今回は、これからギターを始める方で、「最初の1本を失敗しませんように」という願いを込めて記事にしたいと思います。

実は先日、体験レッスンでこのようなことがありました。「チューニングのやり方を教えてほしい」とのことでしたので早速レッスン開始。その矢先、ギターの音が出ない!?フレットが弦にビッチリついている、いわゆるネックの逆反り状態。このギター、受講者が某楽器量販店で数日前に新品で購入したものです。こんな状態でお客さんに渡すなんて信じられない!という怒りとともに、このギターを何とか救いたいという思いで、許可を得て私がネックを正常な状態に調整しました。

ようやく音が出るようになりましたが、弦高のバランス、オクターブチューニングの調整不足によるイントネーションの悪さが気になり、またもや許可を得てセットアップ。ひと通りセットアップが済みようやく安心して弾けるレベルになりました。

さて、このような出来事、実はけっこうあるのです。体験レッスンの時点でまだギターの購入をしていない場合はこのようなことにならないように、信頼できるギターや、楽器店をおすすめするのですが、すでに購入している場合はどうにもなりません。

そこで今回は、ギターを買うときの注意点を5つ紹介します。

(1)必ず試奏する
(2)楽器屋以外で買うときは要注意
(3)通販・オークションは要注意
(4)楽器屋・店員を選ぶ
(5)楽器に詳しい人を連れていく



(1)必ず試奏する
先にも述べた通り、音が出なかったり、弾きづらかったりする場合があります。この場合、店員さんに、他に在庫はないか?もしくはその場で調整可能か聞きます。在庫がなかったり、調整ができない場合は、ひとまずそのお店での購入は諦めます。そもそも店頭には調整済みの楽器を置いてもらいたいものです。あと、ギターが弾けない場合は、店員さんに弾いてもらいましょう。感じの良い店員さんだったら「弾き心地はいかがでしょうか?不具合はありませんか?」と聞いてみるのも良いでしょう。ちょっと勇気がいるか?(汗)

(2)楽器屋以外で買うときは要注意
リサイクルショップの中古は要注意です。中には良いギターもあるのでしょうが、失敗している人をたくさん見ています。リサイクルショップにギター担当の人がいる場合は別ですが、失敗しているひとの数を見る限りたいていは素人が販売しているとしか思えません。こういうリスクがあるということを頭にいれておいてください。

(3)通販・オークションは要注意
これは(1)と(2)の要素もあります。(2)と一緒で失敗している人を多く見ます。楽器屋さんで新品を買っても失敗するのですから、それなりのリスクはあります。もちろん、通販やオークションでも、責任をもって良質なギターを売っている人もいます。でもその見極めは困難と言えるでしょう。

(4)楽器屋・店員を選ぶ
私はまず、店長さんとお話をします。店長さんがギター(またはベース)経験者であれば、そのまま接客してもらいます。違う場合は、ギター売り場の責任者(担当者)を呼んでもらいます。社員さんにしてもアルバイトさんにしても、それなりに接客経験、楽器歴がある人から買いたいものです。あと、楽器を押しつけるように買わせようとするお店があります。これは店員云々というよりお店や企業の姿勢です。私はこういう場合即お店から退出します。みなさまもそれを感じた時は「今回は見送ります」とハッキリ言って退出しましょう。

(5)楽器に詳しい人を連れていく
(1)〜(4)についてクリアできたらまず失敗はないと思います。しかしこれをできる人はそういないと思います。なので楽器に詳しい人と一緒に買いに行くのがベストです。もしいない場合は私に相談してください。

以上をクリアした上で、値段、デザイン、機能などの選択があります。安物買いの銭失いにならないように、できればそれなりの楽器を購入していただきたいものです。一生の趣味・生きがいになるのであればその投資は安いものです。

それでは、みなさまに良き出会いがあることを祈ります。

※追記
高価な楽器だからと言ってリスクがないとは限りません。また安価でも、企業や販売店の努力によって良いものもあります。アフターフォローも含めて、信頼できるお店と出会いたいものです。