
アコースティックカーニバル2019が終了しました。主催者の丸山さん、スタッフのみなさま、共演者のみなさま、会場にお越しいただいたお客さま、ありがとうございました。
今年は演劇とのコラボレーションや、お客さまに3音選んでいただいてその3音で即興するという緊張感MAX企画があったりで、役者のみなさまや、多功くんと過ごした準備期間も含めてとても楽しい時間でした。

リハーサル風景。

演目は1963年にラジオで放送された谷川俊太郎の『十円玉』。演出家の川口圭子さんとリハーサル後に最後の調整。どのタイミングで音を入れたり消したりするかの確認。消し方についても、突然消すのか、それとも徐々に小さくするのかなど確認。「神は細部に宿る」という言葉がありますが、川口さんの演出にもまさにそれを感じました。

『十円玉』のワンシーン。主人公みどり役の伊丹あい子さん。稽古には2回参加しましたが、回を重ねるごとに、どんんどんみどりになっていく。本番はまさにみどりそのものでした。役者魂を感じました。

『十円玉』には、主人公のみどりの他に、中年男、青年、作家、古本屋、女給仕、見知らぬ男がおり、役者の渡荘太さんが1人6役をこなしました。キャラクターの切り替えはもちろんのこと、着替えも大変だったと思います。写真は女給仕のときのもの。会場のどよめきが凄かったです。でもこの瞬間会場と舞台が一体化したような気がしました。この空気感が第二部の温かさにも繋がったのかなと思います。

私と多功さんの他に、ギタリストの今涼佑さん、井上仁一郎さんも参加。随所でドンピシャな演奏。『十円玉』という演目は、他でも披露されているかと思いますが、今回の『十円玉』は唯一無二のものだったのではないかと思います。ワルシングマチルダという曲で幕は閉じるのですが、最後の1音まで名残惜しかったです。

『十円玉』での余韻が覚めぬまま第二部へ。第二部は多功さんとのデュオ。今回も3曲演奏。
1. Opus De Funk/Horace Silver

リハーサル風景。

演目は1963年にラジオで放送された谷川俊太郎の『十円玉』。演出家の川口圭子さんとリハーサル後に最後の調整。どのタイミングで音を入れたり消したりするかの確認。消し方についても、突然消すのか、それとも徐々に小さくするのかなど確認。「神は細部に宿る」という言葉がありますが、川口さんの演出にもまさにそれを感じました。

『十円玉』のワンシーン。主人公みどり役の伊丹あい子さん。稽古には2回参加しましたが、回を重ねるごとに、どんんどんみどりになっていく。本番はまさにみどりそのものでした。役者魂を感じました。

『十円玉』には、主人公のみどりの他に、中年男、青年、作家、古本屋、女給仕、見知らぬ男がおり、役者の渡荘太さんが1人6役をこなしました。キャラクターの切り替えはもちろんのこと、着替えも大変だったと思います。写真は女給仕のときのもの。会場のどよめきが凄かったです。でもこの瞬間会場と舞台が一体化したような気がしました。この空気感が第二部の温かさにも繋がったのかなと思います。

私と多功さんの他に、ギタリストの今涼佑さん、井上仁一郎さんも参加。随所でドンピシャな演奏。『十円玉』という演目は、他でも披露されているかと思いますが、今回の『十円玉』は唯一無二のものだったのではないかと思います。ワルシングマチルダという曲で幕は閉じるのですが、最後の1音まで名残惜しかったです。

『十円玉』での余韻が覚めぬまま第二部へ。第二部は多功さんとのデュオ。今回も3曲演奏。
1. Opus De Funk/Horace Silver
2. 3notes(audience/arr.saino&takoh)
3. Misty/Erroll Garner
Opus De Funkをギターデュオでやっている人ってあまりいないんじゃないかなと思いチョイスしてみました。このフィーリングをギターで弾くのが実に難しい。指に馴染むまで少し時間がかかりましたが、大好きな曲だったので今回演奏できてよかったです。

3notesは、会場のみなさまにドレミファソラシの7音から任意に3音選んでいただいて、その3音をモチーフに私と多功さんで即興演奏するというもの。2人で練習を重ねれば重ねるほど予定調和しすぎて面白みがなくなると思い、敢えてあまり練習をせずに本番を迎えました。会場のみなさまの協力も手伝ってなんとか形に残すことができました。とてもスリリングでしたが楽しかったです。
Mistyは多功さんと良くやる曲なのでリラックスしてできました。多功さんとのデュオはいつか形に残したいなぁ。
ということで、あっと言う間にアコースティックカーニバル2019が終わりました。アコースティックカーニバルに参加する度に「ギターとは何か?」「ジャズとは何か?」ということを考えさせられます。今回においては3notesが、演者、聴衆がスリルを味わったという観点から言うと一番ジャズらしかったかも知れません。今後も「どうなるんだろう?」という演奏を、ジャズを演奏する上では大切にしていこうと思います。
【おまけ】

アコースティックカーニバル2013

アコースティックカーニバル2016

アコースティックカーニバル2017

アコースティックカーニバル2019
Opus De Funkをギターデュオでやっている人ってあまりいないんじゃないかなと思いチョイスしてみました。このフィーリングをギターで弾くのが実に難しい。指に馴染むまで少し時間がかかりましたが、大好きな曲だったので今回演奏できてよかったです。

3notesは、会場のみなさまにドレミファソラシの7音から任意に3音選んでいただいて、その3音をモチーフに私と多功さんで即興演奏するというもの。2人で練習を重ねれば重ねるほど予定調和しすぎて面白みがなくなると思い、敢えてあまり練習をせずに本番を迎えました。会場のみなさまの協力も手伝ってなんとか形に残すことができました。とてもスリリングでしたが楽しかったです。
Mistyは多功さんと良くやる曲なのでリラックスしてできました。多功さんとのデュオはいつか形に残したいなぁ。
ということで、あっと言う間にアコースティックカーニバル2019が終わりました。アコースティックカーニバルに参加する度に「ギターとは何か?」「ジャズとは何か?」ということを考えさせられます。今回においては3notesが、演者、聴衆がスリルを味わったという観点から言うと一番ジャズらしかったかも知れません。今後も「どうなるんだろう?」という演奏を、ジャズを演奏する上では大切にしていこうと思います。
【おまけ】

アコースティックカーニバル2013

アコースティックカーニバル2016

アコースティックカーニバル2017

アコースティックカーニバル2019