April 09, 2005

あれ、親を敬う事について、が抜けてる

昨日、日本人である責任って事を話したばかりなんです。
 
戦争中に日本(軍)が行った事の責任を感じる、罪悪感を持ってしまう、
という人に対して
 
私は、
自分が生まれる前に行った事にはどうしても、責任を感じる事はできない、
殺されたり強制連行された人は本当に気の毒に思うし、
2世3世に対する差別も良くないと思うけれど
その人たちがその場所に生まれた事がどうしようもないように
私が日本に、日本人として生まれた事もどうしようもない事で
人は、どんな場所にどのように生まれたかは免責されてると思う、
という意見です。
 
でも、過去は変えられなくても、未来は変えられる。
 
今、私の暮らしている場所で不当に人が扱われてるなら
それは変えられるし、変えようとしない事には私は責任を感じる。
 
その時代、その国に生まれた、ということには責任はないけど
やっぱりそれを背負って生きるしかない事も事実なわけで。
 
 
で……愛国心や、国旗、国歌を敬うべき、という意見に関してですが
 
私は、愛や尊敬は押し付けられるものではないと思う。
“敬いなさい”というのは、言葉は悪いけど洗脳みたいな気がして
気持ちよくない。
 
親を尊敬しろ、とよく言われます。
その言葉にずっと苦しめられて来ました。(だって尊敬できない人だもん!)
だから、反応するんだと思うけど
 
強い立場の者か弱い立場の者に
何かを愛せ、敬え、大切にしろ、と言ったり(逆に憎め、軽蔑しろと言うのも)
暴力だと思うんですよね。
 
強い―弱い というのは
親―子 教師―生徒 医者―患者 上司―部下 国歌―国民 などなど
いろんなパターンがあると思うけど、
そういう権力構造自体にアレルギーがあります。
 
もちろん私もその構造の中にいて、強い立場に立つこともあるんですが。
 
 
国歌・国旗を敬いなさい、と言われて仕方ないから敬うのは、
本当に敬う事ではないでしょう。
 
感情は自由なはず。
 
子どもだって、何かを好きになったり、大事に思ったりはしています。
素直な気持ちを歪めて、“愛するべき”と言うのは
本当の気持ちを見失しなうきっかけになるのでは、と思います。
 
 
私も、たまたま生まれ落ちた自分の国を愛せたらいいなぁと思います。
でも、“愛しなさい”と言われたら、愛せなくなるんですよ。
 
これは、普通の人間関係でも同じでしょう?
 
「あなたは私を好きになるべきだ、尊敬すべきだ」
なーんて言う人を好きになれますか?
 
私が好きなのは、私を好きでいてくれて、尊重してくれる人。
尊敬しているのは、尊敬に値する行動をしている人。
(世間的に立派って意味じゃないですよ)
 
 
うーん。ここまで書いてわかったけど
私が何だかなぁって思っちゃうのは
国歌や国旗に対してじゃなく
愛す“べき”、敬意を持つ“べき”、という物言いに対してなんですね。
 
つまり、国歌や国旗に敬意を持って欲しいと思うなら
「私は敬意を持っています。それでこんなに幸せです。
あなたがどういう思いを持っていても自由ですよ。ご自分で決めてください」
といった方が効果的かもしれません。
(私限定ですが。)
 
これはmutter awayさんの国旗を敬うこと、親を敬うことにあてた記事です。


ryokon1 at 13:46│Comments(14)TrackBack(1)ふつうの日記 

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1. 反日運動から学ぶ日本に必要な愛国心  [ 社長の本音日記 ]   April 10, 2005 14:59
北京での反日デモのニュースが盛んに報じられていますが、別の観点から一連の現象から学ぶべきことについて考えみたいと思います。 私は過去にこのブログで、竹島問題、中国の反日デモ、教科書検定問題に触れましたが、反中でも反韓の立場を取るものではありません。 ど

この記事へのコメント

1. Posted by bobby   April 09, 2005 16:20
ryokon1さん、TBどうもです。

国を敬う事も、親を敬う事も、神仏を敬う事も、ある意味同じ事ですね。個人的な視点から合理性を見出し難いので、大きくなってからでは身に付かないという事でしょうか。

そういう我々も、歳とって爺婆になれば、息子や孫に敬ってほしいと思うのでしょうか。
2. Posted by ニノチカ   April 10, 2005 09:12
Ryokoちゃん こんにちは いっつもRyokoちゃんのところにくると感動してどうも燃えます
私も、愛や尊敬は押し付けられるものではないと思う。
その国に生まれたのはただその国にたまたま生まれただけで自分で選んだわけではないのでそれ以上の意味をもたせるのはどうかと思います それは国旗でも同じで日の丸だろうがストライプだろうがなんでもいいのです それよりも大切なものが他にある 大切な人、尊敬する人は親でなくてもいいし 尊敬する愛する国が日本でなくてフィンランドでもいいわけです 自分で決めていい事だと思う  

3. Posted by ニノチカ   April 10, 2005 09:12
bobbyさんのコメントにコメントです
>国を敬う事も、親を敬う事も、神仏を敬う事も、ある意味同じ事ですね。個人的な視点から合理性を見出し難いので、大きくなってからでは身に付かない

親が子供をクリスチャンとして教育するとかいうのに私は激しく反対です 大きくなってから身に付かないって、、、、!? そんなことないです 大きくなってから気がつくことっていっぱいある 私の友達はクリスチャンとして育てられ、それから無宗教にあとで自分の意志でなりましたがその過程でひどく傷つき、ひどく苦しんでいました 親が子供にそんな強制をしていいものでしょうか?
4. Posted by bobby   April 10, 2005 22:46
キリスト教、イスラム教世界のように積極的な教育を行わなくとも、両親が毎朝、毎晩、どこかの神様に祈りを捧げていれば、その背中を見て育った子供の大半は、両親と同様(またはより盲目的な)信仰心を持つのが当然かと思われます。

だれもが洗礼を受ける国に生まれたとしたら、洗礼を受ける事の是非を考える人がどれだけいるでしょうか?

もしニノチカさんがイングランドに生まれたとしたら、愛国心(この場合はイングランドに対してでしょうが...)の是非について考える事があったでしょうか?

日本の戦後生まれ世代の多くが「愛国=軍国」と反射的に考えるのも、反戦という擬似宗教に基づく刷り込みの結果なのですね。
5. Posted by bobby   April 10, 2005 23:04
もしも洗脳というならば、以下のものも洗脳としか言えませんね。
●人に会ったら「こんにちは」と言いなさい。
●親切にしてもらったら「ありがとう」と言いなさい。
●お爺ちゃんやお婆ちゃんを敬いなさい。
●弱いものイジメをしてはいけません。
●年下の子供を傷つけてはいけません。
我が家ではこれを「躾」と呼んでいます。
6. Posted by bobby   April 11, 2005 18:43
産経新聞によれば、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050410-00000002-san-soci

 国民の「国を愛する気持ち」をもっと育てる必要があるとする人が八割を
超え、過去最高を記録したことが九日、内閣府がまとめた「社会意識に関する世論調査」で分かった。領土問題や歴史認識をめぐり中国や韓国との摩擦が強まる中、愛国心を教育に取り入れる必要性が見直されてきたとみられる。自民、公明の与党両党には、将来の教育基本法改正で「国を愛する心」を盛り込むかどうかで意見対立があるが、こうした論議にも影響しそうだ。

との事です。日本の大手新聞で一番右寄りの産経の調査だというところは、割り引いて考えなければなりませんが...
7. Posted by oka   April 15, 2005 08:35
bobbyさんへのコメです。

●人に会ったら「こんにちは」と言いなさい。
●親切にしてもらったら「ありがとう」と言いなさい。
●お爺ちゃんやお婆ちゃんを敬いなさい。
●弱いものイジメをしてはいけません。
●年下の子供を傷つけてはいけません。

うーん。お爺ちゃんやお婆ちゃんを敬いなさい。を覗いて躾だと思います。
つまりryokoさんは「人の感情を強制する事は出来ない」と言いたいんだと思うのですが。

「好き嫌いをせず食べなさい」は躾だけど
「ピーマンを好きになれ」は躾ではないでしょう?
8. Posted by ボブ・サッチャン   May 03, 2005 09:43
人間を愛さない奴が国を愛してるなんて、本当かな?
9. Posted by RYOKO   May 06, 2005 14:29
うわぁ。いっぱいコメントがきてて、しかもレス遅いし!
すんません〜。m(_ _)m

>bobby様
合理性が見つからないことを、どうして人に押し付けるのかなー?と思うわけです。
私も、ぶっちゃけ自分が敬われたら気持ちいいだろうなーって思うけど、
それって、子どもっぽい欲望に過ぎません。
大人であれば、そういう欲望をコントロールする方法を見つけたほうがいいんじゃないかと。
10. Posted by RYOKO   May 06, 2005 14:35
>ニノチカ様
いつもコメントありがとう。

うん、自分で愛する対象を決められる自由があってこそ
本当の愛や尊敬も生まれると思います。

あと、私も親が宗教を押し付けるのはおかしいと思います。
宗教を持つのはいいけれど、誰にであれ強制するのは違うでしょうね。
宗教トラウマを持っている人も大勢いますね。
本来宗教は救いの為にあるものがほとんどだと思うのに
強制されることで不快なものになってしまうのは不幸なことです。
11. Posted by RYOKO   May 06, 2005 14:44
>bobby様
いっぱいコメントありがとうございます。

うーん。
社会や家族からの刷り込みはあると思いますよ。
でも、その刷り込みが良い物か悪い物かは別ですよね。

>日本の戦後生まれ世代の多くが「愛国=軍国」と反射的に考えるのも、反戦という擬似宗教に基づく刷り込みの結果なのですね。

そういう部分もあるかもしれません。
でも、bobbyさんは同じ様に“国・親を敬え”と刷り込まそうとしてるわけで……。

刷り込みはある程度仕方ないものですが、
そこから脱して、自分の頭で考えることをしないと
自分がどこに向かっているのかわからなくなりませんか。
それが一番危険だと思うのですが。
12. Posted by RYOKO   May 06, 2005 14:48
>bobby様
>国民の「国を愛する気持ち」をもっと育てる必要がある

気持ちを育てるには、どうしたらいいんでしょうか?
“愛しなさい”と言われて愛せるようになるんでしょうか?
bobbyさん自身はどうですか?

愛するには、まず愛される経験をしてからだと、私は思います。
尊敬するには尊敬されなければ。

私の国は、私を愛し、尊重してくれているかな?
なんか、その実感があまりないんですが。
13. Posted by RYOKO   May 06, 2005 14:50
>oka様
>「人の感情を強制する事は出来ない」と言いたいんだと思うのですが。

そうそう!そう言いたいの!
まとめてくれてありがとう!!
14. Posted by RYOKO   May 06, 2005 14:53
>ボブ・サッチャン様
>人間を愛さない奴

確かに!
特に、子どもや、弱い立場の人に対して
権力を振るわずにきちんと尊重し、愛しているのか……。

子どもの躾、なんて事を言う前に、自分はどうなんだって
いつも振り返ってみないと。
いや、私自身、他人の事言えないからなー。

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