私が最近大好きになったギタリストの一人、ジュリアン・レイジの演奏動画です。画面右側がジュリアン・レイジで、左側が、これもまた大好きなギタリストの一人、ロメロ・ルバンボです。
私がジュリアン・レイジの大好きな点はいくつかありますが、その一つに演奏に対する姿勢があります。ミュージシャンにはいろんなタイプがいますが、彼ほど共演者に対して敬意を払う人はそう多くはないと思います。この動画をみると特にそれが分かります。ロメロの演奏に対して常に反応しています(もちろんロメロも!)2人の反応し合っているところで分かりやすいところを上げておくので興味のある方はその視点で動画をチェックしてみてください。
4:50〜5:10あたり
ジュリアン・レイジのソロが終わる間際でスライドを入れた特徴的なフレーズを展開。その後それをロメロ・ルバンボが模倣する。
6:25〜6:34あたり
ロメロ・ルバンボが3度の和音フレーズを弾くと、伴奏しているジュリアン・レイジがすかさず3度の和音で返す。←これは仕込みなのか?と思えるほど反応が良いです。
10分ほどの長い演奏時間ですが、常に反応し合い、変化し続けているので最後まで楽しく見入ってしまう動画です。ジャズに限らず、演奏は常にこの2人のように、外に(聴いてくれる人たち)向けて、そして、共演者に対して敬意を払って演奏を心がけたいものです。
※ちなみに演奏している曲は「ALONE TOGETHER」です。