Ryo's cafe

〜桂木嶺のひとりごと〜 歌舞伎・演劇・音楽・美術を中心に感想をまとめています。 楽しくお立ち寄りくださいませ。

歌舞伎を中心に演劇を観ています(*^_^*) お芝居の感想や音楽、美術のお話もしたいと思います。

おかげさまで、正式に、歌舞伎学会の論文の掲載がきまりました。
テーマはずばり、「二世中村吉右衛門論」です。
掲載時期につきましては学会編集委員会の判断となりましたので、
もう少々おまちくださいませ。

当代吉右衛門丈の舞台の変遷を考察する論文となっております。
どうぞ、ご期待下さいませ。

きょうは、国立能楽堂にて、「納涼茂山狂言祭2016」に行ってまいりました(*^_^*)
とても楽しい3本立ての狂言で、なんと、ファンの方々からのリクエストで選ばれたものだそうです。
解説役の茂山童司さんが楽しく説明して下さり、場内はとても和やかな空気に包まれました。

いちばんおもしろかったのは、2番目の狂言の「濯ぎ(すすぎ)川」というものでした。恐妻家で婿養子の夫(茂山あきらさん)と、とても「わわしい(うるさい)」妻(茂山七五三さん)、そして、さらに「わわしい」妻の母(茂山千三郎さん)の3人の絡み合いを面白おかしく描いた狂言です。夫に家事の一切を(本当に「なんでそんなことまでやらせるの?!」というくらいひどい妻と姑なんです)なんでも押し付けてしまう妻と姑に業を煮やした夫は、ついに書付を書いてもらい「この書付以外のことは一切しなくてよい」という言質をとります。そこで夫は一計を案じ・・というお話で、うちの夫はゲラゲラ笑いだし、見終わって「身につまされるよ〜(笑)」と申しておりました(苦笑と😢)。

うーん、私が家事をやらせているわけではなくて、うちの夫が積極的に手伝ってくれているんだと思うのですが・・?(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)ともあれ、お姑さん役の千三郎さんの歩き方がおかしくて爆笑をさそったり、妻役の七五三さんのコワモテ奥さんぶりが、なんともいえず「身替座禅」の山の井を思い出させたりして、終始笑いの絶えない狂言でした。

最初の狂言「文山立(ふみやまだち)」と最後の新作狂言「今際(いまわ)の淵」は、ちょっと似通ったストーリーですが、ちょっとブラックコメディ的な要素もあって、ドキドキしながら拝見しました。でも、やはりそこは狂言なので、とても楽しくハッピーエンド(!?)となって終わります。能を見た時にあまりに怖くて半べそをかいていた私でしたが、夫と一緒に観たおかげで、狂言は楽しく観られそうです。また機会があれば、どんどん観に行きたいと思います。

帰りは千駄ヶ谷の東京体育館の中のダイニングバーに寄って、楽しくふたりでビールで乾杯しました。夫は「いや〜身につまされる(*^_^*)わははは」と大笑いしておりゴキゲンでなによりでした。

このような楽しい機会を作ってくださった茂山家のみなさまにお礼を申し上げます(*^_^*)個人的には「ラーメン忠臣蔵」も一度拝見したいです!

ずっと秀山祭のお話ばかりしてまいりましたが、
私の来月のもうひとつのお楽しみがこちらです(*^_^*)

マーラーの「一千人の交響曲」です(*^_^*)!



N響で聴きに行きますので、いまから予習をしておこうとおもっております(*^_^*)
とても感動すること請け合いですね(*^_^*)

楽しみです!

なんだかすっかり秀山祭の私設宣伝マンになっておりますが(笑)
東京新聞(きょうの)の記事に、吉右衛門さんの秀山祭の記事がでました\(^o^)/

http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2016081902000196.html

すばらしいですね!
すごいなと思うのは「初代の芸には及びません。まだ3分の1しか演じておりませんので」
という当代吉右衛門さんのお言葉です。

私などは、もう十分当代は初代を超えられたと思うのですが、
ご本人の中では更なる高みを目指しておられるのですね。

玉三郎さんとの「吉野川」も、昼の部の「一條大蔵譚」も楽しみです(*^_^*)

ワクワクしております!

「二代目」の執筆でもおなじみ、小玉祥子さんが、吉右衛門さんにインタビューをし、
きのうの毎日新聞でご紹介されました(*^_^*)

http://mainichi.jp/articles/20160817/dde/012/200/002000c

「一條大蔵譚」「吉野川」ともに、大変思い入れのある作品だということで
吉右衛門さんの語り口にも力が入りますね!

とても楽しみな秀山祭です!


昨日は、稚魚の会、歌舞伎会の合同公演に行ってまいりました😊たいへん素晴らしい出来で感動しました✨特に素晴らしかったのは「寿式三番叟」の蔦之助さんですね。三番叟を演じてられましたが、躍動感あふれ、堂々と演じておられました。また、翁役の吉兵衛さんも格調高く演じておられました。
次の「対面」も、喜之助さんの工藤、五郎の新次さんがとてもよく感心しました。「女車引」は生まれて初めてみましたが、京妙さん、鴈之助さん、京蔵さんと役者もそろい、見事な踊りとなっていました。最後は「義経千本桜 すし屋」でしたが、こちらも権太役の升一さん、父役の新十郎さんと大活躍でした。

日頃は脇役さんとしてがんばっておられるみなさんですが、主役級の役を演じてもそれぞれとても風格があり見事な成果を収めておられました。本公演でもますますその実力を発揮していただきたいと思います。

観劇後は芝居好きの仲間たちが集まって、芝居談義に花が咲き、、楽しい時間があっという間に過ぎていきました。ご一緒された方、お話できた方、ご挨拶した方に心からお礼申し上げます。

すみません、このところ、すっかり吉右衛門さんの話ばかりしていますが(*^_^*)

「徹子の部屋」で吉右衛門さんが登場するのを拝見し、
大変幸せな気分にひたっております(*^_^*)

なんといっても和史くんと知世ちゃん(*^_^*)
おふたりの存在がうれしくてうれしくてたまらないのですね(*^_^*)
スケッチまでちゃんと描いてあげていて、
やさしいお祖父ちゃん(じーたんとよばれているらしいですね^^)ぶりを
発揮していて、幸せいっぱいなのですね(*^_^*)

うれしかったのは、初代以来の書き抜きをもってきてくださったこと(*^_^*)
早稲田の演博でも披露されていましたが、
初代の書き抜き、ふつうに読んだらさっぱりわからないのに、
吉右衛門さんがスラスラと読み出したのにはビックリしました(*^_^*)
(私、いまだによめなくて苦労しております)

「吉野川」の映像もみたかったですね〜!
「一條大蔵譚」も拝見できてうれしかったのですが、
やはりすごい迫力だと改めて思いました(*^_^*)

9月の秀山祭が楽しみ楽しみ〜(^_^)/

ワクワクしております!まずはおつかれさまでした、吉右衛門さん♪

徹子さんもありがとうございます〜(^_^)/

吉右衛門さんの秀山祭、昨日からチケットWEB松竹で絶賛発売中ですが、
製作発表記者会見が開催された模様です!

素晴らしい会見になっていますので、みなさんもぜひご一読ください(*^_^*)

http://www.sanspo.com/geino/news/20160813/geo16081305030010-n1.html

またこちらの記事もでています(*^_^*) 

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/08/13/kiji/K20160813013153860.html

またスポーツ報知は実にすばらしい記事を書いてくださっています!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160813-00000097-sph-ent

ことしは何といっても、吉右衛門襲名50周年(国立劇場も50周年ですね!)、
初代生誕130周年という大変記念すべき年なので、
ぜひたくさんの方にご来場いただきたいと思います(*^_^*)

吉右衛門さんの大変な意気込みを感じる、記者会見となりました!

オリンピックや野球中継のテレビをみていると、選手たちが一生懸命がんばっているので、とてもほっとするけれども、バラエティを見るととたんに3分みていて辛くなるのは私だけかな?(*^_^*) 
だから鳥越俊太郎さんに「メディアもペンもだめでしょ」といわれてしまうんだと思いますけど(*^_^*)

テレビがまともな番組を流してくれれば、視聴率だってよくなるし、私も無理をして芝居をみにいく必要がなくなります。あまりにもテレビがひどすぎるから、みんな政治家もメディアをバカにするんだとおもいます。きっちりとした番組を作れば、もっと政治家たちも緊張するとおもいますね。

新聞メディアも、きょうの東京新聞なみに凄いスクープをだしてやろうとか、きっちり政権批判をしようとか
そういう覚悟がないから、そこを政治家に見抜かれて、馬鹿にされてしまうんだと思います。

がんばれ、しっかり、メディアの皆さん!

東京新聞にでていましたが、憲法9条はGHQの押し付けではなく、
幣原喜重郎元首相の発案でかんがえられたという記事をよみました。

非常にうれしいことですね!

これで改憲勢力もすこしおとなしくなるといいなとおもっています。
つまり日本の恒久的平和は自発的に求められたものだったのですね!
東京新聞のネットで読めますのでみなさまもぜひお読みになってみてください(*^_^*)

記事はこちらから(*^_^*)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201608/CK2016081202000116.html

おかげさまで秀山祭のチケット、きょうから売り出しでしたが、無事にチケットがとれました!

まず初日の昼夜、そして13日の夜の部、千穐楽25日の夜の部をとることができました(*^_^*)
「吉野川」は3回みにいきます!!もちろん世紀の瞬間を見届けます!

ツイッター情報によれば、「吉野川」は葵太夫さんが務めてくださるそうです。
ますます名舞台になりそうですね!

まだ吉右衛門さんの舞台を観たことがない…という方も
この機会にぜひごらんになってみてください!

吉右衛門さんが8月16日に「徹子の部屋」にご出演なさるみたいですね(*^_^*)うれしいです♪
これで元気よく夏休みも過ごせそうです!(*^_^*)

9月の秀山祭のことなどいろいろ話題に事欠かないですよね(*^_^*)
うれしいですね!

さきほど、天皇陛下のお言葉を拝聴して、いろいろな思いをもって伺わせていただきました。
いちばん大事にされていたことは「象徴天皇としてどうあるべきか」ということを常に陛下が考えてこられたこと、そして、「象徴天皇と皇室とは、つねに国民とともにあり、幸せと安寧を願うものであること」をきちんと訴えておられる点にふかい感銘を受けました。昨今の天皇制をめぐる議論の中で、きちんとした筋を通されたものだと思われます。

また、現在の憲法を尊重するお考えもふかく感じ取ることができました。これは現代日本において、つよくもとめられる考え方だと思われますし、大事にしたいお考えだと思います。

生前退位については、やはり陛下御自身がつよく責任感をもって、 国事行為や象徴天皇としての責務を果たされていくことを念じつつも、ご自身のご高齢や健康状態を鑑み、「生前退位」を望まれていることを感じ取りました。

ときの政権は、ふかくこのお考えを受け止め、真摯、政治に対応して国民の幸せのために、誠実にことに当たっていただきたいですね(*^_^*)

あと、今回のゴジラを私があまり評価しない理由としては、憲法9条の問題にまったく触れていないからなんです。これはとても片手落ちだと思う。つまりその問題に触れたくても、(首相官邸や自衛隊のロケ協力を仰いでいるから)できなかった、という可能性が高いです。

かなり政府寄りの内容になっているし、犠牲になる民間人の立場がほとんときちんと描かれていないですね。すべて首相官邸側の人間が主軸になっている構成が、全然よくないと思いますね。

昭和29年の「ゴジラ」が名作たるゆえんは、ゴジラによって焼野原になった日本を見て、群衆が「あのとき(第二次世界大戦)と一緒だ」と茫然と呟く場面があり、そこがすばらしいし反戦のメッセージになっているし、核の恐ろしさを訴えているのです。

でも今回のゴジラは危機管理には自衛隊を使え、ということを正当化しているでしょう?(まぁ、結果的には在日米軍も含めてあまり役に立たないですけど^^)

またマスコミの描かれ方も不十分すぎです。(あのフリーライターに資料を渡すところはなかなかリアルですけどね^^)

というわけで、いろいろ問題の多い「シン・ゴジラ」だと私は思いますね(*^_^*)

でも、なんといっても夏休み映画ですので、気楽に見るのがいちばんだと思いますね(*^_^*)

「シン・ゴジラ」を一応夫と桜木町できょう見てまいりました(*^_^*)

なかなか楽しかったです😃往年のゴジラファンとしては、なんとゴジラが脱皮する設定に「エ〜!😡」といいたくなりましたが、岡本喜八監督へのオマージュや、なぜか「踊る大捜査線」のサントラが流れたりと、近年の邦画ファンを楽しませる構成に好感が持てました😃

でも、みんなのセリフが早口すぎて、ときどき何を言っているかわからない人もいて、滑舌のよさは大事ですね😊

ゴジラが、なぜかずっと動かないのも気になったし、歌舞伎座タワーが出てくるのもご愛敬ですね😊
夫はとても面白い!と喜んでいましたので、男性向けの映画ですね。舞台も東京、神奈川だけなので、もっといろいろなところがでできたほうが、ご当地色が出ていいと思います。
ちなみに堺雅人さんはでていないのが、ちょっとさみしいですね(*^_^*)

むずかしいセリフが飛び交うので、筋と、人間関係を追うのにたいへんでしたね✨でも、やはり主役はゴジラなので、もっと暴れて欲しかったです😃冷凍保存する設定も、やはり続編狙いかな😃往年のゴジラファンとしては、やはりオキシデンデストロイヤーを使って欲しかったです😃

庵野監督をしても、やはり本多猪四郎監督を、こえるのはたいへんなことなのですね😉
伊福部昭さんのゴジラのテーマにかなうものはなかったです🎵

はじめにおわびしておくと、このゴジラ映画、私の宣伝部時代の先輩と、テレビ部時代の後輩がつくったものなので、なんとなく・・・かわいらしいゴジラ映画になってしまったかな、という気がします(笑)

いちばん私が「それはダメでしょ!ゴジラファンが怒るでしょ!」と思ったのは、ゴジラの脱皮前の姿が「ガメラ(むかしの)」ににていたことですね(苦笑)。

特撮マニアの人にはたまらないかもしれませんが、ゴジラマニアはたぶん怒るだろうと思います(笑)

あと、着ぐるみでなくて野村萬斎さんがゴジラの動きを担当されていたので、なんとなくゴジラウォークが違うんじゃないかとか、往年のゴジラファンとしては、いろいろ気になることが山積の映画でした(笑)

一応樋口真嗣監督が監督も務めておられるので、「ガメラ」へのオマージュも随分ありまして、「いちおうゴジラに名を借りたパニック映画を作りたいのだな」という意図はわかりました。でも、ゴジラ、もっと動き回って日本中を破壊してるとおもうけどなぁ(笑)とも思いました(笑)夏休みムービーとしては、見やすい映画かもしれないですね(*^_^*)

お子さんにはちょっと難しいかな?

やはり、キングギドラなど、対戦怪獣がでてきてほしい、往年のゴジラファンの感想でした😊🎀


つづきまして、吉右衛門さんの芸談を。

「勧進帳」の弁慶については定評のあるところですが、七代目幸四郎丈は77歳まで演じ、ご自分としては「80歳で弁慶をやりたい」というのが切望していることだそうで、場内から大きな拍手がわきました(*^_^*)大隈講堂でも、お兄様の幸四郎さんの弁慶、ご自分は富樫、東蔵さん(人間国宝になられたばかりですね)の義経で演じられて、とても思い入れがあるそうです。また甥の染五郎さんが弁慶を初役でなさったときに義経で付き合ったのですが、「成駒屋型(六世歌右衛門丈)でやりました」とおっしゃっていました。「判官御手を取り給い」のところがむずかしいとおっしゃいました。

そして、11月の国立劇場でやる「忠臣蔵」の由良之助については、先般、四段目と七段目を両方演じたのは初めてといいます。「九代目團十郎さんは、七段目は難しいとおっしゃっていたようです。四段目の由良之助はストレートですが、七段目は仇討をするのかしないのかわからないからですね」と苦労なさった御様子です。「遊郭にいて、色気のある由良之助でいることが大事ですね。遊びの面白さを感じさせないといけません。」逆に「平右衛門はやっていて面白い役ですね。世話も時代も兄妹の思いも、主従の思いもやることが多くて大変ですが面白い役ですね」。

国立劇場も御自分の吉右衛門襲名もちょうどことしで50周年を迎えるのですが、その感慨については、「秀山祭もそうですが、初代が築いたものを二代目として次代につなげるようにしたいと思います」とおっしゃいます。近年の国立での作品も意欲的なものが多いですね。「岡崎」に関しては、「読売演劇大賞の大賞と最優秀作品賞をいただき、うれしいですね。とてもむずかしい役でしたがよかったです。みんな力演が評価されありがたいですね」と笑顔を見せました。来年3月にまた再演されますが、「少し整理してよりわかりやすくするようにするつもりです。まだご覧になったことのない方も是非ご覧いただければ(*^_^*)」と意欲を述べられました。

そして昨年上演された「神霊矢口渡」についても役作りには大変苦労したようです。「初代が演じたのが1915年でしたから文字通り100年ぶりの上演でした。見たままもないので、劇評で書かれていたのと、文楽で演じられたのを頼りに演じました」と振り返られました。「通し狂言をするというのが国立の眼目ですので、これからも、面白い狂言を復活できればと思います」とおっしゃいました。

また、これは昨年の秀山祭で実現した「競伊勢物語」ですが、「染五郎君と菊之助君の配役が実現して、なんとかやらせてもらえました(*^_^*)」と嬉しそうです。「難しい役か?と言われれば、実は『岡崎』に比べてそうでもありません。ハラはもうひとつに固まっていて、娘を身替りに殺そうと思いつつ、いろいろな人と対応する台詞回しの形を学びました」硬軟自在を演じ分けて群を抜く吉右衛門さんですが、「いやいや、なかなか難しいです(*^_^*)」と謙虚な姿勢を見せました。

そしてみなさまお待ちかね、秀山祭のお話になりました。

「一條大蔵譚」は、初演は木の芽会の15歳のときといいます。十七代目勘三郎丈が教えてくださったそうです。でも、台詞をつけてもらう際に、正座をお互いにして聞いてもらうのですが、15歳の萬之助少年、足がしびれ、痛くなってしまい、涙がポロリとでてしまったそうですが、そこで勘三郎丈がこうおっしゃったそうです、「だいじょうぶ、今にうまくなるよ」・・・・やさしい方ですね(*^_^*)

また14年ぶりの「吉野川」ですが、最初1988年に六世歌右衛門丈を相手に演じたそうですが、そのときは二代目松緑丈に習った形でやってみたそうです。しかし、歌右衛門丈が「初代はこうだったよ(*^_^*)」と毎日おっしゃっていたので、いつのまにか、初代に近づいたそうです(*^_^*)

そして1991年4月、歌右衛門丈最後の定高で、大判事を46歳の時に演じられたそうですが、「歌右衛門のおじさまにはイキを学ばせていただきました。リアルな感情ではなく時代物の感情を学んだといいます。このイキということについては、「籠釣瓶」のときにも感じていたそうで、やはり歌右衛門丈のイキで覚えたので、それで台詞を言ってくれるとすごくありがたいのだそうです。それはどんな感じだったか、ということで、91年4月の「吉野川」の千穐楽の映像を特別に流していただいたのですが、これが実にみごとなページェントになっていて素晴らしいのです!!映像が流れて、みな陶然としていまして、「また一から勉強です」と吉右衛門さんはにこやかにおっしゃいました。

そして今後の抱負として、「わたくしは初代の演目をまだ3分の1ぐらいしか手掛けておりません。まだ残りの3分の2は残っておりますので、たとえば『侠客春雨傘』や『鳩の平右衛門』などをぜひ実現したいと思っています」とおっしゃいました。「侠客〜」は福地桜痴の名作ですが、いまなかなか世に訴えるのは大事な作品だと私も思いますので、ぜひ実現していただきたいと思います。吉右衛門さんはやはりなかなか硬骨漢でいらっしゃるとおもい、感激しました。

最後に、若い役者さんへのメッセージとして、「とにかく先人のものを『真似』ることが大切です。『物まね』とは違い、心を『真似』るようにしてください。自分を出すのはその後で、いずれその役をものにしたときに自然と自分が出るようになります」とおっしゃてくださったので、若い役者さんのみなさま、しっかりメモってくださいね(*^_^*)

花束贈呈があり、大きな拍手で吉右衛門さんの講演会が終わりました。

しかし、講演会が終わっても、大隈講堂は人だかりですごい熱気でした。なんとたくさんのファンの方が出待ちをしていたのです!私も待っていたら、カッコいい背広姿で登場された吉右衛門さんに、ご婦人方から「きゃぁ〜♡」と嬌声が沸き上がり、また私は「播磨屋!」とかけ声をかけさせていただきました(*^_^*)すると吉右衛門さんはニコニコして、車中の人となり、去って行かれました。

極上の時間を過ごさせていただき、大変勉強になりました。

今回この講演会にあたって、いろいろとご尽力いただいたみなさま、出会った皆様に、こころからお礼申し上げます!温厚篤実、すばらしい吉右衛門さんでした!

きのうは、早稲田大学演劇博物館主催の、「中村吉右衛門講演会 〜古典歌舞伎の芸と心〜」に行ってまいりました。会場となった大隈講堂はキャパが1100席あるそうですが、それも超満員、しかもサテライト映写会もあり、こちらも大盛況ということで、吉右衛門さんは大変ゴキゲンで、なんと時間を30分もオーバーして、いろいろ語ってくださいました。聞き手の児玉竜一さん(早稲田大学教授、演劇博物館副館長)のすぐれた引き出しもあり、大変楽しく、ためになるお話を吉右衛門さんがたっぷりお話くださいました。

まず、ちょうど先月まで「鬼平犯科帳」のファイナルスぺシャルの撮影をされていたことをお話されました。平成元年からちょうど28年にわたって一つの役をテレビで演じ続けた偉業はすばらしいと思います。吉右衛門さんは、「池波正太郎先生の長谷川平蔵像があり、密偵や同心たちに探らせますが、最後は自分で解決し、立ち回りも激しいお役です。先生が数年後にお亡くなりになった後、お訊きしたいことはたくさんありました。親子二代で同じ役をやりましたが、時代劇をつくる環境は大きくかわりましたし、撮影する場所が変わりましたね。立ち回りは体力がないといけないので、いい潮時とおもい、フジテレビさんにご相談して、ファイナルということになりました。」とおっしゃいました。池波先生の原作のすばらしさについては、「まず面白さ、アクティブ、蘊蓄のある言葉、台詞ひとつひとつの良さにつきると思います」と称賛されました。「鬼平」は、DVD・ビデオを含めて100万本セールスを記録しており、分厚い演技陣もあいまって、日本の演劇界を代表する、まさに国民的ドラマになったのではないかと思います。

演劇博物館の吉右衛門展のポスターにもなっている「沼津」の十兵衛についてのお話もお聞かせくださいました。「『沼津』の初代の書き抜きを読むと、初代はつっころばしで、お米に惚れている、という設定で考えていますが、関東では十兵衛は男らしい立役然としています。わたくしのこの写真は、つっころばし風の愛嬌をたたえ、上方風にさらしで頭を巻いています。実父の白鸚はハラがあってお米に申し込む形でやりました。自分としてはこれはとてもむずかしいやり方ではあるのです。そこで先々代の鴈治郎のおじさまの真似をしました。そして今回は初代の形でやりました」と振り返られました。

人間国宝になられて5年になりますが、多方面にその活躍はとどまるところをしらず、まさに歌舞伎界の巨頭になられました。

この5年の間に起きた最も大きな出来事として、新しい歌舞伎座がオープンしたことがあげられます。「舞台から客席の様子を拝見していますが、あまり大きな変化は感じません。2階の下に提灯があるのでそこを目のつけどころにしろ、あまりきょろきょろしてはいけない、と教わったものですが、それも変わらないのでありがたくおもっております」。ただ、楽屋は大変変わったそうで、「古い歌舞伎座は廊下に大変物が積まれており危なくて消防署の指導があったのですが、いまは広々としていますし、部屋も立派ですね」と満足そう。若手の役者(主に御曹司)の方と同じ部屋になることがあり、「かかえる」というそうですが、鏡台を並べていろいろ教えているそうです。一緒になった若手の方は幸せ者ですね(*^_^*)

また歌舞伎役者さんの大立者が相次いで亡くなられたことにも触れられました。ことに、富十郎丈、芝翫丈、四世雀右衛門丈を亡くされたことについて述懐されました。まず、名コンビでもあった富十郎丈については、「この方の細胞は人より早く入れ替わっているのではないかというほど、べらんめえで、早口でお元気でしたね。(晩年は)心の臓が弱くていらっしゃいましたが、我々を指導していただき感謝しています」と懐かしそうにおっしゃいました。「富十郎のにいさんは、もともと菊五郎劇団に所属しておられて、紀尾井町のおじ(二世松緑丈)に可愛がっていただいていました。わたくしが『四の切』の忠信を習いに松緑のおじのところに参りますと『富十郎にならってこい!』といわれ、にいさんに習いましたね(*^_^*)」と感謝されていました。

そして、芝翫丈については、「やはり菊五郎劇団に若いころおられて、六代目の薫陶を受けられたことが大きかったのでは。たとえば『加賀見山』のお初が御自分ではいちばんお好きな役だとおっしゃっておられましたが、いろいろ仕事の多い役なのですけど、きちんとこなされるところに達成感を見出されていたのでしょう」とおっしゃいました。

また、四世雀右衛門丈についても深い感謝の言葉を述べられました。「『熊谷』の相模のとき、裏で一生懸命やってくださいました。『吉野川』の定高もなさいましたし、六世歌右衛門丈を崇拝されておられましたね」とおっしゃいました。

なんといっても、おめでたい話題もありました。菊之助さんと、四女の瓔子さんのご結婚です。これには大播磨も破顔一笑して、「菊吉の家は、ともに争う家であって、いわば敵味方でもあります。なのに、菊之助君が『お嬢さんをください』と言ったので、わたくしはすっかりビックリしてしまって、『こんなんでいいの?!』と言ってしまったのです(笑)菊五郎さんも大変ビックリなさったようですね(笑)」。よもやこういう菊吉時代が来るとは夢にも思わなかったですが、ファンにはうれしいことですよね(*^_^*)

そして、お婿さんの菊之助さんについては賞賛を惜しみませんでした。「渡海屋・大物浦」の知盛を教えてほしい、と菊之助さんがいってきたそうですが、うれしかったのは「播磨屋の芸を僕が覚え、息子に伝えたいのです」と言ってくれたことだそうです。菊之助さん、男をあげましたね(*^_^*) 「かれは菊五郎劇団のいずれ総帥にならなくてはなりませんので、かれはもともと女形さんですから、立役も経験すると、劇団をひっぱっていくのに、とてもいいのではないかと思いました」と吉右衛門さんは親心を覗かせます。「菊之助君の知盛だと、やはり前半の銀平が、綺麗な男であり、知盛も公家としての品格も出るのでいいのではないかと思いました」といろいろ配慮しているようです。「先人の洗い上げたものを、決まった形、台詞、型、見得を自分のものにしていくことが大切で、彼のもつ几帳面さが生きると思いました」とおっしゃってくださいました。菊之助さんは幸せ者ですね!

さて、もうひとつの朗報として、お孫さん・和史ちゃんの初お目見得もありました。
「とうとう最後まで一言も話しませんでした(笑)偶然にも手をついて一日だけご挨拶をしたことがありましたが、あれは音羽屋の間、かな(笑)」と和史ちゃんのお話になると本当に優しいお祖父ちゃんの顔になる吉右衛門さんです(*^_^*)

意外な一面として、くまのプーさんがお好き、というお話も出ました。ディズニーランドもお好きだそうが、「ミッキーマウスのショーを見るとライバル心がムクムクと起きるのですが、プーさんだと何をみてもうれしいです。トム&ジェリーも大好きです」と可愛らしい一面ものぞかせました(*^_^*)

また歌舞伎座こけら落としのお話に戻り、「熊谷陣屋」「石切梶原」「俊寛」を3か月連続で演じられたことについて触れられました。

もう当たり役でもあり、代名詞ともいうべき「熊谷」については、実は初代の「陣門」の熊谷がお好きなのだそうです。「まず舞台構成が素晴らしい。現代には難しいけれど、詩的な台詞が多いですね。鎧を着ている時間が長いので、体力のあるうちの、陣門の熊谷をやりたいですね!」と笑顔を見せてくださいました。

また「陣屋」の熊谷については、いちばん大変のは、やはり「制札の見得」だそうです。相模、藤の方、義経などに気兼ねしつつ、気配りするので、神経の大変いる芝居であるとおっしゃいました。また、名せりふでもある、「十六年は一昔、夢だ夢だ」という場面も、お客様をホロリとさせられるようにするのが理想ですが、「25日演じても、満足がいくのは2〜3日くらいですね」とおっしゃるので、ビックリしてしまいました。私などはいつもワンワン泣いてしまいますのにね(*^_^*) 熊谷の役の大切なところは、「自分の子供を殺して、無常を悟るのを、急に僧侶の形になってから表現するのに苦労しました」幕外の演出は九代目團十郎丈が考えたそうですが、初代と自分との比較をきかれて「やはり初代のころは修業が違いますね。震災も戦災も両方経験して、戦争をしてはいけない、ということやいのちに対する思いは先人の方が深いですね」と尊敬の念をみせていました。

とても大事な心構えのように思いますね。こういう感慨は、やはり当代の吉右衛門丈ならではものだとおもっております。

(つづきます)

きょうは桜木町で、「シン・ゴジラ」を見ようと思い、映画館に向かっていたら、
ブルブルブルっと携帯が鳴ったので、「あら?地震かしら」と思っていたのです。
すると、ニュースで「北朝鮮がミサイルを発射しました!」というではありませんか!!(@_@)(@_@)

おもわず「ゴジラ」の中身よりシャレにならない〜!!と思って
映画は観るのをやめました。関係者(じつは知り合いばかりで照れくさいのですが・・)のみなさま、ごめんなさい。

最近は、映画や芝居の話をしたくても、
現実の事件のほうがとんでもない展開になってしまって、
正直途方にくれています😢
映画や芝居の責任なのかしら?とも思いますし(「シン・ゴジラ」みたいなものを
単に怪獣映画だから、と思っていると、けっこうシャレにならない設定だったりしますし)
あまりにも行き過ぎた映像表現は、かえって子供たちの情操教育にはよくないのではないか?と
思えてなりません。

若い女性の言葉遣いも、どんどん乱れてきていてビックリさせられますね。
「それ、マジヤバじゃん!」ということばを、きのうとあるところできいて仰天しました。
学生さんかな?とおもっていたら、
立派な(それもとても美しいみなりの)若いOLさんたちだったのです!
会社で注意されないのかしら?とビックリしてしまいました。

「マジで」「ヤバい」とみなさん最近平気で使われていますが、
これ、実は、いわゆるテキヤさんや、ヤク〇さんの言葉だったこと、
ご存じの方はおられるでしょうか?

私がちいさいとき、「それ、絶対ヤバいよ」と言ったら、
父が大変な勢いで「そんな言葉、絶対使っちゃいかん!
どういう言葉か知ってるのか!カン違いされるぞ!」と
叱ったので、「二度と使うまい」とおもったものですが、
いまは若い親御さんも「ヤバいよね(*^_^*)アハハ」などという方もおられ、
正直めまいがしそうですね。

早い話がストレスがたまります😢

ドラマもそんな調子でセリフを書かれる作家さんが増えたので、
それで近年のドラマもとんと(「真田丸」以外は)見なくなりましたね。
プロデューサーさんたちも誰も注意しないのかしら?と
そちらを心配してしまいます。

案外「シン・ゴジラ」が当たっているのは、
言葉遣いだけはマトモな会話がとびかっているからかしら、なんて・・。

とりとめもない、雑談で失礼しました(*^_^*)


きょうはOTTAVAを朝から聴いてご機嫌になっています(*^_^*)

きのうはとてもいいことがありまして、みなとみらいホールにて、
「ピティナ・ピアノコンベンション」という会に行くことができました。

これはどういうものだったかといいますと、
まだちいさい小学生・中学生のみなさんでピアニストを目指しておられる方に
課題曲を与え、それを弾いてもらい、審査の結果、8月21日に
本選を迎えられるようにするというものです。

いったいどんな子たちなのだろう・・と思いながら席に着いたのですが、
いやはや、大変な超絶技巧を駆使する天才中学生のみなさんでした!\(^o^)/

チャイコフスキーの難曲も弾きこなすし、正直感嘆しましたね!

日本の未来は明るいです!\(^o^)/

きょうは夫が飲み会ということで、午後はネイルサロンに行って、フットジェルをしてもらいにいきました(*^_^*)
いろいろな話をきいていただくだけでも随分リフレッシュになるのはもちろん、自分もネイルサロンでようやくのんびり、今までの生い立ちや仕事、家庭の話も含めて聴いてもらえるようになったのだなぁとしみじみ思いました(*^_^*)

「昔はネイルサロンがなくて、仕事中にリフレッシュするところといえば、本屋さんだったのですよ(*^_^*)」というお話をしたら、若いネイルサロンの女性スタッフが驚いていました。もうそういう時代なのですね。

テレビ部時代のお話をきょうは主にしていました。2年間アシスタントプロデューサーをしたのですが、そのとき、お弁当の手配をしたら、なんと一人で2個も弁当を食べてしまう男性スタッフがいて、私のお弁当がなかった経験もありましたね。

ネイルサロンの女性スタッフにそのお話をしたら、「つらくなかったのですか!?(@_@)」とされました。でもふしぎとつらくなくて、「ああ、じゃ私の分を確保しておけばいいや」と思うようにしていましたね(*^_^*)

朝の5時にまだ立て直す前の東宝スタジオのスタッフルームに行って、朝いちばんに暖房をいれて、温めておき、照明をつけるのも私の仕事でしたが、ちっともつらくなかったですね(*^_^*)ここで黒澤明さんや三船敏郎さん、志村喬さんたちが傑作を生んだんだと思ったら全然平気でした(*^_^*)衣装の部屋が「〇號室」と書いてあったのですが、それもまた歴史を感じてよかったですね(*^_^*)

2年目でプロデューサーをさせていただきまして、そのときに予算が大変少なかったので、経理からは差し入れ代も出なかったのです。そこで、私のお小遣いの中から、3000円、ビールのひとケースをスタッフに差し入れしたのですね(*^_^*)

そしたら、スタッフがみんな喜びまして、翌日からイキイキと働いてくれました(*^_^*) 3000円は私のおごりです、といったら「アンタのためならなんでもするよ(*^_^*)」と言ってくれたスタッフのみなさんに、いまとなっては感謝したいですね(*^_^*)

そして、朝の9時から翌朝の6時までドラマの収録に携わっていましたが、つらいとおもったことはなかったですね。途中で眠くなるのをなんとかしなくちゃ、とおもって必死でした。でもおかげさまで、その時の人脈が生きて、現在にいたっています。

そして、私は48歳にして、ネイルサロンに行けるようになりました(*^_^*)芝居に通ってるじゃないか、ですって?芝居は仕事なのです。ネイルサロンはあくまでも自分へのご褒美です(*^_^*)

「働く」「物をうみだす」「社会を活性化させる」というのは、実はこういうところからいい活力が生まれるのではないかと思っています。

こんなオバサンの昔話をニコニコときいてくれたネイルサロンの女性スタッフも、とても心の広い方だと思いました(*^_^*)出会いに感謝したいですね(*^_^*)!

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