オルガニストRのひとりごと

オルガニスト山口綾規のブログです。演奏会のお知らせ、レポート、その他…たまーーーに書きます。 ホームページはこちら: http://www.ryoki.org/

本日お昼は、霊南坂教会「水曜チャペルコンサート」でした。来場くださった皆さまありがとうございました。

普段教会で弾かないせいか、コンサートホールとはひと味違った気分で、選曲もおのずと変わります。
クリスマスを前に、羊飼い(パストール)にちなんだ曲や、自身への課題として久々にバッハのトリオ・ソナタを選んでみました。

◆J. S. バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
パストレッラ BWV 590 より . アルマンド ハ長調
トリオ・ソナタ 第4番 ホ短調 BWV 528

◆J. グリーディ Jesus Guridi (1886-1961)
エル・ブエン・パストール(善き羊飼い)三部作より . エル・ブエン・パストール

朝から教会の自然な響きの中で気分よく弾いておりましたが、本番前はなぜか指先が凍えてきて珍しくドキドキしておりました。
よく国際コンクールの課題にもなるトリオ・ソナタですが、やはり強い精神力が要求されるようです。
うまくいったこともあれば、反省もあり…また何かの折にチャレンジしたいと思います。
学生の頃よりは、音楽を的確に捉えられるようになったのか、
右手・左手・足の3パートばらばらに動く「トリオ」が、ずいぶん楽しく感じられました。

天気がよかったので、帰りは散歩かたがた虎ノ門方面へ出てみました。
虎ノ門ヒルズ近辺はまだ開発が続くのか、やけに歩道が広くて気持ちよかったです。

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ABRSM(英国王立音楽検定)実技試験 オーラルテスト課題によるセミナーが終了しました。参加くださった皆様、ありがとうございました。

佐藤由有子先生のお話は、試験の概要から、生徒さん方の取り組み、指導のアイデアまで多岐に及び、瞬く間の90分間でした。いただいたヒントから、自身のアイデアも広がったような気がします。ほんのひと工夫で、教える側も教わる側もぐんと楽しくなりますね。

私は早速「しりとり即興作曲」で午後の生徒らと遊びました。音の高さだけでなく、リズムの特徴を捉えながら進めると、会話をしているような面白さがありました。初歩のうちからこうして気軽に創作を楽しむ機会がもっと必要ですね。さらに強弱や調性のバラエティを増やすと、もっと魅力的なメロディに仕上がることでしょうし、大人でも上級者でも楽しめます。

さて、当教室(通常は3階でレッスン)の5階スペースでこのようなセミナーは初めての試みでした。受講者15名ほどで満杯の空間ですが、むしろこの小ささを活かした勉強会をまた企画したいと思います。年明けには、数字付き低音のセミナー(初心者向け)を開催できそうです。追って告知いたします。よろしくお願いします。

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11月15日(水)12:30-12:55
日本キリスト教団 霊南坂教会(東京都港区赤坂)水曜チャペルコンサートで演奏します。
http://www.reinanzaka.jp

学生の時に弾いて以来、15年ぶりです。
先日のリハーサルで久しぶりに対面したオルガンは、遠い記憶よりはるかに美しい音色で嬉しくなりました。今回はただただ素直に弾いてみようと思っています。

平日のお昼ですが、ご都合よろしければぜひ足をお運びください。入場無料です。

【演奏予定曲目】
J. S. Bach (1685-1750)

II. Allemande, Pastrella BWV 590

Trio Sonata No. 4 E minor BWV 528

Jesus Guridi (1886-1961)

III. El buen Pastor, Triptico del buen Pastor

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12月にリリースされる、大黒摩季さんのCDのレコーディングで、オルガンとチェンバロを弾いてきました。曲の断片をたくさん録音して…あとはおまかせ…最終的にどうなるのか楽しみです。



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音符を書き取ることだけを「聴音」だと思っていませんか?
「書くことが苦手=聴音が苦手」という音楽大学の学生が数多くいます。また音楽的な内容をさて置いて、書き取ることだけが得意な学生もいます。

英国王立音楽検定のすべての実技試験(ピアノ、ヴァイオリン、オルガンなど35種類の楽器)に課されるAural Test(口答による聴音)では、書き取りこそありませんが、いま聴いている音楽の中に起こっている調性やハーモニーの推移、リズムの特徴や変化、強弱やアーティキュレーションの特徴などを、即座に捉えることに重点が置かれています。

例えば、初歩のグレード1の内容は、拍子の判定、旋律の模唱、2つのフレーズの違いを判別、ダイナミクスやアーティキュレーションの聞き取りといったもの。
グレードが上がるにつれて、調性の判定、時代様式、終止形の判定、転調の推移、多声部の曲のひとパートをすぐに模唱…問われる内容は難しくなります。これらをすべて口答で試験するというのですから、我が国の音楽教育とはずいぶん手法が違いますが、実際に受検してみるとその内容のバランスの良さに感心します。よく考えると、聴いた音楽を瞬時に分析できてこそ、聴音の価値があるように思えます。なるべく初歩のうちから、聴く習慣や聴くポイントをしっかり身につけておきたいものですね。

さて11月7日(火)に、このAural Testに関するセミナーを開催します。今回はグレード1〜3、初歩の試験内容を題材に、その内容を日頃のレッスンにいかにさりげなく取り入れていくかをテーマに、10年以上に渡ってABRSMの指導に携わっていらっしゃる佐藤由有子先生をお招きして、豊富な経験談を交え、指導のアイデアを伺います。

受検する生徒さんをお持ちの先生方ばかりでなく、Aural Testの内容をレッスンに取り入れてみたい方など、ぜひご参加ください。
詳しくは、下記URLにて。
http://www.ryoki.org/workshops.html

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昨日は、駆け出しの頃に何かとお世話になった音楽教室の発表会のお手伝いで、オルガンをクルマに乗っけて横浜の郊外まで。
中学生6人と一緒に、5曲演奏するのが今回の私のお役目。3週間前のリハーサルでは、うまく流れていなかったのですが、
それぞれに勉強に部活動に忙しい中、ラストスパートをかけてくれたそうで、本番は楽しくよい出来でした。

ピアノソロ、連弾、アンサンブルまで、とにかく盛りだくさん。細部までこだわりがいっぱいの素敵な会でした。
ドラム、パーカッション類、キーボードをはじめ、発表会に必要な道具で、ワゴン車2台が満杯。
先生方の準備は大変だったことでしょう。

こだわりのひとつ。記念品は名前入りのおやつでした。私もひとついただきました。
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今夜はBlue Note Tokyoで、Jacob Collierの公演。ヴォーカルはもちろん、ピアノ、キーボード2台、足鍵盤、ドラム、パーカッション、ギター、ベース、鍵盤ハーモニカ…たったひとりでステージを飛び回って、即席のループを駆使した演奏には圧巻でした。彼を世に広く知らしめたYoutubeでの多重録音とはひと味違った世界が繰り広げられました。予想をはるかに超えて自由で温かみのある音楽でした。

たまたま2階で見られたので、どういう風に機材を使いこなしているのか、興味津々で眺めていましたが、途中からはそんな興味をも忘れるほど楽しい時間でした。彼独特の素敵なハーモニーは、まだ23歳ながらも、様々な音楽の素養と抜群のセンスによるもの。まさに天才的でした。グラミー賞にも納得。
アンコールの「Blackbird」もシンプルで素晴らしかったです。。。。

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来週末スタートする、第8回武蔵野市国際オルガンコンクールのプレイベントで演奏してきました。吉祥寺駅ビル「アトレ吉祥寺」と、三鷹駅前の高層マンションのオープンスペースにて。数年訪れていない間に、駅周辺は様変わりしていました。

さて今回は、30分間に演奏と宣伝を盛り込む…要はPR担当要員です。地元の方々が、予想をはるかに超えてたくさん足を止めてくださいました。ありがとうございました。おひとりでも多くコンクール関連イベントに興味を持っていただけますように。

会場の移動を伴うコンサートは久しぶりでした。決して時間に余裕はなく急ぎ足。
美容院の帰りにたまたま通りかかったというオルガニスト仲間に声をかけられたり、演奏の合間にお気に入りの雑貨店に立ち寄ったり、帰りがけに新宿駅で友人にバッタリ出くわしたり…たかだか数時間の間に起こったことは3回公演以外にも数知れず。盛りだくさんの午後でした。

スペインでの勉強会のあとロンドンへ寄って、帰国しました。
ここ数年ラテン系の国への旅が多かったせいか、イギリスでは良くも悪くもずいぶんと雰囲気の違いを実感しました。

短い滞在だったので、ちょっとした街歩きと、コンサート1つだけ。
Royal Albert Hallでラトビア放送合唱団のラフマニノフ《晩祷》を聴きました。
無伴奏で難しい曲にもかかわらず、美しい立体感でした。低音が長くのびる箇所は、オルガンを聴いているような錯覚にも…。

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昨日は早朝にバルセロナのテロのニュース。悲しい事件に胸が痛みます。
つい2週間前は私もこのあたりを歩いていました。スペインに限らず、世界中どこにいても何が起こるやら…。
余談ですが、私がロンドンに寄ることに関して「(テロが起こりやすい都市に行くなんて)信じられない!!」と言い放った友人が、
テロを避けたつもりがちょうど今バルセロナに旅行中だったりします。絶対に安全!なんて街はないのですね。

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マスタークラス、しめくくりのコンサートが終わりました。演奏の約15分間、オルガンの優しい音色に助けられて、うっとり夢のような時間。次にこのようなオルガンを弾く機会はいつになるのでしょうか。心から喜びを噛みしめて演奏しました。

終演後は関係者で食事会。一同すっかり満腹でへべれけになった午前0時前に修了証が授与されるという、なかなか面白い修了式でした。こういうのもいいですね。日本のように両手で受け取る習慣がないのか、ただカジュアルなのか、左手で証書を受け取り右手で握手という形。なるほど。覚えておきましょう。

オルガン浸けの1週間もこれでおしまいです。感じたこと学んだこと、また次に弾きたい曲もたくさん。帰国してからの練習が楽しみになりました。

食事会にて。米と豚肉を焼きおにぎり風にした「モルシージャ」は初めて。香ばしくて美味しかったです。
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