2009年12月06日

引退を控える和田城功 「悔いはあります」

わだくによし2来年1月に引退を控えるリキプロ・和田城功選手へ 続々と届くメッセージ。
引退試合は2010年1月17日新宿フェイスにおける大谷晋二郎戦。
自我の強い者が集うプロレス界において、
一、二を争う好漢・和田選手は、関係者だけに本音を吐露。
区切りへと歩みを進める今の気持ちを「悔いはあります」と語った。
レスリングを通じて高校時代から顔見知り、週刊プロレス佐久間一彦編集長はこう綴る。

 我々の世代以降はプロレスよりもMMAに魅力を感じるレスリング選手が増えたことは確実。その中でプロレスにこだわり続けた後輩もいました。それがリキプロの和田城功。実は彼は高校レスリング部時代の2つ下の後輩。学校は違ったけど、ご近所の公立高校同士ということで合同練習をすることも多かった。当時から和田は「プロレスラーになりたい」と公言していて、髪型もファッションもレスラーふうという変わり者。「いつかは週プロに載りたい」とも言っていました。(週刊プロレスオフィシャルブログ 【週刊プロレス 編集裏日記】: リングを去る後輩へ
テレビで観た長州力選手に励ませられ勇気付けられ、
レスリングを志した和田選手。一途な気持ちは学生時代から不変でした。
その強い心を知るからこそ、この決断に思うところは多いでしょう。
マスコミに対しては「応援してくれた人たちに恩を返せるよう頑張ります」と
前向きなコメントを述べた和田選手ですが、怪我に泣いた現役生活を推し量り、
佐久間編集長は「レスラー人生には悔いがあるはず」と結びます。

謙虚さや生真面目さがあるからこそ、いままで一途に頑張ってこれたのでしょうが、
一方で我の強い人間の多いプロレス界において障壁になる部分もあったでしょう。
実際、志半ばで退くことには、後ろ髪を引かれるものはあるようで…。
デビューした団体である、WJの元常務取締役、高田龍氏のブログより。

辞めるのかと尋ねる私に、連絡をしていない事を盛んに恐縮する和田。
私は、そんな事を糾す為に連絡をした訳では無かったが、彼は謝罪の言葉を繰り返した。
(中略)
『もうレスラー生活に悔いは無いだろう』
湿っぽく為ってはと、努めて明るく言葉を掛けた私に、和田は毅然と答えた。
『悔いは有ります。まだ長州さんともやってないし…』
常に飄々(ひょうひょう)としていて、覚悟や志(こころざ)しが見え隠れするようなタイプでは無い彼から、こんな言葉が返って来るとは、正直驚きだった。
この思いが、彼を此処まで連れて来たのだ。(高田龍の夢か現か:去り行く君へ…
和田選手の生真面目さがわかるエピソードです。ぜひリンク先で全文を。
やはり現役生活に未練はある。長州力に憧れプロ入りをしたのに、まだその選手と対戦してない。
前座戦線が多かったため、リキプロ結成以後は石井智宏選手ともまだ未対戦
(WJ時代はデビュー3戦目の山形大会ほか2度ほどシングル対決あり)。
できればどこかで実現して欲しいけれど、夢が簡単に叶わないのも、またプロのリングであるのかなあ…。
2009年のシングルマッチを振り返ると以下のとおり。

1・10新宿フェイス(LOCK UP)
○植田使徒逆エビ固め
7・23新宿フェイス(ドラディション)●タイガーシャークシャーク・デスバイロック
9・6大阪府立第二(ドラディション)●長井満也キャプチュード
9・21後楽園ホール(リアルジャパン○佐藤光留クロスアーム式ジャーマン
あわせてシングル4試合2勝2敗。今年は長州力選手と帯同することにより、
レジェンド勢の活躍するドラディション、リアルジャパンに定着しておりました。
とはいえいずれも前座試合。タッグを含めればそのほとんどが若手との試合です。
年内最後の試合は12月10日リアルジャパン・後楽園ホール大会。
悔いがあるのはわかっていると、提示されたカードは、
ザ・グレート・サスケ選手と組んでの鈴木みのる&スーパータイガー戦。
我をブツけても返してくれる、大物ないし巧者揃い。
職業プロレスラー和田城功。思いの丈を吐き出して、さあ今こそ目ん玉飛び出る試合をしよう!

多重ロマンチック:パワーホールロックバージョン 和田城功
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この記事へのコメント
泣ける。
いい年したオッサンハートにジンジン響きます。
パワーホールで介錯してやってほしいです。
Posted by TJS at 2009年12月06日 14:55
よく、「悔いのないようにやれ」「やることはやった。悔いはない」なんて言われたりしますが、
ぶっちゃけた話、悟りでも開かない限り悔いが残らないなんて事はないと思うんです。俺もそうですし、そうでした。
届かなかった・なしえなかっただけでは余りに救いがないからどこかしらで悔いはないなんて言葉で労うんです。でなきゃ辛くてやってけない。
でもそれが恥ずかしい事とも思わないし、思いたくない。人間って元来大なり小なり悔いて生きていく生き物。そう思います。

だから高田さんに吐露した言葉は魂の叫び。でも自ら幕引きを選んでしまった以上、必ずゴールはやってくる。
12月のカードは素晴らしいですね。全力で駆け抜けてほしいです。
和田城功がプロレスに携わっていたという事実を多くの人に焼き付ける為に・・・
Posted by トロピカリ at 2009年12月06日 15:26
●TJSさんへ
僕も高田氏のエピソードを読んだとき胸にきましたね。
WJは和田選手にドラマを作り、ロマンを生んだ。それだけでも意義があった。
Posted by 漁師JJ at 2009年12月06日 19:06
野毛の道場で練習してちゃんこも作っているのに新日のリングに上がれないってのは悲しい物がありますね。
Posted by りゅう at 2009年12月06日 23:46
●トロピカリさんへ
悔いがあるから、次の未来へぶつけられるものもあるでしょうしね。
逗子のちびっこレスリングコーチ業は続けるのかな。

●りゅうさんへ
本間、宇和野、山本、石狩、裕次郎…U-30なきあとの
U-30世代の未来はかなり分かれちゃいましたねえ。
Posted by 漁師JJ at 2009年12月08日 10:36