February 04, 2011

ジョンブル魂

ジェフリー・アーチャー著「遥かなる未踏峰」を読了。
「そこに山があるから登るんだ」という有名な一言を口にした人物、国民的な英雄であり、世界の最高峰であるエヴェレストへの登攀に挑んだこの登山家については、死後も長らく大きな謎があった。即ちマロリーは果たして登頂を果たしたのか?という謎である。彼の冒険家としての精神の高潔さと世界の最高峰への最後の挑戦の姿を描いたものである。
マロリーは、「教職にあるものは兵役免除」という特典に対しても、ノブレスオブレジの精神で軍隊に志願するなど、アーチャーが考えるイギリス人の典型であり、ひとつの理想の姿として描き出している。

「国王は自らの卑しい民を無事に故国へお返しいただけるよう望んでおります」という精神で、イギリス人が世界の各大陸の最高峰を次々と征服して言った時代は、イギリスが七つの海を支配し、世界の覇権国であった時代であり、誇り高き良き時代であった。
が、そこにはこの登頂の陰の功労者であるインド人シェルパへの差別的偏見が見られ、鼻持ちならぬスノビズムも感ぜられる。

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ryosuke_hara at 16:00│Comments(0)TrackBack(0)雑感記〜日々私が思うこと〜 

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