RYUKOU'S

能満寺住職のとりとめない話

2014年09月

臨済録を読んでいます。4

奪人不奪境、奪境不奪人、人境倶奪、人境倶不奪

人は主観、境は客観だそうです。

 奪人不奪境といって思い当たるのは、人の文章を校正している時に、自分は良かれと思って言い回しなど少し代えても、やはりまた直さねばならないことがあります。
主観を離れて客観の世界で物事を見ていく。
通訳などもそうかも知れないですね。主観が入ると誤訳しかねないでしょう。
 
 奪境不奪人は主観の世界で、俺だ俺だ俺だ俺だです。
英語では  It‘s me me me. 
太陽の塔を造った岡本太郎さんの様な、自分があって、全て調うような状態です。

人境倶奪は主観も客観も両方ともポッカリとして悠々自適な状態です。
月を見て自分が月だか月が自分だか忘れてしまう様な時間も空間も忘れてしまう様な状態です。

人境倶不奪とは、お祭り騒ぎの様な主観も客観もどんちゃん騒ぎです。
ねぶたが走れば、はねとが踊るようなものです。

この4つの状態を上手く使い分けていかなくてはならないのですね。





 

意見交換会

日立さんとの意見交換会に出かけました。
相変わらず、その真面目な姿勢にこころ打たれるわけですが、社風なんですかね。
感謝感謝です。

今回は全10回の振り返りでした。

お見合いをもっと寺特有のものにできたら良いね。

まだアイデアだけだけど。

鹿が2頭

午前中は中庭の草むしりをして、午後は隣の畑(他人のもの)の背丈ほど生い茂った草をへし折ることにしました。

ユンボに乗って排土板(←漢字はあっているのかな?)を押し気味に走行すると、背丈ほどの草はぺったんこになります。

草刈りをする前にやると半分くらいの高さにまばらに草が立っているようになるので助かります。

始めて30分くらいすると、2屬らいの広さで草がザワザワと動き出しました。

以前、キジの親が走り去ったときよりも遥かに大きな面積です。

ビックリして眺めると、すぐに2頭の鹿が飛び出してきました。

まさかこんな所にいるとも思っていなかったので、2度ビックリです。

林の中に居てもらいたい。心臓に悪いです。

臨済録を読んでます。3

エピソード2

臨済禅師が、王常侍の招きで府の庁舎に招かれて説法しているとき、麻谷がやって来て
「千手千眼観音の目は、どれが本当の目
(正眼)ですか。」と訪ねた。
師は、おうむ返しに「どれが本当の目かお分かりか。」と聞き返した。
すると麻谷は師の袖を2、3度引っ張って臨済禅師を高座から下ろして自分が座ってしまった。
それで、師は近づいて顔を側まで寄せると、「不審」と言った。

麻谷は感心したようにしていると、師は麻谷の袖を引いて座から降りさせ、自分が今度は代わりに座った。
麻谷も去り、師も座をおりた。
 
******************

麻谷のことを師は良く知っていて、馬祖道一の弟子の麻谷か、その次の代の方だろうと言われている。もし馬祖道一禅師の弟子となれば、大叔父弟子になるので相当年の差があるに違いないのだ。
麻谷は千手千眼観音の目も私の目も変わらん、と高座に登ろうとしたのに対して、師も素直に応じた。

そして、師は「それで。」と言われた。麻谷は「師がそんなとこ座らんでも私も正眼を持っている。」ことを示されたので「なかなか。」と言って座を降りた。

信号は誰が見ても赤、青、黄色だ。
いや、俺には紫、白、ピンクに見えるとなったら交通法規など作れたものではない。

先日も助手席に運転をしない人を乗せて信号に差しかかったら、私は黄色だったので侵入したら、その方は赤になっていたと言う。

 確かに慣れで無理をしていると自分も随分反省をした。

運転ができるか、どうかは関係なくこの正しい眼は交代可能だ。
子供でも大人に取って代われる。

たとえ眼の見えない人でも、眼が見える人以上の眼を持っている。

麻谷と臨済が変わっても同じこと。

そういう正しい眼を誰もが持っているということだ。 

臨済録を読んでます。2

それぞれ、仕事であれば命がけの部分が有るはず。

サービス業ならば、「ちょっとお客を喜ばせ過ぎじゃないか。」なんて言われたら、「なにを言ってるんですか、来週はもっとお客さんには喜んでもらいます。」

首相のSPなら、「ちょっと体を張り過ぎじゃないか。」なんて言われれば、「なにを言ってるんですか、死んだって守ってみせます。」

最近、本堂のご寄付をお願いすると、普段のお布施の使い道を発表するようにと言ってくる人がいる。

交通費に何十万円もおかしいとか文句を言って来る。

京都の研修、仙台のお寺の落慶法要と出歩くところは、作務衣を来て坊さんの格好だ。
勉強会で品川の駅前の日立ソリューションズさんに行くときもスーツの中にただ1人作務衣姿だ。

坊さんが歩くことも立派な布教だ。

気を引き締めて命がけで歩いているんだ。

「来年は、この倍は歩いてみせます。」と言ってみせよう。


 

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