オリンピックを観終わって「得」と「徳」

August 16, 2012

墓参に思う

本年のお盆の墓参りは、15日と遅れてしまった。
その理由は、私自身が歯痛に悩まされたこと以上に、妻とのスケジュール調整が出来なかったからである(最近は、その優先権は先方にあるのが実状である。)
我が家のお墓は、高砂市の一隅にあるが、その墓地の風景は考えさせるものであった。
自治会の管理下にある新しい墓地と、少し離れた所にある昔の墓地の、それぞれのお墓の花供えが対比的であった。お墓の花供えによって、お盆の墓参の有無が推察し得るが、15日のこの日でも、旧来の墓地には花の無いお墓が目立ったのである。跡取り息子の無い我が家のお墓の将来の姿を見るようであった。
オリンピック開催中のロンドンで、歴代ナンバー・ワンのシネマとして小津安次郎の「東京物語」が選考され、その際「あの映画のラスト・シーンは、先祖の死者からの視線である」との評があった、ことを想起させられた。


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ryosuke_hara at 15:51│Comments(0)TrackBack(0)

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