2011年03月29日

『著作権法入門』 読書メモ

著作権法入門』という本を読んでいます。島並良上野達弘横山久芳という3名の方の共著ですが、この3名、実は全員が弁理士試験の試験委員の経験者なのです。

『著作権法入門』には、試験委員から受験生へのメッセージと読める記述があります(3名とも大学の教員なので、学部等の試験の受験生に向けた記述とも読めます)。


「著作物性の検討においては、対象物が2条1項1号の著作物の定義に合致するかどうかのみを検討すればよく、それ以上に対象物が10条1項各号のいずれかに該当するかを明らかにする必要はない(p15)」

→10条が「著作物の例示」に過ぎないと理解していれば当然のことですね。


「映画の著作物については、著作者の範囲(16条)、頒布権(26条)、著作権の帰属(29条)、保護期間(54条)に関する特則が置かれている。これら特則の適用の有無を論じる場合には、映画の著作物か否かを論じる実益が生じる(p48)」

→弁理士試験の平成17年の選択著作権法では映画の著作物が出題されました。この問題では、頒布権(26条)や著作権の帰属(29条)といった映画の著作物の特則について書く必要があります。もっとも、この問題は映画の著作物であることを前提に、権利関係について論じさせる問題なので、2条3項には軽く触れる程度で十分だと思います。


他にも発見したら追加しようと思います。

ryo511 at 12:45│Comments(0)TrackBack(0)

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