2007年06月19日

快  癒5

26b9374e.JPG わたしの担当する初任者が、健康を回復した。よかった。

 先週の木曜日。わたしが出勤したときは、いなかった。『ああ。今日も、まだ無理かな。お休みのようだ。』そう思ったら、教頭先生のお話。
「朝、まだ、少し具合が悪いので、1時間ほど遅れて出勤します。」
との連絡が入ったとのこと。
「そうですか。無理していなければいいのですがね。」

 1時間目は、道徳。もちろん、わたしが行った。

 でも、この子たちは、ほんとうにしっかりしていると思う。

 ふつう、担任がこれだけ休むと、学級は変調をきたすものだが、そういう感じがまったくない。たいしたものだ。


 2時間目。理科の観察のため、昇降口で靴を履き替え、昇降口前に整列しているときだった。担任のA先生の姿が校門付近に見えた。

 子どもたち、
「あっ。A先生だ。」
「A先生が来たよ。」
「ほんとうだ。うわあい。(大声で)Aせんせえい。」

 とたんに整列は乱れ、多くの子たちがA先生のもとに殺到する。残った子たちと、わたし。顔を見合わせて苦笑い。

 A先生を中心に子どもたちの輪ができる。A先生の腕を取る子。抱きつく子。先生も大変だ。それを見て、わたしは、『二十四の瞳』を思い出した。

 A先生。子どもに取り囲まれたままで、わたしのもとへ。
「toshi先生。ありがとうございました。」
「大丈夫かい。元気になったかな。」
「ええ。だいぶ、よくなりました。でも、薬のおかげなので、・・・、まあ、大丈夫とは思いますが。・・・。給食を食べて、そのあと、どうなるかが少し心配なのですけれど。」
「そうか。わたし、ずっといるから、無理のないようにね。」
「はい。分かりました。ありがとうございます。」

 まあ、わたしの退勤時刻までは、見た目は元気そうで、安心した。



 子どもが下校した後、A先生に言う。

 「すごかったな。昇降口前の光景は。やはり、A先生のクラスだなあと、わたしは、少しやきもちを焼く気分だったよ。」
「そんな。・・・。でも、ほんとうに、あのときは、うれしかったです。待っていてくれたのだと思いました。」
「そうだろうな。・・・。先生が連日休んでも、子どもたちは落ち着いて学習していた。・・・。これだけの学級経営のできる初任者はそうはいないと思ったよ。」
と話すと、感極まったような表情になった。

 「でも、子どもたちの心を育むことと、子どもの思いを中心として子ども主体の授業をおし進めるという意味では、これからも、どんどん、言わせてもらうからね。」
「はい。それはもう、よろしくお願いします。」

 まあ、この日は例外。いろいろ言ったらかわいそうだ。『教材研究不足も当たり前』と思ったし。


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 上記記事から5日ほどたった今日、火曜日。久しぶりに出勤したような気がしました。

 もう、A先生は、完全に健康を取り戻しました。今日は、A先生もわたしも、子どもたちを引率して、まちへ社会科見学に出たくらいです。
 元気になり、ほんとうにホッとしました。

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rve83253 at 16:40│Comments(2)TrackBack(0)学級経営 | 初任者指導

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この記事へのコメント

1. Posted by yoko   2007年06月19日 17:31
初任の先生、全快との事とても嬉しい思いで拝見させて頂きました。
toshi先生がヤキモチを焼くほど先生が慕われているというのは、本当に素晴らしいですね。やっぱり根底にこういった信頼関係があってこその教育ですね。これがなければ、きっとどんなにいい教育でも子供たちの心には染み込んでいかないと思うのです。それをしっかりtoshi先生は支えているのですね。頑張って下さい。
2. Posted by toshi   2007年06月20日 09:04
yokoさん
 ありがとうございました。ご心配をおかけしました。
 教員の場合、若さというのは、子どもたちにとって大きな魅力だと思います。それプラス愛情さえあれば大丈夫です。信頼関係は培われますね。
 この学校の子どもたちがもともともつ、純な心持ち、素直さ、そういったものも感じています。

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