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 ふと気になったことについての感想。
 本と音楽についての話題が多いです。

 『ポケットモンスター ブラック』。カイリューと思しきドラゴンポケモンの頭骨を取り返すべく、ヤグルマのもりへ乗りこむ。ここでは、ヒウンシティのジムリーダーのアーティが助力をしてくれて、プラズマ団したっぱとのポケモン勝負の末にドラゴンの頭を取り戻す。

 アーティと、プラズマ団幹部とが睨み合う場面は、緊迫感がありました。

 ヤグルマのもりでは、モンメンやタブンネというポケモンに出会い、ほかくする。モンメンはシッポウシティで「交換したい」という人がいたため、連れて行って交換。モンメンをあげるかわりに、チェリネというポケモンがきた。強いのかな。

 ヤグルマのもりをぬけるとヒウンシティなんだけど、その間にかかっているのがスカイアローブリッジという長大な橋で、カメラの回転や、ズームイン・アウトの演出がダイナミック。ちょっと感動してしまった。

 それでヒウンシティにつくと、ふたたびプラズマ団のゲーチスやアスラとの睨み合い。あたらしく登場するアイリスという青髪の女の子のトレーナーも、味方として参戦する。アーティはジムリーダーらしい貫禄のある応対で、かっこいい。話し合いで、ベルのポケモンのムンナが返ってくる。つまり、ゲーチスや幹部の強さはまだちょっと計り知れない。

 アーティにさそわれ、彼のジムでポケモン勝負が待っている。ジム内は、ハチミツを塗りたくったようなあやしさ満点の内装で、アーティとキャラクター像がつい揺らぐ。スマートな青年かと思いきや、意外とトリックスター的な存在だったらしい。それで、彼があやつる虫ポケモンには、有効なタイプをあまり持っていないにもかかわらず、ヨーテリーから進化したハーデリア(覚えにくい)のおかげで、たいして苦戦することもなく3つめのビートルバッジを手に入れることができた。名前がかっこいい。草タイプのツタージャは、今回ほぼ沈黙をまもる。。

 『東京喰種』(読み:とーきょーぐーる)という漫画を読み始めていま2巻。事故に巻き込まれて、異能の人喰い「喰種」になってしまった少年カネキが、人間の心を持ったまま、喰種のもつ食人衝動との狭間で悩む。という、まるで『仮面ライダーアマゾンズ 』のような設定のお話。

 『アマゾンズ 』では、アマゾン同士、つまり喰種どうしで、喰種を狩る、いや守る、とせめぎあっていたけれど、この『東京喰種』ではどうなっていくんでしょう。

 とはいっても、『アマゾンズ 』よりもこちらが発表は先ですね。猟奇的な人喰い衝動を抑えつつ、どちらの側に立つか煩悶するドラマは、とても読み応えがある。2巻では、喰種を狩る、正義の捜査官たちも現れ、なにが善で悪かもよく分からなくなっていく。

 この漫画には、喰種のコミュニティの長である「マスター」がいる。マスターの采配で、喰種たちはなんとか平和に日常を送れている。そのシステムは謎ばかりだけど、2巻では人間の死体を回収して穏便に食料調達するなど、手の込んだ方法をとっていることが明かされる。そうそう人の自殺体がコンスタントに手に入るのかという疑問はさておき、この辺の設定はなるほどという感じがした。ただコミュニティ運営の難しさというか、マスターは、捜査官が喰種を狩るという事態に至っても、喰種全体の存続を考えあくまで穏健にやり過ごそうとする。ヒロインのトーコ(マスターの運営する喫茶店で働く喰種)は反発し、それが許せず自己責任で戦いを選択する。で、主人公のカネキくんはいちばん優柔不断で、「誰も傷つけたくない」ことを理由に倫理的な葛藤にあえいでいる。そういうギリギリなせめぎあいも喰種の世界にはある。

 カネキくんは人と喰種が平和共存するためのキーみたいな存在ではあるわけで、カネキくんは、なぶられながらも強くなっていき、最終的には物語はそちらに舵を切っていくのではないかとおもうのですが、はてさて。ぼちぼち読んでいきます。

 『ブラック2』は、『ブラック』から送り込んだポカブと、ヤナップが中心で攻略中ですが、特に苦戦することもなくタチワキシティのジムを攻略して、トキシックバッジを手に入れることができた。

 簡単に、そのてん末を書いておきます。

 タチワキシティのジムは、リーダーのホミカという女の子がバンドと兼業でポケモンのジムもやっているという変わった場所で、なんとジム自体がライブハウス。ネオンの光るボロいライブハウスの階段を下ると受付があって、ワンドリンクサービスがあって・・・なんか妙にリアルなんだけど。

 ホミカと彼女のバンドが歌ってて、ロックというかパンクに近い歌で内容はドガースに関するものらしい笑。和みつつ、このままでは爆音でリーダーに勝負を申し込めないので、ドラム→ギターと、順番にポケモン勝負をしかけて攻略していくと、負けたメンバーが演奏をやめるのでドガースの歌がだんだん簡素になっていく。

 最後に残ったリーダーは、歌っていただけあってドガースをはじめとするどくポケモンの使い手で、毒に染められつつポカブが倒されそうになりつつ、なんとか!撃破できました。その間にポカブが進化し、チャオブーという、中華系プロレスラーのような格好になる。おお、なんか御三家ポケモンにしては新しいデザイン。

 ヤナップもチャオブーも、レベル20に至ってないので先行きがやや不安だけど、とりあえずバッジを手にしたことでレベル30までは言うことをきいてくれる。ぼちぼちレベル上げに勤しみたいと思います。

 『ポケットモンスター ブラック』は、二つめのシッポウシティのジムまで進む。特に苦戦はせず、くさポケモンのツタージャのレベルが20まで到達し、その間にジャノビーに進化。ノーマルポケモンのヨーテリーも、ハーデリアに進化。大幅に戦力強化となりました。

 レベル20超えたら、手持ちが言うことをきかなくなる・・・と少し焦ったけれど、シッポウ博物館という施設の館長で、兼ジムリーダーの「アロエ」からもらったベーシックバッジの力で、30レベルまではポケモンが言うことをきくということになってほっと一安心。

 ストーリーではここに至るまで、プラズマ団のしたっぱが悪事を繰り返す。小さい女の子のポケモンを盗んだり、ライバルのベルのポケモンを奪ったり。このベルという子はやさしいんだけど、とことんすっとろい。で、その都度奪い返す。カラクサタウンで、プラズマ団首領のゲーチスがたいそうな演説をしてみせたけど、このあたりのコソ泥騒動で印象は黒一色。
 したっぱはまた、博物館に乗り込んで、ドラゴンポケモン(カイリュー?)の化石を奪うなど、悪さをしほうだい。

 プラズマ団に対しては、ジムリーダーや幼馴染たちと共同で戦線をはる感じみたいで、誰か裏切ったりとか脱落したり、拉致られたりといった、ブラックな展開はなさそうです。

僕の名はアラム (新潮文庫) 僕の名はアラム』の最初の章は「美しい白い馬の夏」という名前がついている。いかなる時も誇りを捨てず、「正直」で通したカリフォルニアのとある一家の、9歳になるアラムという男の子が主人公。

 正直もの一家、とは言うけれど、この章ではアラム君は、いとこの(頭がおかしいと誰からも思われていた)ムーラッドの使嗾で、馬を盗むことになる。その馬はアラムにとって幻想的な欲望の的みたいなものとして描かれている。そして自分の欲望を追求して、悪を行い、つまり馬を盗み出し、そのことが持ち主にばれるも、目をつぶってくれたおかげで事なきを得る。この一族や、その周囲にいる人間の世界観には、「盗み」なんてものは存在しないのだ。

 アラムのおじさんもなかなかに強烈な存在で、彼はなにがあっても(自分の家が焼けたとしても)「大したことじゃない」とどなる。はっきりいって、読んでいる誰もが突っ込まざるをえない、とてつもない性格だと思うが、これもまた、アラム君の一族の特質の一端をあらわしている。

 要するに、ここでは何が起きても、悪は存在しない、何が起きても大した事じゃない、という世界観のもと、全ての出来事が取り扱われる。それはおおいに欺瞞的でもあるし、途方もなく優しいと、言えなくもないわけです。うーむと思わず唸ってしまう。

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