Chic - Le Freak
この曲ご存知でしょうか?この曲が収録されているアルバム、C'est Chicの発売が1978年なので、若い方は知らないかも知れませんね。と言っても、私も3歳の頃ですから、記憶にはないのですが(笑)ただし、こういうディスコ系の曲調はとても流行っていましたね。
この曲を昔、生徒さんのリクエストでレッスンしたのですが、当時はなかなか思うようにコピーできなくて、どうやったらあのフィーリングが出せるのか頭を悩ませていました。
そこで、いろいろと動画を探していたら、ヒントとなる動画がいくつか見つかったので、今回それを紹介させていただきます。
2:54あたりから解説が始まります。アンプに繋がれていないので、細かいニュアンスまでは分かりませんが、やはり普通のやり方とはひと味もふた味も違う様子が伺えます。
13:05あたりから解説が始まります。英語で喋っているので良く分からないのですが、こちらはちゃんとアンプを通しているのでクッキリと分かります。メインのリフから時折入ってくるテンションコードがどんな感じになってるか分からなかったのですが、この動画ではっきりと分かりました。そのコードの解説は14:29辺りからです。
3:20辺りから解説が始まります。こちらは、単音の部分をスローで丁寧に弾いてくれているので分かりやすいですね。
さて、いかがでしたでしょうか?コード進行としては、Am7−D9の繰り返しなのですが、単純にコードを押さえてカッティングしているだけではなく、単音のリフやテンションコードを織り交ぜているようです。どおりで中々同じフィーリングにはならなかったのですね。
最後に、ギターマガジンでのインタビューで、本人が自分のスタイルを詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧になってください。
「Recとライブのサウンドは別物なのさ」「ピアノを弾く右手の感覚でギターを弾いているね」「ジャズ・ハーモニーから学びポップ・ミュージックでプレイする」などなど、短い動画ですが、金言がたくさんあります。最後の方の「覚えたいことを覚えればいい」は、自分の音楽人生をまさに言語化しています。音楽を教える立場として身の引き締まる思いです。
ということで、長年謎だった部分が少し分かったので、とても嬉しい思い。あとはひたすらプレイするのみ。いまは、こうやって動画でチェックできたり、しかも本人が解説しているものもあったりで、本当にいい時代ですね。もちろん、便利な半面、弊害もいろいろあるかとは思いますが、文明の利器とはうまく付き合っていきたいものです。