感謝

August 30, 2018

PRIDE武士道時代に遡る。外国人との体格差を危惧してニック氏にパーソナルトレーニングをお願いしたのが始まり。
2人で試行錯誤、俺達は選手としてもトレーナーとしても世界と戦うには未熟だった。
失敗も繰り返したけど試合の敗北は全て自分の責任、ニックパーソナルもRIKIXでの打撃練習も自分で決めた事だから最後までやり抜こうと決めていた。

それから渡米したり経験を積みジムをオープンするにも場所から設備から全てニック氏に相談した。
TRIBE設立後、引退する考えはあったけどニックパーソナル終了して「今までありがとう。さようなら」って事はなく引き続きこれからの選手達を一緒に見て欲しいと思っていた。

物件はあちこち当たったのだが結局ジムはニック氏の通いやすい練馬になった。しかし例え埼玉の入間市でも彼だったら通って来てくれたと思っている。
不安の中、2人体制で始めたジムは盛況でオープン月からずっと賑わっている。
選手も増え、ニック氏はボクサーのパーソナルを軸に打撃形の選手の練習を見る事が多くなった。
その中でもバンテージ巻きを鍛錬し今では井上尚弥選手の依頼を受けて担当したりもしている。

選手が増える様々な問題が発生する。俺自身はニック氏と揉めた事はないが選手の事で叱った事もあった。
彼は真っ直ぐだから怒られた事に納得はいってないだろう。
選手やチームを考え選手により近い位置に立ってくれる男なのだが完璧主義者故に自分を押し殺してまで人を許したり我慢して付き合ったりは出来ない性分なんだろう。
自分もジムやる前はそうだったのかな?

小さな亀裂はやがて大きく広がり修復困難になる。
俺はジムの空気を常に良くしたいという思いがあるしニック氏は選手をひたすら上に上げていきたいという思いがある。
結局TRIBEは俺が全て出資したジムだから彼は自分と別れて独立の道を歩む事になった。

喧嘩はしてないけど急な展開だったのでいろいろ準備ができてはいないのが現状。
選手や会員さんには迷惑はかけれないけど6年以上の体制を変えるのはなかなか大変である。
ジムをもっと良くしてニック氏に負けないよう頑張るしかない。
繋がりは切れた訳ではない。彼の成功を祈ろう。


ずっと俺のわがままに付き合ってきてくれてありがとう。
ブログに俺のバンテージを巻いた事がなかったのが心残りと言ってるがバンテージ巻きを始めた当初両手で40分とか時間がかかっていた。
ちょうど引退くらいのタイミングだったかな?今は早いけど流石にあの頃は頼みたくはなかったなw

今度は俺も巻く回数が増えるからニック式を習いに行こう。と思ったら講習料はウン十万円だそう。
ケンヤマモトセミナー並みですね。
自分で考えます。
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Posted by ryo_chonan at 22:52

悲しみ

May 02, 2018

ジムの6周年飲み会がありまして会員さん達と遅くまで盛り上がっていました。
ジム休館日だった翌日は多少の二日酔いの状態で家族で家具屋さんを回って良いダイニングテーブルないか探していたのですがその時電話が鳴りました。
「海老原さんが亡くなった」
楽しかった昨日も久しぶりの一家団欒も全て消えて真っ白になりました。

そう言えば最近練習来てなかったな。
新規の会員さんも多い時期で毎日忙しく指導していたので一人の会員さんの闘病、入院も知りませんでした。
そんな自分に少々苛つきます。

高田道場からキャリアのある海老原さんは年齢の割に見た目は若くアクティブでとても強かったです。
D-NETグラップリングでは年齢が半分くらいの若者達相手に堂々と戦いメダルをゲットしていました。
柔術クラスを開設してからは柔術が凄く楽しかったそうでそれを周りに語っていたそうです。
ジム飲み会では激しく酔っ払い笑っていたな〜

入院中も退院したらTRIBEでトレーニングしたいとお見舞いに来た会員さんに語っていたそうです。
俺が作ったTRIBE TOKYO M.M.A
沢山の仲間がいて尊敬し合い一緒に汗を流せる場。
仲間の勝利に共に喜び、敗北に共に悔しがり、また前を向いて立ち上がり進んでいく。
それをもう一緒に出来ないなんて。

昨日がお通夜で棺の上には道着と自分が贈呈した青帯が置いてありました。
勿論本人が置いた訳じゃないので生前に楽しかった練習や柔術の事をご家族に話されていたのでしょう。
秋葉の時はお母さんが一番悲しいのだからお母さんの前では絶対泣かないよう堪えていたのですが昨晩の帯を見た時涙は我慢出来ませんでした。

海老原さんは自分より年上ですがジムの中では自分は割と年が上の方です。
誰も運命には逆らえませんがお願いなので俺より先に死なないでください。
棺の上に贈呈した帯とか置かないでください。
海老原さんが好きだった練習を続けて皆さんもっともっと強くなりましょう。

そして俺が先に死んだ暁には皆で会いに来てください。
棺の上にはアサヒスーパードライでも置いておいてください。
そのあと練馬の飲み会で自分のものまねでもして盛り上がってください。

海老原さんうちに練習しに来てくれた事、この場を愛してくれた事に心より感謝致します。
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Posted by ryo_chonan at 18:13

テイクダウン

March 09, 2018

今回のブログは格闘技の技術的な話を。
ブログには初めて書くんじゃないか的な話。

総合格闘技を始めるに当たって23歳時の私には組み技の経験が全くなかった。
U-FILEで初めて田村さんと上山さんに習った。
それからデビューしたのですが柔道やレスリングベースの選手には苦戦する事が多かった。

基本的に組み技経験のある選手には今更立ちレスを練習しても勝てるわけがないと考えてスタンドレスリングは捨てて試合の組み立てを考えていたのだが現場仕事と格闘技の練習でかなり腰に負担がかかっていたという理由もある。
その頃は工夫して下からの打撃と言う誰もやっていないであろう技術を磨きわざとマウントを取らせてブリッジで上を取り返すという誰もやっていないであろう戦術を考え使っていました。
今年で42歳になるので約20年近く前の話。

総合格闘技初期のレスラーは膝付きのローで入る低空タックルが主流だった。
レジェンドである桜庭さんが使っていた事もありタックルと言えば膝を付くのが当たり前であった。
今でもパンクラスでは上田選手が超低空を使っていますが。

時は流れ、自分自身が多くの試合の経験を積み、アメリカに渡りオリンピッククラスのレスラーに技術を教わったり実際に全米レスリングの大会を見たり、また日本に戻っても三宅先生に教わり大学に出稽古行かせてもらった結果、考え方は大きく変わりテイクダウンを捨てていた自分がテイクダウンを取れるスキルを身に付ける事が出来た。
それを説明したいかなと。
勿論異論があったりしても良いと思いますし何かあればSNSで会話してみたいと思うのでとりあえずの経験談と今日現在の考えを記します。

クエストで総合のスパー中、強豪レスラーからタックルでテイクダウンを取る事がしばしばありました。
しかし同じ相手でもグラップリングスパーではその成功率がだいぶ下がる。
それは何故かと言えばパンチの有無が大きなポイント。
パンチのフェイントを使いガードが上がった瞬間に腰を目がけて入る。
その際、相手の腕より低ければ良いので膝を付く必要はない。膝を付く事によるスピードの減速と切られた際のリスクの大きさを考える。
相手の腰に入れれば当たった耳の方向に横走りしながら倒れるまで持っていくだけ。

ここでのポイントは距離設定と打撃に対する反応。
本気で当ててこようとする相手ほどテイクダウンは簡単になる。
ただその為には打撃を恐れず中に入る勇気が要る。
少しでも恐怖を感じ間合いが遠くなればタックルは潰される可能性は高くなるのだが逆に相手に手が届く範囲であればタックルは十分狙える。またパンチの間合いでは膝を合わされる可能性が激減する。
またタイミングで入る両足タックルは一生懸命ゴリゴリ差して倒すテイクダウンと違いスタミナの浪費が少ない。
打撃を嫌がりタックルに逃げると言う言葉を聞いた事がある人は多いと思うが逃げのタックルが成功する確率は低いしタックルを攻撃と考えるならば打撃をかいくぐり攻めないといけないはず。
この辺の技術はGSPの試合など見てタイミングを学びました。

もう一つレスラー破りのポイントがある。
それが壁レスである。
組み技競技で壁ありで行なわれる競技はない。
総合はケージだったりロープだったりあるので、いくら組み技経験が豊富でも壁の前ではビギナーになってしまう。
壁を使えばテイクダウンを防いだり倒されても立ち上がったりディフェンスが出来る。
逆に壁を利用して相手を倒し封じ込めることも出来る。
この辺の技術は青木君と白井が抜群に上手い。
この二人と練習する事で私の壁レスからの逃げ技術は大きく進歩した。

振り返ると自分は現役時代の試合でテイクダウンをあまり使ってはいなかった。
殴り合いで負けたくないと言うくだらないこだわりがその理由だった。
キャリアの後半になってテイクダウンの重要性を考えた。それは無茶な試合や練習でだいぶ打たれ弱くなってる実感があったから殴り合い以外でも勝負しなければいけないと思っていたから。
ただ前述したように打撃の間合い入って相手を倒しにいく行為は逃げではなく攻撃である。
打撃に対する免疫がないと不可能である。
引退間際に言葉で説明できるくらいいろいろと解った事があって自分の過去の試合を後悔したのですがジムの代表やって選手を抱えているのでそこら辺は生徒に還元して研究も継続中です。
失敗も無駄ではないと。

木曜TRIBEのプロ練(組み主体MMA)では最初のウォームアップでテイクダウンのタックル部分の向上に必要な動きを多く入れている。
見渡すとちゃんとやってる人と適当に体を温めるだけと思ってる人とそれぞれである。
ジャンプ系や飛び箱潜りはタックラーなら必要な項目だと思っているしダッシュなどの走り込みも必要。
そう言う私ですが引退後は全くその手の練習していないので、メキメキとタックル力は落ちて柔術の試合ではなかなかスパッとテイクダウンが極まりませんでした。
近々念願のパワーマックスを購入するのでそれを使って少しでも現役時代みたいなタックルに戻れればと。

ただテイクダウンで倒しても続きがないとすぐに立ち上がられてしまう。
この辺の技術論はまた機会があれば。  
Posted by ryo_chonan at 18:59

何故に格闘技

November 10, 2017

ちょうどTTF CHALLENGE 07から一か月が経ちました。
出場選手はその後の試合に向けて頑張ってる事でしょう。

パンクラス明けの9日、午前からスタッフ集まって準備して12:00Coconeriで会場設置。
金網の他に椅子並べや控室の整理、やることが多い中、沢山のボランティアスタッフも手伝ってくれました。前日に試合したばかりの小川と佑弥も。来なくていいと言ったのにボコボコにやられたブーちゃんまで来ました。
仲間だなんだとか臭いことは言いたくないですが有り難いことです。

D-NETの大会は自分はほとんど手伝えずD-NETの同志達が全部やってくれました。
こちらで一回盛り上がり会場を整理してTTFでCconeriが再開。

全選手、持ち味を発揮し血塗れ汗塗れ。
格闘技をほとんど見たことがない練馬のお客さん達までが納得する好試合の連続。
皆ただ一勝の為に拳を振るっていました。

TTFぐらいの規模ではライカを除いては専業格闘家はいないと思います。
皆仕事をしながら練習して休みを取って計量して試合をする。
家族を持ってる選手もいます。
怪我をしたりすれば生活に支障を来たす訳で貰うギャラと割が合うとは思えません。
自分の現役時代を考えると一人暮らしで仕事しながら格闘技やってると苦しい事の連続でした。
借金しながら試合を重ねいつかビッグになってやるという気持ちでで続けてましたが実際に何度も辞めようと思ったことがあります。

プロデュースしておいてなんですが試合を見ていると何故この人達はこんなになってまで殴り続けるのだろう?何故諦めないのだろう?と感じることが多いです。
もっと幸せな生き方やお金を稼ぐ方法はないのか?

何故?

しかし見ているお客さんには確実にその気持ちが伝わったはずです。
自分たちじゃ到底出来ない事を正々堂々と見せつける。専業格闘家じゃなくてもそれがプロ選手なんです。
メインは正しくそれでした。
自分と同い年の孤独なファイター門脇選手が沢山の応援団と家族が会場で見守る川那子選手と対戦。
独身で孤独と言えど門脇選手には沢山の慧舟會の同志達が応援に来ていました。
川那子選手が拳を振るい攻めるのは予想してましたが意外なのが門脇選手の戦い方。
全ラウンド通してジャブを打ち続けます。
それがよく当たり川那子選手はどんどん目が塞がっていきました。
何故グランドの強い門脇選手がテイクダウンに行かないのか?セコンドに付いた漆谷代表もそれは解らないと言ってました。
何度か強打を被弾しても自分で頭を振って意識を戻しまたジャブを打ち続ける。
リングサイドで見ていた朱里選手がSNSで門脇選手の試合で泣きそうになったと呟いたのは被弾しようとも最後まで諦めない死なない目だと思います。
判定までその攻防が続きお客さんは凄く見入ってました。
こんな試合になるとは予想してませんでしたが両選手に予想を裏切った試合内容と強い気持ちを見せて頂きました。

後日勝者の川那子選手より両目を眼下底骨折、頬骨骨折で手術する事になったと報告を頂きました。
家族を養う男が手術するような怪我を負ってしまったわけで前述した通り大変な事です。。
グランドを封印してずっと狙い続けた門脇選手のジャブは確かな傷跡を残したようです。

何故戦い続けるのか?の答えはよく解りません。人それぞれ理由があると思います。
引退した自分はそう言った命懸けで戦う選手達が少しでも多くの人に知られ、引退した後の人生も幸せになって貰うために努力したいと金網の撤収しながら改め思いました。

見に来てくれたお客さん、気持ちを見せてくれた選手達、手伝ってくれたスタッフ達、皆に感謝します。
  
Posted by ryo_chonan at 16:48

PANCRACE290

October 18, 2017

10月8日は私の誕生日なのですが家族や仲間と飲みながらワイワイやる訳にもいかず、パンクラスと続く自主興行TTFのためにバタバタ動いていました。

自主興行1ヶ月前ぐらいになると通常のジムでの指導も平行して手を抜かずにやってますし受付嬢が短期留学でいないので事務仕事も溜まって結構大変でした。

そんな中、所属一番の問題児、三浦彩佳の試合がパンクラスであるのが余計にストレスでした。
前回の参戦で計量オーバーからのノーコンテスト。
禊のつもりで出場させたSBでは契約体重が通常より重いのにも関わらずまさかのオーバーからの再計量でなんとかパス。

インタビューで生理がどうだとか語ってましたが試合をする以上普段からその分も考慮して節制しておけば良いだけでちゃんとやってる女子選手がいる中では言い訳にもなりません。
ただ選手として在籍させてる以上全ての責任は自分にあるので彼女を責めるのではなく叱りながらも体重やコンディション、食事をチェックして試合まで備えました。
最初は信じられないくらい隠れ食いをしてたので飽きれるばかりでした。
そもそもはちゃんと出来ていたはずなのにメンタルの弱さが食事に逃げるという風になっていました。

他の所属選手は放っておいてもちゃんとパスします。
なので彼女に関しては特別指導になります。しかし月謝しかもらってませんw

結果2ヶ月ぐらいの悩みの種だった計量も自分の言う事を聞いただけでパスしました。
食事から水抜き、ダイエットを自分の経験から教えて迎えた計量日、奴から計量パスの話を聞いたときの安堵感はなかなかのものでした。
勿論同日試合を控えた小川と、佑弥は当たり前にパスです。

試合日は3名も選手が出場するのでジムを休館させて頂きました。
自主興行でもないのによそのイベントで休むのはオープンしてから5年半の間で初めてです。
TTFの計量もあったりで自分がいっぱいいっぱいでした。この場を借りてお詫びします。
ジムでTTFの計量の準備を整えてから木下さんとカメラマンの山口さんに任せてディファに向かう。
3選手とも試合の順番が近かったので連続でアップを担当してからのセコンド。
試合は小川から。
前回の試合で相手をボコボコにしながらポイントで判定負け。
プロ戦績では初の黒星でした。
敗因がセコンドの言う事を全く聞かなかったという単純なミスだったので今回はしっかり指示通りに動き練習で何度もやったタックルへの膝でKO勝ちでした。
小川も自力が付いてきたと感じました。

続く三浦。
相手の映像は見たものの外国人選手の実力はいまいち解りません。
そもそも女子選手の実力がよく解りません。
やってみないと本当に解りません。
試合が始まり相手の猛打が三浦を襲います。
ヒットする音が今まで見てきた女子とは違いこれは無理かなと思いました。
バリエーションの少ないテイクダウンで相手を捕まえようとするも強引な柔道の入り方ではガンガンジャブを被弾します。
何度か倒れそうになりながらも必死に投げを狙い諦めずにラウンド終盤にやっと投げました。
1Rが終了してインターバルで三浦の顔を見ると諦めてはない様子で逆に相手選手ははとても疲れていました。
けれども腫れが酷すぎるしダメージも大きかったので試合はストップさせてもらいました。
外国人選手は時にこんな選手が急に出てくる事があります。
技術的な事は課題山積みですが諦めなかった事と計量パスした事、怪我も腫れは酷いものの大事には至らず良かったと思ってます。今度はしっかり勝つように。

最後は佑弥。
22歳にしてタイトル目前。
ちなみに自分が彼の年の時はまだ格闘技をやってません。
19歳でうちにきて格闘技のすべてをTRIBE習った純TRIBEファイター。
相手の将兵選手は厄介な選手だと思っていましたがここで負けてしまってはランキングの中でぐるぐる回るだけの選手になってしまう。
試合序盤は良い動きが出来なかったし相手のテイクダウンに手を焼きましたがだんだんタイミングを掴んできたのか打撃がどんどん入り始めました。
飛び込んでくる相手に横肘を合わせてたのはたいしたもんです。
佑弥に一つだけ伝えてる事があります。
「打撃は普通に避けて当てて普通にやれ」これは現役時代の自分に一番言いたい言葉なのです。
倒そうとするあまり力んでしまいスピードが乗らず隙も出来やすい。
現役時代の技術的な後悔。そうなって欲しくないので伝えてるのですがこの言葉の通りだと佑弥も言ってます。
ただ当たり前にやってる事をやり続けていつかは相手が倒れる。
結果2Rで今回も倒しました。
もう次はタイトルマッチで良いのではないでしょうか?

思えばジムをオープンした頃、TRIBEはチャンピオンの多いジムでした。
今は1からスタートした弟子たちがどんどん勝ってくれています。
そろそろ若手達にベルトを穫って欲しいし穫らせようと思ってます。

10/8誕生日プレゼント頂きました。
もう41歳なんで喜んでもいられませんが。
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翌日はTTFです。続く  
Posted by ryo_chonan at 23:46

TTF CHALLENGE 07

October 11, 2017

10/9に行われた私のプロデュースする「TTF CHALLENGE 07」沢山のご来場、沢山のご協力あって無事に終える事が出来ました。
誠にありがとうございました。
イベントをその日だけでは語る事は出来ず遡って思い返しここに記しておきたいと思います。

年明けぐらいに会場の空き状況を聞きにいったところCoconeriホールの空きがなく年内練馬での開催は絶望的でした。しかし担当の方がキャンセルの空きを抑えてくれてなんとか借りる事が出来たのですがCoconeriは年々人気が高くなり借りるのが困難になってきました。そんな中で4度目の練馬大会が可能になったのです。
やると決まればマッチメイク、契約交渉、書類の制作、発送、チケットの発送、スポンサードの交渉、動画の考案、ポスターデザインの考案などなど…
幸いな事にSNS等で出場に立候補してくれる選手が多くマッチメイクは大会2ヶ月前にはほぼ終えてます。
スポンサー様も毎大会増えていて本当に助けて頂いてます。
現在は自主興行を10回ぐらいやってますのでだいぶ肩に力を抜いてスムーズに出来るようになりました。
TTF CHALLENGE 01の時なんかは試合するような気合いのテンションだった事を記憶しています。
TRIBE TOKYO FIGHTは自分の引退試合で練習もジム経営も興行もあったので試合が終わるまで忙し過ぎて試合が終わるまで思いに耽る余裕すらありませんでした。
自分が一人でやれるのも木下マネージャーが背後にいるので安心しているところはあります。

試合近くになるとYoutubeでの映像は吉田映像さん、パンフとポスターはヨウジ君にお願いして私はジムの閉館後、練馬IMG_1519の町でチケット販売と大会の宣伝しながら飲み歩きます。楽しいので良いんですけど。
昨年のTTF06は秋葉の事故があった直後で皆辛くても前を向こうという興行だったと思います。
今年はどうしようかと考えると去年が試合内容も全てが強烈すぎて全くテーマが思い浮かびませんでした。

そんな中で川那子選手サイドから試合をしたいという話を頂き対抗となる選手を探しました。
最近の傾向として日本人選手はバンタム以下は多いのですがフェザーより重くなるにつれ選手層が薄くなってきています。
考えに考えて選手の試合予定や戦績、そして意味のあるマッチメイク。
修斗の坂本さんに対戦相手を相談したりもしました。

なかなか思い浮かばずにいたのですが和田竜光のTwitterで門脇選手との練習の話がちらっと呟かれてました。「門脇さんがとても強い」
竜光はうちのプロ練常連の実力者でその彼が言うならだいぶ良い状態なのではないかと。
門脇選手の戦績をチェックすると試合スパンは開いてるものの2連勝中、自分と同い年で20年以上練習して試合している元修斗世界王者のベテラン。
コンディションだけが気になってたのですが現在の所属先であるURUSHI DOJO代表の漆に聞くと1週間の練習で考えさせて欲しいとの事。
そして一週間後、漆から電話があり「門脇OKです」
すぐに秋本道場の秋本代表に連絡をして試合の決定とこのカードがメインイベントになる事を報告させて頂きました。
漆曰く「先に言っておくけど脇さんチケット全然売らないからね」
私はそんな事で選手を選んだりしないので大丈夫なのです。

このインタビューを読んで解るように門脇選手はかなりの変わり者です。
ファイターの他にジムのマット張り職人という顔を持ちTRIBEの最初のマットは門脇選手に張ってもらったりもしました。
自分の門脇選手のイメージはその格闘道に欲や迷いはなくただ単純に自分の体と対話しながら強さや戦いと向かい合ってると感じます。
他人の評価は気にせずひたすら自分を磨く。私には真似出来ません。
対する川那子選手は自分に近いのでしょうか?
家族や応援団と共にこの格闘技界でやり残した事を清算すべく戦いに赴くイメージです。
勝手な私の主観なので違ってるかもしれませんが。

この試合は良き時代も地獄をも味わった同士が今自分にやれる事全てを以てケージに入る。
彼等じゃないと見せれない戦いのドラマがあるはずと感じました。
お客さんや若い選手達に見て欲しいそう思ったのです。

メインが決まればあとは簡単で立候補してきた選手を中心にどんどん組んでいきました。
試合が早く決まって悪い事は何もないので急いでカードを決めます。

今回うちの所属からはデビュー戦の工藤のみが出場しました
うちの選手使えば練馬で盛り上がるしチケットも売れると思います。
ただそれは自慰行為のようにしか思えず、実際TTF03では小川徹、佐藤天、当時所属だった安藤達也を起用して大会は成功したのですがTRIBEのデモンストレーションみたいな感じになってしまい控え室でアップを担当してセコンドで声張り上げている時の方が自分自身熱くなれるしタイトルのある場所でそれに向かって努力して欲しいし最短でチャンピオンなって欲しいと思ってます。
TTFをTRIBEの祭りにはしたくないのです。
そしてTTF CHALLENGE 07 の前日にはTRIBEから3選手も出場するPANCRACE290があります。
ここには前回体重オーバーをやらかしたブーちゃんこと三浦彩佳が出場します。
胃が痛くなるような計量という心配事が私を襲います。

長くなったので次回に続きます。  
Posted by ryo_chonan at 23:11

ONEと私そして計量

May 29, 2017

先週はジムを清水に任せてシンガポールに出張行ってきました。
今年に入ってからONEに関する仕事をしているのですが代表やマッチメイカーと直接会って話する為です。
ONEのシンガポール大会を視察するというのも目的の1つでうちに練習来てインストラクターやってくれてる青木君もグラップリングマッチで参戦、サポートでつかせてもらったのですが試合はとてもエキサイティングなものでした。

ONEの何の仕事をしているかというと代表に日本の格闘技界や選手の現状を伝えONE日本上陸のサポートをしています。さらには現契約選手の要望も伝えたり自分が関わっていない日本人選手の力になれればと動いたりもしています。
ONEの代表はシンガポールを拠点に成功しているビジネスマン。
その展開はクリーンで力強く、成功しても止まらず戦い続けるファイターのようです。
自分みたいな労働者では遠く及ばない方なのですが仕事を一緒にやれたり日本の市場に興味を持ってくれてる事が光栄です。
陽の当たらない選手達に光を照らせるようになれば。
JMMAに尽力された方々が報われるようになればと綺麗ごとじゃなく本気で思ってます。

地盤を着々と作っていきますのでONE Championshipの今後を期待して頂ければと思います。

ONEシンガポール大会の翌朝飛行機で日本へ帰国。
約6時間のフライトを終え携帯に電源を入れると翌日にパンクラスの試合を控えたうちの三浦彩佳(ゾンビ)からLINEで連絡が連続で入ってました。
「体重が落ちません」
電源を入れたのは最終軽量の30分前。泣けとか頭を丸めろとかアドバイスしたのですがもう間に合わず最終は150gオーバー。
150って…選手を抱えるいつかこんな日が来るだろうと思ってましたが150って…

ジム代表として自分自身反省の意を持っているのですが、一言言わせてもらうと自分がいれば計量はパスしていたと断言できます。150なんて屁みたいな数値です。
それを何故パス出来ずに皆に迷惑をかける事になったのか?
私の管理不行き届きと彼女の未熟さ以外に理由はありません。

私は当日東日本マスター柔術選手権に参戦し一戦終えてパンクラスの会場に到着するとゾンビは一晩中と言うか会場についても泣いてたようで目が腫れあがってました。
朝からイオンに入ってる1000円カットで謝罪の意を以って坊主にした私と違ってハートマークの編み込み頭にしていたのには腹が立ちましたが怒ると泣くだけなのでまずは試合に集中するよう勝って生き残れるようにしようと本人に伝えました。
団体によっては150gオーバーで試合が成立するところは多いです。
キロ単位でのオーバーもUFCを始め世界各国で見られます。
ただ自分は今でも計量オーバーは許せません。体重だけじゃなく約束した事を守れないと言うのは命をかけて戦う仕事において重罪なのです。
それはファイトマネーを未払いする団体も同罪です。

試合は投げて一本取りルールに則りノーコンテストとなりました。
相手のセコンドのクリスチアーノに謝罪すると問題ないと言ってくれました。酒井さん、坂本さんも今後を考えてくれると言ってくれました。
自ら巻き起こした事で自らの試合でなんとか首の皮一枚繋がった感じです。
彼女はまだ成長の途中で教える事がまだまだ沢山あるのですが練習だけはとても真面目です。
今度やったら私も許しませんがちゃんとやり直す事を前提にまた応援頂けると幸いです。

その日のはうちの若松佑弥が強豪、古間木選手に激勝しました。
何度も強打を受けながら立ち上がり攻めた古間木選手の体調は心配ですが、佑弥はたいしたもんだと思いました。
いろいろあったこの1週間でしたが彼の戦いに全て救われました。  
Posted by ryo_chonan at 10:03試合