2007年02月22日

sweet Magic

 刻んだチョコを湯煎で溶かしながら、魔法をかける。
へらでゆっくり混ぜながら
            『いつもありがとう』
            『これからも宜しく』
               『大好き』
           『ずっと仲良くしてね』
              『愛してる』
 人の数だけ魔法は違うけど。
魔法をかけらチョコを固めて。
コーンフレークやナッツをたっぷり混ぜて・・・『Roche』
ナッツやドライフルーツを乗せて・・・『Mendiants』
アーモンドをカラメリゼ、チョコを絡め仕上げにココア・・・『Amandes au Chocolat』
オレンジピールにチョコをかけた・・・『Oranges』

 チョコが出来たら、綺麗に飾って。リボンで魔法を箱の中に閉じ込めて。
開けた人が一番最初に魔法にかかるように。

 魔法を閉じ込めた箱を抱きしめて、走る。
あの人のところへ。

 〜2/14、それは、世界が魔法にかかる日〜


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2007年01月20日

秘湯!温泉!…猿?プレイング

【特殊呼び名】金城哲平(b04225)→てっぺー、
鏡流刃(b00137)→りゅーはしゃん
【参加動機】
おじーさんとおばーさんを困らせる悪い子はお仕置きなの〜!
【行動】
(戦闘班)男湯側の更衣室でお掃除のお手伝いということで
お掃除しつつ待機。
男湯に猿が現われたら、イグニッションしてアビ効果範囲内
を確認してフレイムバイディングで拘束。
他に拘束や眠りのアビを持ってきてる人がいなかった場合は
拘束を敢行。
拘束ができたら、被害を出さないようにするために接近して
攻撃。
猿が逃げ出した時用に戦闘時で使うフレイムバインディングは
4回にする。
女湯に出現した場合は移動して猿にバインディングを。
移動してバインディングを使用した後は男湯と同じように
拘束できた場合は接近して攻撃。
できなかった場合は猿の逃走用のバインディング4回残して
拘束を敢行。
戦闘は被害を出さないように注意しつつ行う。

【無事退治できた】
女湯でのんびりする〜。
男湯より人が少ないので泳げそう〜♪
ばちゃばちゃしちゃ駄目かな?
あ、男湯にはてっぺーが居るから石鹸を投げて気付いてもらおう♪
(風呂場の石鹸を男湯に向かって全力投球。)
「てっぺー♪石鹸受け取ってー♪」

【台詞】
着いておじーさん、おばーさんにご挨拶。
「はじめまして〜。宜しくお願いしま〜す♪」
戦闘時猿に拘束
「集え焔。紅き戒めの蔦となりて、わが意思の元。敵を戒めよ。」
戦闘時、接近攻撃
「悪い子はたっぷり反省するのよ〜!」

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2007年01月09日

Boy meets Girl

 月は巡る。
それは、記録にも残されていない記憶。
憶えているのは、当人の記憶の中。
知る者は2人・・・。
それ以外は知る事のできぬ物語。

 「竜!てめェはいつもいつもオレにめいw「うわぁぁぁぁん!」
じゃじゃ馬の竜の行動に振り回されて、つい堪忍袋の尾が切れて
怒鳴った瞬間にかぶさるように竜の泣き声。
ふとそれは、膨大な日々の記憶に埋もれそうになっていたある記憶を呼び覚ます引き金。
埋もれていた記憶。それは何時の日のことだったか・・・。

 もうすでに、時間の感覚は殆どなくて。
相手を挑発するためにしか「能力」を使うことしか許されていない。
抵抗すれば「懲罰」・・・そんな中で「自分」は無く。
機械的に「訓練」の相手をしていた。
この「回復」する「能力」を持った自分は「なかなか壊れない道具」
程の認識。

 あの日。自分と同じ年頃の「ロットナンバー」に出会うまでは。

 連れてこられた「ロットナンバー」は女の子で・・・ぼくに対してどこか怯えているような、
この場に怯えているような・・・そんな風にびくびくしていた。
ぼくはそんな彼女の様子には構わず・・・構うほどの余裕も、感情も無く。
「始め!」の合図に何時も通り「焔」を彼女の近くに投げた。
・・・いつもなら、この焔に反応してすぐ反撃がくる。それが何時も通り。
特に身構える事もなく。ただ、相手の攻撃を待っていた。

 暫しの静寂。突き崩すのは少女の泣き声。
焔が当たったかと思ってひやりとした。でも焔の着地点は彼女に触れる所でもなく。
焔に怯えたのかと思い、暫し落ち着くのを待とうとした・・・
「うえぇぇぇん!やだよー!だれかを、けがさせるのはやだぁぁぁぁ!!」
・・・。一瞬、何を言われたのか理解できなかった。
焔に怯えたわけでもなくこの状況で誰かを、僕を心配する彼女がとても不思議でなかった。

 この異常な状況に研究員が慌てている。
研究員がここへ来たら、彼女はきっと「懲罰」を受けるだろう。だから。
「ぼくのことは気にするな。このままだときみがひどい目にあう。やるんだ。」
「やぁ〜・・・。ぼくのせいで、だれかがいたいめにあうのはやだぁ・・・。」
「ぼくはけがしても平気だ。だから、はやく。」
「・・・・・でも、いたいことにはかわらないんだよ?」
・・・ここへ来て、誰かにそういわれたのは初めてだった。
怪我は、すぐ治る。でも攻撃を受けて痛くは無いはずもなくて。
・・・彼女の存在が少し、今のここに疑問を持たせた。

 あのあとは、彼女が研究員に連れて行かれて、ごたごたして。
良く憶えていない。
でも、「懲罰」を受けた記憶も無い。誰かが、何かをした気がした。

 ぼくのいた研究所が閉鎖されるまでの間は、ここで訓練の相手をして
いた。
でも、彼女に会う事は無くて・・・。

 ・・・。ふと、懐かしい記憶に気をとられていた間に、
大泣きしていた竜はどこかに隠れてしまっていた。
「・・・まったく、仕方のねェヤツ・・・。」
そう、思いながらも。昔を思い出して。
あの時に感じた、竜への気持ちはなかなか変えられるものではなくて。
つい、突き放すことが出来ない。自分がいることも感じている。
あの頃より、ずいぶんと強くなった彼女に記憶とのギャップを感じつつも・・・。

ryuu16beni at 22:53|PermalinkComments(1)TrackBack(0)月の記録 

2007年01月03日

謹賀新年其弐

 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
白い廊下を、嬉しそうな大絶叫を上げて駆け抜ける少女がいる。
彼女が走りだしたスタート地点には綺麗な着物を手に呆気にとられている男性。

 「あ〜・・・・。・・・どうしよう。」
「おい、困ってる暇があったらさっさと警備呼んで捕獲させろ。」
同じ白衣を着た男性が声をかける。彼も慣れている様で酷く冷静だ。
「で、今回は一体なんなんだ。」
最初の男性はカード型通信機を取り出して連絡しつつ答える。
「ああ、うん。実はね・・・。」

 事の始まりは・・・正月。折角だから着物を着せようと
着物を取り出したところから始まる。
「竜、年始だし。お着物着てみるかい?」
彼女の髪色に合わせて、鶸色の着物を取り出しながら声をかける。
「・・・置物?」
同じ文字だが、漢字変換すると何か違う言葉を返しつつきょとんと首をかしげる。
「そう。お着物。日本の民族衣装だよ。」
てきぱきと用意しながら振り向けばようやく『置物=お着物』と合点がいった様で
ぽんっ!と手を合わせている彼女がいた。
「・・・お着替えするかい?」
おずおずと聞き直せば、
「・・・・・・・・・・・きゃ〜〜〜〜〜〜!!」
ぎぎぎっ・・・っと音が鳴りそうな様子でこちらお見て、一瞬。弾丸のように
部屋を飛び出す彼女がいる。

 そして物語は冒頭へと続く。

〜数分後〜
『E72312確保完了しました』
「ありがとう。丁重に部屋に運んでほしい」
『了解しました』
捕獲班と短いやり取りを終え、カード型通信機を白衣に仕舞う。
「無事に済んだようだな。」
「・・・そうだね。」
「何だ、残念そうに。掴まらない方が良かったのか?」
「そうじゃないんだ・・・・ただ・・・」
「ただ?」
「竜に、着物を着せたかったな・・・・・って」
「・・・親馬鹿め・・・。」
親馬鹿に付きあわされつつ・・・彼らの夜は更ける・・・。


ryuu16beni at 23:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)月の記録 

2007年01月02日

謹賀新年

 一月一日〜某所にて〜

「竜。明けましておめでとう。」
僕は後にお年玉を隠して、目の前の検査服のような前でボタンを留めるだけの
白い服を着た少女に「父親」として声をかける。

「明けました!おめでとごじゃーいまぁす♪」
舌ったらずな少々、間違った言葉遣いで。
でも一生懸命に「憶えた」挨拶を返す彼女の頭を僕は撫でる。

「ふにゃふにゃ〜♪」
撫でられて嬉しそうに彼女は笑う。
「ちゃんと挨拶できたからね。はい、お年玉だよ。」
僕は、嬉しそうに笑う彼女にご褒美。「普通の」子供と同じように
お年玉を渡す。
彼女の好きな「めーめーさん」のポチ袋。

「お年玉?」
ポチ袋を手に不思議そうな彼女。
撫でながら
「お正月にはね、子供にお年玉を上げるものなんだよ。」
彼女は「外」をあまり知らない。風習にも疎いので
僕はできるだけ外の風習を教える。
学校で少しでも「生活」しやすいようにするためだ。

「ん〜と・・・ありがと、ごじゃいます♪」
嬉しそうにポッケに仕舞う様子を見ながら僕は安堵する。
今のところ「普通」に過ごせているようだ。
運良く面倒見の良い結社に入れたようだ。
いくら同じ能力者とはいえ、彼女は「世間知らず」過ぎる。
目立ちすぎる。良くない・・・傾向だ。

「おとーしゃん?」
大きな琥珀色の瞳がじっと見つめている・・・
少々考えに没頭していたようだ・・・
なんでもないよ。そう気持ちをこめて彼女の頭を撫でる。
少し不思議そうに見上げたあと、彼女は何時も通りに笑う。

・・・元気のいい子だ。あっという間に出て行ってしまった。
しんとした部屋で、報告書を書く。
・・・・・・・・最後に、「現在、学校生活において異常は見られません。」
できることならば、何も起きないで学校生活を終えてもらいたいと願いながら・・・。



ryuu16beni at 21:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)月の記録 

2006年11月19日

断片的な記憶・・・だから、それはきっと月の記憶

・・・天窓の向こう側に、蒼いまん丸の月が見える。
いつもより、近く感じて、手を伸ばす。
今日なら、触れそうで。

 蒼い光に、天窓に向けて、一歩踏み出す。

・・・ぱしゃり・・・。

「水」を踏み越えて、もう一歩・・・・。

「リュウ!」

なまえを呼ばれて、強く腕を引かれる。
目前を、紅い焔が通り過ぎる・・・。

ここは・・・。



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