教育の再建小商いの勧め  その

May 13, 2012

小商いの勧め

平川克美著「小商いのすすめ」を読了。
グローバル資本主義が行き詰まり経済成長神話や原発安全神話が崩壊した今日、我が国の未来像をどう描いたらよいのか。
大量生産 大量消費 欲望と消費の果てしない拡大は、文明の自然発展過程としていたが、「経済の発展イコール富の謳歌」よりも、「貧富や不平等の拡大」という結果を招じている。それは、生産者と消費者の関係に変化が生じたからである。生産者が価値を造り、消費者がその価値を受け取る返礼として代金を支払う。生産者が消費者の満足を喜び、消費者が生産者の労苦に感謝する という関係は、大量生産・大量消費という時代には、両者は全く顔突き合せない別物になっているのである。
キーワードは経済の縮小均衡とヒューマン・スケール(身の丈)の復興である。
金融技術によって膨らまされた経済との対極にある、地に足の着いた、血の通った営み、そんな「小商いの哲学」に日本再生の希望を見る。  
経済の拡大路線の「所得倍増計画」は、「拡大均衡のなかで、貧富の格差や都市と農村の格差が縮小を目指す」ものであったが、日本人の生活意識が、労働中心から消費中心へとした移行した段階で、それを主導した今村 治は、『拡大均衡から縮小均衡へ』を既に路線変更を提言していたのである。また、ソニーの設立趣意書には「経営規模としては、むしろ小なるを望む」となっていた事を想起すべきなのである。
「小商い」とは「身の回りの人間的な小さな問題を、自らの責任において引き受ける生き方のことである。


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ryosuke_hara at 14:30│Comments(0)TrackBack(0)

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