2006年05月21日

パス トゥ ザ ルーラル ディストリクト ,アンド ミー (ボクの細道)

2.今さら自転車考

僕はすっかり新しい自転車を買う気でいた。
今度はどんなバイシクルにしようか、とりあえず何か参考になるものが欲しい。
身近に何かないかと考えていると、何年か前に買った自転車関係の本に色んな自転車が載っていたことを思い出した。どらどらとそれらの古い雑誌を数札引っ張り出してきて、机の上に広げた。
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ryogocycle at 14:10|PermalinkComments(3)TrackBack(0) パス トゥ ザ ルーラル ディストリクト ,アンド ミー 

2006年05月20日

パス トゥ ザ ルーラル ディストリクト ,アンド ミー (ボクの細道)

1.杞の国の空ととりこした憂い その1

おかんの反応、というより提案はまったく意外なもので、しばらくあっけにとられた。
「じゃあ、岡山まで自転車で帰ってくりゃあええが。」
・・・あ〜、そ、そうねー。
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ryogocycle at 14:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) パス トゥ ザ ルーラル ディストリクト ,アンド ミー 

パス トゥ ザ ルーラル ディストリクト ,アンド ミー (ボクの細道)

―序―

ほんのふとした思いつきで道祖神の招きにあったのは、その旅がスタートするわずか4〜5日前のことで、そうして今ではその旅も終わって二週間ほどが経ち、すっかり日常を取り戻している。
改めて振り返ると、本当にその旅はあったのかと今でも疑わしくなるような、それほど突飛でなかなかに大胆な旅だった。しかし、それは身体の記憶として確かに残っていて、日焼けして皮がむけはじめ溯上した鮭のようになった腕と、それからこの間湯船に浸かっていて気づいた未だに残る親指の水ぶくれの痕となって、その旅の「本当」を主張している。

2006年のGW、東京から岡山まで、僕は自転車を走らせた。

これはその道中で、少しでもこの旅が色あせないようにとメモを残してしまったばかりに、反芻するには濃すぎてノドも渇く記憶をたどるはめになった、バカバカしく非日常な旅の軌跡です。

ryogocycle at 14:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) パス トゥ ザ ルーラル ディストリクト ,アンド ミー