2007年01月21日

“検索”が人生を変える。3

397ccbe1.JPG わたしは今、軽い興奮を覚えている。

 今日21日、午後9時より、NHKが、『グーグル革命の衝撃 〜あなたの人生を“検索”が変える〜』を放送する。ぜひ見たいものだと思っている。

 このNHKのタイトルを見て、『何を、おおげさな。』と思われる方もいらっしゃるかもしれない。でも、わたしは、共感しながらこのタイトルを見る。

 検索に限らずだが、ネットの進化は、ほんとうに目覚しい。わたしの経験で言わせてもらっても、それは顕著である。



 7年くらい前のことだ。次女は、当時、会社員。会社のホームページ作成の仕事にかかわっていた。
 わたしは、仕事ではワープロを使い、パソコンに移行するつもりはまったくなかった。ワープロにくらべると、キーボードに日本語の文字がほとんどなかったからだ。そんなことが、拒否反応のもととなっていた。

 そんな折、娘と話したことがある。
「ホームページというのがあるけれど、わたしの学校だよりの文章や、かつての学級だよりを、これに掲載できればいいなと思うのだ。多くの人に見てもらえるじゃん。」
「お父さん。それなら、わたしやってやるよ。素人では、ホームページ作成はとても無理だよ。特別な文字などをたくさん使うから。」

 今なら、分かる。いわゆるHTML言語というものだろう。

 それで、わたしの原稿をもとに、娘がホームページを作成してくれることになった。
 しかし、これは長続きしなかった。娘は多忙で会社からの帰りが遅くなり、思うようにはやってくれなくなった。それで、6・7回の更新の後、放置する状態となってしまった。

 当時のホームページは、もう、ないかな。いい加減なもので、タイトル名も、アドレスも忘れてしまったから、仮にあったとしても、出すことはできない。


 今、それこそ、ホームページビルダーの開発の歴史を“検索”してみて分かったのだが、それは10年前からあったようだ。娘に聞いてみた。
「うん。あることは知っていたけれど、当時はまだ性能が今ほどよくなくって、写真など入れようとすると、うまく入らないで、不具合が生じていたの。だから、それを使いながら、タグ打ちもして、両方、併用していたっていう感じかな。」

 まだある。検索も今に比べれば、けっこう不自由だった。娘のやっているのを見ていただけだったが、キーワードを入れても、見たいものが簡単には見つからなかった。それで、アドレスを打ち込んで開くのが、主流だったと思う。これでは、ばくぜんとこういったものを見たいと思っても、無理だ。
 そう。そう。ページを読み込むのにも、ものすごい時間がかかったよね。
 
 それに表示できたとしても、企業のものなどは別として、行間がまったくないなどというのが多く、読みにくかった。目が疲れた。
 当時もインターネットはもてはやされていたが、わたしは、『評判の割には、意外と不便なものだな。』と思い、自然にホームページから遠ざかることとなった。


 さて、話は一昨年の夏のこと。このころは、もうワープロは売っていなくて、自然にパソコンに移行していた。
 それで、パソコン教室に通いながら、現在、当ブログの姉妹編となっている、『小学校初任者のホームページ』を開設することとした。ホームページビルダーを駆使しながら、自分でやることができた。かつての記憶があったから、楽になったものだという感慨もあった。

 もう、娘にたよる必要はなかった。第一、このころはもう結婚していて、家にいなかったものね。



 さて、むかし話はこれくらいにして、今日のNHKのタイトルにもなっている、『検索が人生を変える。』にふれてみたい。この内容は、今、知る由もないが、わたしの実感を書くことにする。

 わたしのブログが、常に百人以上の方に読んでいただけるのは、ひとえに検索技術の進化によるものだろう。むかしのように、アドレスを入れないと使いこなせない時代だったら、到底こんな事態は起こらなかったと思う。
 そうなると、コメントもいただけない。7年前のホームページ同様に、簡単に投げ出してしまったのではないか。

 また、『パソコンおたく』などという言葉があるかどうか知らないが、わたしは確かに、家にいるときは、ほとんどパソコンに向かっている。

 わたしにとって、自分のブログは離れがたいものになった。自分の分身のようだ。愛着もある。
 わたしの場合、ブログと仕事は切っても切れない関係になった。ブログを書いたり、読んでくださる方とコメントのやりとりをしたりすることが、仕事面の充実をもたらす。逆に、仕事で得た成果や課題をブログに書くことによって、ブログも充実する。そんな思いを強くしている。
 だから、『教育おたく』ということなら、甘んじて受け入れようと思う。



 ところで、わたしの今の仕事は、この3月で終わる。今、『4月から何をやろうかな。』という気持ちでいる。

 もしブログをやっていなかったら、4月からは、確実に教育現場を離れることになっただろう。それは間違いない。しかし、ブログが伴侶となった今、教育現場を離れたくない気持ちが強いのだ。現場を離れれば、ブログが書きづらくなるだろう。そういう事態はたえがたい。
 『ブログを続けるために、これからも現場にいる。』そんな言い方をしたら変だけれども、正直な気持ちは、そんなふうである。

 もちろん、今の時点では、断定的なことは言えない。

 が、もし、そうなれば、まさに、ブログが老後の人生を変えることになるのではないか。



 10年くらい前までなら、わたしのようなものが、世間に対して、物申すことはできなかった。その手段がなかった。高い金をはたいて、自費出版したとしても、それを読んでくれるのは、身近な人に限られていたと言えよう。

 これまでは、一般人から表現する手段を奪っていた。いや。限定していたのである。
 検索技術の向上は、一億総表現社会を出現させた。表現意欲のある人にとっては、幸せな時代がやってきたと言えるのではないか。


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 おそらく、テレビの内容とは、ずれた記述になっていることでしょう。でも、わたしは、自分のこれからの人生とダブらせて、このテレビを見たいなと思います。
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rve83253 at 00:01│Comments(10)TrackBack(0)自己啓発 | ブログ、ネット

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この記事へのコメント

1. Posted by くるみ   2007年01月21日 11:19
toshi先生!
私もカレンダーに書き込んで
楽しみにしているのです^^

そして、稚拙ながら発信する言葉に答えて
下さる方々との出会いに喜びと力をいただいている今、新しいこの広がりに強い興味を持っています。

今夜の放送、楽しみです!
2. Posted by きゃる   2007年01月21日 12:46
Yahoo!のときはそうでもありませんでしたが、
Googleを使うようになって、
私のライフスタイルが変わりました。
若い頃、毎日のように足を運んでいた
本屋さんに行かなくなったのです。
新聞や図書館の利用は変わりませんが
書店と辞書を使わなくなりましたね。
3. Posted by toshi   2007年01月21日 15:50
くるみさん
 そう。おっしゃる通りです。コメントをくださる方々とのふれあいを通し、わたし自身が、思いを修正したり、ふくらませたり、深めたり、確認させていただいたりしています。
 始める前は、ネット社会の負の部分がものすごく報道されていましたから、不安もこわさもありました。
 でも、始めてみると、こんなにも温かな交流ができるということに、記事で書いた幸せとはまた違った意味の幸せを感じることができました。
 これからも、よろしくお願いしますね。
4. Posted by toshi   2007年01月21日 15:59
きゃるさん
 きゃるさんが、本屋へあまり行かなくなったとおっしゃる。
 何かで読んだのですが、検索後の広告が、検索する人のニーズにぴったり合っているため、チラシ広告へのダメージが予想されるなどということもあるようです。
 ネット社会は、リアル社会にはかり知れない影響を与えるだろうということのようです。
 
5. Posted by SAIBIKAN   2007年01月22日 03:07
こんにちは。私も「グーグル革命」は、ぜひ見たいと思ってみました。この記事のタイトル名が、番組の中で印象的に使われていましたね。グーグルは、いつのまにか私のブラウザにも窓として常駐していますし、しょっちゅう使っています。自然と存在している感じです。革命というなら、今は、どちらかと言えば「ブログ革命」の方がピタリ来る。toshi先生が、ブログのことに内容が走ったのも、分かる気がします。
6. Posted by toshi   2007年01月22日 21:47
SAIBIKANさん
 昨日のテレビは、とてもよかったですね。
 今日、驚いたのは、ただ、『校長』と打って、検索にかけたら、わたしのブログは、3位になっていました。『市校長会』などの公的な組織があるにもかかわらずです。
 ところが、ヤフーでは、まったくでてきませんでした。
 同じ検索でも、価値観がまったく違うのですね。おもしろいものだと思いました。
 昨日のテレビでは、ブログのことは一切出てきませんでしたが、読みたいものがすぐ出る検索という意味では、ブログも同一ですね。
 
7. Posted by Hideki   2007年01月23日 00:20
こんちは。
ヤフーとグーグルは検索のロジックが異なるので(それが検索の個性ともなっている)、この2つの使い分けが面白いです。グーグルはより「リンク性」を重視しているようなので、ブログでトラックバックやリンクコメントが多いほど、それもランクの高いサイトの上位ページにリンクがあるほど検索結果が高くくるようです。ブログをやるとその仕組み上グーグルの検索にかかりやすい…だから企業サイトがブログをとりいれています。

WEB2.0という言葉がここ数年キーワードで語られています。Toshi さんのような良質のコンテンツを、現場から、個人から、いろんな方面から発信しあい、補完しあう社会…それが、次のネット社会の主役といわれているんです。

本屋に売っている理論書、指南書、ノウハウ本などより、ずっとリアリティがあって、説得力があり、何よりも面白いと思うのですよ。

8. Posted by gene   2007年01月23日 00:36
google革命の衝撃みました。
中国バージョンのgoogleでは1989年の天安門事件を検索しても出てこないようですね。中国政府がフィルターをかけているのでしょう。 でも情報はいくら隠してもどこからか漏れます。 きっと中国からでも天安門事件についてアクセスする方法があるでしょう。 近日中に友人のHaruoさんと天安門事件を議論します。
9. Posted by toshi   2007年01月24日 01:16
Hidekiさん
 ほんとうにそれぞれが個性的なのですね。でも、本記事の皆さんのコメントを読ませていただくと、やはり、グーグルは、ほしいものがすぐ見つかるという評価のようですね。
 リンク重視の考え方は、すばらしいと思います。何かで、『ブログ民主主義』という言葉を聞いたことがあるのですが、このようなことを指しているのでしょうか。
 また、お互いにリンクし合うことが、より絆を強めることになるのでしょうね。価値を深め合うと言ったらいいかな。そんなことを思いました。
10. Posted by toshi   2007年01月24日 01:22
geneさん
 googleの自主規制なのでしょうか。あるいは、中国政府の強引さなのでしょうか。
 いずれにしても、中国は内部矛盾を抱え、いずれは、人民の不満が爆発するのではないでしょうか。

 きっと中国では、こんなコメントもチェックされるのでしょうね。

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