June 30, 2005

「究極の「良い演出」」

初めての演出 先月から、いろいろと「演出」について考えてきました。本当はもっと実験や検証をしていきたかったのですが、途中からどうにも時間が取れなくなってしまいました。何ともふがいない感じです。

 ある程度は、現時点で「演出」について考えたいことをみてきましたが、まだまだ技術的にも、内容的にも突っ込めるところはありそうです。奥はまだまだ深そうです。

 ということで、一旦締めくくって、来月からはまた別のトピックについてブログを書いてみたいと思います。最後に、命題として「いい演出」というものについて、個人的に思うところを書いてみたいと思います。  続きを読む

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June 29, 2005

「個性的な演出」

個性 演出についていろいろ考えていますが、映画監督など「あの演出家はすばらしい」という評価をよく耳にします。そうやって、「演出家」個人に対して評価がくだされるということは、もちろんその人の「演出」への評価です。

 ただ、実際に多くの映画や、映像作品を見ていて「個性的な演出」というのが、はっきりと表に出ている作品は、正直「どこか奇をてらっている」感じを受けないでもないです。「オリジナルであるということを意識しすぎて、バランスを失っている作品」もたまにですが、目にすることがあります。

 では、その「演出の個性」というのは、どういう点から出てくるのか考えてみたいと思います。  続きを読む
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June 28, 2005

「演出力の付け方」

演出力 映像を作っていると、常に「映像演出」というスキルを向上させようと願う訳ですが、この実態のつかめない「力」をどうやって鍛えるのかと考え始めると、一体どこから手を付けてよいのやらわからなくなります。
 
 カットつなぎや、シーン構成、レンズによる印象の違いのコントロール等、「技術」として習得できることは多々あります。しかし、「仏作れど魂入れず」では無いですが、一定以上の技術を手に入れても、なんだかしっくりしないものがあります。それは「映像演出」が「物語」、強いて言えば「感動」へ結びつくものなので、計算でどうにかなるだろうと納得しにくいのだと思います。

 では、「演出力」を技術面以外で鍛える方法はあるのかどうか考えてみたいと思います。  続きを読む
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June 27, 2005

さてどうしましょう?5

sodan 自分的には、あっという間に過ぎてしまった、5月6月です。途中、あまりの生活の不規則さにブログ書く事さえ出来なかったのが、残念です。

 色々、演出について「実験!」っと燃えていたのですが、なんだか結局、文章で「考える!」となっているのが情けないです。2ヶ月ぐらい、演出について毎日あれこれ考えて、現時点で「とりあえずこれはクリアしないといけない点」というのが、ちょっと見えたかもしれません。コメントを頂いた方々本当にありがとうございます。勉強させてもらっています。

 さて、来月から、また心機一転ブログを書いていこうと思っています。そこで皆さんのお知恵をまた貸してもらえると嬉しいです。今の所の候補は、、、

1)演出を紙に書き記す〜絵コンテ〜
2)人と働くプロジェクト制作秘話〜非オリジナルの愉しみ〜
3)7月中には絶対仕上げないといけない新作「Hairy Baby & Beauty Poo」リアルタイム進行ブログ〜0から完成までの過程〜
4)その他アイデアがあったらお貸しください。

 という感じで考えています。「そろそろこんな話も書けばいいんじゃない」というノリでコメント頂けると嬉しいです。もし、ちょっとお時間をいただけるなら、「X番!」とか「いやいや、今度はXXXXの話」と簡単で結構ですのでコメントください。

 よろしくお願いします!  
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「許容範囲のある演出」

許容量 映像制作をする上で、脚本や絵コンテで綿密な計画を立てて、いざイメージを準備して行くのですが、その時、もろもろの事情によって「イメージ通りにならない」場合も少なからず出てきます。

 もちろん、「イメージと違って、素晴らしく良い」という場合もあるでしょうが、「イメージしていた物よりインパクトが薄い」とか、「技術的・制作環境的問題で表現できない」というマイナス方向の結果がでてしまうことがあります。

 そんな時に、「演出」として何が出来るか考えてみたいと思います。  続きを読む
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June 24, 2005

「演出を整理整頓したい」

整理 「映像を演出する」ということを、色々考えてゆくと、コンダクターのように全体の流れやうねりを作り、さらに「意図を明確に観客に伝える為に『整理』する」のが仕事ではないかと思えてきました。音楽に例えて考えると、鼻歌レベルで「こんな感じの曲」というのは、ある程度のリズム感と音感があればメロディーを伝える事は出来そうですが、そのメロディーを引き立てるドラムやベースパートを構築してゆくには、さらに技術が必要です。映像演出で言えば、ここまでが「流れやうねり作り」ではないかと。

 そして、各パートのリズムや旋律を同時に演奏し、ハーモニーとなった時「不協和音」があれば、たった一つの音が全体をダメにしてしまうこともあるでしょう。映像でも、たった一つのカット、たった一つの台詞で、「なんだかなぁ」となってしまうことは大いに考えられます。

 そこで、一度完成された「演出プラン」または「完成された映像」を「整理整頓」しなければならないのではないかと。その辺について考えてみたいと思います。  続きを読む
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June 23, 2005

「感動させるテクニック その3」

kando4 「感動のシーン」を考えてゆくと、「演技」についても考えないと行けなくなります。以前に書きましたが、感動への伏線として「登場人物の目的意識」を育ててゆき、その頂点として「感動」を伴うクライマックスができると思います。では、「感情の頂点」としての「感動のクライマックス」と考えると、「感情を爆発させて」、「叫ぶ」「泣く」「怒鳴る」という演技の方向が考えられますが、実際はどうなんでしょうか?

 ということで「感動させる演技」の考察をしてみたいと思います。  続きを読む
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June 22, 2005

「感動させるテクニック その2」

kando3「感動」を演出する場合、もちろんストーリーがしっかりできているという事が大前提なのですが、演出のテクニックとして、「感動」を表すにはどのような手法が使われているのか、考えてみたいと思います。

 技としての感動の演出の考察。スローモーションと、音楽について。  続きを読む
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June 21, 2005

「感動させるテクニック その1」

kando2 物語を表現する魅力の一つに、「感動」を与えるということがあります。
 「感動」のあるストーリーを、うまい演出で観せられると、物語のもつ素晴らしさを感じさせられます。しかし、もの凄くパワーのある物であると同時に、メチャクチャ扱いが難しいとも思えるのが、この「感動」です。

 「感動できる演出」には、なにか秘密があるのか、考察。  続きを読む
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June 20, 2005

「ジャンル分けされたレッテルを貼る」

type

映像作品を説明する時に「ジャンル」で区分される事があります。「ドラマ」「アクション」「ホラー」「コメディー」「SF」等々。ジャンル別に棚を整理しているビデオ屋にいって、見たい「サスペンス」を探しているのに、結局「コメディ」の棚で見つけると言うこともよくあります。

 「ジャンル」に分類するのはナンセンスだという意見もありますが、作るサイドとして、意識をするべき問題なのでしょうか?

 「ジャンル」にまつわる考察を少々。  続きを読む
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