2015年01月26日

月の闘いを目指して/1.18鎌倉花鳥風月

KAMAKURAちょっと前になりますが、1月18日、王子小劇場にて
「シアタープロレス鎌倉花鳥風月」旗揚げ戦を観てきましたよ。
同大会は花鳥風月所属となった勝村周一朗選手がプロデュースするプロレス大会。
総合格闘家でありプロレスラーとしても活動する勝村選手らしい、
プロレスの間口を広げる大会となりました。
1月18日、王子小劇場にて開催された「シアタープロレス鎌倉花鳥風月」。
花鳥風月は「シアタープロレス東京花鳥風月」、「シアタープロレス東京多摩ルチャス」、
「シアタープロレスSGP名古屋花鳥風月」等、それぞれブランドを持ちますが、
ルールや出場メンバーはほぼ変わらず、それでも主役の違いによって差を出すのが特徴でした。

鎌倉ブランドを主催するのは、リアルタイガーマスクとして総合格闘技で活躍する勝村周一朗選手。
昨年よりプロレスラーとしても活動する勝村選手は、“プロレス仲間”を増やそうと、
通常の花鳥風月とルールに差をつけ、総合格闘家でもできるプロレスルールを作り出します。

試合時間は3分3ラウンド。
プロレスの3カウントは活かしつつも、1ラウンド2回のダウンでKO判定。
1ラウンドにつきロープエスケープ2回でギブアップとする。
時間切れの場合はダウンとエスケープが少ない方が勝利。

ロストポイント制をベースにプロレス特有の3カウントフォールも採用。
スポーツライクにルールを縛り、ゲーム性を高めた「格闘技ファイト(仮)」が生まれました。

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▼第1試合 勝村周一朗プロデュース「花鳥風月格闘技ファイト(仮)」3分3ラウンド
○太田駿平(ドン・キホーテ)(3R 56秒 水車落とし→体固め)⚫︎松本崇寿(リバーサルジム立川アルファ)

ともに佐藤光留選手主宰のハードヒット経験者。松本選手は柔術。太田選手はレスリングベース。
ともにノーレガースのため、蹴りは反則になります。
1ラウンド目は軽い打撃のマススパー状態だったものの、両者徐々にエンジンがかかり、第1試合らしい好勝負に。
フォールがあるため膠着できないので、グラウンドもスピーディーになるんですね。
投げ技が出ると、ワッと沸く。なお大会終了後、松本選手が花鳥風月所属になることを表明。大きな拍手が起こりました。

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▼第2試合 勝村周一朗プロデュース「花鳥風月格闘技ファイト(仮)」3分3ラウンド
○HAMATANI(リバーサルジム横浜グランドスラム)(2R 1分51秒 パワーボム→エビ固め)
⚫︎篠宮敏久(リバーサルジム横浜グランドスラム)

覆面MANIAで活躍する覆面レスラーHAMATANI選手。レガース着用で有効になっている、
トリッキーなカポエラキックで対抗も、すぐにタックルを入れられ終始劣勢。
インターバル中も自分の動きができず悩んでるようでもありましたが、
腕を捉えられたまま持ち上げ、パワーボムで落とすプロレス魂で苦難の勝利。

世界的にはプロレスと総合格闘技は全くの別物と考えられているわけですが、
こと日本という国では80年代に「UWF」という中間地点が存在し、源流は同じものと考えられていました。
時は流れジャンルや技術体系も細分化。日本でも別物となった2000年代に、
総合格闘技側にいた選手たちから、U発じゃないU的なものが生まれたというのが面白い。

とりあえずの実験段階に見えましたが、やる側、観る側、ともにルールの理解が広がれば、またスイングしていきそうです。
以降の試合は一般的なプロレスルールに。

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▼第3試合シングルマッチ30分1本勝負
○政宗(11分46秒 エビ固め)⚫︎ジョシュ・オブライエン

試合が終わるギリギリのタイミングで警報が鳴り、避難訓練実施。
これも勝村選手のアイディア。いつなんどきどのタイミングで災害が起こるかわからないから、
みんなで防災訓練やっておこう! 誘導は数々のライブイベントで警鐘活動する鎌倉戦隊ボウサイダーのみなさん。
プロレス興行は観客の人数を席番で把握しやすいようであります。
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覆面レスラー・HAMATANI選手も無事避難!
避難からの休憩を挟み、リングでは鎌倉戦隊ボウサイダーによるボウサイダー体操も行われました。


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▼セミファイナル シングルマッチ30分1本勝負
○吹本賢児(FREEDOMS)(11分46秒 パッケージパイルドライバー→片エビ固め)⚫︎瓦井寿也

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▼メインイベントタッグマッチ30分1本勝負
○勝村周一朗&服部健太(17分10秒 飛びつき腕十字固め)新井健一郎(DRAGON GATE)&⚫︎ジ・ウインガー(FREEDOMS)

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バチバチあり、ほがらかアリで、なんやかんやでハッピーエンド。この日から所属の松本選手も加わり、
この日の花鳥風月オールスターズでパチリ。午後も東京ブランドの興行がありました。
本間朋晃選手の受け入れ先として始まった花鳥風月も、気付けば佐藤光留選手主宰のハードヒット経験者が過半数。
勝村選手もハードヒット経由でプロレスルールを踏みました。

この日実施された格闘技ファイトの名称は、後日「[月闘]」と命名。
2月15日には王子神谷に場所を移し、ワンデイトーナメントが行われることが発表されました。
[月闘]は“花鳥風月の格闘技”の略であるとともに、
新生ハードヒットが2012年の旗揚げ戦で掲げた「月になる男達」。
さらにそのルーツである田村潔司選手表紙の週刊プロレスコピー「月になる男」もオマージュさせます。
もしかしたらスラム街を意味する「ghetto」ともかけているのかも。

江利川選手が闘龍門でデビューできず、夢を諦めきれなかった選手なら、
オブライエン選手もWNCトライアウトを落ちた身で、勝村選手もプロレスに憧れ総合格闘家になった選手。
プロレスを夢見て夢見て北区というローカルな場所に生き場所を見出した選手たちは、
今後どんな未来を切り開いていくのでしょうか。そしてどんな選手がこの輪に加わっていくのでしょうか。

次戦は2月15日(日)。
会場:王子神谷バビロンの流れのほとりにて。
月を目指す男たちは、ここにもいる。

【公式】
シアタープロレス花鳥風月
【関連】
【腕ひしぎ逆ブログ】 月はまた昇る
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この記事へのコメント
確かに震災直後は各団体とも大会開始前にリングアナが非常口や避難方法のアナウンスがありましたが最近は貼り紙くらいしかないですね。
そういうとこをしっかり出来るのって素晴らしいですね。
マホンは今も花鳥風月に籍はあるの?
Posted by TJS at 2015年01月26日 14:54
●TJSさんへ
>マホンは今も花鳥風月に籍はあるの?
ウィキペディアなんかではまだ運営元であるG-TALENT所属になってますね。
経営するラーメン屋さんがそのまま団体名なので、こちらでも看板に。
http://kachofugetsu.biz/
Posted by 漁師JJ at 2015年01月26日 18:57