2008年04月20日

ラプンツェルの塔

210408.1小雪のちらつくオースターンの頃、次に向かったのは、この日に宿泊するところです。

トレンデルブルク、13世紀に建てられた城。
小高い丘の上にある城の入り口には、大きな大きな見張り塔。
これが、「ラプンツェル」が魔女に閉じ込められ、長い金髪の髪を垂れ下げた、というお話のいわれの塔です。

それはそれはどっしりと、存在感のある塔です。




210408.2さてと、どんな古城ホテルなのか、楽しみです。

小さな橋を渡って、それは小さな入り口をぐぐります。








210408.3お城の全体像。
塔の横に、貴族の館、という感じです。

ホテルのエントランスは、この館の入り口に小さくあり、騎士の鎧など重厚な調度品が並べられています。

さて、私たちの部屋はどこかしら。


210408.4案内されたのは、母屋の館、ではありませんでした。
外にぽつんとある、ちっちゃな塔。
え、うそでしょう。
これはもしや。

見張り番の部屋ではないかしら!?










210408.5部屋の中に入って、つい無言になる夫と私。
どうみても、普通の部屋ではありません。
窓だってこんな、弓矢を飛ばすような摩訶不思議な形。
たしかにこれなら、外から飛んできた矢は入ってこないでしょう。

「こわいよー、今晩は寝られないよー」と弱気な夫。
大の騎士好きの息子だけが、興味深い様子でした。

210408.6なるべく部屋にいる時間を短くしよう、と夕暮れの寒さの中、外に探検に出かけます。
灯りがともされて、雰囲気があります。

ラプンツェルの塔には入ることができず、城壁から雄大なトレデンブルクの村を見回します。
きっと、村の隅々から、この塔を見ることができるのでしょう。

210408.7実際に使っていたであろう大砲。
また騎士好きの息子は興味津々。
本当に、怖いんですけれど。

夕ご飯は、ホテルのレストランで食べました。
なるべく部屋に入らないように、といっても他に行きようがありません。
テレビもない、しんしんと冷え込む静けさのなか、何も起こりませんように、と願いながら眠りにつきました。

210408.8次の日の朝、無事に夜を明かしたことに安堵しましたが、外を見てびっくり。

一晩で、雪がかなり積もっているのです。
トレンデルブツクの村は、すっぽりと雪に覆われていました。
まさにおとぎ話に出てきそうな、美しく幻想的な景色です。
春なのに、こんな雪景色を見られるなんで、思ってもみませんでした。

210408.9塔から出たラプンツェルも、雪におおはしゃぎです。
まだ降り続く雪を、踏みしめて歩きます。

寒くて、怖くて、美しい。
そう振り返る、今年のオースターン旅行。

帰りは、カッセルのグリム博物館に立ち寄り、どっぷりおとぎ話に浸かった二日間でした。
騎士と、意外にもお姫様のグリム童話が大好きな息子は、大満足だったようです。
 


春の雪塔の回りを踊り降る  Tsuka


ホテルトレンデルブルク:
http://www.burg-hotel-trendelburg.com
(ネットで宿泊予約もできますが、電話で部屋を確認されるとよいと思います。)


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いばら姫幻想

042008.1フランクフルトは、ようやく春らしくなったな、と思うと寒さのぶり返しです。
4月は天候が安定しないようです。

少し体調を崩し、長いことお休みしてしまいました。
もうはるかかなたの記憶ですが、3月にいったオースターンの旅行のお話です。

じつはまったく計画を立てておらず、前日になって、「そういえばお友達が行ったといっていたな。」と急遽くりだしたのが、メルヘン街道です。
メルヘン(ドイツ語でメルヒェン:Maerchen)街道とは、フランクフルト近くのハーナウから北へ北へとブレーメンまで続きます。
古くから伝わる民話や伝説をまとめたグリム兄弟ゆかりの、また今もなお伝説が息づいている土地なのだそうです。

まず訪れたのが、ザバブルク、というお城。
フランクフルトから車で2時間ちょっとでしょうか。
メルヘンの森と呼ばれるラインハルトの森を入っていきます。
春もまだ先の季節でしたので、新緑の頃はさぞ美しい所だろうと思います。

少し坂を上っていくと、ありました。
朝からの雨模様が、ちらちらと雪に変わっていました。
なんと雰囲気のある情景でしょう。
そう、ここは「いばら姫」の舞台となったお城なのです。
さあ、入ってみましょう。

200408.2これが、いばら姫の城。
たしかに、蔦が城壁を包み込んでいます。
夏になると、実際にお庭に薔薇が咲き乱れるそうです。

まるで人々の眠る城に足を踏み入れた、王子様の気分です。
さあ、お姫様はいずこへ。


200408.3あれ、どこを見学したらいいのでしょう。
うろうろと迷ってしまいました。










200408.4ぐるっと回って城全体を見に行きます。
そう、ここはグリムの時代には、廃墟だったそうです。
中はからっぽで、周りの壁が残っています。

この塔の部分に、お姫様が眠っていたのかしら、と思います。


200408.5中に入ってみます。

ちょっとした空間が広がります。
はるか昔、お城の住人たちや外からのお客様が、ここに集い、談笑し、ダンスパーティーかなにかが催されていたのでは、と想像します。
眼をつぶると、そんな喧騒が聞こえてくるような気がするのです。

200408.6さあ、姫、あまりに寒いのでおいとましましょう。
幻の宴を後にします。

蔦のからまる母屋の建物は、現在は小さなホテルになっています。
レストランに入りましたが、とても気持ちのよいところで、オースターンを祝う多くの家族連れが訪れていました。

大きな窓から見渡せる森は、雨雪の混じる空の下、霞んで見えました。


春寒のいばらの城の目覚め待つ  Tsuka


ザバブルク:
http://www.sababurg.de/


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2008年03月21日

オースターンの前に

210308.1今日からOstern(オースターン:イースター、復活祭)のお休みに入ります。

昨日、息子は幼稚園で作ったにわとりを持って帰りました。
張子で作られ、羽もついてとてもよくできています。
中には、たまごの殻に色を塗ったもの、ウサギのチョコレートなんかが入っていて、楽しそうなお土産です。

私はというと、休暇前になるといろんなことをやってしまいたい、という性分で、今回は人をお招きしました。
一つは、同じ幼稚園の日本人のお母さんとお子さん方。
なぜかFachingの仕切り直し!ということで、子どもたちは衣装を着ました。
おしゃべりやおいしいお土産に、私自身とっても楽しく過ごしました。

もう一つは、同じく幼稚園のドイツ人のお友達をお招きするというもの。
モーリス君に、今回はアントニアちゃんもお呼びしたい。
今までは、どうにか息子のRyokoと仲良くなってもらいたいな、という親心でしたが、なんだか最近どうでもよくなってきて、もうじき卒園してしまう彼らとお母さん方とご一緒したいな、と思ったのです。

モーリス君のママはスイス人の方で、とても感じがよく、以前もいらしていただいて問題はないのですが、アントニアちゃんのママは、ちょっととっつきにくそうで、会話はドイツ語オンリーということもあり、うまくいくかしらと思っていました。
すると直前に、ママにご用事ができて、パパが行きます、とのこと。
どうなることかしら。

210308.2当日、モーリス君のママにアントニアちゃんのパパ、そしてアントニアちゃんの弟のステファン君まできてくれて、とても気持ちよくお茶を飲んでいってくださいました。
二人は家族ぐるみの仲なので、私も気遣うことはありません。
途中、モーリス君のママが、ちょっと用事を済ませてくる、とプレイデイトになり、パパも帰るかしらと思いましたが、そのままずーっといてくださいました。

わが家のロフトに置いた、幼児用のジャングルジムを改造し、子どもたちは難易度の高い競技を行おうとします。
アントニアちゃんのパパは、それにずーっとつきそい、コーチをしてくれました。
もういいかげん飽きたでしょう、と思うのですが、延々と子どももパパも続けているのです。
面倒見のいいパパだなあと、感心します。

そうこうしていると、お稽古事を終えた同じクラスの日本人のはーちゃんとママが来てくれました。
すると、モーリス君もステファン君も大喜び。
いいなー、こんな美少年たちに好かれるなんて。

そして、子どもたちはそれぞれ好き勝手に遊び、私とはーちゃんのママは、アントニアちゃんのパパを相手に、なんとかドイツ語と英語でボソボソと会話を続けていったのです。
アントニアちゃんのパパは、じつはうちの幼稚園のParents Leaderでもあるので、こうした異文化交流を試みようと、使命感に燃えていらしたのかもしれません。

夕刻になり、モーリス君のママが迎えに来て、みんなで帰っていきました。
(アントニアちゃんのパパがお財布入りのバックを忘れて、取りに帰る、というハプニングもありましたが。)

やっぱり、一対一だと気を遣うし、こうした何人かお呼びすると気楽でいいな、楽しかったな、と思いながら、片づけを始めました。

ふと息子のRyokoに、
「何が一番楽しかった?」
と聞いてみました。

「モーリスとアントニアとステファンが、強く押した。」
「は?」
「みんなで強く押した。」
「...。」

私が見ていなかったロフトで、三人がRyokoのことを押したのかな。
そんなふうには見えない子たちだったのに。
また、私の空回りであった...。
でももうどうでもよいか、と思っていると、

「ちがう!みんなでツィゴコス(Zirkus)したの!」

幼稚園でよくやっているという、サーカスをしたのだそうです。
なあんだ、そうでしたか。
それはよかった。

オースターン前に、疲れと喜びと、ぎゅうぎゅうにつまった日々。
くたくたに疲れて、動けなくなってしまったのでした。


輝くもの復活祭に見つけたし  Tsuka


ryokotanman at 18:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)生活 

2008年03月20日

春の歌声

200308.1春だというのに、ぱっとしないお天気が続きます。
冷え込むことも多く、家族全員が順番に風邪をひきましたが。おかげさまでようやく落ち着きました。

でも、今年のフランクフルトの桜は早かった。
例年より1ヶ月ほど早く開花したのではないでしょうか。
雨風や雪により、もうすでに散りかかっています。

この写真は2週間ほど前のもの。
息子の幼稚園の前の桜並木で、いつも
「あんまりきれいじゃないな」
と思っていたのですが、ドイツにも馴染んだせいでしょうか、今年は美しく感じられました。

200308.2毎週水曜日の朝は、娘のSakkoの音楽教室に向います。

街中にある、その建物は、カフェ、レストラン、託児所、そしてお教室など、赤ちゃんから幼児をもつママたちにとって、すばらしい憩いの場です。
子どもを自由に動き回らせて、ゆっくりお茶をできる場所って(しかもきれいでおしゃれ)、なかなかないものです。

お教室はこの2階にあります。

200308.3娘が赤ちゃんの頃から通っていた別の親子教室は、とってもゆったりのんびりしていました。
ここでは45分の中で、あれこれ詰め込んだプログラムなので、初めはついていけるかしら、と心配でした。
でも、娘をはじめ子どもたちは、楽しそうに身体をゆすって踊ります。





200308.4先生は、アメリカで音楽を学ばれたという、韓国人の方。
初めは慣れていないようにも見受けられましたが、最近は余裕がでてこられたようで、きれいな歌声を響かせてくださいます。

そして、何より娘のSakkoをとてもかわいがってくれ、いつも抱っこしてキスをしてくださいます。
(ドイツ人のご主人のとの間に、大きなお兄ちゃんがいらっしゃるとのこと。)

じつは、4月より私自身またドイツ語を習いなおそうと決意したため、時間が重なってしまったこの教室とも、昨日でお別れでした。
なんだかとても淋しい。
先生とのお別れも、このとても居心地のよい空間とも。

また戻ってきてね、といってくださってありがとうございます。
先生の歌声、好きでした。
どうぞ頑張ってくださいね。


花びらやふはりと子らの踊るなり  Tsuka


ryokotanman at 04:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)遊び・つどい 

2008年03月08日

完全なるもの

070308.1寒の戻りの日々が続きます。
娘のSakkoも、本当に久しぶりに熱を出しました。
どうぞ皆様もお気をつけください。

もうすっかり昔のことのような気がしてしまうのですが、2月に催された、ベルリンフィルの演奏会のお話です。

前回のウィーンフィルに引き続き、子どもたちを息子のドイツ語の先生のマルにお願いします。
子どもたちの機嫌のよい状態を見計らって、家を出ます。

この頃は暖かったので、夜の空気も気持ちのよいものでした。
星も出始め、わくわくしてきます。

少し早めに家を出られたので、夫と軽く食事をとろうということになりました。

070308.2旧オペラ座の中でもよいのですが、広場の周りに並ぶビストロが気になります。
あたたかな灯りの点る一つに入ってみました。

すると、もうたいへんな活気です。
席はいっぱいに見えましたが、奥に案内してくれました。
着飾った紳士淑女たち。
皆、このあと音楽会に出かけるのです。

てきぱきと完璧に仕事をこなす給仕、ドイツに来て初めて食べた生ガキ、絶品のカルボナーラ、なみなみと注がれた白ワイン、どれもうっとりする余興のようです。
ドイツの冬、人々はこうした贅沢な時間を過ごしているのだなあと思いました。

さて、肝心のベルリンフィルの演奏ですが。
それはもう、、、。

指揮者はイギリス人のサイモン・ラトル。
観客が静かになるのを待たずに、いきなり演奏を始めます。
それは憑かれたような、神がかり的な音楽。

マーラーの交響曲第10番、第一楽章。
ウィーンフィルでは、この難解な曲を全曲通したので疲れてしまいましたが(まったく聴く側のレベルの問題です)、改めてなんと美しい曲だったのかと思いました。

バルトークの「中国の不思議な役人(Der Wundernare Mandarin)」。
これが!!
言葉が出ないくらい、完璧な、技術の極みといいましょうか、すばらしかった。

今回は予習をしていき、本来はパントマイムの舞台音楽なのですが、とんでもない話なのです。

三人の悪人と少女がアパートにおり、少女がおびき寄せて悪人が通行人から金を巻き上げようとします。
三人目の通行人が、裕福な中国役人マンダリンで、少女に異常に執着して追い掛け回します。
金品を奪った悪人がマンダリンを殺そうとし、ナイフで刺します。
なかなか死なないマンダリンを少女が抱きしめ、最期は血を流して息絶えるのです。

“グロテスクパントマイム”が気に入ったバルトークが作った音楽。
恐ろしく、激しく、エロティックで、切羽詰り、事切れる。
その超絶技巧、ベルリンフィルの楽団員たちは、完璧な演奏を成し遂げるのです。
ものすごい切迫感、臨場感。
息ができないほどでした。

ぼーっと酔いしれて、休憩の後、ガラッと趣向を変えて、ベートーヴェン交響曲第6番「田園」。
心憎いです。
この世の心地よさをすべて集めたような調べ。

このひと夜、私たちは人の手によって作り上げられた、完璧な時間の中にいることができたのです。


あとからあとから押し寄せる朧かな  Tsuka


ryokotanman at 14:17|PermalinkComments(2)TrackBack(0)お祭り・催し 

2008年03月04日

ふたつの雛祭り

040308.1ずっと慌しい日々でしたが、少し落ち着きました。

子どもが二人になったので、二倍忙しくならないようにしたいと思いつつ、つい予定を入れてしまいます(楽しいので)。
そしてわっと疲れてしまうのですが、歳をとったということでしょうか。

と、三月三日は桃の節句、雛祭りでした。
このところ、お天気がぐずついていて、春らしくないのが残念です。

急遽、一歳児のお母さんたちにお声をかけ、わが家でお雛祭りをすることになりました。
たしか昨年は、娘のSakkoが熱を出し、人をお招きすることができなかったのです。
急なお誘いでしたが、4組のお母さんとそのお子さんが集まってくださいました。

040308.2めずらしく、散らし寿司を一から作りました!
薄味で、なかなかおいしくできたように思います。
すまし汁とアボガドのサラダも。
と、下準備が終わったところで、案の定掃除にものすごく時間がかかり、皆さんがお見えになった頃には、バタバタとただ焦るばかりに。
見かねて、盛り付けなどいろいろお手伝いをいただきました。

皆さんも、お赤飯、ぶどうパン、あんみつにみたらし団子など、おいしそうなお手製の手土産をお持ちくださいました。
いっせいに並べると、いかにもお祝い、という風情です。

お雛様の歌を歌ったあと、雛人形はさーっと片付けて食べにかかります。
どれもとてもおいしい!
娘というより、大人の私が幸せを味わいました。

同じく二度目のお雛様を迎えた子どもたちが、この一年、どうぞ病気などしませんように。

040308.3先週は、産褥体操仲間で、お雛様を行いました。
場所は、もう一人の日本人のNさんのお宅です。

日本に関心をもたれているペトラさんの熱い要望が、寿司を教えてほしい、ということでした。
じつは私はにぎりはもちろん、巻き寿司さえ作ったことがありません。
Nさんと話し合い、誰もができる手巻き寿司はどうか、ということになりました。

当日、Nさんはスモークサーモンやかにかま、えびのマヨネーズあえ、きゅうり、卵といったさまざまな具を用意され、おひつで寿司飯をご用意くださいました。
後から、お稲荷さんもみんなの前でスイスイと作られます。
ドイツ人ママたちの喜んだことといったら。
どこで具材を買えるのか、丁寧にドイツ語でお話され、もう尊敬です。

私はというと、当日いきなり道に迷って大遅刻をし、なんのお手伝いもできませんでした。
もちろんドイツ語の説明もできず。
念のため、具として鳥そぼろも持っていきましたが、あまりママたちの手が伸びていません。
寒天で作ったゼリーは、ヘルシーだと関心を持たれたようです。
しかし総括して、本当にNさんにおんぶに抱っことなってしまいました。

030408.4一つは日本人だけで日本の行事をしみじみ味わい、もう一つはドイツ人に伝えながら楽しむ、という二つの雛祭りを、今年は経験することができました。

案の定、後でがっくり疲れましたが、後で振り返って、心に残るようなお祝いでした。 


ふるさとをとほく雛を愛で集ふ  Tsuka


ryokotanman at 21:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0)お祭り・催し 

2008年02月08日

立春のころ

080208フランクフルトはこのところ、朝晩は冷えますが、日中はぽかぽか陽気です。
気がつくと、すでに立春も過ぎています。
今年は日本に帰っていたせいか、暖冬だったせいか、冬がとても短く感じます。

先週末から街中でにぎわっていた、Fasching(カーニヴァル)のお話です。
Faschingは、カトリックの風習で、断食期間に入る前に浮かれ騒ぐという期間。
現在は、土日月火の間に、それぞれの地方で催し物が行われます。

フランクフルトは日曜日に、山車がでます。
もうどんなものかわかってきたのですが、毎年の風物詩、ということで出かけます。

080208.212時31分からスタート。
この中途半端な時間、ちゃんと所以によって決められているのでしょう。

気球に乗った人たち。
体も軽いかしら。







080208.3今年は、こういった被り物が目立ちました。
愛嬌があります。










080208.4じつは娘には、赤ずきんちゃんもいいなーと思っていたのですが。

やられました。
迫力たっぷりの赤ずきんちゃんの集団。







080208.5息子のRyokoの今年の衣装は、何が何でも!ということで、騎士です。
もう騎士に夢中なのです。
旅行先でも城や騎士のよろいに釘づけ。
家でもプレイモービルのお城でいつも遊んでいるほど。

衣装もぴったりのものが見つかって、よかったよかった。








080208.6娘のSakkoには、妖精の衣装を。
イメージは、小さな女の子に大人気という、Princess Lilifee。
でも洋服はガサガサして、とても嫌がるので、いつも羽だけです。

この日はぐっすり寝ていたのに、家族写真を撮るからと、無理やり起こされました。
寝ぼけてうろうろ。

この日はお昼も日が薄く、寒い一日でした。
でも、確実に、春はやってきています。


立春の翅すきとほり子の背に  Tsuka


ryokotanman at 19:10|PermalinkComments(3)TrackBack(0)お祭り・催し 

2008年01月28日

冬の森

0128.12008年、ドイツの冬。
日本から戻ってみると、思いがけずフランクフルトは暖かいのでした。
どんなに寒いだろうかと身構えていたので、少し拍子抜けです。

1月初旬には帰ってきていましたが、気がつくと今月も終わろうとしているという、慌しさ。
だいぶ間が空いてしまいましたが、ブログを再開したいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。

寒い朝を見計らって、裏の森に出てみます。
それは、寒木。
細い細い木の枝が、身じろぎもせず、薄暗い空に向かって伸びています。

冬はいいなあ。
こんな光景に出会うと、思ってしまいます。

小さな川沿いの道で、マラソンをする人たちと何度もすれ違います。

ふと、川の方を見ると、思いもかけないほど真っ白なものが眼に飛び込んできます。

0128.2白鳥です。
この小さな川に、不釣合いなほど白く、大きく、美しい物体。
餌を探しにここまで来たのでしょうか。

大きな張子のように、身体を膨らませたり、すーいと静かに泳いで見せたり。
それで人がパンを持ってやってくると、首をくねらせてみたり。
見ていて飽きません。

きんと身の引き締まる森の朝、人も犬も鳥たちも、だれもがその訪問者の一挙一動に、眼を奪われているのでした。


白鳥の白の極まる川の冷え  Tsuka


ryokotanman at 02:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)自然 

2007年12月16日

よいクリスマス、よいお年を。

12.16.1日に日に寒さの増すフランクフルト。
レーマー広場のクリスマス市は、連日大賑わいです。
今年はもう行けなくなるなと思い、娘のSakkoと、ふっとお昼に訪れました。

なんといっても、市庁舎前に立つ大聖樹。
昼間に見ると、電球をこれでもかとつけたその樹は、せいいっぱい立っている、という感じです。
それでも、幽玄に、青々とした葉が、風になびきます。






12.16.2水曜日、ドイツ語を教えてくれるマル先生と息子とで、クリスマスクッキーを作りました。
先生がお子さんだった頃、この時期になると毎年お母様が焼いてくださったそうです。
レシピをお母様から聞いてきてくださいました。

もみの木、サンタクロース、天使にくまちゃん。
100個は焼いたでしょうか。
アイシングやチョコレートで、きれいに飾りつけもします。
夜20時半ごろ、ようやく完成しました。
先生もRyokoも、おつかれさまでした。
毎日ちょっとずついただきます。

今日から日本に一時帰国します。
娘のSakkoにとって、初めての日本。
息子のRyokoも、一年半ぶりの帰国を楽しみにしています。

ということで、1ヶ月ほど更新をお休みさせていただきます。
どうぞ皆様、よいクリスマス、そしてよい新年をお迎えください。

Frohe Weihnachten und ein gutes neues Jahr!


大聖樹日本はとほき国であり  Tsuka


ryokotanman at 04:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)クリスマス 

2007年12月09日

聖ニコラウス祭とお菓子の家

12.9.1このところ、雨が降ったり止んだり。
比較的暖かかったのですが、昨日外出するとぐんと冷えていました。

12月6日は、聖ニコラウスの日(Nikolaustag)でした。
幼稚園では毎年催し物が行われるので、息子のRyokoもそれは楽しみにしていました。

朝から三つのクラスが同じ部屋に集まって、パンなどの朝食の他、ジュース、チョコレート菓子、みかんなどを食べます。
そして、クライマックスには、聖ニコラウスおじさんがやってきます。

ニコラウスおじさんは、子どもたちがこの一年どんな風に過ごしたか、ちゃんと知っています。
そして、悪い子にはムチの罰、良い子にはプレゼントがもらえます。

この時期になると、
「あーあ、そんな悪い子はきっとムチだな。」
とかいえるので、子どもに注意するのにとてもやり易いのです。

この日、幼稚園の子どもたちはみんな無事にプレゼントをもらえたそうです。
以前はニコラウスさんが一人ひとりに手渡ししていたそうですが、小さい子クラスの赤ちゃんたちがとても怖がるので、最近はプレゼントを扉のところに置くと、いちもくさんに帰っていくそうです。
(でも、息子たちはちゃんと彼の後ろ姿を見られたそうで、喜んでいました。)

後で、息子が他のクラスの男の子と朝からケンカしたという話を聞き、よくもらえたなあと思いました。

12.9.2聖ニコラウスの日の午後は、お話の会がありました。
じつは、Ryokoも私も、とっても楽しみにしていました。
会の主催のHさんが、前回、すばらしいものを見せてくださったのです。

それは、お菓子の家でした。
クッキーやらチョコレートでできている、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家。
息子も、一目で心をうばわれていました。

12.9.3Hさんの本当にすごいところは、このお菓子の家の細かいパーツパーツを人数分、すべてお一人で焼いてくださったのです。

クッキー生地をどれもまっすぐ平らに、寸法の狂いもなく、しかも頑丈に焼くのは、とても難しいことです。
お手伝いすればよかったとあとで悔やみましたが、普通のクッキーでさえうまくいかない私には、無理だったかもしれません。

クッキーでできた壁や屋根を次々くっつけていくのですが、一番のポイントは、糊の固さだそうです。
粉砂糖とレモン、あるいは卵白と混ぜたもの。
食べられる糊、です。

12.9.4じつはこの日、娘のSakkoが私がいないと泣き続けるようになり、息子の家作りの手伝いが、まーったくできませんでした。
すべて、Hさんがお手伝いくださいました。

次々に家の形ができ、庭のツリーや、屋根の飾りつけがなされていきます。
そして、息子の家は、とっても頑丈でした。
それひとえに、Hさんの糊作りの配合がとてもお上手だったからだと思います。

12.9.5ひとまず、完成。
屋根の瓦のチョコレート部分は、家で仕上げることにします。

とってもすてきなお菓子の家。
みなさんが作られたお家も、本当にかわいらしかったです。
(子どもが、というより、お母さんたちが夢中になって飾っていました。)

もし、森にこんなお家を見つけたら。
やっぱり食べてしまうのでしょうか。


菓子の家庭の聖樹に金平糖  Tsuka


ryokotanman at 20:58|PermalinkComments(2)TrackBack(0)クリスマス