July 2011

July 28, 2011

方便政党

26日産経新聞 桜田 淳教授の「正論」より。
政権担当能力とは三つの側面あり
一 政策遂行の手足となる官僚組織を、駆使操縦する能力
二 政策遂行の根拠法の整備の為、野党や関係団体との利害調整する能力
三 国民の理解を得る為に、説明・説得する能力  である。
が、民主党は、政権を獲得後
「政治主導」の美名の下、官僚の知見・経験を排除するに終始した。
その独善性により、野党はもとより地方自治体との間に軋轢を生み出した。
その場限りの「思いつき」は、国民の政治不信を拡大させた。

結論として、「民主党は方便のみの政党であり、それは経験不足が原因である」とする。



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ryosuke_hara at 16:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 22, 2011

ザインとゾレン

佐々淳行・渡部昇一著「国家の実力」を読了。
両者ともに論客であるが、さすがに80歳、直面する国家の課題について、著術よりも対談形式での緊急の警告である。
民主党政権は、大いなる期待を荷って成立した。
しかし、いまや「その言はよし。されど実現力なし」の実態を露呈している。
なによりも、この政党の問題点は「ザインとゾレン(今存在する姿と将来あるべき姿)の区別がつかない」点である。
「沖縄に軍事基地はあるほうが良いか、無いほうが良いか」 「原子力発電はあるほうが良いか、無いほうが良いか」の如く、二者択一で問いかけるのみ。
ゾレンの世界の議論はするが、ザインからそこへ行く過程の議論はしないのである。


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July 17, 2011

他山の石

長谷川英祐著「働かないアリに意義がある」を読了。
「アリのような集団で生活する真社会性生物では、働きアリは2割しか働いていない。他のアリは交代要員として休んでいる。これは組織を常に再生進化可能にする合理的方策である。」と生物学者の著者は言う。
我が人間社会はどうであろうか。
企業は能力の高い人間を求めて効率を追求し、グローバリズムがその傾向に拍車をかけている。効率至上主義である。しかし、格差の拡大は連帯の絆のみならす組織そのものを破壊していないか。「余裕を失った組織がどのような結末に至るのかはアリでも知っている」。ゆえに、進化の頂点に居る人間は、この真社会性生物を「他山の石とすべき」と言う。

しかし、「働くべく位置づけられた人は、その任を全うする自覚と自負」を持つべきであろう。そういうエリート養成を怠った所に、わが国の不幸があるのではないか。
それに言及しなければ、進化論・文明論としては成り立たない。


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July 13, 2011

勝者の思考法

七月六日は「公認会計士の日」だそうだ。
兵庫支部ではそれを記念して、二宮清純の表題の講演がなされた。
TVのコメンティターとして、場慣れした話振りであった。
「歴代プロ野球の監督では、東の横綱は川上、西は三原である。凡人は最強の組織作りに、最高の人材を求めるのに対して、 両者ともに与えられた人材を最大限活かして最高の組織を拵えたからである」。説得力はあった。
彼はそれに次ぐ監督として、オリックスの仰木を挙げた。その理由として、
日本人選手の大リーグへ進出は、野茂 イチロー など仰木の教え子を嚆矢とする。また彼は、人材を「適材適所にくわえて、適時に活かす事」、さらに、審判の誤審への抗議の際も「観客を飽きさせない範囲で、なぜなら野球界では観客を超える正義はないから」を心掛けていた。とした。


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July 09, 2011

銭湯の効用

宮田茂子著「平成浮世風呂人情」を読了。
灘区の浴場組合から、地域活性化の提言があり一方策として、その際、持参されたのがこの本である。
行政が企画する高齢者の閉じこもり防止の支援策は、外出目的の創出とか、集会所等のハコモノ整備になり勝ちである。入浴にしてもディサービスの風呂や福祉センターの風呂等の施設での入浴は、心理的に馴染がなく寛ろげない。
そこで、「銭湯の効用シンポジュウムの開催するのに、良きパネラーを探せ」との相談であった。
たしかに、銭湯という空間は自家風呂にはない非日常の世界であり、とくに高齢者の閉じこもりの原因り一つでもある、他人との交流や社会との接点の無さを克服するためには、銭湯入浴は有効な策である。
今、銭湯に通う人の目的は、「体を洗う」よりも「外出運動ダベる」であり、まさに「浮世風呂談議」であり、これぞわが国古来の伝統文化でもある。



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July 04, 2011

卒業50年目の同窓会

母校の教室で、卒業五十年目の同窓会が開催された。(案内状には「遅刻はダメよ」とされていた)
恩師 橋本 武先生99歳、教壇で「銀の匙」を教材に選定した理由を説明された。その語り口は、しっかりゆっくり言いよどみなく、そのまま文章になるものであった。
そこで感じたこと。
五十年前、この学び舎を巣立った時はまさに青春真っ只中であつた。その生徒は昔の面影はあるものの皆それなりにリタイヤの時を迎えている。が、この橋本先生の「今の私の仕事は、今一度この教室で「銀の匙」の授業の時に使う研究ノートを作ること」と言われる。この先生こそ、いまだに青年の若き情熱を持ち続けられている。
まさに「青春とは気持ちの持ち方である」。その姿は「自らの職業に対する誇り」の実践であり、感慨無量のものであった。



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ryosuke_hara at 16:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)