新日本プロレスのレフェリーを務め、
急性心不全のため28日に急逝した
ブラックキャットさんの通夜が30日、
川崎市のカトリック溝の口教会でしめやかに行なわれた。
サイモン猪木社長以下、新日本スタッフのほか
以下のような方々が参列。
新日本契約保留者からは金本浩二。
今季退団者からは吉江豊、ヒロ斎藤、井上亘、竹村豪氏。
他団体からは越中詩郎、佐野巧真、永源遙、鈴木みのる、小原道由、
大谷晋二郎、高岩竜一、和田京平、タイガー服部、
保永昇男ほか、新日本OBを中心に多くの関係者が駆けつけ、
アントニオ猪木、長州力、三沢光晴、武藤敬司、
小川直也、佐々木健介、藤田和之、高山善廣、マサ斎藤からは献花が届くなど、
改めてキャットさんの人望の厚さを再確認し、故人の死を悼んだそうな。
(以上敬称略)。
友人として出席したマッチョドラゴン藤波辰爾氏は終始涙。
参列者が帰った最後の最後まで教会に残り、
遺影を前に大粒の涙を流しつづけていたという。
以下、2月1日付け東京スポーツより藤波さんのコメント。
「今日は勘弁して。しゃべれる状態じゃない。久しぶりに泣いた。人目もはばからず…」と悲しみをこらえたが、すぐに涙が頬をつたった。
契約更改で、キャットさんは興行部への異動が決まっていた。だが、悩み抜いた末の決断だったことを、藤波は知っている。(中略)それでもキャットさんは文句一つ言うことなく、興行部としての再出発を準備していた。亡くなる前日には「当日、遅れたらみんなに迷惑がかかるから」とリングトラックが置いてある調布の車庫にわざわざ、下見に訪れていた。
「新日本の大変さ、選手の思いを背負って、ネコちゃんが逝っちゃったのかな。むごい。無念でならない。(棺の中の表情は)穏やかだったね。彼も(契約更改で)かなりきつい条件を突きつけられた。でも不満を漏らすこともなかった。最後に奥さんに言った言葉が『みんなを恨まないで』『会社のことを悪く言わないで』だよ。今の会社のバカどもに言ってやりたい」
藤波さんはバカ正直で、思いを率直に口にする嘘のつけない人。
時にはそれが「東スポで内情を知る社長」として茶化されるけど、
そんな温和の塊のような藤波さんの口から出た
「会社のバカどもに言ってやりたい」という言葉は重過ぎる。
社内には藤波さんの視点から見ても、相当腐りきった現状があるんですね。
闘魂ショップが経営危機で会場でのグッズ販売が不能になったりと
真面目に働くスタッフや、会場に足を運んだファンがバカを見るのはもう勘弁してください。
「会社のバカども」が誰を指すのかは分かりませんが、
少なからず僕にはサイモン社長の残した
「ネコさんの大好きだった新日本を天国から見守ってください」という談話が
なんだか上っ面だけの空虚なものに感じられます。
サイモン社長としては心を込めて言った一言なのかもしれないけれど、
今の新日本を見せたら、落ち着く心も落ち着かないよって。
こんな文章を書いたらきっとキャットさんはこう言うんだろうな。
『みんなを恨まないで』『会社のことを悪く言わないで』
『みんな、元気出してがんばって』って。
責任とってプロレス界を精一杯盛り上げろ。新日本のバカな社員ども。
ちなみに
今日は告別式。坂口相談役のほか通夜に参列できなかった
蝶野選手、武藤社長ほかが参列したそうです。
Posted by ryosijj at 22:59│
Comments(5)│
TrackBack(0)|
Edit