●元ブルー・コメッツの江藤勲さん急死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000002-dal-ent
低音と高音が協調されたピック弾きのベースは、60年代後半から70年代前半にかけての江藤勲さんの特徴的な音色で、歌謡曲のバックはもとより、当時のテレビ音楽の中にもその録音が多数存在します。ただし、そのほとんどが、正式なプレイヤー情報が記録として残っていないため、「想像」の域を出ません。
●しのびのテーマ(01:00あたりからステレオ)
当日のMCでも少しお話ししましたが、以下、「しのびのテーマ」とともに、私が音色やフレーズから勝手に想像している、「江藤勲さんが演奏しているのではないか、と思われるTV音楽の例」です。
「しのびのテーマ」のベース音と聴き比べて頂くと、この音なくしては成立しない「70年代のあの頃の音!」の感覚が、なんとなくわかって頂けるのではないかな、と。
そして、江藤さんが亡くなり、この音が永遠に失われたことに対して、私が感じてる巨大な喪失感が少しでも伝わればなぁと。
ニュースタイトルの「元ブルコメの江藤さん」では、ほとんどの人はピンときませんよ。多くの人々の心に「永遠の音楽」として沈んでいるこういう名もなき作品にこそ、本当の功績はあると思うのです。
あらためて合掌です。
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●「デビルマン」('72)BGM 魔将軍ザンニン / 襲撃
●「あしたのジョー」('70)BGM 力石徹のテーマ
●「ルパン三世」('71)BGM
LUPIN WALKIN' / LIGHTING TIME
●サザエさん('69)
●アテンションプリーズ('70)
●ミラーマンの唄('71)