沖縄県は、ニュースなどで見る限り
保革の抗争が激しい土地に見えます。
しかし、調べてみると激烈なのは、
米軍基地を多く抱えている自治体だけで、
北部や離島では、無投票当選もかなり多いです。
では、2018年10月現在、沖縄の保守、革新、
その他の勢力図はどうなっているのか?
ネット検索を元に独断と偏見で色分けしてみました。



革新は赤、保守は紺、不明は黄緑で塗り分け




沖縄県の保革の状況



という事で、沖縄県の全自治体41の色分けをしてみました。
保守は紺、革新は赤、不明は黄緑で塗り分けました。

こうしてみると、沖縄本島は南部が保革拮抗、

中部は革新が多いですが、人口の多い沖縄市とうるま市を
保守系の首長が抑えていて、互角です。

先島は宮古を下地敏彦市長、石垣は中山義隆市長と
保守系の首長が抑えており保守が優勢になっています。


北部に至ると、保革判然としない首長が出てきます。
4期、5期と長期務める首長が多く無投票当選も多くなってきます。



いずれも人口が減少し過疎化に悩む自治体が多く、
イデオロギーどころではないケースが見てとれます。
それは、離島も大体同様で、経済援助が受けられるなら
贅沢は言えないという状況です。



41市町村長を列挙



こちらは、ブログ主が独断と偏見とネット検索で
保守、革新、不明で分類した
沖縄県の41市町村自治体の長の一覧です。



那覇市  城間幹子(革新)
宜野湾市 松川正則(保守)
石垣市  中山義隆(保守)
浦添市  松本哲治(保守)
名護市  渡具知武豊(保守)
糸満市  上原昭(保守)
沖縄市  桑江朝千夫(保守)
豊見城市 宜保晴毅(保守)
うるま市 島袋俊夫(保守)
宮古島市 下地敏彦(保守)
南城市  瑞慶覧朝敏(革新)
国頭村  宮城久和(不明)
大宜見村 宮城功光(不明)
東村   伊集盛久(保守)
今帰仁村 喜屋武治樹(革新)
本部町  平良武康(不明)
恩納村  長浜善巳(革新)
宜野座村 當眞淳(不明)
金武町  仲間一(不明)
伊江村  島袋秀幸(不明)
読谷村  石嶺傳實(革新)
嘉手納町 當山宏(革新)
北谷町  野国昌春(革新)
北中城村 新垣邦男(革新)
中城村  浜田京介(革新)
西原町  上間明(革新)
与那原町 照屋勉(革新)
南風原町 赤嶺正之(保守)
渡嘉敷村 松本好勝(革新)
座間味村 宮里哲(保守)
粟国村  新城静喜(不明)
渡名喜村 桃原優(不明)
南大東村 仲田建匠(不明)
北大東村 宮城光正(不明)
伊平屋村 伊礼幸雄(不明)
伊是名村 前田政義(不明)
久米島町 大田治雄(不明)
八重瀬町 新垣安弘(保守)
多良間村 伊良皆光夫(革新)
竹富町  西大舛髙旬(保守)
与那国町 外間守吉(保守)




実際には、首長はイデオロギーだけではできず、
是々非々で行政を運営しているものですが、
あくまでも思想傾向の目安ですのでご了承下さい。

それによると、現在、革新が13名、保守が15名、
不明が13名という形になっています。


イシハラマサミツのスバッ!



イデオロギー闘争は、沖縄南部と中部でかなり激しく、
北部と離島になると弱まる傾向があります。
実際、離島や北部は中南部に偏った経済の恩恵に預かれず
産業の停滞、過疎、高齢化に悩み、政治闘争どころではない
というのが実情です。

実は、勝った負けたで騒いでいる自治体の住民は、
贅沢な悩みを言っているのかも知れません。


石原