2015年08月02日

神様に翻弄されよう/ NICE STALKER 神様の言うとおり2

ナイスストーカー8月2日、リアルタイム・ストーリー分岐演劇を謳ったNICE STALKERさんの舞台、
『神様の言うとおり2〜夏の夜の夢の超特急〜』を
下落合・シアター風姿花伝まで観に行ってきましたよ。
それはお客様を地で行く、お客さんが脚本を選択するという
不思議な演劇空間でありました。
一緒にプロレス観戦したこともある友達の女優さんが出ていると聞き、観に入ってきました『神様の言うとおり2』。
NICE STALKERさんでは4年ぶり、ベータテスト公演を入れると3回目の分岐演劇だそうです。
分岐演劇とは何ぞや、というとこんな感じ。

NICE STALKERの『神様の言うとおり』シリーズは、上演中に【リアルタイムで行われる観客の電子投票】で【ストーリー分岐】していく 【マルチエンディング展開】の舞台公演です。観客は【自分の携帯電話】を使って【選択肢】を選びます。登場人物が人生の分岐点に立たされたとき、観客席に座っている皆様には【神様】になって、進むべき道を示していただきます。上演中、皆様の携帯電話から電子投票で行っていただく【多数決】の結果は、リアルタイムでステージ上のディスプレイに集計され、それによってくだされる【神様】の決定に逆らうことはできません。
本編では恋愛シュミレーションゲームに例えてましたが、演劇というフィルターを通すと
同じゲームのサウンドノベルぽかったですかね。
二度と戻れない生演劇で、観客参加形式でトゥルーエンディングを目指すのがツボになっています。

簡単なシナリオとしてはシェークスピアの「夏の夜の夢」を下敷きに(とはいえ密室ミステリーなっており大幅に改変)、
“恋に関することならなんでも叶うお守り”を手に入れた自信過剰系高校生・神宮寺くんが、
「修学旅行中に恋人を作る」と願ってしまったため、神様のいたずらにより帰郷の新幹線が途中ストップ。
季節外れ(?)の雪に立ちふさがれ、3号車にいた生徒たち(と担任の先生)が右往左往。
新幹線を動かすため、神宮寺くんの恋人を捜索しだす、という物語。

それも無理やりくっつけた恋人ではなく、神様が選んだ“真の恋人”でないと、
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ」の句の通り、
ライフルを持つ馬が現れ、撃たれて皆殺しにあってしまう。
※ ※ ※

上記のミステリアスで、ちょっとホラーもある骨子は変えずに、
章の切れ間で入れる選択肢を含め、イトウシンタロウさんの脚本と演出が上手い、巧い。
役者さんのキャラクターを最大限に生かした配役が当て書きされているので、
キャラクター同士のキャッチボールはとにかくテンポよく、笑いも満載。

分岐するだけセリフ量も増えてるし、分岐も舞台上部にあるビジョンでお客さんと同時に確認するので、
通常の演劇より大変だろうなあと思ってあとで聞いたら、やっぱり大変そうでした。
今回と違うエンディングやサイドストーリーも気になっちゃう。


主役、と言える漫才師のような丁々発止の女子高生コンビ、山本&帯金組を演じきった山本光(ひかり)&帯金ゆかりさん。
神宮寺くん役の神宮寺雄介さん。どこか天然の服部先生役、レオナ嬢。
杉森君役の杉村こずえさんと、皆様お疲れ様でした!
友達、レオナ嬢はWRESTLE-1のリングに立ったことあるアクトレスで、
杉村さんは自分の着てたヨシタツTシャツに気付いたほどの超絶プロレスファンですよ!
自分が観た回は公演唯一のトゥルーストーリーの出た回だったようで、これまた奇遇にビックラコン。
山本さんほか女優陣が目を赤らめていたのが印象的でありました。
神様に翻弄されて、めぐり合える偶然は、計算されて出てくるものより胸を打ちます。

ナイスストーカー

※セリフはイメージです。

【公式サイト】
ナイス ストーカー_NICE STALKER
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