさん
 やはり戸外なのですね。
 かつて『知ってるつもり』という番組がありましたね。あのなかで、忠犬ハチ公をとり上げたことがありました。その番組で、『飼い主がよければ、犬はみんな忠犬ハチ公になる。』という言葉が印象に残っています。
 『動物の生態をよく知っていて、愛情があれば』と理解しましたが、今の都会という環境のなかではどうなのでしょうか。知識と愛情だけではという思いもあります。
 
 子どもが気を遣うということ。一概に言えずむずかしいですね。
 『当然気を遣うべき、また、そういう教育だって大切だ。』ということも言えますし、『何もそこまで気を遣わなくても、子どもらしくないな。』と思う場面もありそうです。
 そうか。ストレスにならず、喜び合える気の遣い方と言ったらいいかな。
7. Posted by tamasige   2007年01月09日 01:01
この田舎でも子ども達の環境はあまりかわりません。我が子が育つ時にも、時間・空間・仲間の3つの間は少なかった。子ども達も結構忙しいし、公園ではボール遊びが禁止、家の回りにいっぱいある田んぼ、稲刈りの後は麦を植える田は少なくて、半年そのままになっている。そんな田んぼで走り回っていて叱られたと子どもにどこで遊んだらいいんで・・・と泣きつかれたことがありました。私の育った田舎は、村全体が遊び場でした。基地ごっこをしたり、山を駆けめぐったり、お天気がよければ外で遊ぶのがふつうでしたものね。
8. Posted by toshi   2007年01月10日 06:38
tamasigeさん
 そうですか。驚きました。都会だけではないのですね。
 そう言えば、ちょっと観点が違ってしまいますが、今は、どうなのでしょう。
 10〜20年くらい前ですが、都会地の方がよほど蝶が飛んでいるのですね。田園地帯は農薬のせいで、まったく蝶など飛んでいないという話を聞いたことがあります。
 そんな点からも、子どもの遊び場がなくなっていると言えるかもしれませんね。
9. Posted by tamasige   2007年01月11日 05:25
最近は、健康志向で減農薬が主流ですので、蛍が戻ってきました。こちらでは、蝶やトンボ、蝉は賑やかです。
10. Posted by tamasige   2007年01月11日 06:13
最近は、減農薬農法が主流なので、蛍が戻ってきました。蝶やトンボ蝉も賑やかです。
11. Posted by toshi   2007年01月11日 18:37
tamasigeさん
 それはよかった。自然が戻っているのですね。こちらでは、蛍は、ほんとうに限られた場所で、しかも、人の配慮がないとだめなようです。蛍を飼っている学校もあるのですが、それはもう、大変なようですよ。自然に生息する環境がほしいなとせつに思います。

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