ということで余り話題になっていませんが見に行ってきました。→公式サイト

感想は……素晴らしい!

小学三年生の新子(青木新子)と島津貴伊子(しまづきいこ)が中心となった子どもたちの話なんですが、描きかたが非常にうまい。いわゆる「子どもたちの王国」が瑞々しく描かれています。こんなに瑞々しい子どもたちの世界を見たのはジブリの「となりのトトロ」以来かもしれません。

個人的にはあらすじなどの前情報なしで見に行って欲しい作品です。いろいろな出来事によって喜怒哀楽と感情を動かす子どもたちを見てあげて下さい。

個人的にすごいと思ったのは千年前のお姫様の父親が和歌を詠むシーン。ぶっちゃけ和歌を詠む姿なんてニュースでやってる歌会始めの姿しかしらず、「何かかしこまっていて昔の人達はなんでこんなことやってたんだろう?」と違和感があったのですが、この映画では非常に楽しそうに「娯楽、嗜み」として和歌を詠んでいる。和歌を楽しむとはこういう事なんだなあ、というのを初めて知った気がします。

ラスト付近で懐中電灯を照らしながら二人して走っていく新子と貴伊子の姿は本当に希望に満ちみちていて、こちらも嬉しくなってしまいました。

短所を言うのであれば音楽の使い方がちょっと単調だったところくらいでしょうか。あとは、ちょっと最初から新子が飛ばし過ぎたかなぁ、といった感じ。

「マクロスF」「東のエデン」など深夜枠からの劇場版や「カール爺さん」「クリスマス・キャロル」と大物も沢山公開されていて話題にはなりにくい状態ですが、これを読んだ方には是非選択肢の一つに入れて欲しい作品です。

そういえば監督が演出補として参加した「魔女の宅急便」のネタも少し入ってました。

何はともあれ、ノスタルジーという言葉だけ片付けてしまうのは勿体無い非常にいい作品でした。

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