今回の理論講座は音階の仕組みとKeyについてでした。そして裏テーマとして「わかる→できるという過程を体験する」というものがありました。
物事をマスターする過程には４段階あると考えています。
（１）知る
（２）分かる
（３）できる
（４）無意識にできる
（１）知る
例えば、音楽にはKeyというものが存在しています。まずはそれを知っているかどうか。今回の参加者のみなさんは全員知っていました。
（２）分かる
冒頭で「それではKeyはいくつあるでしょうか？」というクイズをだしました。こちらは全員不正解。ここから今回の講座は始まりました。
（３）できる
ひと通りKeyの説明をした後、すべてのKey（Majorのみ）を書き出すテストを行いました。あえてギターを使わずに鍵盤上で考えてもらいました。頭で分かったつもりでも理解のズレはあるものです。受講者のみなさんはそれを実感したのではないでしょうか。
（４）無意識にできる
掛け算の九九のように「3×3=9（さざんがく）」と考え無くてもできるかどうか。 例えば今回の講座はKeyについての内容だったので「♯が３つのメジャーキーは？そしてどこに♯がつきますか？」と言われたら「Aメジャーでファ、ド、ソ」と考えなくても即答できるくらいになってもらいたいです。
今回は初の試みで教室で行いました。普段の個人レッスンでは割りと広く感じる空間も、4人も入るとギュウギュウ。定員を4名にして正解でした。普段の限られたレッスン時間ではなかなかできないところも丁寧にフォローできたので良かったです。今後も定期的にこのようなグループレッスンを続けていこうと思います。
