新年
2009年01月04日
2009年01月03日
謹賀新年
ここ数年、経済・政治、事件、社会問題のすべての結論を労働者派遣制度に帰結させる低次元な議論が横行してきました。派遣や契約雇用者の勤労意欲が削がれるような風潮であり、労働の質より世論の質の低下を強く感じます。
それとともに、年後半の失業問題は、自由で多様性のある雇用形態とライフスタイルが鋭く問われた事例となりました。劣悪な労働条件でなければ、とりあえず職に就き、安定した社会生活が送れることにもっと感謝の気持ちがあってもよいと思いますが・・・・。
今年は4月から労働基準法の改正施行が予定されています。無責任な世論を真に受け、一方的な規制強化をすることは、建築基準法と同様、雇用の硬直化を招き中小企業の経営を更に圧迫するのではないかと危惧しています。
こんなときこそ一層健康に留意し、きびしい年を乗り切りましょう。
皆様にとりまして、本年がよい年でありますように。
2009年元旦