アイシングはスポ-ツ選手だけが行うイメ-ジがありますが、一般の方にも年齢を問わず非常に有効です。捻挫、関節周囲の腫れ、筋肉痛や肉離れ、スポ-ツ障害等、運動後の疲労を抑えるのにも非常に有効ですが「どういったタイミングで冷やすのか?」「またどのくらいの時間冷やせばよいのか?」「いつから温熱すればよいのか?」等を解説します。
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アイシングをする理由は”炎症”を抑えることにあります。炎症の5代症状は

1、疼痛(とうつう)
2、発赤(ほっせき)
3、腫張(しゅちょう)
4、熱感(ねっかん)
5、機能障害(きのうしょうがい)

1の疼痛は痛みやうずき等を感じることです。
2の発赤は痛みの部位がが赤くなり
3の腫張は痛みとともに腫れる
4の熱感は痛みの部位が熱をもちます
5の機能障害は1〜4が起こる事で関節を動かしにくくなったり運動が出来なくなる事
 
*たとえ10年前の古傷(膝や足首、肩や肘など)の痛みであっても上記の様な症状がでればアイシングを適応します。”

上記した1〜5の症状に対してアイシングを行いますが「腰痛、首の痛み、膝や足首、肩や肘、手首や指の障害とどの部位にも」使用できます。

アイスノン等の保冷剤は冷えが組織の深部まで届きにくく表面しか冷えないため「氷嚢(ひょうのう)かアイスキュ-ブ」を使用します。

手順

1、氷嚢に半分程氷を入れ(家庭用のもので十分です)氷の表面まで水をはります。

2、直接、痛みや炎症のある部位に氷嚢をあてます。

3、体の場所にもよりますが膝や肩で10分程度、肘、手首、足首は7分程度です。

4、最初に冷えがきて〜灼熱感を感じ〜次にうずきがきます〜そこから”無感覚”になるまで我慢しましょう。この”無感覚”になる事が一番大事です。しかし無感覚以上に冷やすと逆効果で凍傷等を引き起こす原因になります。

*深部まで冷やし”細胞の動きを完全に止める”ことで炎症時におこる症状をすばやく抑え2次的な障害の予防にもなります。
炎症がきつい場合は必ず2時間以上の感覚を開け1日3回までのアイシングを行ってください。

「足首の捻挫」や「肩、肘、手首、指などの腱鞘炎」「膝の痛みや腫れ」「寝違いやぎっくり腰」「肉離れ」「その他の関節痛(関節炎)」など急性の痛みは2日〜3日、アイシングを行い(場合により固定)安静です。腫れや熱感、うずき等が治まってくれば「温熱やマッサ-ジ、関節可動域の回復等、障害に合わせた治療を行い血流を上げ」傷ついた組織の回復を早めていきます。

次回はスポ-ツの競技の合間や競技後の疲労を抑えるアイスマッサージについて解説します。

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