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音楽・映像関連ライター/ベーシストの不破了三のブログです。

レコード喫茶ふわふわ Vol.80「追悼 作曲家:菊池俊輔」

昨夜のレコード喫茶ふわふわ Vol.80「追悼 作曲家:菊池俊輔」にご来店のみなさま、本当にありがとうございました。菊池先生の功績と、個々の心に降り積もった思い出を振り返りながら、先生とその作品に想いを寄せる時間を作ることができたでしょうか。
 
アーカイブはお早めに
https://www.twitch.tv/fuwaryozo
 
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終盤、Twichアプリのチャットにおいて、菊池先生への哀悼の言葉をみなさんに寄せていただきました。チャットのログはすぐに消えてしまいますので、ここに転記して皆さんの想いを残したいと思います。

●菊池先生の曲を物心つくかつかない頃からずっと聞いて来て、育ってきました。菊池先生が残された魂は永久に不滅です。ありがとうございました。

●本当にたくさんの曲を聞いて育ってきたんだなあということを噛み締めています。感謝しかありません。

●菊池先生の曲で、たくさんの映像作品は一層の輝きを増しより強靭な命を得ています。 先生がひとつひとつ魂を込められた素晴らしい楽曲は、これからも世界中の老若男女にずっと愛され続けていくことでしょう。 菊池俊輔先生ありがとうございます。

●幼稚園のときに見ていたキイハンターが初・意識した菊池先生でした。。先生の訃報に触れ、呆然としてしまいました。たくさんの素晴らしい曲をありがとうございました。先生の作品を後世に歌い継いでいきます。

●テレビまんがの黄金時代のサウンドを築き、70年代の少年少女の胸をときめかせた数々の不滅の歌曲。菊池先生、ありがとうございました。

●こうして聴くと改めてその功績がわかりますね。菊池先生ありがとうございました…

●菊池俊輔先生の曲が日常に溢れてたんですよね。ありがとうございました。

●何を言っても足りないような気がして…。何のひねりもありませんが…ありがとうございました。

●元気のない時、菊池先生のファンファーレが聴こえてくると心にゴッと炎が点火し体温が上がり元気が復活します。これからもおそばに。ありがとうございました。

●音楽の授業や歌謡曲があまり好きではなかった私でも、音楽に興味を持つようにさせてくれた偉大な作曲家だと思います。作曲家の名前はあまり知られていなくても菊池俊輔氏の曲を聴いたことのない人はおそらくいないと思います。たくさんの名曲や長寿番組をありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

●菊池先生のたくさんの曲に、励まされてました。

●先生、ありがとうございました。これからも聴くし、歌います。

●心がぐんと伸びて大空に飛び出していくような気持ちになる歌をたくさんありがとうございました…と書いてたら、ここに来て「エリカのバラード」が。゚(゚´ω`゚)゚。

●本当にありがとうございました。菊池先生、ご冥福をお祈りします。

●菊池俊輔先生、本当に、本当にありがとうございます。

●菊池俊輔先生の作品はこれまでもこれからも心に留めつづけます。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

●これだけ素晴らしい曲をたくさん残していただいたので 歌い継いで聞きついでいくことで 永遠に残っていくと思います 音楽家は素敵な仕事だなと

●これからの世代にもドラえもんやドラミちゃんのえかきうたで後世に引き継がれると思います。菊池俊輔氏の曲を少しでも残してくださったドラえもん制作スタッフの皆さんにも感謝しています。

●アニメや特撮に限らず映画にTVドラマに活躍された菊池俊輔先生。胸熱い音楽は僕らの息吹に、心安らぐバラードは私たちにロマンを与えてくださいました。先生が作られた音楽はいつまでも心に響いています。

●子どものころ、仮面ライダーごっこをするときに歌ではなくて劇伴を口ずさんでいたんです。劇伴というものへの興味、入り口となったのは菊池先生の楽曲だったんだなぁと改めて思います。数多の曲をありがとうございました。今後も菊池先生が作られた曲を聴き続けます。本当にありがとうございました。

●子供の頃から知らずに歌ったり耳にしながら育ったんだなぁ、あ、菊池先生の歌に育てられたのか。御世話になりました、どうぞ安らかに…

…etc.

「70’s バイブレーション!YOKOHAMA」でイベントします!

下記のイベントに参加させて頂くことになりました。
お時間のある方はぜひ遊びに来てください!

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大人のMusic Walker Presents
【こだわり音楽三昧DJ・トークショー@70’s バイブレーション!YOKOHAMA】開催!
https://www.facebook.com/OtonanoMusicWalker?fref=nf
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いよいよ本日8月1日より始まった【70’s バイブレーション!YOKOHAMA】
横浜赤レンガ倉庫に70年代ニッポンの音楽とポップカルチャーが蘇るイベントです。
その中でも目玉中の目玉、当時南青山にあった伝説のレコードショップ「パイドパイパーハウス」の復活と「パイドパイパー・カフェ」のオープンは心を熱くする企画。
その「パイドパイパー・カフェ」で『大人のMusic Walker』創刊を記念して70年代のミュージックシーンを深く熱く語るDJ &トークショウを3日間に渡って開催します。
いつも『大人のMusic Walker』で活躍している音楽ライター達が自慢のアナログ・レコードをかけながら、業界の裏話しから噂の真実までをすべて語ってくれます。
お友達を誘って是非お越しください。



◆8月16日(日)14:00〜15:30
【不破了三の『TVサントラ大作戦70’s』】
〜70年代のドラマ、アニメ、CMまで〜
・本人メッセージ:私、不破了三の今回のテーマは「1970年代のテレビ音楽」。テレビ受像機がほとんどの家庭に行き渡り、テレビ文化が爆発的に花開いた70年代。そこに流れていた番組テーマ、主題歌、劇伴たちを一堂に集めて、すべてアナログレコード音源を使ってかけまくりたいと思います。レコード文化の聖地:復活のパイドパイパーカフェでこんなイベントができるなんて夢のようです。みなさんも、70年代のテレビが見せてくれた、光に満ちた夢の中へ、一緒に行ってみませんか?


【こだわり音楽三昧DJ・トークショー@70’s バイブレーション!YOKOHAMA】 

◆日時:8月16日(日)14:00
◆場所:赤レンガ倉庫1号館1F「パイドパイパー・カフェ」

◆下記(1)(2)いずれかの方法でチケット購入受け付けを行います。

(1)twitter、FB等で不破にDMを頂ければ、
   当日のチケット取り置きが可能。
   当日、受付で名前を言えば、その場で清算・入場可能です。
   https://twitter.com/fuwaryozo
   https://www.facebook.com/fuwaryozo

(2)下記FBイベントページで「参加」表明をして頂く。
    https://www.facebook.com/events/1449799695329212/

いずれの場合も、

●入場料:2,200円(70'sバイブレーション!YOKOHAMA
 入場券付・ドリンク代別途) 

●先着30名まで(上記1・2合わせて)
 
●当日、会場の「大人のMusic Walker受付窓口」にて、
 お名前を確認後チケットとお引替えいたします。


【70’sバイブレーション!YOKOHAMA オフィシャルページ】
http://www.momm.jp/70/
【70’sバイブレーション!YOKOHAMA Facebookオフィシャルページ】
http://www.facebook.com/70svibration

2015/07/10 DJパーティー『大野雄二ナイト』

7/10(金)19:30〜23:30 「薬酒Bar高円寺」さんで開催されたDJパーティー『大野雄二ナイト』にDJとして参加させて頂きました。
http://yakusyu.net/kouenji.html

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。主催のロボ石丸さん、店主さん、スタッフの皆さま、ご一緒させていただいたDJの皆さま、大変お世話になりました。私の出番は50分間。今回は自分より若いDJさんが多かったので、王道・テッパンは譲って、埋もれた名曲披露を中心に裏街道を歩きました。あげく、17曲かけてルパンは1曲のみに(笑)
ジャズピアニスト時代から現在まで、ほぼ編年体で追いました。70%はアナログ盤をかけましたが、やはりレコードの音は力強いなぁ……と、1971年録音の大野雄二トリオの初リーダー作「Mr.Happy-gon」のピアノの粒立ちを感じながら、つくづく思いました。こういう機会にはやはり出来る限りアナログをかけたいなぁ、とあらためて思いましたねー。

簡単ですが、自分の出番でかけた曲を整理しました。
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●01:山田康雄&大野雄二の会話
from LP『山田康雄ファーストアルバム せ・しゃれまん』山田康雄 & YOU(1979)
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せっかくの大野雄二ナイトなので、ドラマの中に酒場のピアニストとして出演している大野先生の肉声から。ルパンであってルパンでない山田康雄の魅力が詰まったアルバム『せ・しゃれまん』より。「山田康雄&YOU」とクレジットにあるように、このレコードは山田さんと大野雄二先生のコラボ盤。ここでの山田さんのセリフ、「おいユウジ、その曲は弾くなって言っただろう……」を忘れないように。
○CD『ルパン三世 クロニクル BOX LUPIN THE REMASTER』収録
http://www.amazon.co.jp/dp/B0001DD0SA/



●02:「NICA'S DREAM」(作曲:Horace Silver 編曲:大野雄二)
from LP『SOUND ADVENTURE ACT.1』大野雄二オーケストラ(1975)
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ソニーのオーディオ購入者にプレゼントされたという「オーディオ・スペシャリティ・シリーズ」非売品LPより。1975年8月5日新宿厚生年金大ホールでのコンサート実況録音。昨年世を去ったホレス・シルヴァーの名曲を、杉本喜代志のギターをフィーチャーしたジャズオケアレンジで。めまいがするほどの名演。
○未CD化



●03:「Mr.Happy-gon」(作曲:大野雄二)
from LP『My Little Angel』大野雄二トリオ(発売:1976/演奏:1971)
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1971年の大野雄二トリオ(大野雄二(p)、岡山和義(ds)、池田芳夫(b))による演奏。近年の大野先生の演奏とは全く違ってかなりアグレッシブなピアノ。このキレ味のするどさがひたすらカッコいい。プレイヤーとしての大野先生の実力がヒシヒシと伝わってくる曲です。
○CD 『My Little Angel』 http://www.amazon.co.jp/dp/B00L9EL4CY/




●04:「ソウル・キングコング Part.1」(作曲:ジョン・バリー 編曲:大野雄二)
from EP『ソウル・キングコング』大野雄二とキング・コング・バンターズ(1976)
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1976年公開の映画『キングコング』に絡めた(便乗した?)企画盤。この頃、世界を席巻した「怪物ディスコ系」企画モノの日本側最右翼(笑) 会場でも騒然となりましたが、翌年誕生の「ルパン三世のテーマ」のアレンジアイディアが既にココに出現しています。
○未CD化




●05:「やすらぎの世界」成田賢(作詞:山川啓介、作編曲:大野雄二)
from ソノシート MJBコーヒーCMソング集『時を忘れて』(1972?)
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成田賢歌唱によるMJBコーヒーCMソング。まだカーペンターズやバカラックのアレンジ技法に首ったけだった頃の、「若き日の大野アレンジ」が味わえる名曲。このソノシートには3曲収録。他の2曲は「陽気にいこう」(光井章夫)、「やさしいものたち」(シンガーズスリー)。
○(上記の盤とは別ですがここにも収録)CD『汚れた街にいても』成田賢
  http://www.amazon.co.jp/dp/B001TC9ADG/




●06:「風よロマンに針路を向けて」富田伊知郎(作詞:荒木とよひさ 作編曲:大野雄二)
from EP『風よロマンに針路を向けて』(1979)
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サッポロ「びん生」1979年CMソング。富田伊知郎=mojoとして、この5年後に「星雲仮面マシンマン」で再開する2人です。大野雄二ナイト主催者のロボ石丸氏の戦隊魂へリスペクトを込めて、戦隊歌手経験者&大野雄二を2曲連続で。
○未CD化





●07:「ペッパー警部」大野雄二&ゴダイゴ(作曲:都倉俊一 編曲:大野雄二)
from LP『NTVM AFTER 10 YEARS』(1979)
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日本テレビ音楽創立10周年を記念して制作された非売品2枚組LPより。当時、日本テレビ音楽に所属していた大野雄二とゴダイゴ、夢の競演です。この「ペッパー警部」の演奏主体(リズムセクション)はゴダイゴで、ミッキー吉野のハモンドに大野雄二のシンセリードが激突する凄まじい迫力です。市販版LP「OUR FAVOURITE SONGS」(1979)にも収録。
○未CD化




●08:「おいらは淋しいスペースマン」ヒデ夕樹(作詞:野田昌宏、作編曲:大野雄二)
from LP『キャプテンフューチャー音楽集』(1979)
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客席から「キャプテンフューチャーかけて!」と声が上がっていたのでコレ。私にとっては、この曲こそがキャプテンフューチャー。今までのDJイベントでも、カラオケでも、とにかくコレ(笑)
○CD『キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤-』
 http://www.amazon.co.jp/dp/B00005OLNJ/




●09:「SPACE KID」大野雄二(作編曲:大野雄二)
from LP『SPACE KID』(1979)
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「カリオストロの城」の北の塔への2段ジャンプでおなじみの、あの「みゅぃ〜↑〜〜ん」の音から始まるタイトルチューン。クロスオーバーからフュージョンへ、日本で最もタイミングよくシフトチェンジしたアーティストの一人:大野雄二。超絶ハイクオリティの演奏&浮かれリゾート気分のナンパ感 ……という、当時フュージョンを取り巻く空気を圧縮したかのような曲。
○CD『SPACE KID』 http://www.amazon.co.jp/dp/B00C1BQD9I/




●10:「犬笛のテーマ」(作編曲:大野雄二)
from EP『犬笛のテーマ』(1978)
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1978年の日本テレビ系ドラマ『犬笛』のメインテーマ(劇伴は市川秀男)。タイトルにちなんだ、笛の音を連想させるシンセリードが迫る大テーマ。名曲ながら未だにCD化されていない大野雄二テレビテーマの一つ。
○未CD化





●11:「永遠の一秒」(作詞:山川啓介、作編曲:大野雄二、歌:STEVANY)
from LP『アンドロメダ・ストーリーズ ドラマ編』(1982)
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光瀬龍原作、竹宮惠子作画のSF漫画を元にしたアニメ作品主題歌。1982年の日本テレビ系「24時間テレビ・愛は地球を救う5」のスペシャルアニメドラマ編レコードより、物語ラストのジムサ(古谷徹)のアフル(小山茉美)のセリフから主題歌へのシークエンス。24時間テレビで毎年恒例だった「手塚アニメ」がなくなった、ほぼ唯一の年がこの1982年。これもまた、名曲ながら未だにCD化されていない大野雄二テレビテーマの一つ。
○未CD化




●12:「NORAに好きだと言ってくれ」(作編曲:大野雄二)
from LP『NORA』(1985)
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御厨さと美原作漫画のOVA化作品のサントラより。80年代中盤に入り、コード&アレンジの複雑化によって、よりサウンドに厚みを増していく過渡期の大野サウンド。
○未CD化





以上、ここまですべて、アナログレコードに針を落として聴いてもらいました。
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●13:「オープニング/ヨーロッパの風」(作編曲:大野雄二)
from CD『ヨーロッパ戦線』(1991)
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数少ない、大野雄二ゲームミュージックより。しかも光栄の戦争シミュレーションゲーム。ゲーム自体はやってないのでよくわかりません(^_^;
○CD『ヨーロッパ戦線』 http://www.amazon.co.jp/dp/B00005FDDP





●14:「Opening Theme」(作編曲:大野雄二)
from CD『外科医 有森冴子II オリジナルサウンドトラック』(1992)
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三田佳子主演のドラマ『外科医 有森冴子』シリーズのサウンドトラック盤より、印象深いメインテーマ。いつもの「大野風」が若干抑えられた、アメリカのTVドラマテーマのようなさわやかさ。また違った方向性の洗練を見る思い。
○CD『外科医 有森冴子II オリジナルサウンドトラック』
http://www.amazon.co.jp/dp/B000UV2VOC/




●15:「The Theme Of 003」 SMAP(作編曲:大野雄二)
from CD『003』(1993)
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SMAPです。まだ森くんがいる頃の、『夢がMORIMORI』で森脇アニキに世話になってた頃のSMAPです。アルバムの1曲目、メインタイトル曲を大野先生が書き下ろしています。豪華大編成ビッグバンドサウンド。サントラファンのサーチライトの範囲とは全く違った方向にポツンと輝く、知られざる名曲です。
○CD『SMAP 003』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005GWUT/




●16:「ザ・サイコガン(M-18)」(作曲:大野雄二、編曲:羽田健太郎)
from CD『スペースコブラ・コンプリート・サウンドトラック』(発売:2004/演奏:1982)
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2004年に縁あって選曲・構成をさせて頂いたCDより。『スペースコブラ』には、放映当時のサントラレコードには収録されなかった「幻の名曲」が何曲もあり、コレもその一つ。短縮編集されて予告編音楽にもなっていました。コブラ勝利の瞬間を飾るビクトリーテーマとして、「ザ・サイコガン」という曲名も付けさせて頂いた、自分にとって一生忘れられない1曲です。大野雄二×羽田健太郎という、師弟にして盟友のお二人のコラボという点にもご注目を。
○CD『スペースコブラ・コンプリート・サウンドトラック』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00018H0OK/




●17:「monologue:8(BGM=またひとつ恋が終った・JOY OF Life)」 〜
「Memory Of Smile」山田康雄(作詞:有川正沙子 作編曲:大野雄二)
from CD『Lupin The Third / Tokyo Transit 〜Featuring Yasuo Yamada』(1993)
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最後の最後に1曲だけルパン。しかも正編ではありません。TVスペシャル時代に入って、CD発売がVAPに移った後、コロムビアから発売されたオリジナル企画盤から1曲。山田康雄さんの一人芝居から、自身が歌う「Memory Of Smile」まで。この日、1曲目でかけた『せ・しゃれまん』のセリフ「おいユウジ、その曲は弾くなって言っただろう……」が、14年の時を経て、レコード会社の壁を越え、このアルバムでよみがえるんですよ。このCD発売の2年後、山田さんは亡くなりますが、この時既にかなり体調が良くないようで、声には往年のハリ・ツヤがありません。それでも気を張ってルパンを演じる山田さんに胸が締め付けられます。ラストソング「Memory Of Smile」は、文字通り「山田康雄&YOU」の最後のコラボ。稀代の大名盤です。未聴の方は、前年に出た同じくコロムビアオリジナルの企画盤『ルパン三世/聖夜泥棒〜LUPIN THE THIRD IN CHRISTMAS』とともに、ぜひとも手に入れてください。

○CD『Lupin The Third / Tokyo Transit 〜Featuring Yasuo Yamada』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005EN21/
○通販限定CD-BOX『ルパン三世 ミュージックトレジャーズ』にも収録
http://shop.columbia.jp/contents1/lupin_preview.html

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以上です。聴きに来てくださった皆さん、ありがとうございました。

大野雄二先生の作品を大音量で、しかも大勢で聴く、聴きまくるという超絶楽しい一日でした。10月には新作ルパンの放映もあるし、このイベントはぜひ末永く続けてほしいです!

ベーシスト:江藤勲さんとTV音楽

5/16の「G-Session Live 巻之六 忍者大戦」で、4月に亡くなられたベーシスト:江藤勲さん追悼の意味も込めて「忍風カムイ外伝」('69)ED「しのびのテーマ」を演奏した件。

●元ブルー・コメッツの江藤勲さん急死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000002-dal-ent

低音と高音が協調されたピック弾きのベースは、60年代後半から70年代前半にかけての江藤勲さんの特徴的な音色で、歌謡曲のバックはもとより、当時のテレビ音楽の中にもその録音が多数存在します。ただし、そのほとんどが、正式なプレイヤー情報が記録として残っていないため、「想像」の域を出ません。

●しのびのテーマ(01:00あたりからステレオ)



当日のMCでも少しお話ししましたが、以下、「しのびのテーマ」とともに、私が音色やフレーズから勝手に想像している、「江藤勲さんが演奏しているのではないか、と思われるTV音楽の例」です。

「しのびのテーマ」のベース音と聴き比べて頂くと、この音なくしては成立しない「70年代のあの頃の音!」の感覚が、なんとなくわかって頂けるのではないかな、と。

そして、江藤さんが亡くなり、この音が永遠に失われたことに対して、私が感じてる巨大な喪失感が少しでも伝わればなぁと。

ニュースタイトルの「元ブルコメの江藤さん」では、ほとんどの人はピンときませんよ。多くの人々の心に「永遠の音楽」として沈んでいるこういう名もなき作品にこそ、本当の功績はあると思うのです。

あらためて合掌です。

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●「デビルマン」('72)BGM 魔将軍ザンニン / 襲撃



●「あしたのジョー」('70)BGM 力石徹のテーマ


●「ルパン三世」('71)BGM
  LUPIN WALKIN' / LIGHTING TIME



●サザエさん('69)


●アテンションプリーズ('70)


●ミラーマンの唄('71)

「G-Session Live 巻之六 忍者大戦」終了!

5/16「G-Session Live 巻之六 忍者大戦」、無事終了しました。

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
応援や情報拡散にご協力いただいた皆様も、ありがとうございました。
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以下のような、曲目を皆で一生懸命演奏しました!

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G-Session Live 巻之六 忍者大戦 Set List

<第1部>
1 ガッチャマンの歌 『科学忍者隊ガッチャマン』(1972)主題歌

2 ガッチャマンM56(BGM) 『科学忍者隊ガッチャマン』(1972)BGM/「レッドイリュージョン」

3 コンドルのジョーのテーマ(BGM) JERRY MENGO 原題:T.E.E(Trans Europe Express)

4 倒せ!ギャラクター 『科学忍者隊ガッチャマン』(1972)主題歌/第1〜22話オープニング

5 忍者部隊のブルース(BGM) 『忍者部隊月光』(1964-66)BGM

6 暗黒結社の進撃(BGM) 『忍者部隊月光』(1964-66)BGM

7 ギャバンB22(BGM) 『宇宙刑事ギャバン』(1982)BGM/「迫り来る危機」

番外 太陽の彼方に(参考演奏) 演奏:アストロノウツ 原題:MOVIN' (1964発売)

8 ムーンライト・チェイサー(BGM) 『忍者部隊月光』(1964-66)BGM

9 白影のテーマ(BGM) 『仮面の忍者赤影』(1967)BGM

10 ドクロ忍者のテーマ(BGM) 『快傑ライオン丸』(1972)BGM

11 しのびのテーマ 『忍風カムイ外伝』(1969)主題歌(ED使用)

<第2部>
12 Remember 風間三姉妹 『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』(1986)主題歌(第38〜42話)

13 恋の呪文はスキトキメキトキス 『さすがの猿飛』(1982)主題歌

14 009ノ1 『フラワーアクション 009ノ1』(1969)テーマ曲

15 嵐、見参!(M23) 『変身忍者嵐』(1972)BGM

16 大戦陣(M31) 『変身忍者嵐』(1972)BGM

17 影となりて悪を討つ!(M14) 『忍風戦隊ハリケンジャー』(2002)BGM

18 SHINOBI'88 『世界忍者戦ジライヤ』(1988)副主題歌

19 獣魔 黒獅子 『忍者戦士飛影』(1985)BGM

20 飛影 見参 『忍者戦士飛影』(1985)BGM

21 ドラゴン・ロード 『仮面ライダーZX』(1982)イメージソング

22 斗え 忍者キャプター 『忍者キャプター』(1976)主題歌

23 さあ行け!ニンニンジャー 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015)主題歌

<アンコール>
24 Remember 風間三姉妹 『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』(1986)主題歌(#38〜#42)

25 ガッチャマンの歌 『科学忍者隊ガッチャマン』(1972)主題歌

G-Session 商品化ジンクス!<後編>

G-Session 商品化ジンクス <後編>です。

2nd.ライヴで、この不思議な神通力に気づいたメンバーは、3rd.ライヴでいよいよ調子づきます。なんと、ライヴに「幻の劇伴コーナー」を設け、『スーパーロボット レッドバロン』『合身戦隊メカンダーロボ』『シルバー仮面』『快傑ライオン丸』など、商品化を待ち望んでいる作品をこちらから狙い撃ちにするという暴挙に出たのです(笑) 

その結果は以下の通り。

■G-Session Live 3rd!「三沢郷メモリアル/幻の劇伴を追え/小林亜星特集」
2008年12月6日(土) Live Cafe 弁天(新中野)
http://www.soundtrackpub.com/event/2008/12/g-session_live_3rd.html

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 ●演奏した曲:「流星人間ゾーン」「デビルマンのうた」「流星ビクトリー」
  → 商品化:TV AGEシリーズ 「三沢郷 大全」(2008/12/03)





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●演奏した曲:メカンダーロボ発進(仮)〜『合身戦隊メカンダーロボ』(1977)より
  → 商品化:「合身戦隊メカンダーロボ DVD-BOX」(2007/12/20)







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 ●演奏した曲:009ノ1 オープニングテーマ 〜 TVドラマ『009ノ1』(1969)より
  → 商品化:「009ノ1 コンプリートDVD」(2009/11/21)







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 ●演奏した曲:ブロッカー軍団マシーンブラスター
〜『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』(1976)より
  → 商品化:初DVD化「ブロッカー軍団IVマシーンブラスター」DVD-BOX(2009/03/27)







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 ●演奏した曲:三匹が斬る!エンディング〜 TVドラマ『三匹が斬る!』(1987)より
  → 商品化:「三匹が斬る!」DVD-BOX(2010/03/12)






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●演奏した曲:レッド・ブルー・イエロー
 〜 『宇宙大帝ゴッドシグマ』(1980)より
  → 商品化:「宇宙大帝ゴッドシグマ コンプリートDVD」(2011/03/16)







 …というわけで狙い撃ちはあんまり当たりませんでしたが、その他の曲も含め、今回もかなりの好成績。特に、「ブロッカー軍団IVマシーンブラスター」DVD-BOXは、3rd.ライヴの3日後に発売のニュースが飛び込んでくるという見事なタイムリーさでした。

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■G-Session Live 4th!「機動戦士ガンダム特集/ヤング・フレッシュ特集」
2010年1月30日(土) Live Cafe 弁天(新中野)
http://www.soundtrackpub.com/event/2010/01/g-session_live_4th.html
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 ●演奏した曲:『機動戦士ガンダム』(1979)各種BGM&「いまはおやすみ」「シャアがくる」
  → 商品化:10枚組CD-BOX「GUNDAM SONGS 145」(2010/2/24)





 この時期は、『機動戦士ガンダム』30周年イヤーだったので、山のようなガンダム関連商品がG-Sessionのジンクスとは無関係に発売されていたので、ほぼノーカウントです。敢えて挙げるなら、ライヴで演奏した「いまはおやすみ」「シャアがくる」などが収録された、この10枚組みCD-BOXくらいでしょうか。


■G-Session Live 5th
「スーパーロボット音楽大行進 〜ドモアリガト、Mr.ロボット〜」
2013年2月9日(土)  Live Cafe 弁天(新中野)
http://www.soundtrackpub.com/event/2013/02/g-session_live_5th.html
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 ●演奏した曲:HELLO, VIFAM 〜 『銀河漂流バイファム』(1983)より
  → 商品化:初CD化「FAR EAST」TAO (2010/4/22)





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 ●演奏した曲:獣魔 黒獅子 〜『忍者戦士飛影』(1985)
  → 商品化:忍者戦士飛影 Blu-ray BOX(2014/12/26)







 5th.ライヴでも、『UFO戦士ダイアポロン』『未来ロボ ダルタニアス』『忍者戦士飛影』などの音楽集CDの発売(復刻)を祈願して、セリフや効果音の混じる本編映像の音声から耳コピして劇伴音楽を演奏するという努力をしましたが、それほど大きな結果は出ませんでした。


さて、いよいよ、『G-Session Live 巻之六 忍者大戦』本番です。すでにお気づきのとおり、昨年から今年にかけて、様々な忍者番組、忍者商品、忍者ソングの開始、発売、復刻ラッシュが始まっています! それが果たして、今回のG-Session Liveの演奏曲と関係しているのか否か!?

その真相はぜひ、5/16(土)のライヴ当日、会場でお確かめください!
http://www.soundtrackpub.com/event/gsession/

G-Session 商品化ジンクス!<前編>

いよいよ来週末5/16(土)に迫った劇伴音楽専門バンド『G-Session Live 巻之六 忍者大戦』

http://www.soundtrackpub.com/event/2015/05/g-session_live_6th.html

……ですが、本番を迎える前にちょっとネタを。

2000年に結成し、2002年に1st.ライヴを開催して以来、約15年間に計5回のステージを踏んできた我らG-Sessionですが、誰が言い出したか知りませんが「G-session が取り上げた作品や曲は、なぜかなんらかの形で商品化される」というジンクスがあるのです。まぁ、15年も活動してれば何だって商品になっておかしくないわけですが、それでもメンバー一同、この不思議な神通力を信じてライヴ当日へのパワーに換えてきました。

以下、これまでに起きた「不思議な偶然」の数々をまとめてみましたのでご笑覧ください。なお、ライヴ当日よりも前の日付の「商品化」も含んでいますが、これは「既にレパートリーとして先に練習を開始していた」という解釈(コジツケ)です(笑) 

さぁ、信じるか信じないかは、あなた次第……。

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■G-session 1st. LIVE
 「大野克夫/ルパン三世'71/子門真人各特集 他」
 2002年9月21日(土)
 パイナップルカウンティ(練馬区江古田)
 http://www.soundtrackpub.com/event/2002/09/soundtrack_pubmission6_live.html

 ●演奏した曲:ルパン三世 その2&各種BGM曲
            〜『ルパン三世』(1971)より
3201111117
  → 商品化:○ルパン三世 Lupin The Third
         Takeo Yamashita Rebirth
          -From 71 Origina(2002/01/23)
  → 商品化:○GUY'S HEART〜Charlie's Lupin Songs〜
         (2002/05/22)


 1st.ライヴ当時は、まだこんな話を誰もしていなかったんですが、振り返ってみると既にあったかも!…みたいな感じです。

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■G-Session 2nd Live!「ゴダイゴ・スペシャル/劇中歌特集」
 2007年7月21日(土) Live Cafe 弁天(新中野)
 http://www.soundtrackpub.com/event/2007/07/g-session_2nd_live.html

 ●演奏した曲:モンキー・マジック&西遊記BGM各種
         〜『西遊記』(1978)より
  →商品化:初映像商品化「西遊記」
         DVD-BOX 1(2006/09/27)



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 ●演奏した曲:ドワルキンのテーマ&ガンバロン77
     〜『小さなスーパーマン ガンバロン』(1977)より
  →商品化:初CD化「小さなスーパーマン ガンバロン」
       オリジナルサウンドトラック(2007/5/25)



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 ●演奏した曲:昨日来た手紙 〜『ハウス』(1977)より
  →商品化:初CD化「ハウス」
       オリジナル・サウンドトラック(2008/04/11)




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 ●演奏した曲:スパイダーマン・ブギ
         〜『スパイダーマン』(1978)より
  →商品化:『スパイダーマン』
         東映TVシリーズ DVD-BOX(2005/12/09)





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 ●演奏した曲:ぺったらぺたらこ
         〜『ゲゲゲの鬼太郎』(1968)より
  →商品化:ゲゲゲの鬼太郎1968
        DVD-BOX ゲゲゲBOX 60's(2006/12/06)
       ゲゲゲの鬼太郎 60’s+70’s
        ミュージックファイル(2006/12/06)


 このジンクスの話が出始めたのは、2nd.ライヴ準備中のことでした。当時、商品化はもはや絶望的とまで言われていた三巨頭、「西遊記」「ガンバロン」「スパイダーマン」が、我われがその曲の練習を始めたとたん、次々と発売されたのです。

ここから皆、調子にノリ始めます(笑)  <後編に続く!>

2014/12/20 映画サントラDJパーティー『クラブハリウッド』

12/20(土)17時〜 「薬酒Bar高円寺」さんで開催された映画サントラDJパーティー『クラブハリウッド』にDJとして参加させて頂きました。私は前回の9/15に続き2回目の参加でした。
http://yakusyu.net/kouenji.html
https://sites.google.com/site/kouenjiyakushu/

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。店主さん、スタッフの皆さま、ご一緒させていただいたDJの皆さま、大変お世話になりました。前回同様、各DJの個性が激突する、メチャクチャ面白い、かつ、とても勉強になる一夜となりました。お声掛けいただいて感謝です!

簡単ですが、自分の出番でかけた曲を整理しました。今回もまた全曲アナログLPレコード、かつ、セリフ入りやドラマ編レコードを織り交ぜて、「映画」の空気を作りだせるように考えてみました。




1:Get Back(発端への回帰)〜鵺の鳴く夜は気をつけろ
from LP『悪霊島 o.s.t.』(1981) 音楽:湯浅譲二
http://www.amazon.co.jp/dp/B002HUQ2NA/
IMG_4795
ビートルズ楽曲の使用で注目された映画ながら、サントラ盤にはオリジナルはもちろん収録できず。その代りの謎のパチモンインスト「Get Back」から、古尾谷雅人の独白、そして劇中のセリフ「鵺の鳴く夜は気をつけろ」(当時のCMキャッチ「鵺の鳴く夜は恐ろしい」とちょっと違う)&湯浅譲二への流れ。


2:獄門島のテーマ
from LP『獄門島 o.s.t.』(1977) 音楽:田辺信一
http://www.amazon.co.jp/dp/B004JHGHKW/
http://www.amazon.co.jp/dp/B007ZHX404/
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横溝正史2つ目。もう10年来、サントラのイベント等でことあるごとにかけている大好きな曲です。スキャットラウンジものの名曲。


3:怒れる海賊たち –Theme of Angry Pirates-
from LP『病院坂の首縊りの家 o.s.t.』(1979) 
音楽:田辺信一 ジャズ演奏:江草啓介カルテット、伏見哲夫
http://www.amazon.co.jp/dp/B005VMZGXI/
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005HEYE/
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横溝正史3階建て。劇中にも登場するジャズコンボ「Angry Pirates」のテーマ。


4:Flash Out
from 12inchシングル「Gotta Fight/Odin/Flash Out」
アニメ映画『オーディーン 光子帆船スターライト』(1985) 
音楽::LOUDNESS
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00FKU7QNE/
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気分をアゲるため、突然メタル(笑)  ヤマトの西崎Pによるアニメ映画『オーディーン 光子帆船スターライト』より。オーディーン関連音盤自体は未CD化ながら、LOUDNESS楽曲としてバラでは配信されています。


5:KANEDA
from LP『AKIRA o.s.t.』(1988) 
音楽::山城祥二
http://blog-shinjuku-alternative.diskunion.net/Entry/3710/
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今年の夏、突然入ってきた謎のEU輸入アナログ盤より。セリフ・SEカブリが多いので、こういうイベントでしか使えない、というか、こういうイベントにもってこい(笑)なのでさっそく出してきました。シーンとしては、映画冒頭の金田たち&クラウンのバイク暴走&抗争シーンのカオス極まる音声を流しました。


6:リンチ
from LP『積木くずしo.s.t.』(1983) 
音楽::羽田健太郎
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暴走族のSEが前の「AKIRA」とバッチリ融合するので混ぜました(笑) 実話を基にした穂積隆信による体験記がテレビドラマでヒットし、脚本:新藤兼人、監督:斎藤光正で映画化された作品。音楽は羽田健太郎。実は隠れたハネケンサントラの名盤。残念ながら未CD化。


7:ザ・ライダー
from LP『月光仮面 THE MOON MASK RIDER』(1981) 
音楽::ノーザン・ライツ
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おなじみ「月光仮面」の1981年の劇場用映画サントラより。映画の印象はほとんどないけど、ノーザン・ライツによる音楽は、いなたい軽量級ファンクで、ちょっとイイ。が、これもやっぱり未CD化。


8:Everybody’s Talkin’
from LP『真夜中のカーボ−イo.s.t.』(1969) 
音楽::ジョン・バリー、ハリー・ニルソン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00000DQWS/
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ジョン・ボイドとダスティン・ホフマン共演によるアメリカンニューシネマの傑作。音楽はジョン・バリー。「OO7以外」のジョン・バリーの作風が聞ける名盤だけど、今回はハリー・ニルソンによる主題歌「Everybody’s Talkin’」をかけました。


9:落とし前つけさせて頂きます
from LP『二代目はクリスチャンo.s.t.』(1985) 
音楽::甲斐正人
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志穂美悦子主演『二代目はクリスチャン』サントラ盤より、セリフ&音楽によるクライマックス。「一人残らずたたっ斬るぞ!」の啖呵切りシーンを。これもサントラ盤は未CD化。


10:愛のテーマ−サラ・ヴィーダ−
from LP『夏への扉 音楽集』(1981) 
音楽::羽田健太郎
http://www.amazon.co.jp/dp/B0007MCHK2/
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竹宮惠子原作のアニメ映画だが、市民ホールや公民館などで上映する「オフシアター方式」で上映された作品。羽田健太郎、伊集加代による超絶エロスのスキャット。傑作サントラは2005年にようやく初CD化。CD「ハネケンランド」(2003年)選曲時にも、アルバムから1曲セレクトする際、迷わずコレを選ばせて頂いた。


11:地球を護る者/CHALLENGE OF THE PSIONICS FIGHTERS
from LP『幻魔大戦o.s.t.』(1983) 
音楽::キース・エマーソン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00004SZB9/
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アニメ映画『幻魔大戦』の最終決戦を飾る、キース・エマーソンによる大テーマ。日本側参加ミュージシャンは、ドラム:青山純、ギター:芳野藤丸。この日のDJの出番と同時刻に、BSフジ「HIT SONG MAKERS〜栄光のJ-POP伝説〜青山純追悼スペシャル」が放送中だったため、1年前に亡くなった青山純氏追悼で、彼の重たいドラムを大音量で。結局この映画で、キース・エマーソンの音とぶつかり合って勝を得たのは、青純ドラムと金田伊功の作画だけだった……ような気がする(笑)


12:敗者へのレクイエム、そして復活
from LP『最強最後のカラテo.s.t.』(1979) 
音楽::渡辺岳夫
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総監督:梶原一騎、総指揮:大山倍達による極真カラテ実録映画のサントラ。この時期の渡辺岳夫といえば「機動戦士ガンダム」と「白い巨塔」。この曲も当時の作風が存分に発揮された、ソリーナ&ハモンドによる大エンディング。サントラ盤は未CD化。


13:Main Titles
from LP『Blade Runner o.s.t.』(1979) 
音楽::VANGELIS
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00BSTVEDE
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これも2013年に出現した謎のセリフ被り輸入アナログ盤LPより、説明不要のメインタイトルを。


14:超巨大戦艦〜都市帝国
from LP『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-ドラマ編』(1979) 
from LP『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-音楽集』(1979) 
音楽::宮川泰
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005EN74/
http://www.amazon.co.jp/dp/B008IYYRCM/
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今、世は空前のガトランティスブーム真っ只中。なのでクライマックスには「さらば宇宙戦艦ヤマト」ドラマ編の超巨大戦艦出現シーン、そして同映画音楽集より「都市帝国(ガトランティス)」をつないで流しました。当時最強のリズム隊:寺川正興(b)、村上“ポンタ”秀一(ds)、直居隆雄(g)によるガトランティスの圧倒的な前進感 & 大音量でフロアに響くズォーダー大帝の高笑い。気持ちよかった!(笑)


15:夢みるように眠りたい
from LP『夢みるように眠りたいo.s.t.』(1986) 
音楽:浦山秀彦、熊谷陽子 唄:佳村萠
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1986年の林海象初監督作『夢みるように眠りたい』主題歌。「映画」という存在、「映画」という体験そのものに捧げられたオマージュのような、この映画の音楽で締めです。


・・・という感じでした。いかがでしたでしょうか。
おつきあいいただき、ありがとうございました。

2014/09/20 SoundtrackPub 【Mission#25】「流用ライブラリ音楽のすばらしき世界」

2014/09/20に行われたイベント、SoundtrackPub 【Mission#25】「流用ライブラリ音楽のすばらしき世界」にご来場いただいた皆さま、ゲストの奉力萬さん、「サントラ最前線」担当の佐七さん、ありがとうございました。14年間続くSoundtrackPub史上、もっとも多くのお客さんが入った会となりました。

以下、自分が担当したオープニングおよび休憩時間中に流した曲を整理しました。オープニングは、TV主題歌や劇伴音楽の「カヴァーもの」を特集(ラスト2曲を除く)。休憩時間は特にテーマはなく、最近の話題作や、お客さんとその場で話ながら決めた曲をかけてました。



<オープニングDJ>

01.Prologue 〜 Iskandall / 作曲:乾裕樹・宮川泰
 LP「LIVE SPACE FANTASY」(1978)
01
 「火の鳥」「スター・ウォーズ」等の映画音楽をシンセサウンドを中心にカヴァーした戦ション盤。ありがちな企画盤だが、中身は、乾裕樹(arr. key)、渡辺香津美(g)、深町純(key)、村上“ポンタ”秀一(ds)、松武秀樹(Sound Design)…等という超精鋭メンバーによる奇跡のセッション。


02.THE MARINE EXPRESS (feat. タケカワユキヒデ&トミー・スナイダー) 
  / 大野雄二 You&Explosion
 CD「Band-Made in Y.O.-」(2005)
02
 大野雄二が自作を幅広くセルフカヴァーした二枚組みアルバムより。タケカワユキヒデ&トミー・スナイダーという夢のダブルヴォーカル・ゴダイゴ。オリジナルよりもゆったり重厚な演奏。


03.夜霧のハニー -SC- / 前川陽子
 配信限定「Cutiey Honey - Single」(2007)
03
 アレンジャーに前田憲男を迎えた本格セルフカヴァー。配信限定なのがもったいない。


04.やつらの足音のバラード / 小泉今日子
 CD「TRAVEL ROCK」(1993)
04
 「アクビ娘」に続く小泉今日子アニソンカヴァーが、まさかコレとは!……と発売当時驚いたもんです。


05.炎のたからもの / 島本須美
 CD「sings her LEGENDS」(2010)
05
 クラリス本人歌唱。


06.悲しい星(コスモス哀歌/闇からの手) /  PRISMIX
 CD「イデの伝説 PRISMIX PLAYS IDEON」
06
 アニメ「ゼーガペイン」等の劇伴を手がける作編曲家:大塚彩子さん率いる、ストリングス&バンドユニット「PRISMIX」による、驚愕の「伝説巨神イデオン」劇伴のカヴァーアルバムより。


07.エレキのツンドラ / スクリーントーンズ
 CD「孤独のグルメ Season3 O.S.T Original」(2014)
07
 この週の「孤独のグルメ」に蒲田のベトナム料理店が登場したので、記念に(笑) Season3 において、井之頭五郎がある程度料理を食い進んだクライマックスに必ず流れる、サーフミュージック風エレキインストのアレ。


08.Gの閃光 / ハセガワダイスケ
 イベント当日時点で配信限定「Gの閃光」(2014)
08
 来期、最も期待されるアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』エンディングテーマ。新時代の井荻麟アニメソング。




<休憩時間DJ>

01.ザブングル(サブ・タイトル) / 作曲:馬飼野康二
 LP「戦闘メカ ザブングルBGM集VOL.1」(1982)
09
02.ウォーカーギャリア/ 作曲:馬飼野康二
 LP「戦闘メカ ザブングルBGM集VOL.2」(1982)
10
 みんな大好きザブングル。旗は何枚でもあるのだー! サブタイトルブリッジから、物語後半の代表的キメ劇伴「ウォーカーギャリア」へ。


03.健全ロボ ダイミダラー / 遠藤会
 CD「健全ロボ ダイミダラー Single」(2014)
11
 2014年を沸かせたアニメ「健全ロボ ダイミダラー」主題歌。絵もストーリーもロボも、まさしく健全極まる良作だった。「ハレンチ大戦争」の絶望の繰り返しではない、光溢れるラストも素晴らしかった。


04.デスパレイト・ポイント / 作曲:渡辺宙明
 12inch「裂空!学園特捜ヒカルオン」(1987)

05.裂空!学園特捜ヒカルオン / 串田アキラ・金子久美
 12inch「裂空!学園特捜ヒカルオン」(1987)
12-13
アニメーター:越智一裕さん原作・監督によるOVA「学園特捜ヒカルオン」より、渡辺宙明先生による戦闘劇伴と名主題歌。串田アキラさんのベスト盤(2枚目)の企画をさせて頂いたとき、収録候補に真っ先に挙げたのが「富士サファリパークCMソング」と本主題歌。


06.池のほとり / 作曲:星勝
 LP「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984)
14
 星勝フュージョンの大傑作。劇中での使われ方によって、「この楽しい日々が永遠に続けばいいのに」という、あの懐かしき80年代的モラトリアム気分を象徴するサウンドに、なってしまった。


07.Star Future. / ☆Taku Takahashi
 CD「スペース☆ダンディ O.S.T.1 ベストヒット BBP」(2014)
15

08.かんちがいロンリーナイト」 / DROPKIX
 イベント当日時点で配信限定「かんちがいロンリーナイト」(2014)
16
2014年を代表するアニメとなった「スペース☆ダンディ」より、アヴァンタイトル曲と、第20話「ロックンロール★ダンディじゃんよ」に登場した、80’s J-Popサウンドを引きずり続けるバンド「DROPKIX」の劇中曲。さびしい夜はロンリーナイト!


09.テーマ オブ ダイオージャ/ 作曲:渡辺宙明
 LP「スペースファンタジー ダイオージャ」(1981)
17
アニメ「最強ロボ ダイオージャ」の本編サントラではなく、シンセサウンドを主体とした新生の組曲アルバムとして企画されたLP「スペースファンタジー ダイオージャ」より。キングレコードのロボットアニメ音楽に初めて乗り込んだ渡辺宙明先生の、「劇伴」の枠にとらわれないイキイキとしたサウンド。なんとしても再評価されねばならない作品なのだが……。


10.Before my body is dry(編集) /  Mika Kobayashi
 CD「キルラキル O.S.T.」(2013)
18
こちらも2013-2014年を代表するアニメ「キルラキル」より、挿入曲ながらここ一番の山場で流れる劇伴として、最強の効果を上げていたこの曲を。劇中での使用パターン同様、無音から大サビの「♪どん るーじょうぇー」の絶叫ブレイク部分に突入する編集でかけました。


11.新世界交響楽 /  さよならポニーテール
 CD「新世界交響楽」(2014)
19
「キルラキル」より後期ED曲。ヘッドホンでなく、スピーカーで大きな音で聴いてほしい曲。

2014/09/15 映画サントラDJパーティー『クラブハリウッド』

9/15(月・祝)18時〜 「薬酒Bar原宿」さんで開催された映画サントラDJパーティー『クラブハリウッド』にDJとして参加させて頂きました。
http://yakusyu.net/harajyuku.html
https://sites.google.com/site/kouenjiyakushu/harajuku-1

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。店主さん、スタッフの皆さま、ご一緒させていただいたDJの皆さま、大変お世話になりました。初めて参加させていただいたイベント&お店で、ちょっと緊張していましたが、かかる音楽がとにかく楽しく、お客さんもいっぱいいて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

簡単ですが、自分の出番でかけた曲を整理しました。結局、全曲アナログLPレコードをかける形となりました。


1:志穂美悦子 演武
from LP『女必殺拳 志穂美悦子 参上!!』(1976)
48
映画『女必殺拳』(1974)から始まる主演映画主題歌を含む志穂美悦子歌唱曲を集めたLPレコードながら、冒頭には千葉真一譲りの呼吸法からの気合一閃、鋭い“怪鳥音”が響く志穂美悦子の「演武」の音声が収録されています。歌には一切触れず、ソコだけを流しました(笑)


2:受難の血 作曲:大野雄二
  from LP『犬神家の一族 O.S.T. 』(1976)
28
有名なメインテーマ「愛のバラード」ではなく、この曲を。本来の「大野雄二感」が溢れ出て止まらないブラジリアン・フュージョンとブキミ劇伴とが交互に襲ってくる、奇跡の二面性。サスペンス邦画のジリジリとした焦燥感を、ごく少ない編成のセッションで表現するという形は、日野皓正が手を付け、鈴木宏昌と佐藤允彦が広げ、大野雄二がもうこの時点で完成させてしまった…といっても過言ではないでしょう。


3:Death Wish (Main Title) 作曲:Herbie Hancock
  from LP『Death Wish O.S.T. 』(1974)
36
チャールズ・ブロンソン主演映画『Death Wish』(邦題:狼よさらば)のメインタイトル。この盤、もともとはサントラというより、ハービー・ハンコックのアルバムという意識で学生時代に買ったもの。1974年のハンコックといえばヘッド・ハンターズの翌年。軽快なエレクトリック・ファンクどまん中の時期のはずなのに、なにこの黒く重くキラキラと輝く素晴らしい映画音楽は!? と驚いた記憶があります。


4: 雨はナイフのようさ  
 作詞:三村順一 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
 歌:町田義人 演奏:ゴダイゴ
from LP『キタキツネ物語 O.S.T. 』(1978)
12
有名な主題歌「赤い狩人」ではなく、この曲を。ミッキー吉野アレンジが爆発するファンク。「キタキツネ物語」は、札幌狸小路の映画館に『スター・ウォーズ』を観に行ったら満員で入れなくて、隣の映画館でしかたなく観た……というニガい思い出が(笑)


5:動揺   作曲:井上堯之 編曲:星勝
 from LP『太陽を盗んだ男 O.S.T. 』(1979)
25
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』にも1曲流用(完コピ再演奏)されている名サントラより。沢田研二×菅原文太の鬼気迫る電話でのやり取りからの流れで。映画音楽作曲家としては注目される機会があまりない星勝氏の功績をぜひとも再評価したいと常々思っているので、美しい星勝アレンジ曲を。


6:“ビューティフル・ドリーマー”メイン・テーマ
  作曲:星勝
  from LP『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー O.S.T. 』(1984)
16
星勝コーナー2曲目。「ハリアーのコクピットから目撃したあの衝撃の光景」に付けられている問答無用の大メインテーマ。これだけ壮大な曲も書けてしまう星勝マジック。星勝コーナー用として他にも劇場版「じゃりン子チエ」と「ションベン・ライダー」も持ってきていたけど、今回はかけられず。また次回に。


7:映画「女囚701号 さそり」実況音声〜 怨み節(5〜6番)
   作詞:伊藤俊也 作曲:菊池俊輔 歌:梶芽衣子
  from LP『梶芽衣子の魅力』(1972)
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キル・ビルじゃないよ。劇中で梶芽衣子はほとんどしゃべらないから、音声トラックをそのまんま収録しても、あんまり「梶芽衣子の魅力」にならないよ? と思ったら、モノローグのナレーションがいっぱい入ってて一安心(笑)……というLPレコードより。


8:汚れた英雄 Riding High
  作詞:TONY ALLEN 作曲:小田裕一郎 歌:ローズマリー・バトラー
  from LP『汚れた英雄 O.S.T. 』(1982)
04
栄えある(ある?)角川春樹第1回監督作品。ヒネった曲ばかりかけてたので、シャラクサい王道をなにかかけなきゃ……と思って手に取った1枚。


9:Stayin' Alive
  作詞・作曲:B.Gibb/R.Gibb/M.Gibb 歌:THE BEE GEES
  from LP『Saturday Night Fever O.S.T. 』(1977)
27
シャラクサい王道曲その2。代表的ディスコクラシック。この曲は心臓マッサージに最適なテンポだそうなので、みんな覚えておきましょう。


10:愛のためいき
  作詞:平田穂生、作曲:大林宣彦 編曲:松任谷正隆 歌:原田知世・高柳良一
  from LP『時をかける少女 O.S.T. 』(1983)
51
荒れた場の温度をちょっと下げるための曲。劇中で芳山さんと深町くんが歌う「モモクリ3年、カキ8年…」の歌。歌の中で「ヒトデ?」と聴き返す一瞬。1983年の原田知世は可憐さは、ここに永遠に封じ込めらている。


11:Maintitle - Moonraker
  作詞:HAL DAVID 作曲:JOHN BARRY 歌:Shirley Bassey
  from LP『007 Moonraker O.S.T. 』(1979)
31
これはもう、ただひたすらにリチャード・キール追悼。


12:Full Flight
  作編曲:鷺巣詩郎
  from LP『ポールポジション2 O.S.T. 』(1980)
19
鷺巣詩郎氏の知られざる映画音楽デビュー作。当時鷺巣氏がアレンジャー&サポートメンバーとして参加していたフュージョンバンド「ザ・スクェア」のメンバー+αが演奏しているという、隠れた邦フュージョン名盤でもあります。メインメロは伊東たけしによるリリコン演奏。


13:The Light Sailer(ソーラー帆船)
  作編曲:Wendy Carlos
  from LP『TRON O.S.T. 』(1982)
04
コンピューターグラフィックスを全面的に使用した世界初の映画、という触れ込みだけど、内容はちょっともにょ〜んとした映画(笑) 中2のとき、二子玉川東急で見た。作曲のウォルター・カルロスは、すでにこの時、性転換を完了したいたようで、名義はウェンディ・カルロスに(^_^;


14:惑星メーテル
  作編曲:青木望
  from LP『銀河鉄道999 O.S.T. 』(1979)
59
劇場版『銀河鉄道999』のクライマクッス、惑星メーテル崩壊シーンで金田伊功作画のバックを固める名劇伴。別名「はなれる〜 てがー あしがー はなさないで〜」のテーマ。実質、私の出番のラストはこの曲で。最後のはダメ押しのネタなので(笑)


15:Mandrill / Ali Bombaye I (Zaire Chant)
  from LP『Muhammad Ali in "The Greatest" O.S.T.』 (1977)
19
モハメド・アリの伝記映画「The Greatest」O.S.T.より。アリVSジョージ・フォアマンの試合に熱狂するザイール(現・コンゴ民主共和国)市民の「Ali Bombaye!」のシュプレヒコールから始まる屈指の名演。これが、アントニオ猪木のテーマ「炎のファイター」のオリジナルであることは、言うまでもありません。


・・・という感じでした。いかがでしたでしょうか。
とても楽しいイベントだったので、ぜひまたの機会に!
プロフィール

不破了三

音楽・映像関連ライター/イベント「Soundtrack Pub」共同主催 http://bit.ly/fRueBT /指弾き一筋30年ベーシスト/路上観察者:ばかけんちく探偵団団長///テレビ史/ドラマ/アニメ・特撮/サウンドトラック/ジャズ/楽器/職業作曲家/スタジオミュージシャン/広告/CM …他 
 
◆主な仕事--------------

●機動戦士ガンダム30th ANNIVERSARY CD-BOX『GUNDAM SONGS 145』解説協力
●CD『串田アキラBEST III 〜 Soul ENGINE』選曲、構成
●CD『機動戦士ガンダム』CD-BOX ブックレット製作協力
●CD『みんなのテレビ・ジェネレーション アニメ歌年鑑』解説
●CD『こおろぎ'73 スーパー・ベスト』解説
●CD『町田義人 スーパー・ベスト』解説
●CD『かおりくみこ スーパー・ベスト』解説
●CD『宇宙船サジタリウス 歌と音楽の旅 放映20周年記念盤 A MUSICAL ODYSSEY OF THE SPACE SAGITTARIUS』美野春樹、堀江美都子インタビュー
●CD『串田アキラベスト〜Feel So Nice』選曲、構成、串田アキラインタビュー
●CD『ドカベン 〜 究極のベスト』構成、解説、水島新司インタビュー
●CD『ハネケン・ランド−羽田健太郎・サウンドトラックの世界−』企画、構成、解説
●CD『スペースコブラ コンプリート・サウンドトラック』企画、構成、解説
●書籍『ルパン三世ジャズノート&DVD』大野雄二:著(講談社) 大野雄二ディスコグラフィ & バイオグラフィ作成
●CD『ルパン三世クロニクル』シリーズ 大野雄二インタビュー
●CD『子門真人ヴォーカル・コンピレーション』シリーズ 企画、構成、解説
                  …etc.

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