さいのおギター教室のブログ

埼玉県桶川市にある個人レッスンのギター教室です。 エレキギター、アコースティックギターはもちろん、譜面の読み方、音楽理論、リズムトレーニング等、基礎から応用までしっかり学べるギター教室です。その他アンサンブルレッスン、発表会、勉強会等、個人レッスン以外のイベントも盛りだくさん。地元埼玉にギターの輪を広げるべく、精力的に活動していきます!!

2019年06月

体験レッスン実施中です。ご興味のある方はこちらのホームページよりお申込みください。道祖尾ギター教室 http://peaceful-guitar.com

ご意見・ご質問等はこちらにご連絡ください。
ryoji.saino☆gmail.com
※☆を@に置き換えてご送信ください。

ここ最近の練習メニュー

全く個人的な話ですが、普段私が最近どんな練習をしているかを書いていきます。

・Gammes et Exercices/Lancelot.J(ランスロ)
各キーで、スケールやアルペジオのパターンが書かれています。クラリネットの教本ですが、ギターでも問題ありません。テクニック向上、維持、指板の把握を目的にウォーミングアップがてらやってます。

・パガニーニ24のカプリース(16番,24番)
高校生の頃、大好きなイングヴェイが、インタビューでパガニーニの話をしていたのを目にして気になっていたところ、東京国際コンクールで優勝した村治佳織さんがテレビの生放送でカプリースの24番を弾いているのを見てすぐにクラシックギターとパガニーニの譜面(バイオリン)を買いにお茶の水に行きました。それからと言うものの、ずっと練習していますが、なかなか上手く弾けないものです。ギターアレンジの譜面も持ってますが、敢えてバイオリンの譜面で練習しています。ちなみにこちらはエレキギター(ピック)で練習しています。

・カルリ45のエチュード
子どもが生まれたらきっと忙しくなると思い、三十代半ば、滑り込みで富川勝智先生の元でクラシックギターを習い始めました。その時に渡されたテキストがこのエチュード集でした。最近は想定通り忙しくなりレッスンに通えてないですが、今でも毎日どれかしらのエチュードをおさらいしています。お気に入りは44番。左手に効きます。

・カルカッシ25のエチュード
こちらもカルリと同様、富川先生の元で教わっていたエチュード集です。こちらの方は技術的にコンセプトが明確なので、自分がその時に強化したいエチュードを選んで練習している感じです。私がクラシックギターでジャズの演奏をしている時は、これらのエチュードで得た技術を応用しています。指弾きでジャズを演奏したい方はカルリとカルカッシは通過したほうが良いかも知れませんね。

・パンピングナイロン(クラシック・ギター練習曲集 〜初・中級編〜)
・パンピングナイロン(タブ譜付 クラシック・ギター・テクニック)
・ホセルイスゴンサレス ギターテクニックノート
3つまとめてのご紹介。私が長年使用している教本です。この3冊を練習しているおかげで、右手と左手の動き、指板の捉え方が、ずいぶんと整理できたと思います。

あとは、興味のある曲を採譜&分析したり、ジャズのスタンダードを色んなKeyで練習したり、覚えている曲を忘れないようにおさらいしたり、新曲の譜読みなどをしています。主にクラシックギターとジャズギターの練習が多いでしょうか。

近年は、なかなか練習時間を捻出することも難しくなっておりますが、こうやって練習したいことや、できるようになりたいことを可視化しておけば迷いや忘れが減るので良いかも知れませんね。

書棚にまだまだ研究や練習したい教本、マスターしたい曲集がたくさんあるので、死ぬまで退屈しないで済みそうです。ありがたい人生です。

ということで、私の備忘録的な記事になってしまい、みなさまにとって無益な情報かも知れませんが、これらの教本や曲集は当教室にございますので、興味のある方はぜひお尋ねください。


中古ギターを買うときの16のポイント

私が所有している楽器の多くは中古で購入したものです。それなりに注意を払い十分に検討を重ねてはいるのですが、買ってから気がつくことも多く、失敗例や自戒の念も含めて、中古楽器を買うときのポイントについてまとめてみようと思います。

(1)フレットの浮き
(2)フレットのバリ
(3)フレットの減り具合
(4)ネックの反り
(5)トラスロッドの状態
(6)ナットの状態
(7)ペグの状態
(8)修理歴
(9)改造歴
(10)音づまり、ビビリのチェック
(11)品番とシリアル番号をチェック
(12)(アーム付きの場合)アームの挙動
(13)各ノブ、スイッチ類のチェック
(14)保証内容
(15)付属品の有無
(16)割れ・剥がれ・浮き・沈み等のチェック

(1)フレットの浮き
フレット浮きとは、指板からフレットが浮いてしまう状態であり、音づまり、ビビリの原因になります。

まずは各弦、各フレットすべての音をチェックをします。音色が明らかに他の部分と違ったり、音がビビったりしたら、フレットの浮きを疑ってみます。

確認方法としては、まずは目視。見た目で判断できない時は薄い紙の角(レシートなど)でフレットと指板の隙間をあてがってみます。

角がフレットの下にズブリと入り込めば、それはフレット浮きです。フレット浮きは、どんなギターにも多少にかかわらず起こり得るものです。

フレット浮きが原因で音がちゃんと出ない場合は修理が必要です。修理も、すり合わせから、フレット交換まで様々です。あまりにもフレット浮きが多いギターでしたら、修理の費用も含めて検討した方が良いかと思います。

(2)フレットのバリ
バリとは、フレット両脇が指板からはみ出てしまっている状態のこと。低価格帯のギターは、コスト的な問題だとは思いますが、新品でも見られる症状です。

原因は、製作者のスキルや、製作にかけられるコストの問題、保管状態(極度の乾燥)等、色々考えられます。

器用な方でしたら、鉄ヤスリでバリを丁寧に取って、仕上げ磨きすればOKですが、お店で修理をお願いするとなると、それなりのコストがかかります。

(3)フレットの減り具合
フレットは消耗品です。特にチョーキングやビブラート等を多用する方は消耗が激しいと思います。

目視して減っているのが明らかに分かる場合は、注意が必要です。減り具合によってはすり合わせ、またはフレット交換となります。

フレットの減りがなくても、既にすり合わせをしている状態もあります。すり合わせ、フレット交換の修理料金は万単位となりますので、必ずチェックしてみてください。

(4)ネックの反り
逆反りしている場合が多いです。お店によっては、その場である程度調整してくれる場合もあります。調整してもらった上で、更に、捻じれはないか、波打ちはないかのチェックをします。

中古なので、多少の歪みは多少はあるかと思うので、神経質になりすぎるのは問題ですが、後々の修理(指板調整など)のことも想定した方が良いかと思います。

(5)トラスロッドの状態
トラスロッドが右側に回りきっている状態のものもあります。この場合は、逆反りした場合、もう調整ができないので、最悪の場合、トラスロッドの埋め直し等、とても厄介な修理になるかと思います。トラスロッドの状態は、自分で確認できないかと思うので、店員さんに伺ってみてください。

(6)ナットの状態
ナットも、フレット同様消耗品です。ナットの溝が高い分には削れば良いですが、低い場合は、音がビビる上に、高くすることもできないので、この場合はナット交換となります。いずれにしても、個人でも修理はあまり勧められないので、修理代金も含めて検討が必要となるかと思います。

(7)ペグの状態
試奏の際、チューニングは店員さんがやってくれるかと思いますが、ぜひご自身でもチューニングしてみてください。その際に、チューニングの挙動に違和感を感じたら注意。たまに、転倒等でペグが歪んでいるものもあります。チューニングの挙動に関しては、ペグだけではなく、ナットの状態にも関わることなので、それも踏まえてチェックしてみてください。

(8)修理歴
これは、店員さんに聞かないと分からないです。明らかに市場価格より安い場合は、それなりの理由があるかと思いますので聞いてみてください。使用上、問題ないレベルであればOKですが、不安な場合は要検討です。

(9)改造・交換歴
前オーナーが弄っている場合があります。元の状態より良くなっている(モディファイ等)場合はともかく、ちょっとクセの強い改造・交換の場合もあるので、自分の好み等を考慮して購入を考えてみてください。

(10)音づまり、ビビリのチェック
私の場合はこんな感じで音づまりとビビリをチェックしています。
音づまり:6弦〜1弦、各フレットを1音ずつ弾く。
ビビリ:1弦〜3弦の5フレット以降をすべて1音〜1音半チョーキング。
どんなギターでも、新品を含めて多少の音づまりやビビリは必ずあります。どこまで妥協できるか、またはリペアマンにすり合わせ、フレット交換をお願いするかになります。それも踏まえて検討してみてください。

(11)品番とシリアル番号をチェック
シリアル番号を調べれば、だいたいどのくらいの時期に作られたものかが分かります。経年劣化は必ず起きますし、それに伴い、楽器の管理費が左右します。楽器には寿命もあるので、そこも踏まえて検討してみてください。

(12)(アーム付きの場合)アームの挙動
アームを動かして明らかにチューニングが狂いすぎる場合は、ナットの調整をはじめ、色々と手をかける必要がでてきます。

(13)各ノブ、スイッチ類のチェック
ボリューム、トーン、ピックアップセレクター等を動かして、ガリ(バサバサ音)がある場合は、交換することも想定してください。接点復活スプレー等で症状を軽減することも可能です。

(14)保証内容
中古なのでメーカーの保証は無いかと思います。お店によっては数ヶ月単位で保証が効くので、購入前に必ず保証内容を確認してみてください。

(15)付属品の有無
アーム、レンチ、カバー、ケース等、意外と付いていない場合があります。こちらも購入前に必ず店員さんに確認してみてください。

(16)割れ・剥がれ・浮き・沈み等のチェック
クラシックギター、アコースティックギター、アーチトップギターなど、いわゆるハコモノギターに起こる症状として、トップ、サイド、バックの割れ、ブリッジの剥がれ、表面板の浮き・沈み、力木の剥がれなどがあります。修理となると、どれも高額な部類になりますので、ハコモノ(特にビンテージ)を購入の際はぜひともチェックしてみてください。

以上、自分の経験から感じたこと、反省したことを踏まえて書いてみました。

間違っていることや、不足していることもあるかと思いますので、あくまでも参考までにお願い致します。

最後のポイントとしては「どのお店で、どの店員さんから買うか」というのも重要になってくるかと思います。

あとは、新品であれ、中古であれ、安かれ、高かれ、どんな楽器も、完璧なものはありません。でも、それらをより良いものにしてくれるリペアマンという存在があります。

買ったらそのままではなく、一度は信頼のできるリペアマンに楽器を見てもらうのも大事なことかと思います。もちろん、費用はそれなりに掛かります。

なので、新品、中古問わず、それらの調整にかかる費用も含めて楽器の購入を考えてみてください(特にヴィンテージ楽器はそれなりにメンテナンス費用がかかるかと思います)

長くなりましたが、みなさまにも、良い楽器、良いリペアマンに巡り会えることを祈っております。


バンドセミナー終了いたしました。

サックス教室、ベース教室、ドラム教室、ギター教室合同のバンドセミナー終了いたしました。

初めての企画だったので、当日の運営はもちろん、この日を迎えるまでの準備や調整が大変でした。課題がたくさん残りましたが、参加者のみなさまや、ベテラン講師陣のみなさま、スタッフのみなさまのおかげで、とても有意義なイベントとなりました。また第二弾、三弾と長く続けていけたら良いなと思います。

以下、撮った写真をみながら回想録。

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各パート、講師陣のアドバイスを受けながら確認中。


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緊張の中にもユーモアは忘れずに。これは何が起きていたのでしょう?


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こちらも、恐らく緊張しているメンバーをほぐすために何か私がおふざけしていたところだったかも?


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初級Aチーム。リズム隊の2人(ドラムとベース)が、お互いの音をしっかりと意識しあって演奏している姿が印象的でした。

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初級Bチーム。基本的にギターとサックスは同じ譜面を演奏しているのですが、リズム隊が変わるとこんなにも雰囲気が変わるのかと思わせてくれる演奏でした。

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中級Aチーム。中級ということで、各所にキメを配置。難しいリズムを演奏しつつリズムをキープするのが大変でしたね。

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中級Bチーム。エンディングのキメに苦戦しましたね。でもその他はまずまず安定していました。

終わったあとは近所の居酒屋で打ち上げ。参加者のみなさま、そして講師陣、緊張感から開放されたあとの一杯は格別な旨さでした。参加者のみなさまから、演奏後の感想、そこまで至るまでのプロセスを色々と伺えました。今後のバンドセミナー運営における良いヒントとなりましたので、より良いイベント運営ができるように、反省すべくところは大いに反省したいと思います。

それでは、次回、いつになるかまだ未定ですが、その時はまたよろしくお願い致します。







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