何故に格闘技

November 10, 2017

ちょうどTTF CHALLENGE 07から一か月が経ちました。
出場選手はその後の試合に向けて頑張ってる事でしょう。

パンクラス明けの9日、午前からスタッフ集まって準備して12:00Coconeriで会場設置。
金網の他に椅子並べや控室の整理、やることが多い中、沢山のボランティアスタッフも手伝ってくれました。前日に試合したばかりの小川と佑弥も。来なくていいと言ったのにボコボコにやられたブーちゃんまで来ました。
仲間だなんだとか臭いことは言いたくないですが有り難いことです。

D-NETの大会は自分はほとんど手伝えずD-NETの同志達が全部やってくれました。
こちらで一回盛り上がり会場を整理してTTFでCconeriが再開。

全選手、持ち味を発揮し血塗れ汗塗れ。
格闘技をほとんど見たことがない練馬のお客さん達までが納得する好試合の連続。
皆ただ一勝の為に拳を振るっていました。

TTFぐらいの規模ではライカを除いては専業格闘家はいないと思います。
皆仕事をしながら練習して休みを取って計量して試合をする。
家族を持ってる選手もいます。
怪我をしたりすれば生活に支障を来たす訳で貰うギャラと割が合うとは思えません。
自分の現役時代を考えると一人暮らしで仕事しながら格闘技やってると苦しい事の連続でした。
借金しながら試合を重ねいつかビッグになってやるという気持ちでで続けてましたが実際に何度も辞めようと思ったことがあります。

プロデュースしておいてなんですが試合を見ていると何故この人達はこんなになってまで殴り続けるのだろう?何故諦めないのだろう?と感じることが多いです。
もっと幸せな生き方やお金を稼ぐ方法はないのか?

何故?

しかし見ているお客さんには確実にその気持ちが伝わったはずです。
自分たちじゃ到底出来ない事を正々堂々と見せつける。専業格闘家じゃなくてもそれがプロ選手なんです。
メインは正しくそれでした。
自分と同い年の孤独なファイター門脇選手が沢山の応援団と家族が会場で見守る川那子選手と対戦。
独身で孤独と言えど門脇選手には沢山の慧舟會の同志達が応援に来ていました。
川那子選手が拳を振るい攻めるのは予想してましたが意外なのが門脇選手の戦い方。
全ラウンド通してジャブを打ち続けます。
それがよく当たり川那子選手はどんどん目が塞がっていきました。
何故グランドの強い門脇選手がテイクダウンに行かないのか?セコンドに付いた漆谷代表もそれは解らないと言ってました。
何度か強打を被弾しても自分で頭を振って意識を戻しまたジャブを打ち続ける。
リングサイドで見ていた朱里選手がSNSで門脇選手の試合で泣きそうになったと呟いたのは被弾しようとも最後まで諦めない死なない目だと思います。
判定までその攻防が続きお客さんは凄く見入ってました。
こんな試合になるとは予想してませんでしたが両選手に予想を裏切った試合内容と強い気持ちを見せて頂きました。

後日勝者の川那子選手より両目を眼下底骨折、頬骨骨折で手術する事になったと報告を頂きました。
家族を養う男が手術するような怪我を負ってしまったわけで前述した通り大変な事です。。
グランドを封印してずっと狙い続けた門脇選手のジャブは確かな傷跡を残したようです。

何故戦い続けるのか?の答えはよく解りません。人それぞれ理由があると思います。
引退した自分はそう言った命懸けで戦う選手達が少しでも多くの人に知られ、引退した後の人生も幸せになって貰うために努力したいと金網の撤収しながら改め思いました。

見に来てくれたお客さん、気持ちを見せてくれた選手達、手伝ってくれたスタッフ達、皆に感謝します。


Posted by ryo_chonan at 16:48