金属加工技術を追求し信用と信頼を得る

2016年頃だっただろうか?
中小企業家同友会で勉強し企業理念を作らないといけないと教わり一生懸命考えて出した答えでした。

・信用とは
実績や成果物を作成して、その出来栄えに対しての評価のことをいいます。そのため「信用」を得る為には、実績や成果物が必要不可欠なわけです。

・信頼とは
その人の実績や過去の振る舞いを見たうえで、その人の人間性や習慣、クセ、感覚といった目に見えないものに対して期待し、その期待に応えてくれるだろうという気持ちの表れが「信頼」です。

要するに、簡単にまとめると

「村上製作所に任せとったら難しいもんでも安心じゃぁ!と言って貰える会社になる」

という志を持って会社を法人化しました。

今現在、村上製作所は父と私と社員2名。
何人か入社して退社していきましたが、父はもともとそういう仕事を50年続けており、社員2名は企業理念に沿った社員に成長したと思います。

今や、私の分からない所で仕事が成立して、社員が加工して、お客さんが持って帰る。私が値段決めるだけという事があったり、粗加工を外注に出そうとしたらお客さんから「外注出さんけー安心できるのに。社員で完結してよ」と言われる事も度々。

なかなか困る事もありますが、父・社員2名はお客さんから信用されて信頼されてます。

M&Aした会社も、前社長は得意先から絶対の信用と信頼があり、65年間同じ取引先で会社を維持されてきた偉人です。

最近の私はどうだろうか?

経営を意識しすぎて儲け主義の仕事ばかり追ったり、「業務遂行が出来なくなる」という理由から社員に遠慮してばかり…。本来、経営者としてというか、10人程度の会社なのでもっと家族のように本来言うべきことを言わなければならない事も言えず、社員の顔色を伺ってばかり…。利益を残す経営としては、そこそこ上手く行っているが、理念経営は全く出来ていない。

いつからか、あんなに楽しかった加工が、利益の為の作業になってしまっている。

独立10年、45歳になった今、自分の能力についてもようやく分かってきた。
「可能性は無限大だ!」とイキがっていた35歳は遠い過去のような気もする。
38歳は無謀な挑戦もした。
社員を雇用できてないのに、工場拡張して、自分が使えない機械を発注して。
今思えば狂気の沙汰だ。
真近で見ていた父も、気が気じゃなかっただろう。
1人目の社員が来てくれなかったら、とっくの昔に倒産してるだろう。
昔はそれでも根拠のない自信があって「ヤル気さえあればなんとかなる!」と我武者羅だった。

そんなブログを日々発信していたので理念に共感する人が入社してくれて、理念に沿った社員に成長してくれた。

M&Aした会社はどうだろう。
全て私の責任ではあるが、業務優先で社員に遠慮してばかり。
経営的にはうまく行っているが、働き甲斐のある会社には出来ていない。
原因は明らかで、私がその会社に居る時間が短すぎる。

本来は、常駐して、前社長の隣について前社長の信用と信頼を引き継ぐべきだったがそれが出来なかった事が一番の原因だ。

12月末で前社長は引退されてしまうのでもう時間が無い。
自分自身も実務をめちゃくちゃ抱えてそれどころではない状況だ。

混乱は避けられないが、覚悟を決めて改革をしなければ。
このままでは本当に生きていく為の仕事でしか無くなってしまうと思う。