あすなろ親父 ヤマトの細道

センチュリー21柳和スタッフの林が様々な歴史の事柄を画像と共にご紹介するブログです♪

2021年10月

縄文の暗号Ⅱ~その2~

初代神武天皇が眠る陵(みささぎ)は飛鳥の地にあります。

キャンピングカーの黒野一家がこの地を訪れたのは間違いありません。

なんといっても子供に飛鳥と名付けたのが証拠です。

 

日本古代史の謎はこの地にあります。

建築家の渡辺豊和教授は大和三山は人工の山だと繰り返しいいます。三山を結ぶ二等辺三角形の延長線上には三輪山。その背後には巻向山があります。


鹿島神宮

鹿島神宮 アメノヲハバリの子タケミカヅチを祀ります。


三輪山から弓を引いた畝傍山の先には忌部山があります。三輪山の神様の矢が当たる場所が忌部山なのです。生まれた子供が初代神武天皇の正妻となったホトタタライススキヒメだという。名前は天と地を表わしています。ホトは女陰。タタラは赤い溶鉱炉。イススは五つの白い鈴の玉でキは雷神の精気、稲夫(イナヅマ)であり矢のことです。

ホトタタラが地を表わし、イススキが天を表わしているのです。神武の妻となるヒメの名前は天と地の合体じゃあないか!



大和三山位置

大和三山と三輪山の位置関係



北沢先生はいいます。漢字は後から入ってきた当て字だから古代使われていた言葉をカタカナで書くのだと。そうすると耳成のように耳に拘らなくていいというのです。

ミミナシは身から実を成すで、ジェンダーが女性だという。また反対の意味としては実がないということで愛されなかった女とも取れるという。香久山はカク(鹿)のことで神の使い。ジェンダーは男性だという。畝傍はジェンダーは女性。そのホト(陰部)が忌部山。

三輪山の神の矢(男性器)が忌部を衝いて初代神武のお后が生まれた!

 

三輪山

三輪山 壮大な物語は誰が創ったのでしょう?




初代神武の陵(みささぎ)や宮は、この大和三山を中心とした円形の中にすっぽりと入って眠っているという。巨大な子宮です。なんとスケールの大きな話でしょう!

そして6代までの天皇の陵を線で結んでくと巨大な鳥の形になるそうです。

 

ハッと閃きました。「社長!見つけましたよ。」

「おっ!何を見つけたんだネ?」

「縄文の聖数5ですよ。ほら大和三山と忌部山と三輪山の五山で5じゃないですか。その地に地上を治めた初代天皇一族が眠ってるし。」

「林君、巻向山を入れたら6になるヨ。」

「スバルの肉眼で見える星の数は六つありますよ。忌部山が畝傍山の陰部だとしたら五でいいんじゃないですか?」

「なんか生々しいネエ。書紀では五男神のアメノホヒの息子のタケヒラトリを加えてスバル六神としてるケースもある。いずれにしても地上にスバルはあるんだ。林君の五山説は案外当たってるかもよ。」

四千数百年前の縄文の神話が飛鳥の地に隠されているのは確かです。

トリの形も隠されていました。天と地を繋ぐトリだって?古事記の国譲りに登場するアマテラスの使者、タケヒラトリじゃあないか!(天と地をトリツグ?)

 

民間古代史家も理数系の学者も天と地の謎解きをしています。

 

それに反して正統歴史学者は相変わらず言葉よりも後から輸入された漢字の意味を中国史から追いかけています。それどころか初代天皇もその皇子の2代天皇以下9代までの天皇は創作だとして抹殺しています。第二次世界大戦の敗戦により社会主義者のイデオロギーが日本の教育界の主導権を握りました。神話から生まれたとする天皇は唯物論者から否定されて当然とはいえ、調べれば調べるほどひどすぎて腹が立ちます。

 

日本人のアイデンティティを否定し、グローバルリズムを唱え、日本人を地球市民という訳の分からない出所不明の馬の骨にするのが彼らの目的ですから、日本人の根っこの部分を枯らしてしまうのが一番手っ取り早い方法なのです。こういう学者は共産主義の牙城、あこがれの中国か北朝鮮に渡り、さっさと帰化してもらいたいもんです。

 

「林君、またまた考え事かネ?」

 

ハッと我に返りました。「社長、すいません。初代天皇のことを考えると歴史学界に消された天皇が甦ってくるんですよ。奴らは聖徳太子まで消そうとしてるし。」

「彼らもどっかからお金をもらってるんだろうからそれなりに一生懸命与えられた仕事をしているんだヨ。ところで奈良盆地には巨大な湖があったんだが知ってるかネ?」

 

「えーっ!いつのことですか?」

 
白鳥座

アメノヲハバリは天の川を堰き止めているという。そのため国譲りの使者にわが子タケミカヅチを送ったという。



神話の時代、天の川を堰き止めていたのはアメノヲハバリ(白鳥座)です。ヲハバリはイザナキの神剣でイザナミを焼き殺したホノカヅチを切った剣のことです。その子供が国譲りに成功したタケミカヅチで鹿島神宮の祭神です。今も諏訪のタケミナカタを東方から見張っています。天と地の雷神。東と西。白と黒。勝者と敗者。ここにも二項対立が隠れています。

 

そのヲハバリが地上の湖を堰き止めていたと社長は言います。

 

万葉集

万葉集に湖が記載されています。(縄文を知るには万葉集も勉強しないといけないの?)



「少なくても6世紀前半には存在していたと万葉集の歌で確認できるんだ。奈良湖とか大和湖とか言われている。これがミワ湖であったとしたら、林君、何か気付かないか?」

そうでした。上空から見るとそれは地上の穴に見えます。

ビワ湖も、スワ湖も、タザヮ湖も、トワダ湖もみんな『ワ』が入っていた!

天界のイザナキの『キ』(雷)が地界のイザナミのホト(ワ)をつらぬき、ミミナス場所こそミワ湖だと社長はいいます。天と地はどこかで交わらなくてはならない。

その場所こそ飛鳥だという。

 

「うーん。ミとワが入ってるけど微妙だなあ。デカすぎて想像できませんね。」

「林君、イザナキとイザナミは協力して本州を生んだんだヨ。それに比べたらちっちゃい話サ。いずれにしてもこのアスカの地に湖はあったんだ。天と地の垂直軸と海と山の水平軸の交わる『ワ』の土地。その地こそ我々日本人のアイデンティティ、天皇制のスタートの場所なんだヨ。黒野君も我々と同様、今まさに核心に近づいてるんじゃないのかナ?ああ、そうだ。飛鳥ちゃんのアスカという地名は南米ペルーの外にインドにもあるんだヨ。」

 

「えーっ!インド?」

 

大和三山と剣岳

縄文人の発想力は天にあります。



「三輪山から放たれた矢の方向は忌部山をつらぬき四国の剣山を超えてはるかインドを目指しているんだ。もちろんその先にはメソポタミアがある。」


剣山

四国の名峰 剣山



岩田先生が古代船でメソポタミアから日本を目指した丁度反対回りに矢は放たれたのでした。それは4千数百年前のことなのだろうか?

 

縄文の暗号Ⅱ終わり

 

 

 

 

 

縄文の暗号Ⅱ~その1~

イタリアンレストランのマスター黒野星彦さんファミリーは、キャンピングカーに乗って大和高原に行ったんだろうか?

そこには4千数百年前の天球図を地上に写し取ったオリオンと、大三角と、北極星と、天の川があるという。

357が縄文の聖数なら北斗七星の7とスバルの5もきっとこの地にあるはずです。

 

海を渡って弥生人が漂着する前の時代、縄文人にこの高度な測量技術を教えたのは一体誰だろう。

建築家の渡辺豊和先生はピタゴラスの定理が測量土木に使われていると言います。

それも古代エジプト文明よりさらに古い、メソポタミアで使われていた比率だという。

場所は大和三山と三輪山と忌部山を結ぶ飛鳥の地になります。三輪山の北東部が黒野ファミリーが目指す大和高原にあたるのです。三輪山の南東部の大和三山は人工の山だと渡辺先生は言い切ります。

 

大和三山が築造されてから時代は移り代わり、九州から東進して初代天皇となった神武は、はるかな昔、メソポタミアの技術で造られた縄文の神の地でナガスネヒコと戦い勝利し、新政府の宮を築いたのでした。

神話から人の世へと時代は移りましたが、縄文の暗号はそのまま天皇家に引き継がれたのです。

 

「林君。古事記と日本書紀の編纂に深く係わったのは、天武天皇とその后の持統天皇に仕えた実力者藤原不比等だったよネ。不比等は大化改新で活躍した中臣鎌足の実子だ。鎌足は天皇から藤原姓を賜ったというんだが、この『藤』も二項対立となっていると言うんだヨ。」

 

フジ?藤は春の花です。対立するのは秋の花?

 

「北沢先生は藤原家の祭神を祀る神社に着目した。春日大社だネ。東の春日(ハルヒ)の女神サホヒメを祀っているんだが、これに対するのが西の秋の女神タツタヒメだ。旧暦の春三月弥生を彩るフジの花。対して秋八月、仲秋の名月のころ山野を彩るのがクズの花だ。


春日大社藤

藤原氏の守り神 春日大社



一方が春に青い花を咲かせる木であるなら、他方は秋に赤い花を咲かせる草となっている。フジの花は紫と白の花弁が上から下へと咲き降りてくる。クズの花はえんじ色と白の花弁が下から上へと咲き昇っていく。春の女神と秋の女神が見事に対比されているんだヨ。」



葛の花

 葛の花



驚いたあ。春は女神が天界から下りて来て、秋は女神が地上から上って行く。

そしてその実態は女神の荒御魂(あらみたま)であるヲロチだと北沢先生はいうのです。

 

「『千早ぶる 神代もきかず 龍田川 唐紅に 水くくるとは』有名な古今和歌集の歌にある通りタツタには龍が入っている。龍はヲロチのことだ。女神タツタヒメの荒御魂は荒れ狂うヲロチなんだ。対する春の女神のサホヒメの荒御魂もヲロチとなる。天のヲロチと地のヲロチを象徴しているのが樹木に巻き付くフジとクズであり、色は縄文を象徴するアヲとアカ。縄文の記憶は青と赤の原色なんだヨ。」

 


龍田神社

龍田神社 北東と南西の位置で春日大社と対峙しています。鹿ともみじ?



そういえば社長は以前言ってたっけ。

「縄文の色は白と黒のモノトーンではなく、白・黒・赤・青の原色だ。」と。

それはこの二項対立のことだったんだ。

 

春と秋の女神が豊穣を約束するのならそれは和御霊(ニギミタマ)であり、夏と冬の荒天で災いをもたらすのなら、それは女神の荒御魂(アラミタマ)のなせる業です。人々は感謝と畏怖を常に心に抱き天と地の神に祈るのです。それは何千年も続いてきた縄文の儀式なのでした。

 

「社長!すごい話ですね。藤と葛がヲロチを象徴しているなんて誰も考えつきませんよ。春と秋・青と赤・東と西・木と草・天と地・・・こんなこと考え着くなんて昔の人はホントに偉大ですねえ。」

普通に古事記を読んでもこんな構図になっているとは誰も想像できません。

数学的素養や芸術や美術的感性や霊的感性がないとこの古事記の構成を分解し、再構築できないのです。

『植物コード』で古代の日本人の思想を紐解いていくと、ほうきとハタキといったおもしろい組み合わせもあるそうです。

ハタキは天井を祓う白い布で天界に属します。一方のほうきは稲田に見立てたイグサの畳の上を掃き清める現世のアヲ。座敷ぼうきはイネそのものでは腰が弱いので同じイネ科のホウキモロコシから作られます。ハタキと対になって家の安全と繁栄を保証するという。

ほうきは稲穂に見立てられ、ジェンダーは女性。矢と同じ篠竹で作られたハタキのジェンダーは男性。ほうきとハタキは豊穣を約束するイネの女神と天の雷神のカップルだという。見事な二項対立となっています。

 

「林君、我々不動産会社は『地鎮祭』でこの古代の思想と繋がっているんだヨ。」

 

地鎮祭。個人が土地を買って家を建てる場合や法人が社屋やマンションを建てる場合とか地鎮祭にはよく参列させていただきました。

購入した土地に結界を張り、お清めをして、お供え物をする。土地の神様の降臨を仰ぎこの地に住むことの許しと、施主や工事に携わる人の安全や無事を祈願するのです。そして最後に施主の一族の繁栄を願います。

 
地鎮祭

神主さんの指示で設営



参加者は水で口を漱ぎ手を洗って身を清め、結界を張った敷地内は粗塩で清めます。お神酒で四隅に神文を書く神主さんもいます。白い幣(ぬさ)で参加者の頭上を祓い清めます。玉串は榊。天の白に対する地のアヲを意味します。お供え物は白と黒と赤と青の山の幸と海の幸。

神様が降臨し、施主の願いを聞き入れ神様は天界に去っていきます。神様に供えたお神酒を参加者全員でいただき施主様から神主へ初穂料、参列者にはご祝儀とお赤飯をお渡して儀式は終了。奉納するお酒が五千円でご祝儀が五千円ならトントン。ご祝儀の額が超えていいのは棟梁や親方だけ。工事を安全に施工する責任を持つのですから当然です。

 

建て売りは地鎮祭を行いません。全ての責任は建築会社が負うのです。

神様をないがしろにすると落雷や倒産もあり?くわばらくわばら。

 

縄文の暗号Ⅱ~その2~に続く




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