さいのおギター教室のブログ

埼玉県桶川市にある個人レッスンのギター教室です。 エレキギター、アコースティックギターはもちろん、譜面の読み方、音楽理論、リズムトレーニング等、基礎から応用までしっかり学べるギター教室です。その他アンサンブルレッスン、発表会、勉強会等、個人レッスン以外のイベントも盛りだくさん。地元埼玉にギターの輪を広げるべく、精力的に活動していきます!!

2012年06月

体験レッスン実施中です。ご興味のある方はこちらのホームページよりお申込みください。道祖尾ギター教室 http://peaceful-guitar.com

ご意見・ご質問等はこちらにご連絡ください。
ryoji.saino☆gmail.com
※☆を@に置き換えてご送信ください。

クラシックギターのペグ交換


10年ほど使っているエレガットのペグにガタがきたので交換しました。記念に作業の流れをアップしておきます。

今回使用したペグはGOTOH35G1800 。¥8400。
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中身はこんなかんじ。
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今回使用した道具。
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交換前。ギターはマニュエル・ロドリゲスのエレガット。
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外したところ。
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10年酷使した結果ガタガタに。
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GOTOHの新しいペグを合わせてみたところ。古い穴がずれてますね。
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ずれている穴をつまようじで埋めるために木工用ボンドを少量流し込む。
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程よく固まってきたところでつまようじを差し込む。
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切る。
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はみ出たつまようじを丁寧にカッターでそぎ落とし平らにする。
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最後にビスを止めて完成!!
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これでストレスなくチューニングができます。私はこの作業をもう何回もしているので慣れていますが、ご自身でやられる方はくれぐれも注意して作業を行なってください。※私は自己流でやっているので、ご自身で作業を行う際は自己責任でお願いします(なるべくプロのリペアマンにまかせましょう!!)

ピックの使い分け


私が現在メインで使っているピック2枚を紹介します。

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【Jim DunlopのJAZZⅢXL】右側の赤いピック
・厚めで先がとんがっている
・主にエレキで使用
・オールジャンルに対応
・アコギでもガツガツ弾きたい時に使用

【Jim DunlopのNYLON.80】左側の黄色いピック
・薄めで先が丸く適度なしなやかさ
・主にアコギでストローク時に使用
・たまにフルアコでジャズを弾くときにも使用

曲調や使用するギターによってこの2枚を使い分けます。演奏中にこの2枚を持ち変えることもあります。2枚に共通していることは表面が凸凹していることです。これがまた指にフィットして良いです。

1枚100円程度。みなさんも自分(曲)に合ったピックをいろいろ試してみてはいかがでしょうか?



シャナナライブ終了!!

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シャナナライブにお越し頂いたお客様、そしてスタッフのみなさま、ありがとうございました!!楽しく演奏ができました。わたし個人としては今回初のアコギ一本でのライブでした。アコギの奥深さ、難しさ、楽しさを再認識した夜となりました。写真はカホン&コーラスのすぎはらゆりさん(真ん中)と、ボーカル&ギターの神楽坂清三郎さん(右)と一緒に演奏後パチリ。

6月23日(土)の夜は!?

朝霞でライブやります!!

久々にロックでブルージーな演奏&歌やります。

いま(朝の5時30分)徹夜で個人練習(ハモリの確認)してます。

歌でも参加するのは超久々です(汗)

お相手は魂のボーカリスト神楽坂清三郎さんと歌って叩けるイラストレーターすぎはらゆりさんです。どんなサウンドになるかはお楽しみ!!お時間ある方はぜひ朝霞においで下さい!!

日程:平成24年6月23日(土)
出演:神楽坂清三郎(Vo&Gt)
   道祖尾良児(Gt&Cho)
   すぎはらゆり(Per)
場所:朝霞シャナナ http://www.geocities.jp/cafebar_shanana/
ミュージックチャージ:2,500円(2ステージ、入れ替えなし。)
(1ステージにつき、1ドリンク以上のご注文をお願いします)
オープン:19時 スタート:20時

■シャナナへのお問い合わせ/ご予約はこちら
048-462-0575(19時~24時まで)

ペンタ+αの発想術

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まずは僕が高校生のころの話を紹介させてください。当時熟読していたギター雑誌に「ペンタトニックスケール」の記事がありました。なんでもそのスケールを覚えればアドリブが出来る云々…との事。当時BLUESに興味を持ち始めた頃だったので「これはいい!!」という事で早速練習。バンド仲間にBLUES好きがいたので時間を見つけてはセッション。その甲斐あってペンタは早い段階で自分の言葉になりました。でも…クラプトンやBBキングを聴くとペンタ以外の音が…。「なんだろう?」とモヤモヤしていた時に上の図のような発想にたどり着きました。順を追って説明します。

【図1】はギターをやっている人は一度は必ず弾くであろう有名なマイナーペンタトニックスケールのポジション。 知らない方は簡単に覚えられると思うのでこれを機に覚えてみてください。

【図2】はギターをやっている人は一度は必ず弾くであろう有名なA7のフォーム。知らない方は簡単に(以下略)

【図3】は図1と図2を重ね合わせたもの。ペンタトニックスケールにはない音がありますね。この音をA7の時にチラッと使うと…。どうでしょうか!?

実はペンタトニックスケールを覚える前から、アドリブ的なことはやっていました。その頃は「コードを押さえているところの音を弾けば 間違いない。あと押さえている付近の音で使える(使えない)ところがある」という程度で、上記の図のようにスケールとコードを重ね合わせるような発想はありませんでした。

それからと言うものの、もっといろんなコードやスケールを重ね合わせることができるのではないか?と言うことに気が付き、このコンセプトをたくさん研究→実践しました(今も続けています)。

スケールやコードをたくさん覚えるのも良いですが、このようにひとつひとつのテクニックや知識をかけ合わせてみると 世界はもっと広がります。もちろんこれらを覚えるだけでは足りません。良い音楽をたくさん聴いて身体に染み込ませる…これ、一番大切なことだと思うのです。そういう事もレッスンやブログなどを通じて伝えていきたいな〜と思う今日この頃でした。

教室の近況

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教室が狭くなるという理由でしばらく撤去していた鏡を復活させました。やはりこれがあると生徒さんが自分の弾いている姿をイメージしやすいようです。みなさんの自宅にもこのような鏡がありましたら、自分の普段弾いている姿勢をチェックしてみてください。あとはギターを構えた自分にうっとりナルシストモードになるのもオススメ←ココ大事(笑)


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この写真は、生徒さんのお手製のものです。なんかテスト勉強を思い出してしまいました(笑)このように自分にあった勉強法があると思うのでみなさんも工夫してみてはいかがでしょうか?

ジャズギターを学びたい方へ提案

僕がジャズギターを始めた頃(20年ほど前)は、今ほどジャズギターは認知されてませんでした。友達に「ジャズやってるんだ」と言うと「え!?ギターでもジャズできるの!?」と驚かれることもしばしば。お店に行ってもジャズギター関連の教本は数冊。しかも全部五線譜(汗)タブ譜しか読めなかった僕は必死になって指板上の音を探したものでした。セッションに行くとギターでの参加者が少なく、お陰で何度も順番が回ってきて随分と可愛がってもらいました。

今はどうでしょう?お店に行けばジャズギター関連の教本だけでも数十冊はありますね。YouTubeを覗けばHOWTO動画がワンサカ。音源も今ではiTunesなどで試聴できるうえに1曲買いできる!!分からない言葉があればグーグル検索で解決!しかし…これはこれで色々問題があるようです。情報が多すぎて取捨選択が困難な模様。 

そこで僕から1つだけシンプルで最も強力なアドバイスをひとつさせて下さい。それは「大好きなプレイヤーの演奏を耳コピして演奏する」ことです。

このアドバイスは、むかし僕が尊敬していたギタリスト(音楽学校の同期)から頂いたアドバイスです。当時は「本当かな〜!?」と半信半疑。でもとりあえずやってみようという事でいろいろコピーしてみました。何度も何度も繰り返しCDを再生。それを五線譜に書き写す→ギターでポジションや運指を探す→実際弾いてみる→CDに合わせてそっくり弾けるまで繰り返す…と言った具合。何度も再生を繰り返すものですからリモコンのボタンが壊れ→最終的には本体のボタンも壊れるという始末。でもそこまでしたお陰でずいぶんと耳が良くなりましたし、テクニックも身につきました。

もちろん同時進行で基礎練習(スケール、アルペジオ、コードワーク等)や音楽理論の勉強、セッションでの実践による確認も必要となってくるでしょう。でもまずは自分がこうなりたい!!というギターアイドルを見つけて(なにもギタリストだけに限りませんが)ひたすらコピーしてみることです。

ここで注意!!コピーと言っても、楽譜を見てはいけません。音源を聴いて自分の耳で音をつかみとることが大切です。

「そんなの無理!!」とおっしゃる方もいると思います。コピーするのはなんでも良いのです。ワンフレーズでも構いません。いまは耳コピするのに便利な道具やソフトがたくさんあります。どんな手段でも構わないので、まずは自分の耳で音をつかみ、それをギターの指板上で見つけてみてください。それが何よりのトレーニングになるはずです。

結論:まずは「こうなりたい!!」と思うモデルを見つけましょう。見つけたらあとはひたすら聴くべし!採るべし!弾くべし!!

補足:アイドルを見つけるのもひとつの才能かも知れませんね。耳コピは骨の折れる作業。その困難を乗り越えるには強力な動機が必要です。「自分は◯◯みたいになりたいんだ〜!!」という憧れや思いが強ければ強いほど良いですね。みなさんはいかがでしょうか?ちなみに僕のアイドルは渡辺香津美、ウエス・モンゴメリー、ジョー・パス、ケニー・バレル、バーニー・ケッセル、パット・マルティーノ、グラント・グリーン、鈴木康允、ジム・ホール…キリがないのでこの辺で(^_^;)

追記:このアドバイスの真髄は「プレイヤーの頭脳を覗く」ことです。音が紡ぎ出されるまでのプロセスを学ぶのが本来の目的です。耳が良くなったり、テクニックが身につくのは耳コピや分析を頑張ったご褒美だと思って下さい。


即興演奏するために訓練するあれこれ

※ゴールのないまま即興演奏に関する様々なことを書いていくので多少読みづらい記事になることをお許し下さい。 

「アドリブができるようになりたい」と熱望する生徒さんが当教室にはけっこういらっしゃいます。アドリブと言ってもピンからキリまで。ペンタ1発から色んなスケールやアルペジオ、そしてリズム。あとは周りの演奏に反応するための聴き取り力。様々なアプローチが 無数にあります。生徒さんの好みや目的、習熟度はバラバラなのでどうしても反応をみながらの指導になってしまいます。体験レッスンの時から毎回、レッスン終了後にはレッスンした内容や状態を記録をしています。その記録を見ながら「次はこの項目をチェックしていこう」と準備をしています。でもなかなかうまく行かないところがレッスンの大変なところでもあり面白いところです。

教えることが難しいな〜と思うこと。例えば生徒さんが望んでいる即興技術があったとして、その生徒さんの現状から推測して100項目の訓練が必要だったとします。その1項目を試しに紹介すると「難しいですね〜」「地味ですね〜」「これは何のために必要なんですか?」などなど厳しい意見をいただきます。1項目でもこれですから残り99個を教えようと思ったら…。教え方にも工夫が必要です。最近コーチングの本に興味があり関連本をたくさん読んで試してはいるのですが…これもなかなか(汗)

結局基礎的なトレーニングを積まなければならないのですが、学ぶ側としたら手っ取り早く習得したいはずです。そのために安いとは言えないレッスン料と時間を費やしているのですから。提供する側の僕としても早く上達してもらいたい。でもそうも行かないのがこのレッスンの難しいところ。

「先生のところで(アドリブが)上手くなった人っているのですか?」と厳しい意見を頂いた時もあります。結論から言うといます。いますが、正直に申し上げると決して多くはありません。

「先生みたいに弾けるようになりたい」と仰ってくれる生徒さん。嬉しい言葉ですが、決して簡単なことではないのです。なぜならば、僕はそれができるようになるために毎日欠かさず数時間はその練習や勉強をしています。それも、即興演奏に目覚めた17歳(高2)の頃から。もうかれこれ20年近い年月。

さてと、この辺りでそろそろタイピングにブレーキをかけなければ単なるギター講師のグチになってしまいますね。すべては僕の指導力不足が原因です。

こんな思いまでしてなぜ講師業を続けるのか?もちろん生活するためではあるのですが、それだけではありません。即興演奏は楽しいからです。20年近く追求してきて得た様々な事をみなさんと共有したい。ただそれだけなのです。

いきなり憧れのギタリストのように弾けないかも知れません。でも自分のできるところからコツコツと月日をかけて磨いていきませんか?

いまは情報がありふれています。YouTubeとかでもハウツー動画がたくさんありますね。楽器店にも即興関連の教本はたくさんあります。理論やポジションなど表面的なことは 理解できるかも知れません。でもそこはスタートであってゴールではありません。そこで得た知識を自分の演奏に活かすには様々な訓練が必要なのです。

その気が遠くなるようなトレーニングの数々…それを的確に指導するのが僕の仕事なのかな…と。指導者として、そして一ギタリストとしてさらなる研鑽を積まなければ…。そして一人の人間としても。

…こんな感じでゴールを設定しないままいまの正直な気持ちを吐露してしまいました。最後まで読んでいただいた方、貴重な時間を僕の整理のない記事に費やしていただきありがとうございます。

↑文章を推敲せずに一気に書き上げました。こういうのもアドリブと言えるかも知れませんね。「結局何が言いたいの?」と言う感じで文章がグダグダです(汗)きっといまの僕の頭のなかもこんな感じでとっ散らかっているのでしょう。時間があるときにちゃんと整理します。
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